聖霊王イカズチ

登録日:2015/03/13 Fri 13:51:27
更新日:2023/07/28 Fri 21:15:47
所要時間:約 8 分で読めます






聖霊王さえひれ伏す四神の帰還により、時を越えた戦が始まろうとしていた。




概要

聖霊王イカズチとは、デュエル・マスターズのクリーチャー。
DM-32「神化編(エボリューション・サーガ) 第1弾」にて収録。レアリティはベリーレア。

様々なコンボを考案させたオリジンの聖霊王。

スペック

聖霊王イカズチ VR 光文明 (7)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/オリジン 8000
進化-自分のエンジェル・コマンドまたはオリジン1体の上に置く。
クリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある自分のクリーチャーを好きな数アンタップしてもよい。こうしてアンタップしたクリーチャーはそのターン、「ブロッカー」を得る。
W・ブレイカー

進化クリーチャーであり、進化元にはオリジンかエンジェル・コマンドを用いる。どちらも強く優遇されている種族であり、進化元には困らない。
オリジンは、軽いクリーチャーから重いクリーチャーまで数多く揃っている。
エンジェル・コマンドも数多く存在するし、ドラゴン・サーガからはエンジェル・コマンド・ドラゴンも登場している。

能力は、光文明特有のアンタップだが、クリーチャーが出れば、自分のクリーチャーがアンタップしてそのターンのみブロッカーになる。
なお、反応するクリーチャーは敵味方関係なく反応し、アンタップする能力は強制では無いなど細かい点でも融通が利く仕様。

相手がクリーチャーを出した時に自分のクリーチャーを全てアンタップし、守りを固めることができる。
アンタップしたクリーチャーにはブロッカーが付与されるため、相手の動きを抑え込める。
地味に忘れがちだが《聖霊王エルフェウス》などを初めとしたタップインを殺すことが出来る。何故なら、イカズチの効果でタップインが事実上無効化されるためである。

上述のような普通の使い方でも十分に強く、高い働きが期待できる。
とは言え、上記の使い方だと堅実ではあるがやや地味な使い方にも見える。

この聖霊王の真の強さは、コスト踏み倒し能力とのコンボにある。
例えば、相手がブロックをした時にニンジャ・ストライクを使うことで、自分のクリーチャーをすべてアンタップ。
一度タップしたクリーチャーでさらに攻撃、という動きが可能。

他にも、S・トリガー持ちのクリーチャーやS・バックとの相性も抜群。
相手がS・トリガーやS・バックを出してきた際には、アンタップさせて再攻撃の態勢を整えられる。
自分が使った場合には、出したS・トリガークリーチャーをブロッカーにしたりで守りを固めることができる。

何よりイカズチを投入したデッキで一番使われる組み合わせは、踏み倒し効果とのコンボ。
アタックトリガーやタップ能力などでクリーチャーを踏み倒す効果とは相性が抜群。
様々なコンボが考案されており、下記にその一例を記載したので実際に使ってみると面白い。

様々なコンボが考えられるので、色んなクリーチャーと組み合わせて動かしてみよう。
今後の新規カードによってはさらにコンボが増える可能性があり、まだまだ多くの可能性を秘めたクリーチャーであると言える。

相性の良いカード

カチュアとのコンボ

幻想妖精カチュア VR 自然文明 (7)
クリーチャー:スノーフェアリー 3000
このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次のTT能力を使ってもよい。
TT-自分の山札を見る。その中からドラゴンを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。そのクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。このターンの終わりに、そのクリーチャーを破壊する。

ドラゴンを山札から打ち出すタップ能力、俗称『ドラゴン砲』を持つクリーチャー。

タップ能力でドラゴンを踏み倒した際に、イカズチでカチュアをアンタップできる。
これを繰り返せば、デッキのドラゴンを全て出せるのだ。

カチュアの効果で、踏み倒したドラゴンはスピードアタッカーになっている。
なので《無双恐皇ガラムタ》辺りを出せば1ショットキルが可能か。

DSから登場したエンジェル・コマンド・ドラゴンは便利。
カチュアで出せる上に、通常の運用時でもイカズチの進化元として運用できる。

王来篇では《蒼狼の王妃 イザナミテラス》を得たことによって、カチュアからイザナミテラスを呼んでそのままイザナミテラスの効果でイカズチに進化と言うルートが開発され、予想外の成功率の高さから注目を集めた。
現在のところ、一番決まりやすいコンボかもしれない。

ゼフィスとのコンボ

鎧亜の神将ゼフィス R 光/水/闇/火/自然文明 (6)
クリーチャー:ロスト・クルセイダー 5000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次のTT能力を使ってもよい。
TT-自分の山札を見る。その中から、バトルゾーンに出ているゴッドとリンクできるゴッドを1体選び、バトルゾーンに出してそのゴッドとリンクさせてもよい。その後、山札をシャッフルする。

DM-27で登場した光/水/闇/火/自然のロスト・クルセイダー

タップ能力で、自分の山札からバトルゾーンにいるゴッドとG・リンクできるゴッドをリクルートして即座にG・リンクさせる。
イカズチを使えば、タップ能力を再利用できるのでどんなゴッドでもリンクを瞬時に出来る。

五元神の20連リンクなどは夢に溢れているが、さすがにこれはお遊び向けか。
実戦でも運用できて、決まればほとんど勝てるのは、普通にリンクした五元神やヘヴィ・デス・メタルなどか。

眠りの森のメイ様とのコンボ

眠りの森のメイ様 R 自然文明 (4)
クリーチャー:ドリームメイト 5000
バトルゾーンに出す時、このクリーチャーはタップして置く。
このクリーチャーをアンタップする時、かわりに自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せる。それがドリームメイトであれば、バトルゾーンに出してもよい。それ以外であれば、自分のマナゾーンに置く。

DMR-05で登場したドリームメイト

メイ様の効果に、イカズチを合わせると強力。
能力が空振りするまでドリームメイトを展開できる。

進化元に関しても、ドリームメイトはオリジンを兼ね備えたクリーチャーがいるのであまり問題は無い。

ザンギラスとのコンボ

黒神龍メタル・ザンギラス P(UC) 闇文明 (6)
クリーチャー:ドラゴン・ゾンビ 6000
このクリーチャーが攻撃する時、コスト3以下の闇のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
W・ブレイカー

コスト3以下の闇クリーチャーをアタックトリガーでリアニメイト出来るドラゴン・ゾンビ

メタル・ザンギラスのリアニメイトを生かせば、ザンギラスをイカズチでアンタップできる。
《黒神龍ゼキラ》を何度も出し入れすれば、理論上無限攻撃が可能。
ゼキラを生かす際には《ダーク・ルピア》がいればなおベスト。

実現はしやすいコンボだが、他のコンボと比べると派手さや1ターンキルの可能性がやや低い。

ケンゲキオージャとのコンボ

ケングレンオー~出発~ C 火文明 (2)
クリーチャー:フレイム・モンスター 1000
このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次のTT能力を使ってもよい。
TT―自分の山札を見る。その中から、名前に《ワンケングレンオー》とあるカードを1枚選び、バトルゾーンにあるこのクリーチャーの上に置いてもよい。その後、山札をシャッフルする。


ケンゲキオージャ ~究極火焔~ VR 火文明 (25)
進化クリーチャー:フレイム・モンスター 23000
進化-バトルゾーンにある自分の、名前に《ゴウケンオー》とあるクリーチャー1体の上に置く。
ソウルシフト
Q・ブレイカー
相手の呪文またはバトルゾーンにある相手のクリーチャーの能力によって、このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、自分はゲームに勝利する。

特殊なエクストラウィンを目指せる、ケンゲキオージャ。

イカズチを生かせば、タップ能力で一気にケンゲキオージャへの進化を狙える。
1ターンでタップ能力を使いまくり、ケンゲキオージャになる姿は圧倒的。

そのため、イカズチ採用型のケングレンオーデッキが組まれている。

序盤はオリジンを展開し、守りを固めつつ進化元を用意する。
イカズチの性質上、エクストラウィン型とビートダウン型のどちらも狙えるという対応力の高さも良い。
安定性が高いのが特徴だが、手札に各種進化獣が来られても困るので《ケングレンオー~水遊び~》で調整しておこう。

相手側にタップされたスレイヤーがいればほぼ勝ったも同然である。
ただ、そんな状態が都合よく起きるとは言えないので、《イモータル・ブレード》を用意しておくのがベスト。

デュエル・マスターズ プレイス

聖霊王イカズチ SR 光文明 (7)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/オリジン 9000
進化−エンジェル・コマンドまたはオリジン
クリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある自分のクリーチャーをすべてアンタップし、そのターン、それらに「ブロッカー」を与える。
W・ブレイカー

DMPP-12「太陽の神歌 -NEXT EVOLUTION-」にて収録。レアリティはスーパーレアに昇格。
パワーがTCG版から1000程向上し、アンタップ能力とブロッカー付与が自軍全員が対象で強制効果となった。
全員にブロッカーを付与できる反面、何らかの理由でアンタップやブロッカー付与をしたくない場合でも行わなければいけないため、細かい自由度はTCG版より少しだけ低下と言うべきか。

探索などの仕様の都合からTCG版よりはやりにくいが、【カチュアイカズチ】などのコンボを実現することは可能。
基本的な性能はTCG版から大きく変わってはいないので、様々なコンボを開発することが出来るだろう。

補足

  • イラストを見ると結構筋肉質な体が目立つ聖霊王だが、これはオリジンの光文明のクリーチャーは、頭脳よりも力で勝敗を決めるという設定から、攻撃的なデザインとなることを強く反映したデザインだろう。
    他の聖霊王はロボット的なデザインが目立つため、他の聖霊王と同様に圧倒的な強さを持っていそうなデザインではあるが、やや異質的なデザインとなっている。

  • フレーバーテキストでは、神帝にひれ伏しており、神帝は聖霊王ですらひれ伏すほど強力だということが分かる。とは言え、基本的に傲慢っぽい聖霊王がひれ伏している姿を想像するとなかなか悲しい。
    デュエプレ版のフレーバーテキストはよく見ると文章が微妙に変わっており、まだ神帝が復活していないと見られる記述に代わっている。
    そして、デュエプレ版神化編背景ストーリーでは神帝の出現がTCG版の時系列よりも遅れてしまい、イカヅチは白騎士によって撃破されたどころか神帝の復活も阻止されて終わった。ある意味ひれ伏す必要がなくなってしまった…。

  • 名前は「雷(いかずち)」が元ネタだが、同パックに収録された《神羅サンダー・ムーン》も「雷」の名前を持つクリーチャーである。
    同じ進化クリーチャーで種族的にも同じエンジェル・コマンドだが、特殊種族の関係性から背景ストーリー上では敵対関係ということになるが、背景ストーリー上でもライバル関係だったりするのだろうか?
    ちなみに、デュエプレ版ではイカズチがスーパーレアに昇格したことでより一層同格の雰囲気が出ている。






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最終更新:2023年07月28日 21:15