春原エンド(CLANNAD)

登録日:2015/04/18 (土) 18:58:52
更新日:2023/12/01 Fri 04:43:37
所要時間:約 4 分で読めます





「僕、そっちの気(け)、ないんだけど…」

「こっちにはあるんだよっ!」





春原エンドとはKey制作のゲーム「CLANNAD」のエンディングの一つ。
俗に言うバッドエンドの一つで、ルート自体も物の数分で終了するとてもアッサリした内容である。


…のだがこのルートでは短時間とはいえ主人公である岡崎朋也これ以上ないくらいにぶっ壊れる。
簡単に言うと勝平ルートの春原と化す。


そのキャラ崩壊っぷりは凄まじいの一言に尽き、後の作品であんなのこんなのがあることを考えると
keyスタッフの病気はこの頃から始まっていたということをまじまじと実感出来るだろう。




◆概要
さて、この春原エンドなのだがルートに入る為の条件が地味に難しかったりする。
簡単に言うと作中に登場する殆どのヒロインと出会った上でその後に全く会わないような行動を取るという非常に優柔不断で天邪鬼なことをする必要がある。


そうしていく内に春原と共に行動する時間が多くなり、ある日春原が学校の廊下で「僕って結構イケメンだよね?」と尋ねてくる。
通常はいつもの岡崎らしく「悪いが違う」とバッサリ切り捨てるのだが条件を満たして現れた選択肢で「ああ」と、その問いを肯定すると春原エンドへ突入。
岡崎のぶっ壊れがスタートする。




◆どうした岡崎…
悲しいことに春原はいつもみたいに否定されると思っていたのか岡崎が肯定したことに逆に驚いてしまう。
そして自分がモデル向きの体型であり、この容姿を活かして稼いでいくとか行く行くは石原軍団ならぬ春原軍団を結成するとか根拠の無い理想を語っていくのだが
それを聞いて何故か岡崎は辛そうな表情で「やめてくれ…」とか「そんな軍団持ったら他のやつも春原も親しいみたいだ」とか何かおかしなことを言い始める。そして……


「俺はさ…春原…」

「最近ずっとさ、いろんな女と出会ったりしたけどさ…」

「全員、なんか違った…」

「それで、導き出した答えがさ…」

「おまえだったんだ…」


続けてこう発言。この思ってもみない展開に春原だけでなくプレイヤーの方も開いた口が塞がらなかった筈。
今までつるんできた悪友からの予想外の愛の告白に春原はドン引き。それに対し岡崎は項目冒頭の様にそっちの気があることを堂々と認めたり、
春原が必死に「親友で留められないか」と説得しても「一緒に境界越えようぜ!」と、ノリノリで言ったり大暴走。


挙げ句、躊躇っている春原に対して絶交を切りだし春原が慌てて引き留めようとすると付き合うか絶交するかという究極の選択を迫る始末。
悩んだ末に春原はいつか元の岡崎に戻ってくれよと願いつつ渋々付き合うことを選択。当の岡崎は「今日から俺とお前はそういう仲だぞ」とすっかりハイテンションに。


その後は放課後になり、春原と一緒に後輩からゲーム機を借りてサイバーな部屋に、といったイベントが発生。
このイベント自体は通常のルートでも起こることがあるのだが春原エンドの場合、岡崎が春原のやること成すことを全肯定するという果てしなくカオスな展開となる。




●春原のゲーム機を借りて僕の部屋をよりサイバーにするという発言に対し

通常:「サイバーすぎて、思いもしなかった」と興味無さげに言ってタダでゲームが出来るという理由で渋々付き合う。

春原ルート:「春原、それ、すげぇサイバーじゃん!」といった感じに春原を褒めちぎってノリノリで協力する。



●春原のケツにゲームのコンセントを刺し込むというギャグを行う際

通常:「いやあ、わりいわりい」と冗談めいた発言。

春原ルート:「いや、開発しなきゃなぁと思って」とか、さも当たり前の様に言う。



●持ってきたソフトの内容が後輩の弟の子供向け勉強用ソフトしかないと判明した時

通常:項垂れる春原をバカにするだけ。

春原エンド:「殴り込みに行くか?」と、春原をからかったその後輩に対してマジギレ。


これだけ見てもどれだけぶっ壊れてるかがよくわかると思うが岡崎の暴走は更に深刻化し、その日の晩に荷物を抱えて春原の部屋に泊まり込み二度と帰るつもりは無いと宣言。


「ひいぃぃーっ!」

「俺も一緒にやっていい? ひいぃぃーっ!」


そしてその日の晩に芽衣から電話がかかってきて、本来の芽衣ルートと同様に彼女が春原の下へとやってくるという話題になり
夢破れた自分が違う幸せを見つけているかどうか確かめにくるんだと忌々しそうに語る。それを聞いた岡崎は少し思い悩んだ後…


「俺じゃん…」

「なにがだよっ」

「いや、おまえに今、舞い降りている幸せは、俺という恋人の存在だよなって意味でさ」

「ひいいぃぃぃーーっ!」

「次その顔したら、キスするからな」

「ひいいぃぃぃーーっ!」

「あ、した。ぶちゅっ」

「ひいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーっ………」


……直後にスタッフロールも、通常のバッドエンドで流れる幻想世界の情景も無くタイトルへと戻される。追加のCGも一切無い本当にそれだけのストーリーである。
正直、このルートで岡崎と春原がその後どうなったのかが非常に気になるとことではあるが…


それにしてもホモに筋肉におっぱいと、keyのスタッフは通常の泣きシナリオ以上におまけのギャグエンドに無駄な熱意を燃やしすぎな気がしてならない。







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最終更新:2023年12月01日 04:43