ギガザンダ

登録日:2015/10/19 Mon 21:25:10
更新日:2023/08/09 Wed 00:18:23
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骨を斬らせて、心を断つ。

*1


ギガザンダ》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DM-16「転生編 第3弾 魔導黙示録」にて収録。レアリティはアンコモン。

現在のDMではかなり貴重な、相手のデッキに直接介入できる能力を持つキマイラ


スペック

ギガザンダ UC 闇文明 (2)
クリーチャー:キマイラ 1000
アクセル
AC-このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、相手の山札を見る。その中から1枚選び、持ち主の墓地に置いてもよい。その後、相手は山札をシャッフルする。

クロスギアをクロスすることで能力を起動するアクセルを持つ。

アクセル能力は、相手プレイヤーへの攻撃時にブロックされなかった場合、相手の山札からカードを一枚墓地に送る。
なお、墓地に送る能力は強制では無く任意効果。

当然だが、山札を削るこの効果は言うまでもなく強烈。
相手の山札から狙ったカードを抹殺できる貴重な効果であるため、現在の山札破壊が可能な連中が苦手とする《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》も避けられる。


だが、残念なことにライブラリアウトデッキには向かない。

そもそも、山札を削る効果を起動するにはアクセルが必要。
つまり、クロスギアをクロスする手間が必要となる。
またアタックトリガーであるためタイムラグが発生しやすく、攻撃後はタップ状態なので隙が生まれる。
相手プレイヤーへの攻撃を通すことが必須なので、ブロッカーがいると動きにくい。

このように隙が大きく、能力の発動前か発動直後に破壊される可能性は極めて高い。
そのため、相手の山札から複数枚好きなカードを引き抜くことは難しい。
しかも仮に複数枚落とせるようにお膳立てしたとしても、基本的に相手への攻撃が通る=シールドブレイクなので、どう考えてもライブラリアウトを狙うより普通に殴り切った方が早い。
とりあえず、相手の山札を一枚でも削れればギガザンダの仕事は完了したと考えよう。

また、ある程度の弱点は後述で紹介するようなクロスギアで多少はカバーできる。


能力も強力だが、低コストのキマイラとしても注目。

不遇種族のキマイラの中で最も軽いクリーチャーであり、貴重な低コスト要員となっている。
そのためアクセル能力を抜きにして、キマイラデッキには是非とも投入したい。
超幻獣グラザルド》の進化元やタップ能力の起動要員として使える。


総括すると、アクセル持ちとしてもキマイラとしても安定して優秀なカードと言える。


相性の良いカード

インビジブル・スーツ C 水文明 (2)
クロスギア
これをクロスしたクリーチャーのパワーは+1000され、ブロックされない。

アンブロッカブルとパンプアップを与える安定のクロスギア。

ギガザンダにこれをクロスすることでアクセルを起動すると同時にアンブロッカブルも手に入る。
ブロッカーの脅威は去り、安心して山札を削りにいくことが可能だろう。

パンプアップもあるので、ギガザンダの除去耐性を強化することができるのも魅力。

熱刀 デュアル・スティンガー C 火文明 (2)
クロスギア:サムライ
これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体破壊する。

アタックトリガーでブロッカーを一体潰せるようになるクロスギア。

ギガザンダ投入デッキに火を入れない(特に水を入れずインビジブル・スーツを入れられない)人にオススメ。
相手のブロッカーを潰しながらギガザンダのアクセル起動を狙っていける。

ただ、複数体のブロッカーが並んでいる場合は簡単にアクセルを起動できないのが難点か。

氷槍 パラディン・スピア VR 水文明 (3)
クロスギア:サムライ
これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンにある「ブロッカー」を持つクリーチャーをすべて持ち主の手札に戻す。

クリスタル・パラディン》の力を宿したクロスギア。

相手のブロッカーをすり抜けるだけでなく、殴り返されたくないのでまとめて除去したい方にお勧め。
豪快にブロッカー達を吹き飛ばしながらギガザンダのアクセルを狙える。

しかしパンプアップやコスト的に考えるとインビジブル・スーツの方が安定するか。

至宝 オール・イエス R 光/闇文明 (2)
クロスギア:サムライ
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
これをクロスしたクリーチャーのパワーは+4000され、「ブロッカー」を得る。
これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、相手の手札を見ないで1枚選び、捨てさせる。

ハンデス・パンプアップ・ブロッカー付与を行えるクロスギア。

パワーの低く除去の危険性が高いギガザンダに対してこの大幅なパンプアップは魅力的。
そしてハンデスを行えるため、相手のシノビなどの危険度を減らすことが可能に。
ハンデス+山札破壊 のコンビネーションが決まった場合は相手も苦しいはず。

詳しくは個別項目を参照。

炎刃 イダテン・アクセラー C 火文明 (1)
クロスギア:サムライ
これをクロスしたクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)

デュエプレから逆輸入される形で登場したコスト1のクロスギア。

効果はスピードアタッカーを付与するだけというシンプルなもの。
しかしながらジェネレートとクロスを合わせてもたった2マナでこなせる上に、アクセル能力の起動条件を満たしつつSA化で召喚酔いによるタイムラグもカバーできるため、アクセル持ちのクリーチャーを扱う上でこの上ない逸材である。
コスト2の軽量級であるギガザンダとの相性は言わずもがなで、タップ後の隙を度外視すれば効果だけなら発動できるようになった。


補足

相手の山札に直接介入するタイプの山札破壊カードは、ギガサンダ以外の全てがプレミアム殿堂となっている。

その理由としては強すぎるからというよりも、これらのカードが低年齢層に不評だったからという話がある。
もっとも《ロスト・チャージャー》のように、能力的にプレ殿は妥当なカードもあるのだが。
また、相手のデッキを見る時のカードの扱いや遅延行為の恐れという面もあったのだろう。

それなのに何故ギガザンダはスルーしてもらえたのか。

これに関しては『ギガザンダの能力が簡単に発動しにくいから』という理由があると推測できる。
上記でも述べたが、アクセル発動やアタックトリガーなどの手間から簡単に発動しにくい。
そもそも、ギガザンダの山札破壊が相手プレイヤーへの直接攻撃による物である。
だからライブラリアウトは狙えないし、その系統のデッキにも入りにくい。
それに加え、ギガザンダの種族が不遇種族であり、強力な種族デッキが組まれにくいというのも原因の一つか。

このような様々な理由が積み重なって、殿堂入りを逃れたと言える。

ただ、殿堂入りこそ逃れたが一度も再録されないので手に入りにくい。
やはり、山札への直接介入が出来るこのカードは見逃してもらえたとは言え、好まれもしなかったのだろうか。
それに種族はキマイラだし、能力はクロスギアありきだしで再録のチャンスもなかなか無いだろう。

そのためレアリティは低いものの、現在ギガザンダを入手しようというのもなかなか大変。



追記・修正はギガザンダでライブラリアウトに成功してからお願いします。

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最終更新:2023年08月09日 00:18
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*1 画像出典:Twitter イラストレーター増田幹生氏 @_masudamikio 2021年12月12日掲載 https://twitter.com/_masudamikio/status/1469904926914801666?s=20&t=HmoinInAFd0BTERUX5fAEQ ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids