レイヴ(西川貴教のallnightnippon SUPER!)

登録日:2016/08/21 (日) 14:21:00
更新日:2024/02/04 Sun 08:43:20
所要時間:約 28 分で読めます




レイヴとは音楽用語でダンスミュージックを一晩中流す大規模な音楽イベント、またはパーティーにおける狂騒を意味する言葉である。
しかし『西川貴教のallnightnippon SUPER!』(火曜22:00~24:00 生放送)
および後番組の『西川貴教のオールナイトニッポン』(月曜25:00~27:00 生放送)においては、不定期に行われるドッキリ企画のことを指す。

元々はミスを犯した番組スタッフへの罰ゲーム企画だったが、
あまりにも過激な内容、ラジオ番組なのに映像がないと意味不明な展開、仕掛け人である西川貴教(番組内での愛称は西川ちゃん。以降の表記はこれに倣う)のドSっぷりといった要素がリスナーにバカ受けし、
以後はレーティング(聴取率=テレビにおける視聴率に当たる数字を計測する期間)を中心に局アナやリスナー、番組ゲストをも巻き込んで行われるようになり、同番組の代名詞となった。
事実、内輪ネタばかりであるにもかかわらず異常な数字を取っていたらしく、あの伊集院光をも驚愕させたらしい。

なお、西川ちゃんはレイヴのことを「カオスだ」と評していたが、実際に混沌を体現したかのような尋常ならざる企画ばかりであった。

本項目では『西川貴教のallnightnippon SUPER!』時代のものを紹介する。



「レインボーブリッジってさぁ、夜渡れるっけ?」
●走れスタッフ!おわび行脚スペシャル!(2000.8.29)
記念すべき最初のレイヴ。
この日、レーティングの目玉としてゲストに迎える予定だった深田恭子がドラマ撮影の都合で出演をドタキャン、
その責任を取らせるべく、番組ディレクター岡部を生放送中にホリプロのある目黒から当時ニッポン放送社屋のあったお台場までマラソンさせるというもの。
マラソン中、出会ったリスナーに番組ステッカーを配っていくというオマケ付き。
道中、スタート地点の目黒へと向かうタクシーの車内にニッポン放送の入館証を置き忘れてきたり、
一般人に不審者と間違えられて逃げられたり、
レインボーブリッジを走って通ることが出来ず、しかも財布を忘れてゆりかもめに乗れないといった様々なトラブルに見舞われながらもどうにか完走に成功した。
(結局リスナーから金を借りて乗車したが、乗る前に奥さんに向けて「愛してるよ~!!」と叫ぶ羞恥プレイを強要されている)

ただ、2時間の生放送中にはスタジオへ戻ることが出来ず、
24:00から放送の『LF+Rフライングナイト』内で引き続き中継が行われるという24時間テレビさながらの事態になった。
帰還した岡部Dが息も絶え絶えに言い残した「西川貴教には気をつけろ……」は番組史に残る名言だと言えるだろう。

ちなみにこの企画、マラソンの候補者は岡部D以外にも3名いたのだが、
この3名はゲストのブッキングには一切関係していない。つまり完全にとばっちりである。
そのため、ルーレットで走者が岡部Dに決定した後は口々に喜びの声を上げていた。
「タバコうめぇw」「俺に責任はないから岡部が走って当然だ!」



「お客さ~ん、レイヴですよ~!」
●石田EXPO(2001.7.10)
番組AD石田君が人生初の一人暮らしをスタッフの誰にも告げずに始めたということで、
引っ越し祝いの名目で石田宅を勝手に模様替えしようというレイヴ。
当時新人だったニッポン放送アナウンサーの吉田尚記(番組内での愛称はよっぴー。以降の表記はこれに倣う)と
リスナー内から選ばれた有志2名が生放送中に石田宅へ不法侵入し、
総重量2~3キロにも及ぶヴィジュアル系バンド(何故かTHE ALFEE含む*1。)のポスターを部屋の壁、ドア、床、窓、天井、家具全てに貼りまくるというもので、
その様子を写した画像は番組ホームページにリアルタイムでアップされていた。
当然ながらそれだけでは終わらず、私物のAVを晒される電話番号をほぼバラされるなど二次被害も大変なことになっていた。
「どうよ石田君、最高?」
「最高っス……」

極めつけは放送終了直前によっぴーが口にしたこのセリフ。
「石田さんのですね、バスタブ一杯に今フルーチェを作っておいてありますので」
紛うことなき神回と化した瞬間であった。

以後、バスタブでフルーチェを作ることをバスーチェと呼ぶようになった。



「僕ちゃんの手元にはどういうわけだかその家の合鍵がありまーす」
●石田EXPO2 お風呂deフルーチェ・レイヴ(2001.8.28)
この週は各曜日のパーソナリティがリスナー宅にお宅訪問して中継を行うという企画、試験戦隊SUPERレンジャーを行っており、
番組のラストで西川ちゃんの口からこの後も誰かの家に乗り込むことが宣言された。
その様子は再び『LF+Rフライングナイト』の枠にて生中継されており、そこで誰の家なのかが発表されている。

……石田宅であった。

合鍵を用意していたにもかかわらずドアの鍵が開けっ放しという不用心さに、
流石の西川ちゃんも「馬鹿なんじゃないか、あいつ」と苦笑い。
侵入するや否や、風呂場へと向かいまたしてもバスタブで大量のフルーチェを作成。
血相を変えて石田君が帰宅した時には、家中がさながら台風の通った後のように荒らされまくっていた。
「みんな、石田が来たよ!せーの、お帰りなさーい!!!」
最後は西川ちゃんがクラッカーを鳴らす代わりにゴキジェットを部屋中にぶち撒けて終了。悪夢のような1時間は終わりを告げた。

「散々人の家を荒らしてそれだけ……」
「次はちゃんとやるw」

……実はこのレイヴには後日談が存在する。
西川ちゃんがゴキジェットをぶち撒けた石田君私物のVAIOが大破してしまったため、
岡部Dが弁償する代わりにニッポン放送の備品のパソコンとこっそり交換してしまったのだ。
この一件が上層部の知るところとなり、哀れ岡部Dは顛末書(始末書より上の書類。普通の社会人ならまず書くことはない)を提出する羽目となってしまった。

……と、今まではここで話が終わっていたのだが、2022年に構成作家石川が
ニッポン放送のお偉いさん(当時)が「石田があまりにもかわいそう」と温情を見せて、パソコン交換の事実を握り潰し、勝手に社内のパソコンが壊れたという体で処理された
と更なる後日談を暴露している。



「今夜は俺とガオレンジャーがリスナーの家でチミと握手!」
●SUPERレンジャーV3 レンタル家族大作戦(2001.10.16)
厳密に言うとレイヴではないが、ある意味ドッキリ企画となったため便宜上ここで紹介する。

当日はSUPERレンジャー企画の第3弾としてリスナー宅から生中継という展開だったのだが、
今回は西川ちゃんのたっての希望で当時放送中だった『百獣戦隊ガオレンジャー』のキャスト(鮫津海牛込草太郎テトム)が撮影衣装を着て生出演していた*2
「シルバーはね、これ今ラジオ聴いてます」
「レッドはね、今ね、マージャンしてます」
訪問するリスナー宅はそれを考慮してガオレンジャー好きの小さな子どものいる家を中心に回っており、
ガオレッド(変身後のスーツ)とリスナーの家族によるささやかな茶番ショーの後、一行が登場するという流れだった。

一軒目、リスナー(18歳女子高生、シャワーシーンあり)の弟をドッキリにかけたのだが、
就寝中だったのを叩き起こされたため不機嫌かつ寝ぼけており、大好きなガオレンジャーにも反応はイマイチ。
そして自分が誰か知っているかと尋ねた西川ちゃんに「ガオシルバー……」と答えてしまう。
ガオレンの中でも特にシルバーが好きで、当時私物のガオハスラーロッドの玩具を常に携帯していた西川ちゃんは狂喜乱舞。
調子に乗って「来週から俺(シルバー役で)出るっ!今から(撮影終えた分)撮り直し」と宣言してしまう。
その直後、同行していた東映スタッフのケータイに一本の電話が。
なんと上記のセリフにもあるようにラジオを聴いていた大神月麿こと玉山鉄二からのプライベートな電話であった。
「僕、降ろされないですよね。平気ですよね」
牛込こと酒井一圭のケータイにも、玉山から大量に着信があったとのこと。

そしてとうとう移動中のロケバスの中で西川ちゃんと生電話をする羽目に。
「もしもしガオシルバーです」
「俺が本当の……」
「36話から僕、ガオシルバーになると思います」
「いやいやいやいや……」
「シルバー、今までどうもありがとうね。お疲れ様」ブツッ
結果、リスナーだけでなくガオレンのキャストすらもドッキリにかけることとなってしまった。

その後玉山は番組のジングル(ラジオでCMに入る前後に流される短い音楽)にて正式に声の出演を果たし、ガオシルバーは自分であることを強調している。
「ガオシルバーの座は絶っ対に渡しません」

なお、この日の放送については東映のガオレンジャー公式ホームページでも取り上げられていた。
それによると放送以来ガオレンキャストの間でT.M.Revolution熱が高まっており、
撮影終了後にカラオケに行くと必ずT.M.Rの曲が歌われていたという。



「タボちゃんは魔法が使えるのです」「今からその魔法を解きます」
●加藤晴彦ドッキリ企画(2001.12.18)
当時西川ちゃん、福山雅治とともにオールナイトニッポン3兄弟と呼ばれていた加藤晴彦の増長を戒めるべく敢行されたレイヴ。
生電話で実の母親と会話させるというもの。
晴彦には当時行われていたオーディション企画に参加する20代の女性だと紹介して電話を繋げた(母親の声にはプライバシー保護と称してエフェクトをかけていたため気付いていない)のだが、
いきなり「ビンビンしてますか」「亜熱帯雨林してますか」と下ネタトークを展開。
その後も相手を若い女性だと勘違いしたままトークを続けていたが、
西川ちゃんの合図とともにエフェクトが解除されたことでようやく種明かしとなった。
「うわ最悪!うわぁぁぁぁ!」
……完全に自業自得である。



「願えば……叶うんです!イエー!」
●人生の勝者石田さんの人生相談 百人組手(2002.2.19)
この時期のレーティングの目玉として行われたレイヴ。
ニッポン放送の一室に軟禁されたAD石田君が、上半身裸にハチマキという姿でリスナー100人と生電話を行い相談に乗るというもの。
机には100本のロウソクが灯されており、相談を終える度に1本ずつ消すようになっている。ある意味怪談には違いないけど。
雰囲気を出すべく電気を切ってあるため、エアコンも作動せず非常に寒い。
「なんか変な儀式みたいな……」

なぜ石田君かと言うと、長年の片思いを実らせて夢を叶えたことが第三者によって本番中に暴露されたから。

最初の電話からいきなり矢口真里と付き合いたいという返答に困る質問が飛び出し、
その後ももしあなたが市長になったらどのような都市開発を行いますかというようなヘビーな質問が次々と投げかけられた。

「冷やかし半分で電話してくれ!」
この西川ちゃんの言葉に影響されてか、イタ電もそれなりにあった模様。

当然ながら2時間の生放送中に終わるはずもなく、
終わるまで帰れないとの西川ちゃんからの宣告通り、石田君は翌日の朝までリスナーの相談に乗り続けたのであった。



「ホンマ君は大宮までわざわざ座るために……」
●サブ作家ホンマの正座限定GIG(2002.4.16)
別名・男塾名物 油風呂レイヴ。

先週、番組に俳優の児玉清がゲストとして出演。
前々から理想の父親像と呼び慕っていた西川ちゃんは、番組ホームページに満面の笑顔で写ったツーショット写真を掲載していた。
そのデータをサブ作家ホンマがうっかり消去してしまったのである。
「一瞬で消えてしまいました」

マジで殺意を抱いた西川ちゃんは2時間の生放送中ずっと正座をし続ける罰を科すが、
ホンマはこれまでも様々な現場でミスを犯しその都度正座をさせられていた。
正座慣れしたホンマに普通の正座では意味がないと、
ウォッカをなみなみと注ぎその上にアロマキャンドルを浮かべた洗面器を頭に乗せた状態で2時間正座させたのである。
しかもこの日はゲストに中澤裕子を迎えるということで、上下ともにびっしりスーツを着込んだ状態で。
結果、ちょっとした前衛芸術風のオブジェと化したホンマは、
ブース内の片隅で2時間正座、しかもゲストが来てからは一切イジりなしというレイヴを耐えぬいたのであった。
その様子はホームページ上で公開されていたのだが、リスナーからは「早くあの気持ち悪い写真を取り除いてくれ!」と不評だった模様。

ちなみにこの日の放送は、西川ちゃんのライブツアーの都合で埼玉県大宮市から生放送している。
上記の言葉通り、ホンマはこのためだけに東京から埼玉までやって来ていた。

余談だが、実際に男塾で行われたこれの名称は油風呂ではなく盥支蠟である。



「言ってくれりゃスタッフ総出で引っ越しの手伝いとかしたのに!」
●風呂ソバ&落語レイヴ(2002.4.23)
故郷の新潟「静かに眠ってるMAD city」と呼びディスりまくっていた常連ハガキ職人のシオンJr(現在は放送作家として活動中)。
そんな彼がいつの間にか上京していたことに対し水臭いと思った西川ちゃんが、
せめて引っ越しソバぐらいは届けたいとの想いから実行されたレイヴ。
生放送中に電話を繋いで油断させている隙に、ソバを持ったよっぴーをシオン宅へとアポなし突撃させた。

持参したソバは乾麺であり、新居のバスタブに湯を張って生放送中に調理を開始
待ち時間中の繋ぎとして落研出身のよっぴーが延々と落語を話すという二本柱のレイヴと化した。
演っているうちにどうもよっぴーの中で妙なスイッチが入ったらしく、
西川ちゃんと通話中のシオン(落語が気に入らないらしく退屈そう)に向かって「シオン君、聴いてる?」と呼びかけるなど非常にノリノリなまま、1時間半も独演会は続けられたのであった。



「これね、いいところだよね!寿限無のピークだよねw」
●よっぴーのストリート落語in横浜(2002.4.30)
自身の番組を寝坊して遅刻するという大失態を犯したよっぴーに灸を据えるため、
前回の放送で判明した落語スキルを存分に活かした罰として敢行されたレイヴ。
デビュー前のゆずがストリートライブを行っていた横浜松坂屋前の路上で落語をしてくるというもの。雨の中で。
「今日はねぇ、まあ雨が降ったり、まあね、こう霞んでるよね。非常に落語には適した最高の……」
「行くんですかぁ今から!?今から行くんスかあ!?嘘ぉ!」

強引にタクシーへと乗せられたよっぴーは午後11時過ぎに現地へ到着、
雨に濡れながらも約1時間に及ぶ独演会をやり遂げたのであった。
「寿限無寿限無五劫の摺り切れ……」

最終的には10名ほどのリスナーが近隣から駆けつけ、差し入れを行うなどしてよっぴーの落語を見守っている。



「さあ今夜、フィーバーノヴァを蹴りこむのはどちらか!」
●男塾名物!サブ作っ家ーワールドカップ 仲良しマラソンPK(2002.6.18)
当時開催中だった2002FIFAワールドカップの便乗レイヴ。

この日の番組ゲストは氣志團團長・綾小路翔。
そんな彼がパーソナリティを担当する『氣志團綾小路セロニアス翔のオールナイトニッポンR』のサブ作家ぶるんぶるんと、サブ作家ホンマの不毛な根性比べ対決。
お互いの腰を10メートルのロープで縛った状態で半蔵門からスタートし、
芝浦ふ頭公園までの6キロの距離をマラソンしてサッカーゴールにボールを蹴りこむというもの。
お察しの通り、6キロのマラソンはシュートを決めるための助走でありメインではない。

実況はいつものようによっぴーが担当。これがアナウンサーとして初のスポーツ実況生中継だったりする。それでいいのか?
「さあ今スタートの声とともに、二人がですね、皇居の坂に向かって仲良く!仲良く駆け下って行きましたあ!」
互いに縄を引っ張って相手の妨害を行いつつ、霧雨の中を駆け抜け、
時には道を間違えながらも放送終了直前にようやくゴールへと辿り着いたのだが……。

「ゴール前にですね、今二人が、お互いをロープで引っ張り合いながらゴール前に突入してきています!」
「ありえない!あああ!痛い痛い痛い!」
どちらがゴールを決めたのか不明のままぶるんの謎の絶叫とともに番組終了という、なんともモヤモヤする終わりとなってしまった。
その後ホームページにてホンマが勝利したことが報告された。

ちなみに絶叫の理由だが、ゴール前に置かれていたサッカーボールは実はサッカーボール柄のボーリングの球だったことが判明。
それをぶるんは思い切り蹴っ飛ばしてしまったのである。合掌。



「車でのタックルは、えーと一応11時を過ぎてからにしてくださいw」
●ホンマにタックル2002 サマクラ夜の部(2002.8.13)
この日、有明の東京ビッグサイトにてT.M.Revolutionの2年振りの野外ライブ『SUMMER CRUSH 2002』(通称サマクラ)が、2万人の観客を動員して開催された。
終演後西川ちゃんはニッポン放送へと移動しいつものように生放送を開始、
多くのリスナーはライブの余韻に浸りつつ現地に残ってポータブルラジオで放送を聴いていた。

そんなリスナーのみんなに対し、感謝の気持ちとして西川ちゃんから突然の告知が行われた。
サブ作家ホンマをビッグサイト周辺に解き放ったので、見つけ次第タックルをしたら1人につき番組ステッカー1枚プレゼントと言うのだ。
時同じくして、番組ホームページには当日のホンマの写真があたかも手配書のようにアップされた。
真っ白いシャツの胸に赤で大きくKILL MEと書かれており、背中には自画像、頭には紙コップをアンテナのようにくっつけたヘルメットという非常に目立つ格好だった。

「タックルではなくラリアットもありです!」

告知と同時に、既に帰路へついていたリスナーが続々とビッグサイトへ再集結を始めたという旨のメールが紹介され、いまだかつてない規模のレイヴが幕を開けた。
そしてホンマは速攻で発見され、既に5人ものリスナーに肩からタックルをぶち当てられていた。
中継の電話にまともに返答する余裕もなく、「今、超追われてるんスよ!」と状況を述べるのがやっとだった。

最悪の事態に備え、今までスタジオでゲラゲラ笑っていたよっぴーがジャッジ兼中継として現地へ向かうことになったのだが、それが新たな祭りの始まりであった。
「治安の悪い地区みたいになってます」
「若者が徒党を組んであちらから向こうへ小走りでこうダダダダダ……」
このようにアナウンサーらしく実況をしていたところ……。
「違う!俺はホンマ君じゃない!」
半ば暴徒と化したリスナーたちに発見され、不意打ちで背後からタックルの洗礼を受けることとなってしまった。
この際、取り落としたケータイが地面に激突する瞬間を今でも鮮明に記憶しているとよっぴーは述懐している。

11時台に入り、新たな獲物として石田君を現地に投入。
リスナー側も連携してホンマの居場所を逐一報告しながら狩場を狭めていき、
最終的にはホンマ、よっぴー、石田君のショボい三連星が1ヶ所に集まることとなった。
笑顔を浮かべながら3人を取り囲むリスナーの数、実に500人
最終的には警察沙汰になるのを恐れ、万が一の時には番組とは無関係で集まったと答えるようリスナーに約束させると、
よっぴーが落語を披露して暴徒を鎮圧したのであった。

そのよっぴーだが、最初のタックルで肘を骨折していたことが放送終了後に判明。
局アナを骨折させたことで岡部Dは2度目の顛末書を提出することとなった。
ちなみによっぴーの怪我に関しては労災がおりたそうな。

今なお当時のリスナーや関係者の間で語り継がれる伝説の回である。



「今回は全くご本人様の手を煩わせない、らくらくパックにさせて頂きました!」
●FROM世田谷TO台場(2002.9.17)
2日後に32歳の誕生日を迎える西川ちゃんは、番組スタッフから貢ぎ物としてXbox本体と『鉄騎』をプレゼントされてご満悦。
更なる誕生日プレゼントとして、他のスタッフとは違う色の原稿を渡されているスタッフに対しピンポイントでレイヴを仕掛けることに。

……またもやホンマである。

自宅へと帰らず局内で寝泊まりしているホンマに対し、
だったらいっそニッポン放送へ引っ越してしまえばいいと1ヶ月も前から水面下で計画されていたレイヴ。
合鍵を持ったよっぴーが世田谷にあるホンマ宅へと突撃し、いつものように絡みにくいテンションで中継を開始した。
「開けた瞬間に、中から臭気が漂ってきます……」
「換気してないですからね」

間髪入れずに業者が現れ、テレビ電話越しに様子を見守っていたホンマの眼前で次々と私物を梱包し、運び出していく。
「中止!中止してください!」

生放送中にお台場へ到着出来るのか危惧されていたが、この日に限って首都高がガラガラというミラクルが発生し、
トラックはわずか40分弱でニッポン放送へ到着した。
その後一旦スタジオの方へ、弾いていないギターコレクションや騙されて購入したミュシャのリトグラフなどが運び込まれ、
改めて局内の階段下に全ての家具がセッティングされることとなった。
予想以上にそれっぽいレイアウトになり、放送終了後は西川ちゃんたちを招いてちょっとしたお披露目が行われたが、
結局ホンマはこの部屋を使わずいつも仮眠を取っている場所へ眠りに行ったのであった。

後日、局のお偉いさんに「そんな所に住むな、邪魔だからすぐ撤去しろ」と怒られ、家具は全て世田谷の自宅へと戻されている。そりゃそうだ。



「レイヴと言えば石田、石田と言えばレイヴ」
●名物AD石田君レイヴ葬(2002.9.24)
番組で2年間ADを務めた石田君が昼帯へ移動することとなったため、最後の別れに今までのレイヴを振り返るという企画。
だがこの日はマジック1で迎えた甲子園の阪神巨人戦が濱中おさむのホームランで延長戦にもつれ込み、
しかも2位ヤクルトの負けで巨人の優勝が確定したため、そのまま優勝特番が放送されたことで
なんとキー局であるニッポン放送のみ聴けないという事態になってしまった。
「お祭り気分を台なしにしようとしている阪神、最高!」

無駄に壮大な音楽とともに今までの石田レイヴの名場面が流されたが、当然ながら尺が余ってしまい、
かと言ってどのタイミングでキー局でも放送が始まるのか不明なため通常進行も出来ず、
結果西川ちゃん、石田君、構成作家石川の3人で菓子や梨を食べながらダラダラと無駄話や下ネタトークを続けるという前代未聞の放送が始まってしまった。
ニッポン放送では流れていないのを良いことに局のスタッフの暴露話を始めるなど暴走が続き、
リスナー的には毒にも薬にもならないトークのみで1時間半も間を持たせてしまった。

途中、地方在住で放送の聴けているリスナーから石田君への別れのメールも届いている。
「石田さん、あっちの国でも頑張ってください」
「石田さん、来世で幸せになってください」

ちなみに都内在住のリスナーのためにホームページ上でこの日の放送のキーワードが紹介されていたのだが、
「ヨットとサイドカーとキャタピラ(渚)の話」という実に抽象的な内容だった。
いや、間違っちゃないんだけどさ……。

全くの余談だが、脱線してガンダムのトークになった際、西川ちゃんが「ザクとは違うのだよ、ザクとは」と発言している。
まさか本人も数年後にこのセリフを公式で口にする日が来るとは夢にも思わなかっただろう。



「お前は応募のメールに、あのね、たぶん余計なことを書いちゃったと思うんだ」
●麦チョコ風呂レイヴ(2002.10.22)
リスナーに5万円分の秋の味覚をプレゼントするという企画で、
当選したリスナー(男性)が「自分もシオンJrさんの真似をしてみたい」という理由から5万円分の麦チョコを希望したため、
希望に則り麦チョコ風呂を用意して、そこへリスナーを浸からせるべく行われたレイヴ。
他人の家の風呂場から中継するのが定着してしまったよっぴーをリスナー宅へと派遣し、
5万円分の麦チョコ(ダンボール7箱分)をビニールシートを敷き詰めたバスタブに流し込んで、実際に裸にしたリスナーを浸からせた。

「来ちゃいました、来ちゃいました!どうしましょう……」
「こんばんはー!!!ニッポン放送でーす!!!お風呂どこ?お風呂はどこだい?」

裸の体に容赦なく注がれる大量の麦チョコは冷たく、そして痛かったようで風呂場に悲鳴がこだました。
が、量が量だけにしばらく浸かっていると結構温かくなってきたらしい。

何が凄いかと言うと、この日レーティングのゲストとして池田秀一石田彰林原めぐみを迎えている最中に実行に移されたということ。
通常のラジオではありえない異常な中継であるにもかかわらず、ラジオ慣れした林原閣下は興味津々な様子でリアクションを返していた。
そして石田彰は笑い転げていた。



●ホンマ悪霊祓い 召喚の儀式(2002.11.12)
厳密に言うとレイヴではないが、公式ホームページ上で公開されていたため便宜上ここで紹介する。

放送終了後に西川ちゃん、スタッフ、ゲストのTAKUIで食事に行った際、ホンマがウォッカを飲んで(飲まされて)ダウン。
食事の後も原稿を書く仕事が残っていたため、
急遽悪霊祓いと称してスタッフ一同が爆睡するホンマの全身に油性マジックで落書き(曰く「悪霊祓いの呪文」)をすることとなった。

その後、全身タトゥーの危ない人状態になったホンマは、
無事ニッポン放送へと運ばれ会議室のテーブルの上に放置される羽目になった。
ホームページには書かれていなかったけれど、絶対に西川ちゃんの指示だと思う。

後にホンマはこの日のことを述懐し、「打ち上げで酔い潰れることは死を意味する」として、
以来飲み会の席では隙を見せないよう心がけることにしたという。



「ケイタイバナナ~!ピュアイン、ピュアイン♪」
●年忘れ加藤晴彦ドッキリ企画 ハルちゃん2(2002.11.26)
タイトルの通り加藤晴彦2度目のドッキリ。
今回はリスナーからアイデアを募集し、季節外れの怪談系ドッキリを敢行することとなった。
ニセの恐怖体験コーナーのアシスタントを晴彦にさせ、晴彦がハガキを読み上げたり発言する度に怪現象が起きるというもの。
ヘッドホンから女性の声が聞こえてくる、スタジオ内にあったハンガーが勝手に動き出して床に落ちるといった仕掛けを経た後、
怖い話のクライマックスで机の下に潜んでいたホンマが晴彦の両足首を掴んだところ、
下記の絶叫が電波に乗って全国へ流されることとなった。
「うわーお~!あぅ~ああ~!!おぉ~~!!」
この晴彦の叫び声は以後『本当にあったらコワイ話』というコーナーのオチでSE代わりに流されるようになったが、
あまりにも叫びのインパクトが強すぎてネタの内容が薄れるという事態になってしまった。



「おやおやホンマ君、君だけあれ?持っている原稿の色が……」
●スタッフ全員卒業記念 レイヴラストGIGS(2003.3.25)
番組が火曜から月曜深夜へ移る際、それに伴ってスタッフの総入れ替えが起きたため最後の記念として行われたレイヴ。
前々からハガキ職人たちの憩いの場を作りたかった西川ちゃんの肝煎りで、
いつものように合鍵を使ってホンマの自宅へハガキ職人たちを不法侵入させ、一夜限りのダメ人間ネバーランドを作り上げた。
当然ながら家主であるホンマには一切知らされておらず、次々と登場する職人たちに時にはトレードマークのメガネを外しつつリアクションを返しまくっていた。
「どっから来てんだお前!」
「人ん家でやることじゃねえぞ!」
「ラスボスがいた!」

最終的には10人以上のハガキ職人が関東近郊から集結し、生放送中に逐一テレビ電話で実況中継を行った。
おでんパーティーを行う、ホンマ私物のCDを無断で借りていく、勝手に風呂に入って全裸で徘徊、室内でスイカ割りを敢行するといったイベントを次々と展開し、
7年間続いた番組のトリを飾るにふさわしいカオスな内容となった。
「裸の男をなんとかしてくれ(切実)」




「あずにゃん!あずにゃん!」「総理!総理!」
「お水を下さい!お水を下さい!」「ちんコール!ちんコール!」
●野郎ライブ(2003.12.28)
厳密に言うとレイヴではないが、番組と密接に関わっているイベントのため便宜上ここで紹介する。

ラジオの影響で男性ファンが異常に増えたものの、通常のライブツアーは女性だらけなので行きたくないという童貞リスナーのために
西川ちゃんが男子限定のライブをやろうと番組内で提案したのが全ての始まり。
『allnightnippon SUPER!』が終了したその年の年末にとうとう実現し、以降10年間も続く年末恒例のイベントとなった。
正式名称は『T.M.R.LIVE REVOLUTION -Strikes Back-』。通称野郎ライブ、またはちんこライブ
毎年スパイダーマンのコスプレをしたファンが参加することでも知られており、西川ちゃんもそれを知ったうえで
通常のライブでは滅多に歌わなくなったサム・ライミ版スパイダーマンの日本語吹替版テーマソング『Web of Night -English Version-』を毎回歌っていた。

記念すべき第1回は渋谷CLUB QUATTROにて行われ、
当時は日本の男性ソロアーティスト初の試みとしてネットニュースでも大々的に取り上げられていた。
番組ではロビーでリスナー同士による乳首相撲ならぬちんこ相撲をやろうと提案していたが、結局実現はしなかった模様。
通常のライブと違い上演時間は半分程度だが、
会場のキャパ以上の野郎を詰め込みほぼ休憩なしでハードなナンバーのみを演奏するスタイル、
加えて他のアーティストのライブでは全面禁止とされているダイブやモッシュが暗黙の了解で解禁されていることもあり、毎回怪我や酸欠でリタイアする者が出てくるのが特徴。
筆者も目の前で人が倒れて運ばれていくのを二度ほど目撃しました。

冒頭に赤文字で書いたのは、開演前に起こるシュプレヒコールの内容。これらの言葉が野太い声で飛び交う様は圧巻。
ちなみに「あずにゃん」はTwitterで西川ちゃんがあずにゃんについて言及したため。
「総理」はいずれ総理に立候補する時は手を貸せというライブ中のMC内容が元。
「お水を下さい」は脱水症対策と冷却目的でライブ中に会場へペットボトルの水をばら撒くようになって以降叫ばれるようになった。
水を求めて将棋倒しになりながらも前方へ詰め寄る様子は、さながらゾンビ映画のワンシーンのようであった。
「ちんコール」は言うまでもなく「ちんこ」と「アンコール」を組み合わせた造語。

3回目からは地方でも公演が行われるようになったが、諸々の事情で6回目から東京のみに固定。

7回目以降は「クリスマスなのに一人寂しく過ごしている野郎のために」と、クリスマスイブの日を選んで行われるようになった。
しかもこの7回目、よりによってカップル御用達のデートスポットである恵比寿ガーデンプレイスにて決行。
開演前はカップルに混じって独り身の野郎どもが会場周辺を徘徊し、
終演後は全身から湯気を立てた満身創痍の野郎どもが一気に会場の外へと流れ出て近くのベンチに倒れこむといったテロまがいの事態が繰り広げられ、
一般の利用客や周辺住民からガチの苦情が寄せられることとなった。
おまけに会場は翌日のウッチャンナンチャンのライブに支障をきたしかねないぐらい滅茶苦茶な有り様となり、*3
結果初使用で出入り禁止を食らうという不名誉な伝説を打ち立ててしまった。

8回目はこれまたカップルや家族連れの多い品川プリンスホテルで夜の部を開催。
真冬にもかかわらず半袖一枚の野郎どもが施設内を徘徊しまくった結果、
ホテル側から苦情が出て開場まで全員寒風吹きすさぶ屋外に締め出されるというハプニングが起きている。
なお、この日参加者全員に配られた記念品はコンドームだった。
その後場所を下北沢へと移して、オールナイトニッポンと同じ時間帯に深夜の部を開催するという暴挙に及んだ。
会場となった下北沢GARDENはこれまでに利用した会場の中で最もキャパが小さいにもかかわらず、
本来の収容人数の1.2倍の野郎を無理矢理ぶちこんだ結果、今まで以上に酸欠の恐怖に見舞われる羽目に。
この時は野郎が大量の水を持ち込んで周囲に撒き散らす、ライブハウスの機材を破壊するといったトラブルが発生し、案の定下北沢からも追放されてしまう。
ちなみに夜の部には『BLEACH』や『戦国BASARA』で西川ちゃんと交流のある森田成一が招待されており、
終演後野郎たちに向けて挨拶を行っている。

9回目は前年に引き続き品川で夜の部を開催、深夜の部は原宿のニコニコ本社にて行われた。
これにより、今までスタッフや招待客すら男性のみで固められ頑なに女人禁制を守り続けてきた野郎ライブが、
ニコ生で中継され初めて女性の目に触れることとなった。
が、電子機器の関係で他の会場のように水を撒くことが出来ず、結果参加者にとっては今までの野郎ライブの中でも苦しい部類のものとなってしまった。

最後の10回目はなんと全日本プロレスとコラボするという予想外のサプライズが行われた。会場はプロレスの聖地、横浜文化体育館。
ライブの合間にリング上でプロレスの試合が行われるというとんでもない内容で、我らが西川ちゃんもリングインし試合に参加している。
ありえない距離から試合が観戦出来るということで、プロレスファンの間でも話題になっていた。

2015年には一夜限りの復活公演が沖縄で行われた。



レイヴ以外にも番組では
・レーティング当日に西川ちゃんが航空チケットの手配ミスによりハワイで足止めを食らい不在
・放送中に9.11同時多発テロが発生し、そのまま番組内で実況
・地方公演終了後に放送機材のあるスタジオへ向かうべく、夜の伊賀越をPHSで中継しつつ移動*4
・西川ちゃんと一緒にブースに入って進行補助を務めている構成作家石川の笑い声が耳障りだと新聞に投書される
といった様々な伝説を打ち立てている。


『西川貴教のオールナイトニッポン』終了後も、復活特番では毎回目玉企画としてレイヴが行われた他、
実質的な後継番組である『T.M.Revolution 西川貴教のちょこっとナイトニッポン』(録音)でも
平日の真っ昼間に常連ハガキ職人たちへ抜き打ちで電話をかけるというレイヴが何度か実施されている。
ターゲットとなった職人の一人はその時大事なミーティングの真っ最中だったらしく、電話に出た際は本気で困惑していた。
「なんで引いてんねん!」
「会社ですもの、ここ……」


当時の裏話は、派生番組である『石川・ホンマ・ぶるんのBE-SIDE YOUR LIFE!』でもたまに行われている。
こちらの番組でも香港在住のリスナーに会うために現地へ飛んだ際、
青龍刀を装備した現地の人がホンマの宿泊先の部屋に乗り込んでくるというちょっとしたレイヴを実行に移している。

これらのレイヴを考案した構成作家の石川昭人は、40歳を過ぎてから大人しくなったと周囲の同僚から評されるようになっていたが、
担当している『乃木坂46・新内眞衣のオールナイトニッポン0』にて、
乃木坂の地方ライブ終演後にライブ会場の近所にあった番組スタッフの実家にアポなしで突撃して生放送を開始するというプチレイヴをやらかし、その牙が健在であることをリスナーに知らしめた。
ちなみにリスナーを巻き込んでの大規模な劇場型ドッキリの割合が非常に高いのは、
かの『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』を意識しているためらしい*5



追記・修正はタックルを食らって骨折し、バスタブ一杯のフルーチェを作ってからお願いします。

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最終更新:2024年02月04日 08:43

*1 メンバーの高見沢俊彦は2009年にヴィジュアル系オンリーのロックフェスへゲスト出演しており、自身のラジオ番組でヴィジュアル系に認定された喜びを語っている。よってTHE ALFEEはヴィジュアル系。

*2 実は本来出演予定だったのはテトム役の岳美のみで、鮫津役の柴木丈瑠と牛込役の酒井一圭は当日飛び入り参加だった。

*3 当時2ちゃんねるでそのような書き込みがあったというだけで実際にウンナンのライブがあったかは不明。ただし翌日に何かのイベントが入っていたのは間違いないようだ。

*4 今では知らない人も多いだろうが、当時ケータイとシェアを二分していたPHSは地下や山間部といった電波の弱い場所でも繋がるという強みがあった。

*5 実は石川は『元気が出るテレビ』の構成作家を務めたテリー伊藤から、新人の頃に直接指導を受けた直系の弟子である。