デリンジャー

登録日：2011/07/04(月) 22:40:16
更新日：2023/10/08 Sun 22:37:11
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Deringer Derringer タグが正式名称デリンジャーポケットサイズ兵器峰理子愛称手のひらサイズ拳銃軍事銃

デリンジャーとは小型の拳銃の愛称・総称である。小型と言ってもP230程度ではなくポケットサイズの拳銃の事。
峰理子のあれもデリンジャー、リンカーン大統領暗殺の時に使われた銃もデリンジャーだが種類が違う。
バズーカやバルカンと並び、一般名詞化している軍事用語の代表格ともいえる。

○フィラデルフィア・デリンジャー(Philadelphia Deringer)
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1825年にアメリカ、フィラデルフィア出身のヘンリー・デリンジャーが販売した先込め式のパーカッション式(※項目マスケット銃を参照)小型拳銃。
見た目はほぼほぼ「手のひらサイズまで相似縮小したフリントロック式ピストル」である。
口径は.44口径で全長115mm、装弾数一発の元祖デリンジャー。
リンカーン大統領を暗殺したのはこの銃。
「Deringer」はデリンジャー社の商標のため、他社のデリンジャーは「Derringer」とRを一つ足したものを使っている。

ちなみにM社のWordだと前者はスペルチェックに引っかかる。

○レミントン・デリンジャー(Remington Derringer)
1860年から生産開始。.41口径の上下二連の中折れ式シングルアクション拳銃。
もっとも商業的に成功したのは1866年に登場したモデル95・ダブル・デリンジャーと言われている。
「西部劇の影の主役」と言われ、シンプルな構造で故障も少なく、小型で持ち運びがしやく、デザインも好評で大人気の拳銃。
携帯性や秘匿性に優れ、女性の護身用やガンマンのバックアップとして使われたとされている。1935年までに15万挺が製造された。
峰理子の愛銃もこれである。レプリカだろうか…

○ハイスタンダード・デリンジャー
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レミントンの影に隠れがちだが、これも立派なデリンジャー。
ハイスタンダード社製。兵士の護身用として現在でも人気。レミントン製と同じく上下二連の中折れ式だが、
デリンジャーとしては珍しく、ハンマー内蔵式のダブルアクションを採用しており、人差し指を銃身の脇にあてがい、中指でトリガーを引くデザインとなっている。
.22ショートや.22ロング.22LR弾と撃てる弾薬は多い。

○撃ってみたいなデリンジャー
現在でも多くの会社がデリンジャーを製造しており、レプリカやコピー品も含め多数製造されている。
使用弾薬も.22ショートから.44マグナムまでと弾薬も雑多である。お気に入りの一品を探してみよう。

しかし、欠点はある。
トリガープルが異常に重いのである。トリガーガードがなく、簡単な構造故に安全装置がなく、
暴発を防ぐためにトリガープルを10kg以上にしている製品も多く、項目内の物は全て10kgを超えている。
練習しておかないとイザという時に引金が引けないという笑えない話もある。

強力な弾薬を使う場合は銃身の内径を過大にし、ごく短い銃身と相まって弾丸を殆ど加速しない事により反動をごく小さなものとしている。
その為威力も自動拳銃より劣り、命中率も5m離れると人に命中させられない程度である。

つまりはガンガン撃ち合う銃ではない。窮鼠猫を噛む、危機一髪などの状況で威力を発揮するものだろう。

○登場作品
装弾数も少なく、小さく見栄えしないが、物語のキーとなる活躍をする事も。
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