キャリー・ターセル

登録日:2016/12/18 Sun 23:54:01
更新日:2020/12/20 Sun 23:52:27
所要時間:約 4 分で読めます




キャリー・ターセルとは8位の人である。
自分で8位の人と名乗るくらい8位の人である。
中の人・長谷美希も8位の人ことキャリー・ターセルと言ってしまうくらい8位の人である。


追記・修正をお願いします。





























本題に入ろう。


キャリー・ターセルとは、『ViVid Strike!』の登場人物。
CV:長谷美希

第3話にて、本作のヒロインで格闘選手のリンネ・ベルリネッタの対戦相手だった選手。
試合はリンネ所属のフロンティアジム主催で、セミファイナルであった。

サニージム所属の人気選手(作中でサニージム所属の選手はほかには登場しない)であり、U15ワールドランク8位である。
U-15枠ではいまだに無敗。パワー・スピード・テクニックの三拍子が揃っているとされ、リングアナウンサーやノーヴェジルもその実力を認めている。
かつてリンネを破ったヴィヴィオでランク7位、ミウラでランク5位であるため、ナカジマジムの主力たちと比べて大差ない実力があると思われた。
スマホのようなデバイスを使った変身バンクもあり、笑顔でポーズを決めるなど結構可愛く、実力方面以外の人気もある様子。

さて、対戦相手のリンネはワールドランク1位。つまりリンネの方が格上。
キャリーは試合前に挑戦者として頑張ると声をかけるが、リンネは生返事でアインハルトたちしか見ていない。
自分が格下であることが分かっていつつも、こちらを向かせてやると決心しリンネに向かうが………








もうお分かりだろう。

試合は圧倒的なリンネの勝利。
開幕にリンネに一撃を食らうと完全に防戦一方となり、ついには一撃も与えられないまま掴まれ、
投げられて頭部からリングに叩きつけられてKO負けという非常にあっけない敗北をしたのだった。
試合時間はわずかに18秒であった・・・


さらに敗戦後、倒れたキャリーにリンネが向けた言葉は………


『いい試合にはなりませんでしたがよかったです。あなたを壊さずに済んで。お疲れ様でした。8位の人


リンネはキャリーを歯牙にもかけておらず、半ば手加減して勝った扱いであり、名前すら覚えていなかった。
あまりに残酷な現実に、観衆の前で顔を抑えて泣きながら担架で運ばれたキャリーは、その後フェードアウト。

その上、視聴者の多くからは『8位の人』という非常にありがたくないあだ名を頂戴してしまったのだった。

リンネの同級生の会話からは、どうやら入院したらしい。
しかも後に5位のミウラはリンネに敗れたものの2ダウンを奪い、7位のヴィヴィオはリンネに勝利。
余計にキャリーの噛ませぶりが目立つ展開になってしまったのだった。

エンドカードでイラストが登場するなどストーリー外の待遇は決して悪くなかった(というか破格の扱いとすら言える)のだが、
いかんせんリンネの噛ませ役の一発キャラでしかなく、8位の人という印象に残るあだ名をもらえただけでも幸せだったのかもしれない・・・。

追記・修正をお願いします。























誰もがキャリーは8位の人扱いのままもう出てこない、出てきたとしても一コマちらりと映る程度と思っていた。

だが、ここでキャリーは終わらなかった。
同作最終話で、主人公フーカ・レヴェントンと試合をして紆余曲折あって立ち直ったリンネ。

このフーカとリンネの試合はあちこちに配信されていたのだが、その配信先の一人はキャリーだったのだ。
キャリーからビデオレターが入っていた。姿を見て一瞬誰だっけ?と思った人も少なくなかっただろうが、

『ど~も~。8位の人ことキャリーです』

ポーズを決めながら、なんと自分で8位の人を名乗る。


『すごい試合だったよね~。公式戦じゃ見られないよねこういうの』


『リンネ選手。次に当たる時は絶対忘れられない試合にしてあげるからね!覚悟しといて!』


キャリーは人目もはばからず泣くほどのショックから立ち直り、リンネとフーカの試合を称賛。
そして、リンネと今度こそ対等に戦うべく、力強い啖呵をリンネに向けた。
また、今後リンネと同格の強敵として立ちはだかるであろうフーカに対しても、試合で会えるのを楽しみにしていると呼びかけた。

『またリングで会おうね~』

と笑顔で両手を振りながら別れたのだった。

後のフーカとアインハルトの決勝の観戦者にも、キャリーの姿が確認できる。



選手である限り、ごく一部に例外はいるが常勝無敗の選手はまずいない。
ViVidから登場する名選手たちも、何度も敗れ、悔しい思いをしてきては今度こその思いを胸に、鍛錬を重ねてきた。
キャリーは競技の実力はまだ及ばなかったかもしれない。
だが、悔しい思いから立ち上がり、なおも力強く上を目指す精神力は持っていたのである。


キャリーがどこまで伸びるか、それは分からない。
だが、この精神力がある限り、キャリーはたとえ敗北に涙を流しても折れてしまうことはないだろう。
いつかキャリーの努力が報われ、フーカやリンネたちと対等に戦える日が来るだろうか。


【余談】
キャリーの声を担当した長谷さんはキャリーの他にもモブやリンネのセコンド等の声を担当している。
また、長谷さんは広島出身であり、広島弁で喋るフーカ役の水瀬いのりのためにフーカの広島弁の音声を録音してガイドにしていたとのこと。


今度こそ追記・修正をお願いします。

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最終更新:2020年12月20日 23:52