月光(遊戯王OCG)

登録日:2017/04/29 (土) 18:17:16
更新日:2024/01/12 Fri 12:54:18
所要時間:約 13 分で読めます





月光(ムーンライト)とは遊戯王OCGに登場するカテゴリである。
アニメ遊戯王ARC-Vにおいてセレナが使用したカテゴリで、俗に言う「柚子シリーズ」が扱う花鳥風月の担当。


【概要】

の光というだけあって闇属性が中心の獣戦士族カテゴリとなっている。(Pモンスターのみ光属性)
少女的な可愛らしさを前面に出したLLWWと比較すると、「セクシー」とか「妖艶」とか……
あと獣戦士族というだけあって「野性味がある」というか、ともかくそういった言葉の似合うデザインのモンスターが多い。

融合次元出身のセレナが駆るカテゴリということでおわかりだろうが融合関連の効果を持つモンスターが多く、エースも全て融合モンスター。
主に融合魔法カードや融合素材となる同カテゴリモンスターの補充、加えて戦闘補助となる効果を内蔵したモンスターが多い。
エースとなる融合モンスターは特に戦闘特化の効果が目立ち、使い手の性格も相俟って見た目の割に意外と脳筋な傾向も強かったりする。

セレナ自体は比較的登場が早かった&主人公一行のメンバーとしてそれなりの回数デュエルをこなしていたこともあり、
LLやWWなどと比較するとカテゴリ内ではそれなりにOCG化に恵まれている方ではある。



【使用カード】

効果モンスター

  • 月光蒼猫(ムーンライト・ブルー・キャット)
効果モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻1600/守1200
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、「月光蒼猫」以外の自分フィールドの「ムーンライト」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで元々の攻撃力の倍になる。
(2):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「ムーンライト」モンスター1体を特殊召喚する。

自身が破壊された際の「月光」モンスターリクルートと、特殊召喚時自分以外の「月光」モンスターの攻撃力を倍にする効果も持つ。
特に(2)の効果は「月光」モンスターであるなら何でも良いので、自爆特攻も考慮した上でエンジン役にできる。
(1)の効果も(2)の効果で別の《月光蒼猫》を召喚した上で能動的に発動という芸当も可能。
特に戦闘において強力な効果を持つ融合「月光」の攻撃力を上昇させるのが望ましい。


  • 月光紫蝶(ムーンライト・パープル・バタフライ)
効果モンスター
星3/闇属性/獣戦士族/攻1000/守1000
「月光紫蝶」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・フィールドのこのカードを墓地へ送り、自分フィールドの「ムーンライト」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1000アップする。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
手札から「ムーンライト」モンスター1体を特殊召喚する。

手札から自身を墓地へ送ることによる他の「月光」モンスターの強化と、墓地から除外しての「月光」モンスター特殊召喚効果を持つ。
召喚補助ができるとはいえ手札限定で、融合主体の【月光】において素材となる墓地アドを失ってしまうなどデメリットが強め。
味方の強化についても起動効果のため、《オネスト》や《BF-月影のカルート》のように奇襲には使えない。
使いどころが無いというレベルではないものの、【月光】では優先度は低めか。


  • 月光黒羊(ムーンライト・ブラック・シープ)
効果モンスター
星2/闇属性/獣戦士族/攻 100/守 600
(1):このカードを手札から捨て、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●「月光黒羊」以外の自分の墓地の「ムーンライト」モンスター1体を選んで手札に加える。
●デッキから「融合」1枚を手札に加える。
(2):このカードが融合召喚の素材となって墓地へ送られた場合に発動できる。
「月光黒羊」以外の、自分のエクストラデッキの表側表示の「ムーンライト」Pモンスター
または自分の墓地の「ムーンライト」モンスター1体を選んで手札に加える。

手札から捨てることによる《融合》のサーチ若しくは「月光」モンスターのサルベージ。
更には素材として墓地送りになった時にもサルベージが可能。
総じて融合召喚のためのサポート効果が豊富に揃っており、特に《融合》を直接デッキから引っ張ってこれるのはありがたい。
回数制限も無いため《月光黒羊》を複数枚手札に呼び込めればそれだけ回転を早められるのも強み。


  • 月光白兎(ムーンライト・ホワイト・ラビット)
効果モンスター
星2/闇属性/獣戦士族/攻 800/守 800
(1):このカードが召喚に成功した時、「月光白兎」以外の自分の墓地の「ムーンライト」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの「ムーンライト」カードの数まで、相手フィールドの魔法・罠カードを対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。

召喚成功時の「月光」モンスターの蘇生と、自分の場の「月光」モンスターの数に応じた魔法・罠のバウンス効果を持つ。
上述の《月光黒羊》との相性が特に良好で、《月光黒羊》で《融合》や《月光白兎》を呼び込む→《月光白兎》を召喚して《月光黒羊》を蘇生→そのまま2体を素材に融合という具合に繋げられる。
バウンス効果も自分の場を整えておく必要があるとはいえ、複数枚のカードを処理可能であり、
融合召喚前の妨害を排除し安全を確保できるというのはありがたい。


  • 月光紅狐(ムーンライト・クリムゾン・フォックス)
効果モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻1800/守 600
(1):このカードが効果で墓地へ送られた場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力をターン終了時まで0にする。
(2):自分フィールドの「ムーンライト」モンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、墓地のこのカードを除外して発動できる。
その発動を無効にし、お互いのプレイヤーは1000LP回復する。

効果で墓地送りになった際に相手モンスターを無力化する効果、墓地除外での「月光」モンスターに対する対象効果の無効化効果を持つ。
(1)の無力化については別個モンスターを用意しておく必要があるとはいえ、戦闘ダメージを稼ぎやすい融合「月光」の補助として活かせる。
(2)についても戦闘を行う際の「月光」モンスターの耐性サポートとして働く。
効果そのものはサポート特化型であるが何気にメインデッキの「月光」モンスターの中でも攻撃力が高めなので、展開までのアタッカーとしても使えるかも。


  • 月光彩雛(ムーンライト・カレイド・チック)
効果モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻1400/守 800
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、デッキ・EXデッキから「ムーンライト」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
このターン、このカードを融合素材とする場合、墓地へ送ったそのモンスターの同名カードとして融合素材にできる。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、自分の墓地の「融合」1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(3):このカードが除外された場合に発動できる。
このターン、相手はバトルフェイズ中に効果を発動できない。

墓地へモンスターを送ることによる素材代用効果や、自身が効果で墓地送りになった際の《融合》のサルベージ。
更に除外された時に相手のバトルフェイズ中の効果発動を抑制する効果も持つ。
純粋に墓地アドを稼げるだけでもメリットであり、後述の融合「月光」モンスターの名前をコピーできれば後続の素材としても使える。
(2)の効果である《融合》サルベージも融合召喚主体の【月光】において《融合》を使いまわせるのはありがたい。
特に《月光黒羊》の効果と噛み合わせれば素材も一緒にサルベージできるので、後続の補充にも事欠かない。


  • 月光翠鳥(ムーンライト・エメラルド・バード)
効果モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻1200/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
手札から「ムーンライト」カード1枚を墓地へ送り、自分はデッキから1枚ドローする。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、「月光翠鳥」以外のレベル4以下の「ムーンライト」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

召喚・特殊召喚成功時の手札交換効果と、
効果で墓地へ送られた際に条件付きで「月光」モンスターを蘇生・帰還させる効果持つ。


  • 月光黄鼬(ムーンライト・イエロー・マーテン)
効果モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻 800/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在する場合、「月光黄鼬」以外の自分フィールドの「ムーンライト」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻し、このカードを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「ムーンライト」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

手札あるいは墓地にいる場合に自分の場の「月光」カードを手札に戻して特殊召喚できる効果と、
効果で墓地へ送られた際に「月光」の魔法・罠カードをデッキからサーチする効果を持つ。
(1)の効果はモンスターに限定されていないため、魔法&罠ゾーンのカードからPゾーンのカードまで幅広く戻すことができる。


ペンデュラムモンスター

  • 月光虎(ムーンライト・タイガー)
ペンデュラム・効果モンスター
星3/光属性/獣戦士族/攻1200/守 800
【Pスケール:青5/赤5】
(1):1ターンに1度、自分の墓地の「ムーンライト」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。
【モンスター効果】
「月光虎」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合、自分の墓地の「ムーンライト」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

「月光」の中では異質な光属性にしてPモンスターその1。
P効果、モンスター効果共に墓地の「月光」モンスターの蘇生に関する効果である。
P効果の方は攻撃や効果に制約がついてしまうものの、そのまま融合素材にしてしまえば何ら問題は無い。
《月光黒羊》や《月光彩雛》を蘇生できればそこから更に繋げることも出来る。


  • 月光狼(ムーンライト・ウルフ)
ペンデュラム・効果モンスター
星6/光属性/獣戦士族/攻2000/守1800
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「ムーンライト」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
自分のフィールド・墓地から、「ムーンライト」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
【モンスター効果】
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の「ムーンライト」モンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。

「月光」の中では異質な光属性にしてPモンスターその2。
加えてメインデッキのモンスターでは唯一の上級。
P召喚の制約と融合召喚のサポートとなるP効果、「月光」モンスターへの貫通付与を行うモンスター効果を持つ。
特にP効果の方はさながら「月光」版《ミラクル・フュージョン》であり、墓地が十分に肥えていればコイツ1枚で安定して融合召喚が行える。
モンスター効果の貫通付与も強力で、その他「月光」モンスターのサポートも合わせればこちらのエースで一方的に相手を殴り倒すことも不可能ではない。
P召喚の制約についても【月光】でなら特に気にならないだろう。


融合モンスター

  • 月光舞猫姫(ムーンライト・キャット・ダンサー)
青き闇を徘徊する猫よ!紫の毒持つ蝶よ!
月の引力により渦巻きて、新たなる力と生まれ変わらん!
融合召喚!
現れ出でよ!月明かりに舞い踊る美しき野獣!

月光舞猫姫(ムーンライト・キャット・ダンサー)

融合・効果モンスター
星7/闇属性/獣戦士族/攻2400/守2000
「ムーンライト」モンスター×2
(1):このカードは戦闘では破壊されない。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズ1にこのカード以外の自分フィールドの「ムーンライト」モンスター1体をリリースして発動できる。
このターン、相手モンスターはそれぞれ1度だけ戦闘では破壊されず、このカードは全ての相手モンスターに2回ずつ攻撃できる。
(3):このカードの攻撃宣言時に発動する。
相手に100ダメージを与える。

融合「月光」モンスターその1であり始動役。
「月光」モンスターがどれでも2体いれば呼び出せるので融合自体は容易だろう。
ステータスはやや物足りないが、戦闘破壊耐性を持つのでいざという時の壁にもなる。
特筆すべきは(2)の効果で、相手の場に複数のモンスターがいれば一方的に攻撃が可能。
下準備も必要だが、特に狼や蒼猫と組み合わせれればサンドバッグ同然に相手モンスターを殴れる。
(3)のバーンダメージも手数を増やせる(2)の効果と噛み合ってはいるが、1回100と大分控えめなのでおまけ程度に考えるべきか。


  • 月光舞豹姫(ムーンライト・パンサー・ダンサー)
漆黒の闇に潜む獣よ!月明かりに舞い踊る美しき野獣よ!
月の引力により渦巻きて、新たなる力と生まれ変わらん!
融合召喚!
現れ出でよ!月光の原野で舞い踊るしなやかなる野獣!

月光舞豹姫(ムーンライト・パンサー・ダンサー)

融合・効果モンスター
星8/闇属性/獣戦士族/攻2800/守2500
「月光舞猫姫」+「ムーンライト」モンスター
このカードは上記のカードを融合素材にした融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードは相手の効果では破壊されない。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズ1に発動できる。
このターン、相手モンスターはそれぞれ1度だけ戦闘では破壊されず、このカードは全ての相手モンスターに2回ずつ攻撃できる。
(3):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動する。
このカードの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで200アップする。

融合「月光」モンスターその2であり中継点。
融合モンスターである《月光舞猫姫》を素材に更に融合する必要があるため、相応に消費も重くなる。
コイツ自身を活かす場合は消費を抑えるためにも《月光狼》や《月光彩姫》の効果を積極的に使って行きたいところ。
効果そのものは《月光舞猫姫》を一回り強くした感じで、戦闘破壊耐性が効果破壊耐性へと変わり、(2)の効果にコストが要らなくなっている。
更にはバーンダメージが自己強化へと変わり、より多量のダメージが期待できるようになっている。


  • 月光舞獅子姫(ムーンライト・ライオ・ダンサー)
月光の原野で舞い踊るしなやかなる野獣よ!漆黒の闇に潜む獣よ!紫の毒持つ蝶よ!
月の引力により渦巻きて、新たなる力と生まれ変わらん!
融合召喚!
現れ出でよ!月光の原野の頂点に立って舞う百獣の王!

月光舞獅子姫(ムーンライト・ライオ・ダンサー)

融合・効果モンスター
星10/闇属性/獣戦士族/攻3500/守3000
「月光舞豹姫」+「ムーンライト」モンスター×2
このカードは上記のカードを融合素材にした融合召喚でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
(2):このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
(3):1ターンに1度、このカードがモンスターを攻撃したダメージステップ終了時に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。

融合「月光」モンスターその3であり終着点。
ただ《月光舞猫姫》から順繰り正規手順で召喚しようとすれば消費が洒落にならないので、《月光舞豹姫》以上に《月光狼》や《月光彩雛》のサポートは必須と言える。
その分、素のステータスの時点で強力であり、複数回攻撃や強固な耐性を持つなど戦闘にはかなり強い。
更には攻撃が通れば相手フィールドの特殊召喚モンスターを全滅させるという強力な除去まで行える。
相手がモンスターを展開している時に強みを発揮できる《月光舞猫姫》や《月光舞豹姫》とは対照的に、単体での制圧力に特化した切り札として機能する。
しかし逆を言うと前者2体の融合「月光」とはコンセプトが噛み合わず共有しにくいというデメリットもあるのだが。


  • 月光舞剣虎姫(ムーンライト・サーベル・ダンサー)
融合・効果モンスター
星9/闇属性/獣戦士族/攻3000/守2600
「ムーンライト」モンスター×3
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの攻撃力は、お互いの墓地の獣戦士族モンスター及び除外されている獣戦士族モンスターの数×200アップする。
(2):このカードは相手の効果の対象にならない。
(3):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの融合モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで3000アップする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

OCGオリジナルとなる融合「月光」モンスターその4。
素材の数は増えているが、縛りは「月光」モンスターであることくらい。
戦闘や効果による破壊には対応していないが、相手のカードの対象にならない耐性を持つ。
また墓地や除外されている獣戦士族モンスターの数だけ攻撃力を上げるほか、墓地にあるときに除外することで他の融合モンスターを強化することができる。
そして、連続攻撃能力を持たない唯一の「月光」の融合モンスターになる。


魔法

  • 月光香(げっこうが)
通常魔法
(1):自分の墓地の「ムーンライト」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから「ムーンライト」モンスター1体を手札に加える。

「月光」モンスターの蘇生もしくはサーチという、シンプルながらも強力でわかりやすい効果。
「月光」モンスター限定とはいえこれといった制約の無い、《死者蘇生》と同一の完全蘇生ができるのはありがたい。
コンボパーツとしてだけではなく、一度正規召喚を行った融合「月光」の蘇生を狙うのもあり。
名前の関係でこのカードはサーチできないのが難点だろう。


  • 月光融合(ムーンライト・フュージョン)
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・フィールドから「ムーンライト」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
相手フィールドに、EXデッキから特殊召喚されたモンスターが存在する場合には
自分のデッキ・EXデッキの「ムーンライト」モンスターも1体まで融合素材とする事ができる。

「月光」専用のフュージョンカード。
手札と場の素材を墓地へ送りというポピュラーな融合召喚を基本としながら
条件次第ではデッキ・EXデッキの「月光」も1体まで素材にできる。
細かい部分は異なるが、《影依融合》と《オッドアイズ・フュージョン》の間を取った効果ともいえる。


  • 月光輪廻舞踊(ムーンライト・リンカネーション・ダンス)
通常罠
「月光輪廻舞踊」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「ムーンライト」モンスターを2体まで手札に加える。

自分の場のモンスターが破壊された場合にデッキから2枚の「月光」モンスターをサーチで切る。
単純に効果を見ればこのカードと破壊されたモンスターで2:2交換なのでアドを稼げてないように思える。
というより《月光蒼猫》や《月光虎》のような破壊された時に効果を発揮するモンスターの補助がメインとなるだろう。


  • 月光小夜曲舞踊(ムーンライト・セレナード・ダンス)
永続罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに融合モンスターが融合召喚された時、
そのモンスター1体を対象として発動できる。
以下の効果を適用する。
●相手フィールドに「ムーンライト・トークン」(獣戦士族・闇・星4・攻/守2000)1体を特殊召喚する。
●対象のモンスターの攻撃力は相手フィールドのモンスターの数×500アップする。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
手札を1枚選んで墓地へ送り、デッキから「ムーンライト」モンスター1体を特殊召喚する。

《月光蒼猫》のイラストに反し、効果からお察しするに生成したトークンを融合モンスターでサンドバッグにする気満々のSな通常罠。
さらに相手の展開次第では発動の際に対象とした融合モンスターも強化できる。
もう一つの効果は墓地にある時にこのカードを除外しつつ手札1枚を墓地へ送りつつデッキから「月光」モンスターをリクルートできる。


【相性の良いカード】

EМ(エンタメイト)、オッドアイズ
何気に主人公の遊矢が扱うカテゴリとの組み合わせも強力だったりする。
【月光】自体が融合主軸の戦術のため、《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》を上手く取り入れられればその融合体の《ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》や《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》の召喚も狙っていける。
特に使われるのが多いのは《EMトランプ・ウィッチ》や《EMペンデュラム・マジシャン》辺りだろうか。

スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
融合次元における相方とも言えるユーリのエースモンスターも採用を検討できる。
融合主軸且つ大半が闇属性モンスターのため、融合召喚のチャンスはいくらでもあるだろう。

●炎舞-「天キ」
カテゴリのモンスターが獣戦士族で統一されているため、下級獣戦士族をサーチ可能なこのカードとは相性が良い。
戦闘関連の効果が多い【月光】において、僅かとはいえ全体強化が行えるのもありがたい。

●竜剣士ラスター(ペンデュラム)
自分の場のPカードを能動的に破壊できるコンボ向けの強力カード。
【月光】においても《月光狼》との相性が最高であり、上手く回せれば一度に大量のモンスターを展開できる。
ただ、《竜剣士ラスターP》自身が強力すぎるため現在は制限カードなのが痛いところ。

●希望の魔術師
前評判との落差で落胆されてたら意外なところに目をつけられた新規魔術師。
【月光】での強みはズバリ「レベル4×2体をペンデュラムモンスターに変換できる」点で、自分の効果でペンデュラムモンスターを呼ぶことで、このデッキではちょっと出しづらいが虎や狼のサーチ手段となる《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》のリンク召喚に使用可能。
強みとしては【月光】の純構築でも無理なく採用できるという部分。

RR-ワイズ・ストリクス
幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ
エクシーズ次元のズッ友不審者コンビのカテゴリリンク。
エクシーズ・RUMサポート、しかも片方は鳥獣族を素材に指定していると、一見では獣戦士族で融合主体の【月光】とは合わない様に思えるが、
実は【月光】においては「月光」モンスターを墓地に送れる☆4の《月光彩雛》・場の「月光」カードを戻して自己再生する☆4の《月光黄鼬》・墓地の「月光」モンスターを蘇生させるP効果を持つ《月光虎》の組み合わせでランク4エクシーズがしやすい。エクシーズなら《月光黄鼬》の除外デメリットを無視出来るのも有難い。
そこに《RR-ワイズ・ストリクス》に繋げやすい《RR-フォース・ストリクス》と《RR-シンギング・レイニアス》、Pゾーンの《月光虎》を回収して自己再生出来る《BF-精鋭のゼピュロス》などを絡ませる事によりリンク・エクシーズ・融合を並べて制圧するコンボが可能。
新マスタールール以降の【月光】のスタンダードとも言える組み合わせとなっている。
…ただし、突き詰めると融合モンスターがEXデッキから抜けてリンク・エクシーズ主体のグッドスタッフになってしまうと言う素直に喜べない事態に陥ってしまうのが悩ましい所。

ティアラメンツ
2022年のOCG環境に災厄をもたらした遊戯王史上最狂のパチンコ墓地融合テーマとも【月光】は相性がいい。
「ティアラメンツ」全盛期は「ティアラメンツ」モンスターや《現世と冥界の逆転》の関連カード群の墓地肥やしに便乗して《月光紫蝶》や《月光香》、《月光小夜曲舞踊》の墓地効果から「月光」としても動き出すことが可能であった。
逆に「月光」からも先述した《RR-ワイズ・ストリクス》を素材とした《スプライト・スプリンド》で《ティアラメンツ・メイルゥ》をデッキから墓地に落とすことで、《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》を構えた状態で安全に【ティアラメンツ】展開に移行できるため、非常に安定感の高いものとなっていた。

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最終更新:2024年01月12日 12:54