スーパーマン:サン・オブ・スーパーマン

登録日:2017/11/13 Mon 21:28:45
更新日:2023/01/30 Mon 07:05:10
所要時間:約 7 分で読めます




『Superman: Son of Superman』は2016年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。

+ 作品情報
『Superman: Rebirth』
発売 2016年6月
脚本 ピーター・トマシ、パトリック・グリーソン
作画 ダグ・マーンキ

『Superman Vol.4』#1~#6
発売 2016年6月から
脚本 ピーター・トマシ、パトリック・グリーソン(#3~#6)
作画 パトリック・グリーソン(#1~#2、#4、#6)、ホルヘ・ヒメネス(#3)、ダグ・マーンキ(#5)、

日本では2017年に小学館集英社プロダクションから邦訳本が発売されている。

ピーター・トマシによるスーパーマン・サーガ第1巻。
『DC Rebirth』のスーパーマン最初のエピソードの1つ。新たなスーパーマンとその息子ジョンの活躍を描く。
スーパーマン自身やもう1人のスーパーマン、レックス・ルーサーの活躍を描いている『Action Comics Vol.1』に対し、
『Superman Vol.4』ではスーパーマンの息子ジョンにスポットを当てたストーリーを展開している。
本作ではかつてのスーパーマンの宿敵エラディケイターの戦いを通してジョンがヒーローとしての第一歩を踏み出す姿を描いている。






『Superman: Rebirth』



【物語】

命を落としたスーパーマンの復活のために彼の遺灰を記念碑に取りに来たもう1人のスーパーマン。そこで彼はラナ・ラングと出会う。


【登場人物】

現在の世界とは違う『プレフラッシュポイント』のスーパーマン。髭を伸ばしておりコスチュームは黒くマントが無い。
とある事件で現在の世界に現れ世界を影から守っていたが、この世界のスーパーマンの死を前に姿を現した。
かつて自分も復活を体験しておりその方法を試そうと遺灰を取りに記念碑にやって来た。そこでラナと出会い彼女を連れて北極の『孤独の要塞』に向かう。

  • ラナ・ラング
クラークが育ったスモールビルの友人。様々な戦いで協力してくれておりスティール(ジョン・ヘンリー・アイアンズ)と仲が良い。
スーパーマンに遺言として彼の死後に両親の墓の隣に埋めてほしいと言われおり、それを実行しようと記念碑に訪れていた。
そこで同じく遺灰を取りに来た『プレフラッシュポイント』のスーパーマンと出会い、彼を自分の知るスーパーマンと勘違いする。
その後、彼から自分も復活を体験しておりその方法を試そうとしていると知り『孤独の要塞』に同行する。

  • ドゥームズデイ
かつて『プレフラッシュポイント』のスーパーマンを殺したクリプトンの殺戮生物。スーパーマンの回想に登場する。



『Superman Vol.4』#1~#6



【物語】

スーパーマンとロイス・レーンの息子ジョンはクリプトン人としての力が目覚めつつあったがコントロールできずにいた。
スーパーマンは彼に自信をつけさせようと人助けの場に彼を連れていくが、そのすぐ後にちょっとした怪我でジョンが意識を失ってしまう。
彼の異常を調べるために『孤独の要塞』に向かったケント一家だったがそこでクリプトン人復活を使命とするエラディケイターと出会い戦闘になる。


【登場人物】

現在の世界とは違う『プレフラッシュポイント』のスーパーマン。オハイオ州ハミルトンでスミスという偽名を名乗り農家として暮らしながら、
再びSのマークの付いた青いコスチュームと赤いマントに身を包み活動している。能力を不安に思うジョンを人命救助の場に連れていき勇気づけるが、
彼が木から落ちて意識を失ってしまったため検査のためにロイスを連れて『孤独の要塞』に向かう。
そこで自分の世界で敵対したエラディケイターと出会い、不純なクリプトン人としてジョンの命を狙う彼と戦闘になる。
メトロポリスにワープさせられながらもエラディケイターの体に眠るクリプトン人の魂の力を借りて、全力で戦うために月の『バットケイブ』に向かう。
そこで最後の戦いを挑むがクリプトン人の魂を気にしすぎ全力を出せずエラディケイターに取り込まれてしまう。

  • ロイス・レーン
現在の世界とは違う『プレフラッシュポイント』のロイス・レーンでスーパーマンの妻。謎の作家オーサーXを名乗り世間の悪を暴いている。
クリプトン人と地球人の血を引く特別な存在である息子ジョンをスーパーマンと協力して正しく育てようと考えている。
ジョンが怪我をして過保護な態度をとるスーパーマンに苦言を呈しながらも、一緒に『孤独の要塞』に向かいエラディケイターとの戦いに巻き込まれる。
力の使い方に悩むジョンに思いの大切さを説き戦うための後押しし、月の『バットケイブ』では『ロビン・ライジズ』に登場した
『ヘルバットスーツ』に身を包みエラディケイターに挑む。

  • ジョン・ケント
『プレフラッシュポイント』のスーパーマンとロイス・レーンの息子。Sのマークの付いた上着とジーンズをよく着ている。
不安定なクリプトン人としての能力や自分が原因で世間から姿を隠している両親のことを不安に思っている。
スーパーマンに人命救助の場に連れて行ってもらい能力の使い方について学び始めるが、そのすぐ後に木から落ちただけで意識を失ってしまう。
『孤独の要塞』に連れていかれ検査をされるが自分の命を狙うエラディケイターとの戦闘に巻き込まれる。クリプトが吸収されたことと
母の後押しで戦うを意志を固めクリプトのマントを服に着け父と共にエラディケイターに挑む。
月の『バットケイブ』では父が吸収されたことで恐怖に捕らわれてしまうが母の援護もあって勇気を取り戻す。


≪ヴィラン≫

  • エラディケイター
『孤独の要塞』でスーパーマンを待っていた魂を吸収する力を持つクリプトン星のロボット。元々はゾッド将軍の元で犯罪者の取り締まりを行っていた。
そのためには強引な行動も辞さない。クリプトン星崩壊の際に任務に出ていたため宇宙からその瞬間を見ることになり、
その影響で人間的な肉体を手に入れクリプトン人の魂を吸収し力に変えている。
スーパーマンの乗っていたロケットを目撃しておりクリプトン人を保護するためにロケットを追って地球に現れた。
『孤独の要塞』で手に入れた命を落としたスーパーマンの私物のデータを取り込みスーパーマンに似た容姿に変化している。
当初はロイスやジョンにも友好的に接していたが、ジョンを地球人に汚染された存在と判断し排除することに決めスーパーマンと戦闘になる。
スーパーマンとは互角の戦いを繰り広げるがクリプトを吸収したことでジョンの怒りを買い強烈な一撃を食らい
魂を放出しケント一家と共にメトロポリスにワープしてしまう。魂たちがスーパーマンと和解しかけるのを阻止するも、
月の『バットケイブ』に逃げられてしまうがすぐに追いつきスーパーマンを吸収しジョンとロイスに襲い掛かる。


≪その他≫

  • キャシー・ブランデン
ケント一家の近くに引っ越してきた少女。ジョンが『ヒートビジョン』を放った瞬間を目撃するが何も言わず友人になる。
ジョンと共に木の枝に腰掛け話していた際に枝が折れジョンが気を失い、祖父の力を借りてジョンをケント家に連れていく。

世界を守るヒーローチーム『ジャスティス・リーグ』のメンバーで命を落としたスーパーマンの友人だった。
新たなスーパーマンとその息子の善悪を見極めるためケント家を訪れる。

  • クリプト
命を落とした方のスーパーマンの飼い犬。クリプトン星出身でスーパーパワーを持つ。『孤独の要塞』で待機していたが、
エラディケイターに吸収されてしまいジョンが戦う意思を固めるきっかけとなった。

  • ビッボ・ビボウスキー
メトロポリスで『エース・オブ・クラブズ』という酒場を経営する元ボクサー。スーパーマンの熱烈なファン。
自分の酒場で友人のハッケンと月の石を賭けた腕相撲をしていると突如ケント一家がワープして現れる。
その月の石に『クリプトナイト』が含まれていたため、エラディケイターの魂たちが群がり暴走しかけるがロイスの言葉で石を投げ捨て事なきを得る。
その後、月へ向かうスーパーマンを見送る。

  • ハッケン
ゴッサムの『ヌーナンのバー』の店主。ビッボと月の石を賭けた腕相撲を行い敗北する。その直後、ケント一家と共に現れた
エラディケイターの魂たちに体を乗っ取られてしまう。



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最終更新:2023年01月30日 07:05