中島法子

登録日:2018/07/03 (火) 17:34:00
更新日:2023/08/29 Tue 03:08:03
所要時間:約 5 分で読めます





中島法子とは、漫画『地獄先生ぬ~べ~』の登場人物である。

CV:豊嶋真千子
演:水谷果穂


プロフィール


身長:144cm
体重:36kg
年齢:11歳
生年月日:1985年8月26日(おとめ座)
血液型:A型
趣味:犬の散歩
得意教科:体育以外は大体得意
苦手教科:体育
好きなもの:動物・赤ちゃん
嫌いなもの:毛虫・ゴキブリ


人物


童守小学校5年3組の女子児童。
ピンク髪のおっとりとした雰囲気の女の子。美樹には負けるがスタイルも結構いい。
愛称は「のろちゃん」。ちなみにぬ~べ~ークラスで普段からあだ名で呼ばれているのは彼女だけである。
ちなみに初期設定は「中嶋(なかしま)」だったが、アニメスタッフが「中島(なかじま)」と勘違いして製作していたため、それが逆輸入されて原作でも「中島」が使われるようになった。
『水の底の暗い顔の巻』の冒頭で金田にいじめられていたモブの女子生徒として初登場し、その後、「予言妖怪・件の巻」での初主演にて名前を与えられレギュラー化した。

気が強く活発な女の子が多いぬ~べ~クラスには珍しく、おっとりとした温和で優しい性格。ぬ~べ~は「ぬ~べ~クラス一のいい子」と評価している。
成績も良く器量もいいが、引っ込み思案で大人しいので自ら前に出ようとする事はない。そうした性格のため、金田にいじめられていたり、美樹に目立たないことを揶揄されてネチネチいびられたりしている。
だが自分の意見はしっかり持っており、生きた恐竜のパラサウロロフスを美樹がテレビ局等に売り込もうと言い出した時には「そんな事だめよ!」と真っ先に反対している。
初期の頃は背景キャラクターの中に混じっている脇役であり、同じくあまり目立たないキャラのとは脇役仲間でもあったが、その真面目で大人しい女の子というキャラクター性が原作者にとって扱いやすかったため、次第に出番が増えていき主演エピソードも多くなっていった。同じ優等生キャラながら出番が段々減っていったとは大違いである。
郷子や美樹の影に隠れがちだがクラスのアイドルになる素質は十分あり、淫魔の精霊パウチに取り憑かれて胸が大きくなりセクシーな服で登校した際には同級生の男子全員を悩殺。あの美樹にも敗北宣言をさせている。
この日、(以前から好意を寄せられていたが気付いていなかった)図書委員の子とデートしているが以後進展があったかどうかは触れられていない。
ちなみに男子にとって、「セクシーな服ののろちゃん>>>>>越えられない壁>>>>>裸ランドセル姿の美樹」という認識らしい。
以降はお色気担当要員に昇格(?)。これ以降のお色気シーンには欠かせない存在となる。
パウチを祓われたコマで「胸 元に戻った」と注釈が入り、元の胸は大きくはないように描かれていたが、これ以降は隠れ巨乳キャラとして描かれる。
そのため美樹に対抗心を向けられる事が多く、作中で法子が目立つ度に嫉妬を向けられ、「のろちゃんのくせに」某キツネ顔のお金持ちのような事を言われていびられている。
その魅力は童守小の男子だけでなく、男性読者(特に大きなお友達)をも虜にし、一部では「『地獄先生ぬ~べ~』の真のヒロインはのろちゃん」とまで言われている。

成績は良いが体育は苦手。走るのがとても遅くマラソン大会では毎回ビリになっている。
物覚えは良いと自称しているが結構忘れっぽいところもあり、機械の扱いも苦手である。
のんびり屋でかなり鈍く、5組の亀山が自分に好意を抱いている事に気づかずに素っ気無い態度を取ったせいで、彼にフラれたと勘違いされた事もある。

普段は真面目で大人しいが、その清純そうな見た目とは裏腹に結構腹黒い…と言うか怖い本性を隠し持っている。
絵本の中に閉じ込められた美樹がその筋書き通りの目に遭うと知る(王女=美樹とは気づいていない)と、今までいじめられた仕返しなのか王女(美樹)は国が救えなくて貧乏農場で死ぬような重労働をさせられボロボロとなったと書きクラスメイト達をドン引きさせている。
また、心で思っている事を全て喋ってしまうという呪いのアイテム「ホントのホントくん」を付けられた時には、由香に貸してた本が汚れて帰ってきた事でおんどりゃ~~!!この本手に入れるのにどれだけ苦労したと思ってるんじゃい!弁償してハンバーガーおごって3回まわってワンと言え~~!!と普段からは想像がつかないようなとんでもない暴言を吐いていた。

両親と3人暮らし、作中で弟が生まれた事で4人家族となる。
父親はバリバリの商社マンであり、仕事が忙しすぎるあまり家族との時間をおろそかにしていた。どのようなトラブルに見舞われても目的地に向かおうとするが、ひまむし入道に邪魔をされた際には仕事を全てキャンセルして法子達と遊園地へ遊びに行った。
犬のペエスケを飼っていたが不幸な事故で死んでしまっており、いずなの反魂香で蘇生させたもののペエスケが苦しむ結果となったので諦めて成仏させてあげた。

初主演作は『予言妖怪・件の巻』。
飼育小屋でウサギの世話をしていた時に雌の件の「法子は水で死ぬ」という予言を聞き、これがきっかけで水にまつわるトラブルに度々遭い命の危機に晒される。
解決法は雄の件が知っていたが、雄の件が生まれる場所が自宅だと判明すると、現在妊娠中の母親のお腹に件がいるのではないかと考えるようになる。
件は家畜からしか生まれなかったが段々と不安になっていき、「自分が死ねば雄の件は生まれてこない」と思いつめ、窓の下にあった噴水に飛び込んで自殺しようとする。
だが身投げをする寸前にぬ~べ~に止められ、その直後に母親は無事弟を出産。
その後で自宅に向かうと、家で飼っていたオウムから雄の件が生まれており、彼からこの呪いは中島家の先祖が明神神社の水神の土地を汚した祟りである事を聞き、解決策として明神神社の水神に供物を捧げた事で祟りは消え去った。

ぬ~べ~が童守町を去った後は、私立中学を受験するために晶達と一緒に勉強に励み、『さらにそれからの地獄先生ぬ~べ~』では看護師となっていた。入院患者からの人気は高く、入院希望者も倍増しているらしい。
ちなみに、郷子が迷い込んだパラレルワールドの未来では、中学、高校と男好きの本性を現し、ズルズルとAV女優となっていた。
…というのは美樹のウソで、本当は何になっているかは不明である*1

原作者らは後に発行された文庫版のおまけページで彼女のことを「ピンク髪でおとなしくて優しいなんて、他漫画ならメインヒロイン級のキャラ。そりゃ人気出て当たり前だった」と振り返っている。

アニメスタッフからは「脇役なのに可愛すぎて困る」と、レギュラーの郷子や美樹よりも目立たせないように苦労していたとのこと。
それ故かアニメでは基本脇役のままでやや不遇な扱いだが、第32話『そして誰もいなくなる!図書室の赤い怪少女!!』のアニメオリジナルエピソードの主演回が与えられている。

余談

文庫版7巻のメイキングでは、「予言妖怪・件の巻」の時に「髪形を間違えた。髪で耳が隠れて出ないのが正しいのだが、出して書いてしまった」と作画者が述べているのだが、
初登場回となる29話では普通に耳が出ている。

追記・修正は真面目で大人しく、ちょっと腹黒い人にお願いします。


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最終更新:2023年08月29日 03:08

*1 アニメでは流石にAV女優のくだりはそのまま放送出来なかったため、セクシーアイドル女優に変更された