ホークス(僕のヒーローアカデミア)

登録日:2018/11/25 (日) 5:10:00
更新日:2024/03/31 Sun 13:38:22
所要時間:約 5 分で読めます






「ヒーローが暇を持て余す世の中にしたいんです」






ホークスとは、漫画『僕のヒーローアカデミア』の登場人物である。



◆プロフィール

年齢:22歳
誕生日:12月28日
身長:172cm
血液型:B型
出身地:福岡県
好物:鶏肉


◆概要

ビジュアルは背中に大きな翼を生やしジャケットを着こんだ細身のイケメン。よくファンサをしてくれる。
翼の色はド派手に真っ赤。(ホークス)じゃないんかお前は。
作中に登場するプロヒーローの一人であり、本名は鷹見啓悟(たかみ けいご)

福岡を拠点にする所謂地方(マイナー)ヒーローで雄英高校出身でもないが、本人の嗜好・適性もあって日々全国を飛び回っているため知名度は抜群。
オールマイト引退後のビルボードチャートJPでNo.3からNo.2に昇格した実力者。支持率だけなら新NO1のエンデヴァーを上回っている。
通称"速すぎる男"。事務所立ち上げから1年目、10代でトップ10にランクインという史上初の記録を持っている。
雄英の常闇踏陰をインターン生として受け入れている。


個性:剛翼

で飛行し、翼から羽を分離させ自在に操る個性。
この翼は普通の鳥の翼と異なり骨格の無い無数の羽の集合体であり、羽一枚単位で操ることができる。
固くしなやかな羽は飛ばせば刺さり振るえば切り裂く。羽一枚でも人間の体重を支える程度のパワーを持っている。
しかも羽には周囲の振動を感知する機能まで備わっていて、ホークスの視界外であってもある程度状況を把握することが可能。
強力な個性だが、欠点を上げるなら翼から羽を減らしすぎると自身の飛行能力が下がってしまう。
本人も力押しには無力と語り、戦闘よりも救助活動で力を発揮する個性である。
しかしほぼ全ての羽を失っても約3日あれば元通りに生え変わる。


◆性格

飄々として掴みどころがない性格の持ち主。
天然なのか故意なのか余計なことを言って他人を怒らせる天才。もはや同じプロからも不遜な奴と思われているようだ。
エンデヴァーの前で「これからはあなたが中心でがんばってください俺本当は20〜30位くらいで自由にやりたいので(意訳)」とか笑いながら言ってのけたり。
理想は「ヒーローが暇を持て余す世の中」なんだとか。

…と口では言うものの、地元福岡で見せる彼の姿は困っている人がいれば個性を使って手助けし(おばあちゃんの荷物持ちのような些事すら)、個性犯罪は被害が出る前に食い止め出ても最速で解決に飛ぶ超絶働き者。自分1人でやるのが一番速いという理由でホークスのサイドキックたちは彼の事件解決後に遅れて到着し後処理を担当する。


◆活躍

オールマイト引退後のビルボードチャートJP発表の席で初登場。
絶対的な柱だったオールマイトはもういないというのに、無難なコメントしかしない自分より成果出てない先輩たちに苛立ち挑発をかます。そしてNo.1となったエンデヴァーにマイクを渡し、この場に相応しいコメントを求めた(支持率俺以下No.1という煽り付きで)。
発表後はエンデヴァーの楽屋に呼びつけられ胸倉を掴まれ怒られるも、笑顔のまま「あれは自分なりのアシスト。オールマイトのようにアイコニック(象徴的)な存在でなくとも今は精神的支柱が絶対に必要だから、あなたにそういう存在になってほしい」と目論見を話した。
一応話が決着し楽屋を後にしようとしたエンデヴァーを呼び止め、彼にチームアップを願い出る。かつて神野で掃討したはずの脳無の目撃情報が彼の地元で増えているというのだ。

九州到着後、用意した食事の席でエンデヴァーの前で息子をディスりながら、わざわざ来てもらったけど実はまだ噂の段階だと伝えまた怒らせる。
しかし被害も映像証拠も出ていないにしろ福岡以外の地区にも噂は流れていると個人的な調査結果を話し、

「NO1のあなたに頼れるリーダーになってほしい!」

「立ち込める噂話をあなたが検証して、あなたが安心してくれと!胸を張って伝えて欲しい!」

「俺は特に何もしない!」

そのまま東京にトンボ返りしようとするエンデヴァーだが、その時突然彼らがいるビルを目がけて脳無が飛来し、否応なしに街を巻き込んだ戦闘が開始する。

エンデヴァーとの連携により辛くも脳無を破壊し、強襲した荼毘もミルコの参戦で撤退し死傷者なく戦いが終わった夜、とある廃屋でホークスと相対していたのは敵連合の荼毘だった。
なんと脳無の出現目的は性能テストであり、その手引きをしたのはホークスだったのだ。

ただしホークスの聞いていた予定では明日海沿いの工場で行い、しかもあんなとんでもない性能とも知らされていなかった。*1
一方で荼毘も連れてくるヒーローが現状最高戦力のNO1とは聞いてない。脳無も回収できずテストにならなかったと責める。そして今回はホークスの信用テストも兼ねていて、死傷者0、ホークスがサポートしなければ殺せていたはずのエンデヴァーは怪我を負ったものの健在。そもそも若くしてエリートコースを走るホークスが突然敵連合の思想に共感して仲間入りを求めたという経緯から胡散臭かったと言及する。
ホークスはそれにヒーロー側から得られる情報の質のため、信用を失う訳にはいかないから今は長い目で見てほしいと苦し紛れに答える。
今回の損得で言えば当然だが、信用テストは不合格判定。荼毘はまた連絡すると告げ去って行った。

が、真実はホークスはヒーローのために敵連合に取り入ろうとしていたのだった。 1話の中で裏切りを匂わせ疑惑を払拭し二重スパイ狙いまで読者に開示するとはさすが速すぎる男である
作戦を指示したのはヒーロー公安委員会上層部の女性と警察の男性。どうしても欲しい連合の情報を得るためのスパイを任せたいと打診され*2、連合に取り入る間に被害は出てしまうが、それに目を瞑れる男と見込まれた。
実はホークスは幼少期にその個性で事故から人助けをしたことがあり、その活躍を知った公安に見込まれ、プロになるまで訓練をはじめ全面的なバックアップを受けてきたのだ。
実際にアニメ78話からの新ED「Shout Baby」において、登場人物達の過去の写真が出てきた際にも、公安と思われる者達に訓練を受けている幼少期のホークスの写真も確認できる。
高校入学以前からヒーローになるべく育てられてきたということであり、ある意味では雄英生徒以上の英才教育を受けているともいえる。

しかし、知っての通りホークスは防げる被害に目を瞑れる男では決してない。
この両者の理解のズレ、そして連合が現在No.2ヒーローの命綱を握っているという事実。
ホークスに待っている未来は……


俺はホークス 速すぎる男

ヒーローが暇を持て余す社会

必ず手に入れてやる 俺の出せる最高速度で


◆交友関係

ヒーローランク1位と2位。小馬鹿にしたような態度を取るが、その実強い好感と敬意を持っている。
その理由はエンデヴァーは成果はどうあれオールマイトを本気で超えようとした唯一の人間だったから。

インターン生。先に行われた職場体験でも彼を指名し受け入れている。
鳥っぽい見た目に親近感を覚えており、彼を指名した理由も2割は「鳥仲間」だから*3
後進育成する気はないと言うが、彼に苦手をカバーするのもいいが得意を伸ばすことも忘れないようにとアドバイスしている。


◆余談

原案では鳥の頭をした鳥人間であり、逢魔ヶ刻動物園に登場したタカヒロのデザインを流用する予定だった。
だがアニメスタッフからタカヒロの映画出演希望を受けたため、ホークスのデザインを新たに練り直したらしい。
そもそも「2位は鳥人間」というのがスタッフに不評だったのもあるとか。「ワタル」世代の作者&読者涙目。

また劇場版第2作「HEROES:RISING」のキービジュアルより、TVアニメより先駆けて登場することが判明している。まさしく速すぎる男の名に相応しい。12月5日に行われた完成披露イベントと同時に担当声優も発表された。

ちなみにホークスがスパイ活動を始めたのは神野事件以降の話なので、懸念されている雄英の内通者と彼は別人である。







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最終更新:2024年03月31日 13:38

*1 しかし予定通りにテストが行われたとして、彼はどうやってエンデヴァーを翌日まで引き留めるつもりだったんだろうか

*2 この提案が組織上層部の総意なのか彼らの独断なのかは不明

*3 連れているサイドキック2人組も片割れは鳥っぽいマスクを付けており、本人的に「鳥っぽい見た目」はこだわりとはいかないまでも結構重要なポイントらしい。