アドミラル・ヒッパー
はぁ?あんたが指揮官?
こんなどこの馬の骨ともわからないやつにまで指揮官をやらせるなんて、戦況はもうそんなに切迫しているわけ!?
アドミラル・ヒッパー級1番艦。レア度はSR。
CV:山岡ゆり
ヒッパー級共通のワンピース型の制服と、鉄血らしい怪物的な4頭の艤装が目立つ。
右手にはクリップボードと、趣味の一つであるプラモデルのランナーを持っている。
黄金の髪は、艤装の一部を模した赤色の髪留めでツーサイドアップにまとめている。
胸は、
公式に「同型艦の中では一番胸が小さい」と言及されるほどの
つるぺったん。
性格は、アズレンの中でも
1、2を争う短気でどぎついツンデレ。
ユニオンのラングレーよりラングレー感がある。
口を開けば「バカ!」だの「マヌケ!」だの指揮官への悪態が飛び出し、指揮官の行動を認めてくれることは殆どない厳しい性格で、
その手のキャラに耐性がない人にはしんどいレベル。
提督を兼業する指揮官の中には、某スパルタ駆逐艦のことを思い出した人も多いとか。
だが、好感度を上げれば不器用なりに指揮官を認めてくれるので、頑張って海域に連れ回そう。
この性格は妹には
「金髪とまな板含めて典型的なツンデレ(※要約)」とからかわれており、手を上げそうになるほど腹を立てているらしい。
手先が器用で、プラモデルや料理、生花、機械いじりなど、その手先を生かした趣味を多数持つ。
また、『クロスウェーブ』ではギターの演奏が得意なことが判明。同じく音楽が趣味のダウンズ、
サンディエゴ、
ホーネットとバンド活動をしているようだ。
この「音楽が趣味」という設定は、後のイベント「激奏のPolaris」で拾われることになる。
シナリオではイベント「鏡写されし異色」にて敵として登場。
ドイッチュラントとともに前半海域に出撃し「ちゃっちゃと片付けてやる」と豪語してプレイヤーに挑んでくる…
…が、前半海域ということもあって特に苦戦することもなく倒せてしまう。
その後はティルピッツのキャラストーリーに味方側のヒッパーが登場。前述のようにオイゲンにからかわれて怒っていた。
『クロスウェーブ』には支援艦として参戦。
アニメでは中盤から登場。妹のオイゲンやZ1たちとともに鉄血艦隊の一員としてアズールレーンの前に立ちはだかる。
アニメでも自由奔放な妹に振り回されるのは相変わらず。
性能は一言で言えば「鉄血版インディアナポリス」。
確定発動するシールドスキル「守護の盾」とインディアナポリス同様のダメージ軽減スキル「All or Nothing」により、守りはまさに鉄壁。
インディアナポリスと比較すると
- インディは副砲装備、ヒッパーは魚雷装備。瞬間火力ではヒッパーが勝る
- 火力値と主砲の補正値はヒッパーのほうが高いが、限界突破時の主砲砲座増加がヒッパーにはないため、主砲火力はインディが勝る
- インディは対空面も強いのに対し、ヒッパーは対空がからきし
などの点で違いがある。
魚雷を主力に据えた艦隊においては、足の遅さと対空面の弱さをカバーできれば敵に肉薄する際の「盾」として役に立ってくれるだろう。
全弾発射スキルは通常弾を「>」のような形状にまとめて発射。
+
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Z/Xにおいて |
E14-011 アドミラル・ヒッパー(あどみらる・ひっぱー) |
コスト4 |
鉄血/重巡 |
[*]ウェイカーLv2(あなたのデュナミスに表向きの[ウェイカー]が2枚以上あると有効。)[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのデッキの上から2枚のカードをフォースとしてこのカードの下に表向きで置く。 |
[起]【有効】スクエア【コスト】このカードのフォースを1枚トラッシュに置く。【効果】ノーマルスクエアにある相手のコスト3以下のゼクスを1枚選び、手札に戻す。 |
パワー6000 |
アドミラル・ヒッパー級は姉妹揃って Z/Xに参戦。
スキンがないのでイラストは通常版のみ。フレーバーテキストは入手時のものを少し改変している。
彼女含め[鉄血]は原作で所属するレッドアクシズから赤のカードで、種族は[鉄血]と自身の艦種となっている。
能力はスキル「守護の盾」の再現。2回まで相手の小型ゼクスをバウンスできる。
あくまでバウンス対象はコスト3以下限定のため、大型ゼクスを相手にすると無力だがそこそこに硬い。
ただしフォースを得るにはウェイカーLv2を達成していなければならない。
その代わり、バウンスは被攻撃時に誘発する自動能力ではなく、任意で発動できる起動能力のため、邪魔な相手のゼクスをバウンスしてスクエアを空けるという原作にはない攻撃的な運用も可能。
フォースがなくなった後も「HAPPY VALENTINE!!」をフォースとして仕込むことで再装填しつつパワーを+2000できる。
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アドミラル・ヒッパー(μ兵装)
はあ?あんた、なんでそんな珍しそうな目で見てるわけ?言っておくけど、別にやりたくてやってるわけじゃないっての!
レア度はSR。
CV:山岡ゆり
歌の力をエネルギーに変える新型兵装「μ兵装」を装備したアドミラル・ヒッパー。
艤装のデザインは大まかには変わっていないものの、ヘッドフォンのようなパーツが追加され、口腔内にスピーカーを装備している。
μ兵装のテストのために結成されたアイドルグループ「Polaris」に参加した際の姿で、担当はギター。衣装が変わっただけなので性格はオリジナルと全く変わらない。
「Polaris」への参加はかなり不本意らしく各種セリフやイベント「激奏のPolaris」では待遇への不満が目立つが、
「やるからには手を抜かない」とPolarisの活動には真剣に取り組んでおり、Polarisの艦の日常が見られるSNS(風のコンテンツ)「Polaris通信」もこまめに更新・レスするなど、実際はそう嫌がってもいない。
…要はいつものツンツンツンデレである。
ステータス面はオリジナルと大きな差はなく、耐久だけが下がっているものの使い勝手は変わらない。
スキルは戦闘直後と戦闘中20秒毎に、自身の主砲弾薬を「μ兵装仕様(レッド)」に変更する「速射榴弾フィーバーμ」と、オリジナルの「守護の盾」とほぼ同等の効果を持つ「カーム・シールド」。
「速射榴弾フィーバーμ」発動時のμ兵装仕様弾薬は榴弾属性で、すべての装甲に対して高いダメージ倍率に変化する。これによりオリジナルの攻撃力の低さをある程度克服している。
「カーム・シールド」も「守護の盾」と変わらない性能、かつヒッパーを前衛の先頭に配置することで戦闘開始時に必ず発動するため、短期決戦においてもその防御力を活かせるようになった。
オリジナルのヒッパー同様、味方を守る盾役としてはかなり優秀な艦と言える。
全弾発射スキルはグラフィックは変わっているが、オリジナルと同一。
プリンツ・オイゲン
第三帝国の奇跡、アドミラル・ヒッパー級三番艦――プリンツ・オイゲン。
どんな戦闘でも生き残れるわ。……悪運?よく言ったわね……
アドミラル・ヒッパー級3番艦。レア度はSSR。
CV:
佐倉綾音
ワンピース型の制服は姉と共通だが、姉とは正反対の巨乳が収まりきっておらず、横乳と腋、そして横乳にあるホクロが拝める。
艤装はヒッパーとはデザインが異なり、蛇のような胴体を持ち、砲を携えた2頭の艤装と、一対の盾型艤装を装備している。
銀色の髪は姉のものと似た赤色の髪留めで、同じくツーサイドアップにまとめている。
性格は、色々と烈しい姉とは正反対にダウナー気味で、指揮官にはフランクに接してくる。
こちらを試すような蠱惑的な言動でからかったりと、まるで猫のような気まぐれさ。
逆に戦闘時は普段のダウナーさからは考えられない勇猛・好戦的な一面を見せ、敵の攻撃に対しても「この程度じゃ足りない」と言い切るほど。
だが、そんな小悪魔的な振る舞いや戦場での苛烈さの裏では孤独を隠しており、自己紹介やメイン台詞の一つにもあるように、
史実において彼女を評した「幸運艦」という言葉、ひいては自らの幸運に対して嫌悪感を示している。
彼女は史実での幸運を「生き残ることが出来た」ではなく「仲間を差し置いて生き残ってしまった」と後ろ向きに捉えているようで、
そのことに罪悪感を抱えているのかもしれない。
彼女の笑顔を作りものではなくホンモノにできるかは、指揮官の手腕にかかっている。
シナリオではイベント「謹賀新年」で重桜勢と親交を深めたり、『
装甲騎兵ボトムズ』コラボでは幸運艦の一隻としてメインキャラに抜擢されたり、
『
うたわれるもの』コラボでは声優ネタでウルゥル・サラァナ姉妹に混じって指揮官をからかったり、
ティルピッツ・ドイッチュラントのキャラストーリーに登場したりと、鉄血艦の中でも出番は多め。
広告で顔を出すことも多く、
「鉄血の代表キャラ」的な扱いがすっかり定着している。
『クロスウェーブ』には主力艦として参戦。
アニメでは序盤から、鉄血陣営の代表キャラとして登場。Z1・Z23・ケルン・ヒッパーらとともに重桜陣営の作戦行動に協力する。
相変わらずヒッパーをからかって遊んでいる他、ベロベロに酔って加賀にウザ絡みしたり、茶屋で初春のケツを揉むなど、自由な振る舞いに拍車がかかっている。
性能は防御面にステータスを全振りした鉄壁の盾役。
主力艦に匹敵する前衛艦最強の耐久値に加え、最大70%の確率で発動する、敵弾を無効化するシールドスキル「破られぬ盾」のおかげで、
「攻撃を耐える」という一点に関しては間違いなく前衛艦の中でも最強クラス。
初心者ログインボーナスで一隻は必ず手に入る他、大型艦建造から出現するので、お世話になっている指揮官も多いハズ。
姉と違い対空面も標準的なレベルに収まっており、艦隊編成で十分にカバー可能。
反面火力面は前衛艦最低クラスで、なにかしらの対策は必須。装備や周囲のスキルで補ってあげたい。
全弾発射スキルは姉と同一。
昨今はオイゲンには劣るものの十分な高耐久を持ち、かつ高火力を発揮できる重巡洋艦がちらほら出てきているため、立場が脅かされている感がある。
しかし、対抗馬となる艦は「フル改造が前提」「入手に時間と手間がかかる上に、フルスペックを発揮するために途方もない手間がかかる計画艦」など、
その性能を発揮するまでの道程に問題が山積しているため、手軽さでは遥かにオイゲンが勝る。
着せ替えは水着「色褪せないエガオ」と振り袖「百花繚乱」、パーティードレス「ヴァイン・コーンブルメ」が実装。
指揮官、今笑顔の練習をやっているのよ。
……誰かさんが私の笑顔がぎこちないと言ってるけど…指揮官もそう思う?
「色褪せないエガオ」は、マイクロビキニ風味の布地の小さい黒水着。名前通りの眩しい笑顔にやられた指揮官は多いのではないだろうか。
また、水着着用時の台詞では史実でも関わりのあったプリンス・オブ・ウェールズと親交があることが判明。
彼女の実力を認めており、親友と言ってもいい間柄であることがうかがえる。
水着時のイラストはPoW直伝の「海辺の一番はやりのポーズ」らしい。
これが重桜の新年?ふふ、まあ面白いじゃな~い?ひっく…
指揮官、せっかくの新年だから~仕事なんてほっといてお酒に付き合ってよ~
「百花繚乱」は端的に言えば魔改造振り袖。普段の軍服のように脇乳がチラリしているほか、
下半身は
違う海の利根型を思い出させるスカスカさで、かろうじて股間を隠しているレベルの布地の少なさ。
右手には盃を掲げており、その目は据わっている。
「百花繚乱」時の台詞では結構な飲ん兵衛であることが発覚。新規台詞の大半では酔って指揮官にいつもより絡んでくる。
…ん?なんだ、指揮官じゃない。私、別に酔ってなんか…ひっく…
指揮官は私が酔ってたら何をするつもりなのかしら?うふふ……
「ヴァイン・コーンブルメ」は中国版の2周年記念イベントに伴って実装された、漆黒のパーティドレス…とは名ばかりの「百花繚乱」同様の魔改造ドスケベ衣装。
こちらも「百花繚乱」と同じく脇乳がチラリしており、さらにカットアウェイショルダー型のデザインのために両肩が、スリットにより両脇と太腿が大きく露出している。
艤装は装甲をほとんど解かれ、赤色の生物的な本体が露出している。僅かに残った装甲はウィスキーを置くためのテーブル代わりに使われてしまっている。
こちらでもすっかり出来上がってしまっており、指揮官にやたらと絡んでくる。
+
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「――これがあんたの答え?どうしようかな……」 |
あんたと出会ったのは運命というのなら、この運命に感謝しないとね… これからのこと、楽しみにしているわ、うふふ
18年6月28日には、ケッコン専用着せ替え「運命シンフォニック」が実装。
既存のケッコン着せ替えと同じくウェディングドレスをイメージしているが、彼女のものは露出度高めに改造されており、ミニに改造されたスカートは透けている。
そして陰影で隠れてはいるが、おそらくぱんつはいてない。
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Z/Xにおいて |
E14-01 プリンツ・オイゲン(ぷりんつ・おいげん) |
コスト5 |
鉄血/重巡 |
【P】「指揮官」【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのチャージにあるカードを3枚までフォースとしてこのカードの下に表向きで置く。1枚以上置いたならば、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、5000ダメージを与えてよい。 |
[自]【P】「指揮官」【有効】スクエア【誘発】このカードが攻撃される。【効果】このカードのフォースを1枚選び、トラッシュに置く。置いたならば、バトル終了時まで、このカードはダメージを受けない。 |
パワー7500 |
天川さっこ(シークレット版) |
姉と共に妹も参戦。
イラストはノーマルが通常版、ホロが「色褪せないエガオ」、シークレット版は天川さっこ氏の描き下ろしで指揮官とティーブレイク中のオイゲン。
フレーバーテキストは通常版と「色褪せないエガオ」が入手時、シクはオイゲンにクレープを差し出されて恥ずかしがる指揮官を笑っているオリジナルのもの。
能力はスキル「破られぬ盾」の再現。姉のヒッパーと違って条件はプレイヤー指定になっている。
チャージ3枚を用意する手間はあるが、3回まで攻撃を無効化できるため原作同様とにかく硬い。
この能力は『相手ゼクスはダメージを与えない』ではなく『自分がダメージを受けない』のため、相手の能力の影響を受けないゼクスからの攻撃でも無効化できる。
PSに配置したり、絶界を付与するなどで能力の対象になりにくくすればまさに『破られぬ盾』と化す。
ただし能力を使用していない時のダメージは受けるため、登場時の全体火力などで削られることはある。
アタックトリガーによる火力も、『同時に誘発した自動能力はターンプレイヤーが解決順を決める』という裁定から先に処理されると無効化できない。
姉と同様に「HAPPY VALENTINE!!」でなくなったフォースを補充して2000パンプアップが可能。
ちゃっかりフォース補充時に単体5000火力も持っているので、2面処理が可能という強みもある。
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ドイッチュラント
あなたはもうこのドイッチュラントの下僕よ?光栄に思いなさい。
それから、「うん」はダメ、返事は「はい」よ?わかった?
ドイッチュラント級装甲艦1番艦。レア度はSR。
CV:
上坂すみれ
白いワイシャツに裏地が赤いロングコート、黒いスカートにロングブーツと、バンギャル風の派手な衣装が目を引く。
重巡の中でも幼い顔立ちで背も低いが、後述の着せ替えでは衝撃の事実が明らかに。
衣装同様に艤装も派手で、自身の背丈に匹敵する、砲を満載した巨大な艤装を左右に従えており、右手には専用の大型拳銃を持っている。
黒髪は腰まで伸び、やや左右にハネた前髪には白と赤のメッシュが入っている。
曲者が揃う鉄血艦の中でも一等目立つ問題児。
「スピリチュアルリーダー」を自称し、サディスト気質でプライドが高く、通りすがりの重巡を理由もなく驚かせて遊んだりと素行は悪い。
指揮官のことも「下僕」「下等生物」と呼んで基本的に見下している。
指揮官に対する物言いも理不尽・辛辣で、まさに傍若無人が服を着て歩いているようなキャラクター。
ただ、強化成功時や勝利時には一応指揮官を労ってくれる。委託完了時も「意外とやるじゃない」と褒めたりするので、根は悪い子ではない…のかもしれない。
上記のような自信家ではあるがメンタルが打たれ弱く、普段の強気さは周囲に秘した劣等感の裏返し。その自信を砕かれると、途端にネガティブになりいじけてしまう。
特に史実での第2の名前「リュッツォウ」で呼ばれることを嫌っている。
その「劣等感」の秘密は、後述するキャラストーリーで明らかになる。
彼女も例に漏れず好感度を上げれば徐々にデレてくれるのだが、「ラブ」台詞が特に強烈。
そこまでの道程は長いがこの一言だけで彼女の印象がガラッと変わるレベルなので、彼女に惹かれたなら是非聞いてみよう。
シナリオでは、敵としてはイベント「鏡写されし異色」にて登場。
一番槍として意気揚々と前半海域に出撃しプレイヤーに挑んでくる…が、前半海域ということもあって特に苦戦することもなく倒せてしまう。
ほか、専用のキャラストーリー「曇りの仮面」が実装済み。
全陣営対抗の演習での敗北をきっかけに、彼女が秘めた「劣等感」の秘密が明らかになる。前述の「ラブ」台詞同様彼女に受ける印象が変わるので、こちらも必見。
また、公式ノベライズ「Episode of Belfast」では台詞で存在を言及されるにとどまっているが、基地合同のミスコンに鉄血代表として出場していたらしい。
性能は、ヒッパー級とは逆に攻撃にステータスを全振りした火力おばけ。
重巡ナンバーワンの火力値に加え装填値も早めで、魚雷のおかげで瞬間火力にも期待できる。
戦場で見かけない日はない軽巡・駆逐に対するダメージを最大35%引き上げるスキル「ポケット戦艦」もあって、敵をサクサク掃討してくれる。
また全弾発射スキルも、大型の「>」字の徹甲弾弾幕と、散弾のように散らばる通常弾を同時発射するという強力なもの。
徹甲弾の貫通性能により多くの敵を巻き込める上、まるでレーザーのごとく高速で飛ぶため回避も困難。
だが攻撃性能の反面防御面はボロボロで、回避・速力・対空は重巡中ワースト、対空の補正値自体も100%とパッとしない。
史実通り、空襲に対しては無力と言ってもいいレベル。
速力が出ないため、前衛艦隊にドイッチュラントを混ぜるだけで足回りが目に見えて悪化するのも辛い。このあたりを対策しないと、その火力を発揮する前に沈んでしまう。
見どころの攻撃面に関しても
- 雷装値そのものは高いが魚雷の威力補正値は悪く、実際の魚雷ダメージは伸び悩む
- 全弾発射スキルの通常弾部分は異様に弾道がブレる
など欠点があり、手放しには褒められない。
総じて本人の気難しさを反映するかのようなピーキーな艦であり運用は難しいが、凶悪な全弾発射や「ポケット戦艦」によるスペック以上の火力などの長所はオンリーワン。
適切な装備と他の艦によるカバーがあれば、彼女の言うところの「戦争の愉悦」を味わうこともできるだろう。
着せ替えは「漆黒の魔姫」と水着「サービスタイム?」、パーティドレス「魔姫の夜宴」、チャイナドレス「灯華の支配者」が実装。
下等生物のくせに、いいセンスしてるわ……そう、この私こそ鉄血なる魔姫、闇夜の主ドイッチュラントよ!
下等生物、ううん、私の下僕よ!おいで、お前に忠誠のキスを誓うチャンスをくれてやるわ!
「漆黒の魔姫」は吸血鬼をイメージした漆黒のドレス。豪華な赤い椅子に腰掛け、周囲には単眼の翼を持った謎生物を従える…というひときわ個性的な着せ替えスキン。
またこのスキンでは胸元に谷間が確認でき、所謂
トランジスタグラマーであることが発覚。全国の下僕に衝撃を与えた。
周囲の謎生物は普段から呼び出せるらしく、後述の「サービスタイム?」でも呼び出してくる。
ちなみにあの豪華な椅子からは自力で降りられないようで、メイン台詞では指揮官に下ろすよう要求してくる。
夏には日焼け対策が必須ね…さぼるな下等生物!日焼け止めはムラなく塗ってもらうわよ!
「サービスタイム?」は黒ビキニ。髪を2つにまとめ、右手にはサンオイルのボトルを持っている。
普段の刺々しさは鳴りを潜め、甘ったるい笑顔でまるで指揮官を誘うかのように身体をくねらせるさまは「妖艶」の一言。
しかもLive2D対応で、程よい肉付きのボディがぬるぬる動くだけでなく、オイルの塗り込まれる様子が拝めるのである。誰が呼んだか「ドエッチラント」。
アズレンのL2Dの白眉と言ってもいい出来なので、一度は見ることをおすすめする。
着せ替え実装前、セントー実装時のイベント「盛夏の射手座」にて、オイゲンから「水着で指揮官を落とす方法」を吹き込まれていたので、
あの笑顔やポーズはその成果かもしれない。オイゲンGJ。
機嫌が良さそうに見える?そうね、今日は可愛い妹もパーティーに参加しているんだもの、機嫌がいいに決まってるわ!
この下等生物、主にもっともてなしなさい!あはははは!
「魔姫の夜宴」は中国版の2周年記念イベントに伴って実装された、漆黒のパーティドレス。傍らには犬型の小型艤装、通称「乗り物1号」を従えている。
上述のセリフ通りシュペーとともにイベントに参加しているせいか、いつにも増して上機嫌。
また、タッチ台詞では指揮官とダンスを踊るために影で練習していたことが判明。やっぱり、根はいい子なのかもしれない。
祝日なのにみんな忙しそうね!…そうか!これは下等生物がこの私のために用意したサプライズ…!?ふ、ふふふ、せいぜい私を失望させるんじゃないわ!
「灯華の支配者」は春節仕様の真紅のチャイナドレス。
他の春節系着せ替え同様に、ベンチや部屋のインテリア、背景などが細かく書き込まれた特別仕様。
+
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Z/Xにおいて |
E14-015 ドイッチュラント(どいっちゅらんと) |
コスト5 |
鉄血/重巡 |
[常]【有効】手札【効果】スクエアに相手のコスト4以下のゼクスが3枚以上ある場合、このカードのコストは2減る。ただし、0以下にならない。 |
[*]ウェイカーLv4(あなたのデュナミスに表向きの[ウェイカー]が4枚以上あると有効。)[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】ノーマルスクエアにあるすべての相手のゼクスに6000ダメージを与える。この能力によるダメージでゼクスを3枚以上破壊した時、カードを1枚引いてよい。 |
パワー7500 |
ドイッチュラント級からは姉のみ参戦。
イラストは通常版と「漆黒の魔姫」の2種類。フレーバーテキストはそれぞれ入手時のもの。
能力はスキル「ポケット戦艦」の再現で、登場時に相手全体に6000ダメージをばらまきつつ3枚以上破壊すれば1枚ドローできる。
この6000という数値は理論上は能力持ちコスト4ゼクスのパワーに相当し、また[改]を除いて[駆逐]がコスト3以下、[軽巡]がコスト4以下に集中しているためこのような措置になったと思われる。
加えて相手の小型ゼクスに囲まれていると手札でコストが下がる能力も持ち、その場合はほぼ確実に3枚以上焼けるので巻き返しに強い。
ただし火力能力を使うにはウェイカーLv4と少しばかり重い条件があるので、『速力が低い』というところまで再現してしまっている。
ウェイカーアッパーを持つZクラス駆逐艦などを利用して早めに条件を満たしてあげよう。
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アドミラル・グラーフ・シュペー
勝利の確率はいくら低かろうと、戦場には向かうよ。……そう振る舞ったほうが人間に憧れられるから
ドイッチュラント級装甲艦3番艦。レア度はSR。
CV:
渕上舞
姉と同じくバンギャル風味の衣装で、首には鉄血特有の十字が入った赤色のマフラーを巻き、
南半球が大きく露出した黒尽くめのボンデージドレスを着用している。スカートは胸元から吊り下げるような独特な構造。
艤装も姉と似た自身の背丈に匹敵する巨大なものだが、姉にない特徴として、両腕に禍々しい鉤爪状の艤装を装備している。
髪は短めの銀髪。姉同様に、前髪には赤のメッシュが入っている。
艤装の凶悪さに反し、エキセントリックな姉とは真逆の物静かで達観した性格。
私的な感情を押し殺し、自らを「兵器」として定義している。指揮官の命令にも忠実に従い、喜怒哀楽をまるで見せない。
だが、その裏では人間的な生き方や愛情への憧れを持っており、史実の最期から孤独を恐れている。
そんな彼女のコンプレックスは巨大な両腕。
この腕のために仲間や指揮官に触れられないことを悲しんでおり、好感度を上げるとそんな内心を指揮官に明かしてくれる。
シナリオでは、イベント「アドミラル・グラーフ・シュペー追撃戦」にてイベント名通りメインキャラとして登場。
史実通り通商破壊に従事していたが、エイジャックス・アキリーズ・エクセターからなるアズールレーン艦隊に発見され、
最初は逃走を試みるもエイジャックスの作戦に乗せられ退路を断たれる。
最後は自爆も厭わずエイジャックス・アキリーズの迎撃を試みるが…。
味方側のシュペーはエイジャックスのキャラストーリーに登場。上記のイベントや史実では敵となったエイジャックスとは何だかんだで友情を築いている。
19年5月のアップデートでは、キャラストーリー「小さな出来事」が実装。
性能は殆ど姉と同等。
火力、雷装、装填が僅かに低下し、代わりに耐久が増加している。
長所・短所ともにドイッチュラントから据え置きなので、あちらと同じような運用で間違いはない。
着せ替えは私服「少女の日曜日」「平穏な日常」、パーティドレス「未知の記念日」、アイドル衣装「Tekketsu♥Kawaii」が実装。
戦闘以外のことは頑張って勉強しているの。普通に生きるって戦闘と比べても簡単じゃないのね……
「少女の日曜日」では黒い洋服に着替え、右手にはドイッチュラントのラバストがついたカバンを、
お菓子の袋を持った左手にはスーパーのレジ袋をぶら下げ、右手の指先にとん○りコーンをはめて遊んでいる。
腰からは水色の液体の様な見える尻尾が生えている風に見えるが、実は引き連れた魚型艤装の尻尾。ただし後述の2スキンも含めて彼女から尻尾が生えている風に描かれている。
コンプレックスであった禍々しい両腕はなんと普通の腕になっている。通常時の台詞ではさも「二度と外せない」ような口ぶりだったが…。
「誰かが外してくれた」「サイボーグなのでアタッチメント切り替えした」等の様々な考察があったが、真相は「戦闘機械である私に相応しい"血塗れの手"」と考えていたから。
ヒューマノイド(ガイノイド?)、ましてや兵器の擬人化故に決して人間になる事の出来ない自分が、冷徹な兵器のままで居続ける為の戒めとして日頃装備し続けていたのが真相。
しかし姉やエイジャックスに勧められて日常では外すことを選んだらしい。
台詞によるとアズールレーンの学園に入学したようで、両手の装備を外した(=心を開いて年頃の少女らしく振る舞う様になった)為か明るい台詞が増えた。
鉄血勢を中心に様々な艦と交流を持っており、
- オイゲンから化粧を教わった
- フィーゼや他のZクラス駆逐艦の皆に絵本を読んであげている
- ヒッパーの扱いに慣れている
- エイジャックスからは入学祝いに黒ストを贈られた
事が判明。
さらに、タッチ台詞ではドイッチュラントが凄まじい妹バカであることも発覚。
拡声器を持って「ウチの妹をいじめるな」と日々触れ回っているとのこと。本人は大迷惑しているそうな。
イラストリアスさん、私に紅茶の淹れ方を教えてもらえないかな?
ヒッパーちゃんからロイヤルに倣った鉄血のお茶会に誘われたけど、私、淹れたことなくて………
「平穏な日常」も「少女の日曜日」同様のカジュアルな休日ファッション。萌え袖気味のセーターがキュート。
空中に浮かぶ艤装や水色の尻尾、ドイッチュラントのラバスト、そして生身の腕はこちらでも健在。
こちらも平常時に比べて明るい台詞が多めで、どうやらSNSを楽しんでいる模様。セリフでは他の鉄血艦の日常生活に言及している。
- ヒッパーはSNSでは素直、グラーフはSNSの更新多め?
- オイゲンはPCのキーボードを未だに指一本で打鍵している
など。にくすべさん本当日常を謳歌してんな
またボイス未実装だが頭をタッチすると頬を膨らませて「わしゃわしゃしないで」と言う。可愛い。
華やかでフォーマルな雰囲気…これが『パーティー』なの?
上手く馴染めるのかな、私…ううん、指揮官もいてくれるから……頑張るよ!
2周年記念スキンとして実装された「未知の記念日」では青いドレスを着用。もちろん水色の尻尾と魚型艤装も健在。
「アズールレーンとレッドアクシズが仲良く入り交じるプレイヤー陣営」故に開かれた「鉄血とロイヤルの合同パーティ」に参加するために、もはや親友同士の関係となったエイジャックス&妹バカのドイッチュの全力コーディネイトの結果がこの姿。
しかもあの目立ちたがりかつ威張りんぼうのドイッチュが妹を主役にしたい一心で、あえて自分はドレスを着ないという徹底ぶり。
ここまで来ると明るく柔和な笑みを浮かべるようになり、かつての「戦闘兵器 アドミラル・グラーフ・シュペー」だった頃とは違う、「一人の女の子」になった彼女を見ることが出来る。
さらに敵味方関係なく付き合ってきたおかげで、コミュ力おばけと言えるレベルまで交友関係が広がっている。
笑顔の彼女の周りには自然に人が集まる様だ。
ステージで歌うのは、思いのほか平気かも……
指揮官、姉ちゃんが持ってるあの『Tekketsu♥Kawaii』のカードを下げてきてもらえない?
「Tekketsu♥Kawaii」はイベント「激奏のPolaris」開催に際して実装されたアイドル衣装。
巨大な艤装は両腕のものと水色の尻尾以外取り払われ、頭上にはスポットライトと一体化した小型艤装が飛び回る。
また、周囲ではハッピに鉢巻き、両手にサイリウムや看板を持った
俺らアイドルオタクを模した饅頭たちがせわしなく跳ね回っている。
Live2Dに対応しており、
両手でハートを作るなど可愛いモーションの数々が拝める。
「激奏のPolaris」では、本人はμ兵装の試験に参加する気はなかったものの、妹の可愛さを世界に知らしめたいドイッチュラントたっての願いで対戦相手として参加。
ローン
鉄血巡洋艦のローンです。かの世界では構想段階でしか存在していなかったのですが……
それより指揮官、私、見えていますよ――あなたの心の奥には、私と似たような「モノ」が…
装甲艦の設計案のみ存在していたと定義されている『架空存在』の一隻。レア度は開発艦専用のPR。
アドミラル・ヒッパー級をベースにして、主砲を三連装砲化した重巡洋艦として計画されていた。
CV:
佐藤聡美