Z46(フィーゼ)、最近タブレットばかり見ているのね。

……オイゲンか。アニヲタwikiを見ているのだ。

アニヲタウィキ?

オンラインの百科事典のようなものだ。有志が集って、サブカルチャーを中心に様々な事柄について詳細を記している。
ここはまるで知識の宝庫だ。何もかもが新鮮で、驚きに満ちている!

それは面白そうね。私たちについての記事はないの?

それなら…先程アップされたようだな。見てみたいのか?

私たちが外からどんな風に思われてるのかっていうのは興味あるわね。さて、どんなことが書かれてるやら…








登録日:2018/11/29 thu 21:30:00
更新日:2024/03/18 Mon 17:40:54
所要時間:約 62 分で読めます




鉄血(てっけつ)とは、艦船擬人化シューティングゲーム『アズールレーン』に登場する国家・軍事組織の一つ。


+ もくじ


概要

アズールレーン作中における4大国家の一つ。モチーフはドイツ。
強大な軍事国家で、4大国家の中では科学技術に秀でる。

ゲーム本編の開始以前、人類共通の敵であるセイレーンに対抗すべく他の4大国家(ユニオン、ロイヤル、重桜)と超国家軍事連合《アズールレーン》を結成する。
しかし入手したセイレーンのテクノロジーの扱いを巡ってユニオン、ロイヤルと対立。
ストーリーの第一章にてユニオン、ロイヤルに宣戦布告し、志を同じくする重桜とともにアズールレーンを離反、軍事連合《レッドアクシズ》を結成する。

あくまで人類の持つ科学技術を用いてセイレーンに対抗すべきと主張する現アズールレーンに対し、
「セイレーンのテクノロジーを積極的に取り入れ、毒を以て毒を制するべき」「セイレーン由来の技術を、人類の発展に活かすべき」というスタンス。
KAN-SENにも積極的にセイレーン由来の技術を取り入れており、モチーフとなった艦船の特徴を色濃く残すアズールレーン陣営のKAN-SENと比較して、
陣営全体で機械的・怪物的な、敵であるセイレーンを思わせる異形のデザインが目立つ。

一部アズールレーンに身を寄せた勢力もいるらしく、ゲーム内では戦術教室に軽巡洋艦・ケルンが常駐している。
またイベントでは、重桜の面々と同じくプレイヤーの艦隊に所属している扱いになっているようだ。

KAN-SENの装備開発は「クラップ」という企業が行っている。

メインストーリーではプロローグで戦いの口火こそ切ったものの、ストーリー上ではレッドアクシズの片割れである重桜が目立ち、登場する機会はほとんどない。
所属KAN-SENの入手手段も極端に限られ、多くはイベントや建造でしか入手できない。
イベント「鏡写されし異色」の復刻を経て建造に常設実装される艦もポツポツ現れてはいるが、現状は実質的にはイベント限定勢力と言ってもいい扱いである。

所属KAN-SENの特徴

デザイン的には軍服のようなファッションが目立ち、モチーフとなったドイツを意識してか服装は全体に黒・灰色などの寒色系統のカラーリングに統一されている。
しかしWW2時代の所謂「ナチスドイツ」的な表現に関しては各国で表現規制がなされているため、全体的にデザインは第二帝国時代の軍装風味。
そして、前述の通り「セイレーン由来の技術を積極的に取り入れている」という設定から、他陣営と比較すると艤装のデザインが非常に独特。
具体的に言うと陣営を通して艤装に生物的な意匠が取り入れられており、重巡以上の艦種になると艤装がまるで機械の怪物のような異形になっている。
寒色のカラーリングとアレンジされた軍服、異形の艤装の相乗効果により、
全体的にKAN-SENのデザインからはアニメ・特撮の悪の組織における女戦士・女幹部」といった印象を受ける。

どうやらセイレーンのテクノロジーを艤装の強化に用いているようで、
ライプツィヒの台詞やスピンオフ「びそくぜんしんっ!」の描写によるとこれら艤装は使用者と独立した意思を持っているらしい。

性格面ではアズールレーン陣営と比較して「尖った」キャラクターが多く、過激な性向の持ち主も少なくない。
例を挙げれば、
  • Sっ気があり、上官である指揮官をスキあらば「調教」しようとしてくる女王様気質
  • 口を開けばプレイヤーへの罵詈雑言が飛び出すツンツンツンデレ
  • 元となった艦船の艦歴の影響で、心を閉ざしてしまっている
  • 世界そのものを憎み、滅ぼしたいという破滅的思想を持つ厭世家
  • プライドが高く、指揮官を含め他人を常に見下すサディスト
など、身も蓋もないことを言えば問題児が揃っている。

ゲーム的な特徴

攻撃なら攻撃、防御なら防御と目的に特化した性能の艦が多い。
アズールレーン陣営と比べると一癖も二癖もある艦ばかりで、性能を活かすためには目的意識を持って艦隊を編成することが求められる。
また全体的に対空面が弱く、そちらもフォローは必須と、総じて中級~上級者向け。

ただしそれらのハードルを乗り越えると他陣営にない強さを発揮する艦も多く、
  • 駆逐艦最強クラスの基本性能に加えてZ1のバフも受けられる怪物駆逐艦・Z46
  • 鉄血への陣営バフを持ち、自身も特殊弾幕・確定クリティカル砲撃・超射程副砲など盤石の攻撃性能を持つ鉄血の指導者・ビスマルク
  • トップクラスの耐久と自爆ボート耐性、「戦艦と編成しない」という簡単な縛りをクリアするだけで高倍率のバフが得られるティルピッツ
  • 戦場で遭遇しない日はない駆逐艦・軽巡洋艦に対して特効スキルを持つ火力の鬼・ドイッチュラント(アドミラル・グラーフ・シュペー)
  • 貴重なシールド展開スキルで前衛艦隊全体の持久力に貢献するプリンツ・オイゲン(アドミラル・ヒッパー)
など、プレイヤーから高評価の艦もちらほら。
何れの艦もきちんと特性を理解して艦隊を組めば応えてくれるだけのポテンシャルを秘めており、編成に苦心するだけの価値はある。



所属KAN-SEN

駆逐艦


軽巡洋艦

ケーニヒスベルク級軽巡洋艦全3隻と、ライプツィヒ級軽巡洋艦1番艦ライプツィヒと2番艦ニュルンベルクが実装。
ケーニヒスベルク級は鉄血艦としては珍しく多くの海域でドロップする。


重巡洋艦

アドミラル・ヒッパー級1番艦アドミラル・ヒッパー、3番艦プリンツ・オイゲン、
ドイッチュラント級装甲艦1番艦ドイッチュラント、3番艦アドミラル・グラーフ・シュペーが実装。
また、計画艦第一期としてローンが実装されている。


戦艦・巡洋戦艦

戦艦はビスマルク級戦艦1番艦ビスマルクおよび2番艦ティルピッツが実装。
巡洋戦艦はシャルンホルスト級戦艦1番艦シャルンホルスト、2番艦グナイゼナウが実装されている。*3
また、開発艦第二期としてフリードリヒ・デア・グローセが実装されている。


空母

史実では多くが計画されながらも建造中止に至るなどして結局一隻も完成しなかったという事情故か、
当初はグラーフ・ツェッペリン級1番艦グラーフ・ツェッペリン及び派生キャラクターとしてツェッペリンちゃんのみという寂しい状況だった。
2020年にグラーフ・ツェッペリン級2番艦ペーター・シュトラッサーや軽空母ヴェーザー*7が新たに登場している。


潜水艦

詳細はUボート(アズールレーン)を参照。





ふむ…我々は外部からこのように思われていたのだな。ためになった。
しかし、ヒッパーの指揮官に対する辛辣さが、よもや好意の裏返しだったとは。人間の心とは複雑だな。

プライドが高すぎるのも困りものね。好きなら好きって言えばいいのに、重桜のヤマシロあたりを見習って―――

オイゲン!Z46!誰がツンデレだってのよ!!あんなノロマを誰が好きになるもんか!

あら、ヒッパー。でも、いろいろ言いつつなんだかんだで指揮官を手伝っているじゃない。
その金髪とまな板も含めて、まさに手本のようなツンデレだと思うけど?

―――今日という今日は許さないわよ!!待ちなさい!!二度とその生意気な口をきけないようにしてやる!!



…ふたりとも行ってしまった。

画面の前の指揮官たちよ。よき追記・修正を頼むぞ。
この記事は私と同じく完璧には遠いが、皆の知識を合わせれば完璧に近づけることもできよう。



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最終更新:2024年03月18日 17:40

*1 グローウォームの「敵艦接触時の敵へのダメージ増加+自艦隊の接触ダメージを軽減」というスキル「コメットヘッドスマッシュ」を活かした、速力を可能な限り盛って、接触ダメージ+魚雷攻撃をダメージソースとする特化編成。

*2 戦闘開始時には100%発動。以降、20秒ごとに一定確率で発動する。

*3 シャルンホルスト級は資料によって「戦艦」として扱われるか「巡洋戦艦」として扱われるかでブレがあるが、本作では巡洋戦艦としてカテゴライズされている。

*4 ミニイベントで入手できる「約束の証明」のスキル名は実装当初は「果たされなかった約束」となっていたが後にメンテナンスで「果たされた約束」へと変わるという演出がなされた。

*5 ホットパンツ説あり。

*6 真偽は不明。

*7 当初は改アドミラル・ヒッパー級重巡洋艦四番艦ザイドリッツとして開発され、その後軽空母として再設計されたという経緯がある。

*8 大陸版にて諸事情により2022年7月末を以てキャスト変更。日本版では図鑑から切り替え可能。