メオン(キャプテン翼)

登録日:2019/01/26(土) 09:18:56
更新日:2023/06/17 Sat 21:49:23
所要時間:約 11 分で読めます




概要

テクモ版キャプテン翼『II』~『IV』に登場する、ゲームオリジナルの登場人物。
所属クラブチームはグレミオ(ブラジル)『II』~『III』 → スポルチ(ブラジル)『IV』。
国籍はブラジル。
ポジションはGK。

初登場時の演出、ドライブシュートが通用しなかったり、それなのにダイレクトシュートに弱かったりと、プレイヤーに色んな意味でインパクトを残した人物である。

作中での活躍

『II』

 最序盤に颯爽と登場。
 リオカップにおいてフルミネンセとコリンチャンスを下し、次戦のグレミオ戦に向けての調整を進める翼らサンパウロのメンバー。
 その練習を終えた後、宿舎に戻ろうとした翼たちだったのだが。


 メオン「お前が翼か。」

 翼「誰だ、お前は!?」


 そこにいたのはゴールバーの上にどっかりを腰を下ろしながら翼たちを見下す、グレミオ所属GK…メオンの姿だった。


 メオン「俺はグレミオのキーパー、メオン。サンパウロの戦いぶりは昨日見せて貰った。翼、明日の小手調べに俺と遊んでみないか?」

 翼「殴り込みって訳か。」

 メオン「まあ結果は見えているから、嫌ならいいんだぜ?キャプテン。」

 翼「いいだろうメオン、お前の挑戦受けてやる!!」

 メオン「さすがキャプテン、話が分かるぜ。早速勝負と行くか!!」


 かくして翼とメオンによる、PK戦での勝負が行われる事になった。
 だが次の瞬間、チームの誰もが予想もしなかった、とんでもない光景を見せつけられる事になるのである…。


 メオン「さあ、来い!!」

 翼「行くぞ!!」


 渾身のドライブシュートを放つ翼。
 だがそれをメオンは余裕の表情で、あっさりとキャッチしてしまったのだ。


 翼「何ぃ!?」


 まさかの事態に驚きを隠せない翼たち。
 これまでドライブシュートを取れた相手は若島津、ヘルナンデス、ミューラーとごく一部の超一流選手しかいなかった。彼らに匹敵する強敵がブラジルにいたのだ。
 ヘルナンデスやミューラーから得点できたのは親友・岬とのコンビプレイや、日向のネオタイガーショットがあったからこそ。日本から遠く離れたサンパウロには岬や日向に匹敵するほどの仲間はいない。ツインシュートやドライブタイガーは、今の翼には使えないのだ。
 最後の頼みの綱とも言えるドライブシュートが完全に通用しない……。いったいどうすれば……。
 うなだれる翼に対し、メオンは情け容赦無くはっきりと宣言したのだった。


 メオン「翼。ドライブシュートは俺には通用しないぜ?明日の試合が見ものだな。」


 それだけ告げて、颯爽と去っていくメオン。


 翼「…ドライブシュートが、通用しない…!?」


 その衝撃が冷め止まぬまま、翌日のグレミオ戦を迎える事になる翼らサンパウロ。
 エースストライカーのダ・シルバ、鉄壁の守りを見せるメオン…このグレミオの両エースに苦戦を強いられながらもサンパウロは何とか善戦し、ペナルティエリアに入った選手がボレーシュートを放つのだが…。


 メオン「く…くそっ!!」

 アナウンサー「メオン君パンチング!!辛うじて弾いた!!」

 翼「むっ、今のは…。」


 今のメオンの慌てた態度に、翼は何かに気付いた様子。
 そのこぼれ球を拾った選手が、今度はメオンにヘディングシュートを放つ。


 メオン「く…くそっ!!」

 アナウンサー「メオン君パンチング!!辛うじて弾いた!!」

 翼「むっ、やはり…!!」


 今のメオンのプレーを見て、翼は確信した。
 そう…メオンは確かにドライブシュートに対しては無敵の強さを誇るが、ダイレクトシュート*1が苦手だという、GKとしてはあまりにも致命的な弱点を抱えていたのである。
 だがそれでもメオンは優秀なGK。伊達に強豪グレミオにおいて正GKを任されているだけの事はある。
 真正面から行ったのでは、翼のオーバーヘッドの威力では通用しない。
 一体どうすれば…だが次の瞬間、翼は突然閃いたのだった。


 翼「あった!!あったぞ!!必殺のオーバーヘッドを撃つ方法が!!」


 グレミオ陣地内で両者入り乱れる混戦の最中、味方選手がこぼれ球を拾う。
 その選手に対して翼は叫んだ。


 翼「来い!!俺に持って来い!!」

 アナウンサー「バビントン君、上手いセンタリング!!」*2

 翼「これだ!!このボールで決める!!」

 メオン「!?」

 翼「行けぇーーーーーーーーっ!!」


 渾身のオーバーヘッドを放つ翼。
 必死に飛びつくメオン。


 メオン「止   め   る   !!」


 大丈夫、届く…必死にボールに手を伸ばすメオンだったのだが。
 次の瞬間、メオンの手元でボールが突然浮き上がったのだった。


 メオン「な、何ぃ!?」

 アナウンサー「決まったーーーーゴーーーーーーーーーーーーーール!!」


 翼の渾身のシュートが、無情にもグレミオゴールのネットを突き破る。
 そう…翼はただオーバーヘッドを撃ったのではない。ドライブシュートでオーバヘッドを撃つ、言わば「ドライブオーバーヘッド」を繰り出したのだ。
 ただオーバーヘッドを撃ったのでは通用しないなら、ドライブシュートの威力を上乗せしてやれば済むだけの事。
 果たして翼のその奇策は上手く行き、メオンはあっさりとゴールを割られてしまったのだった。


 メオン「ば…馬鹿な…!!」


 自分が意気揚々と破って見せた翼のドライブシュート…そのお返しと言わんばかりに、今度はそのドライブシュートでゴールを割られてしまった…。
 まさかの事態にメオンはうなだれ、その場に崩れ落ちてしまったのだった…。


 試合後、翼の様子を偵察していたブラジルの最終兵器コインブラからは「メオン如きに手こずるとは、先が思いやられるぜ。」と吐き捨てられ、
 各国代表の戦力分析をする新聞記者たちからも「ブラジルには腕のいいキーパーがいないぞ」と酷評されてしまう。
 そして全日本対ブラジルの決戦には、プロで活躍するGKゲルティスが招集されており、そこにメオンの姿は無かった…。*3

『III』

 こちらでも序盤に登場。リオカップ初戦でコリンチャンスを破った翼らサンパウロの前に、またもグレミオの正GKとして立ちはだかる。
 ロベルトは「今大会ナンバーワンGK」とメオンを評価し、翼たちに注意を促す。
 翼とメオン、二度目の対決…。


 メオン「サイクロンで来い!!翼!!」

 翼「行くぞメオン、これがサイクロンだ!!…ぐっ!!」

 アナウンサー「ああっと、メオン君吹っ飛ばされたーーーー!!決まったーーーーーーゴーーーーーーーーーール!!」


 あっさりと餌食にされました。

 なお、翼の「ぐっ」という台詞はサイクロンの衝撃で足首に痛みが走ったため。別にメオンが何かやったわけでは無い。
 この後、翼は負担がかかるサイクロンを改良し、新技ネオサイクロンを開発することになる。*4

『IV』

 またも最序盤に登場。こちらではグレミオからスポルチへと移籍している。
 ルート分岐でブラジル代表選抜リーグに進んだ場合、翼と3度目の対決をする事になるのだが…。


 メオン「来い、翼!!」

 翼「メオン!!」

 ストラット「翼、俺に任せろ!!こいつには去年の借りがある!!」

 翼「分かった!!行くぞストラット!!」


 実は去年、ストラットはメオンに完膚無きまでに叩きのめされた事があるのだ。
 その雪辱を果たす為に編み出した新必殺技が、遂に今ここでメオンに襲い掛かる。


 ストラット「食らえメオン!!これが俺のメガロゾーンシュートだぁ!!」

 アナウンサー「おおっと、メオン君吹っ飛ばされたーーーーーー!!何とゴールネットを突き破ったーーーーー!!」


 食らわされました。

 まあそれでもストラットを完封した経験があるなど、GKとしての実力は本物のようで、レナートと共にブラジル代表のGKに選抜され、翼たちと共闘し南米選手権を戦い抜くという熱い展開が待ち受けている。*5
 かくしてメオンは翼と共に南米選手権の決勝で、日向、若島津率いる強豪メキシコ代表とぶつかり合う。
「敵なのでガッツ無限」という酷いハンデのもとに、強引なドリブルやライトニングタイガーを無尽蔵に放つ日向。翼、ストラット、カルロス、コインブラという超一流選手たちを揃えたブラジル代表も苦も無く蹴散らされ、メオンもまたライトニングタイガーで宙に舞う。
 しかし後に日向が語るところによれば、この戦いは「牙の抜けた状態だった」そうで、さらに凶悪さに磨きを掛けた必殺シュート「ドラゴンタイガー」を編み出すのだった。
 ……もし牙が戻った状態だったらメオン死んでないか?

『V』

 ゲームオリジナルキャラがほとんどいなくなってしまったVでは、メオンもまた登場しない。
 もしも出ていたとしたら、彼の役割は「初戦でサンパウロの対戦相手となり、新田の新必殺技ファルコンダイブを食らって吹っ飛ぶ」か、「サンターナの章の最終戦でブラジル二軍メンバーとして登場、ディアスのサイクロンを食らって吹っ飛ぶ」のいずれかだっただろう。もし後者が実現していたら ゲームがクリア不可能になる可能性が高い。 ゲルティスが味方についてくれて本当に良かった……。
 ただし本作にはドライブシュートの使い手が数多く出て来るので、ドライブシュートに耐性がある彼が出ていれば活躍の場はあったかもしれない。もしも彼がブルノに代わってレッツェのGKを務めてくれていたら…………やっぱりネオタイガーショットやテトラヒドロンシュートで吹き飛ぶんだろうな。


キャラ性能

『II』での性能

 グレミオ戦まで普通にプレイしての到達見込みレベルだと、前述のドライブオーバーヘッド習得イベントを起こさずに、彼から普通に点を奪うのは非常に難しい。
 基本能力値が高いだけでなく、翼がドライブシュートを撃つとイベントが発生し、100%の確率で止められてしまうからだ。
 ならばとシュートではなく翼のヒールリフトで直接抜こうとしても、実はこの時点でのメオンの「シュートに備える」「ドリブルに備える」の能力値は相当高めに設定されており*6、ヒールリフトでもメオンを抜くのはまず無理。
 つまり普通に進めた場合、イベントを起こさなければ先に進めないと言っていいのだ。

 だがドライブオーバーヘッド習得イベントで自動的にガッツ消費無しで1点は確定で奪えるし、その後も翼のドライブオーバーヘッドで難無く点を取れるはず。
 ガッツ消費量から考えれば3点は余裕で追加点を取れるだろう。その為にも翼のガッツは温存する事を心がけよう。

 なおコリンチャンス戦に勝つ→グレミオ戦でダ・シルバにわざとボールを渡すなどして、わざと負ける…を繰り返してひたすら経験値を稼ぎまくる、あるいは反則でPKを取りまくるなどすれば、イベント無しでもメオンから点を奪う事は出来なくも無い。
 そんな事をしたら翼がドライブオーバーヘッドを習得出来ないんじゃ?と思われる方もいるかもしれないが、実はドライブオーバーヘッドはイベントを起こさなくても、試合終了後には自動的に修得してしまうのだ。
 もっとも普通にイベントを起こした方が楽に試合を進められるので、わざわざそんな事をする意味はこれっぽっちも無いのだが。

 翼は「俺のオーバーヘッドキックの威力では通用しない」と言っているが、威力さえあれば普通のオーバーヘッドでも得点できる。
 あくまでイベント処理で絶対防がれるのはドライブシュートだけなのだ。最終的にはただのボレーシュートやヘディングでもいい。

 普通にプレイしている時は見ることはできないが、ゲームを改造してディアス、トニーニョ、ジェトーリオのドライブシュートを繰り出してもやはり100%止めてしまう。
 また、1対1になった時のドライブシュートは対象外のようで、その時にドライブシュートを打つとイベントが起きずに普通に決まる事がある。*7流石のメオンも至近距離ではドライブシュートを確実にさばくことはできないようだ。

『III』での性能

 こちらでも数値上では非常に優秀。ドライブシュートが通用しないという特性は健在で、さらに前年の借りを返すためかドライブオーバーヘッドまでも完璧に止めてみせる。そのため、ドライブシュートやドライブオーバーヘッドを防がれる→「サイクロンで来い!」→サイクロンで得点というイベントの流れを作りやすい。……が、ただのオーバーヘッドキックで得点できてしまうのも相変わらずなので、話の流れを上手く作りたい時は注意。1対1になった時はドライブシュートで得点できるのも前年と同様。
 浮き球に弱いという欠点は無くなっており、総合的には優秀なゴールキーパー。それでもヒールリフトであっさりと抜けたりするので、前作程の脅威では無いが。

 実はサイクロン自動使用イベントは「ガッツを消費せずにサイクロンを撃ってくれる」というだけで、そのサイクロンが「絶対に決まる」というイベントでは無いので、自軍ゴール前にいる翼に渡すなどして超遠距離から撃ち込むと、見事にサイクロンをキャッチするメオンのかっこいい姿を見ることができる。
 展開としてはおそらくこちらが正しいのだろう……が、プレイヤーが見るのは大抵メオンが吹っ飛ぶ方である。

『IV』での性能

 シナリオ展開によっては一時的にプレイヤーが使えるようになる為の措置なのか、これまでの強さが嘘のように大幅に弱体化してしまっている。数値上では本作のGKの中では最弱の部類。
 それでもドライブシュートが通用しないという特性は残っている*8し、前述のようにストラットを完封した経験があるなど、設定上は非常に優秀なGKではあるようなのだが。


色々とツッコミ所

初登場時での演出について

 『II』の初登場時、ゴールバーの上に座りながら翼たちを見下している描写があるのだが、翼たちが一生懸命練習している間にせっせとよじ登ったのだろうか。それを想像すると、なんか微笑ましいのだが。
 と言うか何でわざわざそんな所によじ登る必要があるのだろうか。

 そもそもサンパウロとグレミオの両球団の関係者に、ちゃんとサンパウロの敷地内に入る事に対する許可は得ていたのだろうか。
 もしそれが無いなら、明らかな建造物不法侵入罪に問われる犯罪なのだが。
 翼たちがメオンの姿に驚いていた事から、事前に許可を得ている可能性は低いと思われるが…。

 しかし原作漫画でも

 「日向が南葛の練習に乱入、若林からゴールを奪う」
 「岬がフランスJr.チームの練習に乱入、続いてナポレオンも乱入してきて見事なコンビプレイを見せる」
 「翼が日本代表の練習に乱入、ドリブル突破を試みるが奥寺監督に阻止される」

 などの場面があり、この練習中の乱入は定番の展開のひとつと言えるのだ。実はメオンの乱入シーンは小学生編で日向が挑戦して来た時のオマージュであり、ゴールバーの上でのポーズまで全く同じである。「翼に乱入する時の演出はこれだ!」と日向から情報を得ていたのか
 また、『III』ではミューラーがウルグアイ戦勝利後の日本に挑戦して来て日向のネオタイガーショットを止めている。
 落ち着いて考えてみれば不法行為であろうとも、 男なら挑戦は受けて立たねばならぬ という気概が優先なのだろう。たぶん。
 後年、漫画側でもワールドユース編で、葵と井出が中国チームの敷地内に不法侵入している事例がある。こちらは挑戦では無く偵察だったので摘まみ出された。

ブラジル代表の選抜基準について

 『IV』では前述の通りルート次第ではブラジル代表に選抜され南米選手権を戦う事になるのだが、選抜の基準がどう考えてもおかしい。
 能力値で考慮するならメオンやレナートではなく、ブラガンチーノ所属のタファエルや、フルミネンセ所属のランペドーサ*9を選ぶべきだと思うのだが。
 メオンも確かにレナートよりは優秀だが、それでも本作においては最弱の部類に入るGKである。
 もしかしたらドライブシュートが通用しない事を評価されたのかもしれないが、南米選手権にドライブシュートの使い手は出てこないので意味が無いのだが…。
 アルゼンチンのディアス対策だったのかも知れないが、そのアルゼンチンは準決勝で日向たちに負けてしまったので戦わなかったのである。まあ、もしディアスと戦う事になったらサイクロンが飛んでくるだろうから*10、メオンの運命は知れたものだったが。

 一応、これまでのシリーズ全部で 新必殺技の餌食になるイベントが用意されている 事と、ストラットにも強敵と認知されている事を踏まえると、選抜されるのもうなずけるのであるが…。


 追記、修正はドライブシュートが通用しない人がお願いします。

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最終更新:2023年06月17日 21:49

*1 ボレーシュートやヘディングシュート、オーバーヘッドキックなど、味方からのパスをトラップせずに直接シュートすること。作中では「一度トラップしてからでは遅い、味方のパスを直接シュートできなければいけない」と新田が「ノートラップランニングボレー隼シュート」の開発に取り組む場面が印象的。現実のサッカーではこれに対応できるのは凄い事だが、キャプ翼世界ではこれぐらいできなきゃ森崎すら攻略できないという基本技扱いである。

*2 このシーンはバビ固定ではなくその時点でボールを持っている仲間が上手いセンタリングで翼にボールを渡す。台詞などはないがチームメイトも翼を信頼している証拠と言えるだろう。

*3 控え選手としてベンチに入っていたのかもしれないが、ゲーム中で確認することはできない。敵チームが試合中に控え選手に交代するという事は基本的には無く、イベントで現れるコインブラのみ。敵はガッツ無限なので「ゲルティスのガッツが尽きたらメオンに交代」という事は決して無いのである。なお、改造ハックロムであるが、ブラジル側を主役にした「キャプテン翼2カルロス編」ではゲルティスが合流する決勝トーナメント前まではメオンがブラジルのゴールを守る。

*4 そのネオサイクロンも、今度は全身の疲労が激しいという欠陥が見つかり、さらに改良の模索は続く。

*5 ゲルティスが選ばれなかった事に疑問を抱くプレイヤーも多いようだが、これは彼が普段はイタリアでプレーしているからなのだろう。ストラットもイタリアで戦った事があるとミアータに言ってたし。

*6 『II』まではマスクデータであり、プレイヤーが外部ツールに頼らずに確認する事は不可能。ただし雑誌や攻略本などでは数値が記載されていた。

*7 ドライブシュートは高く飛んだボールが急降下してくるという変化球である。ゴールキーパーと接触しそうなほどの至近距離で撃つドライブシュートは、その変化が起きる前の状態で、ただ全力で撃った強烈なシュートと言う事になる。メオンが得意とするのは「上から降ってくるボールに対処する事」と考えれば、至近距離でのドライブシュートはこれに該当しないのも不思議では無い。なお、この「至近距離からのドライブシュート」は翼が中学生の時点で巨漢DF次藤を吹き飛ばしてゴールを奪っており、常人に防げるような代物では無い。

*8 なお今作ではドライブシュートが通用するという意見も聞かれるのだが、ROMバージョンの違いなのかレベル差が影響しているのか、詳しい原因は不明。少なくとも筆者が所持しているROMではメオンに何度ドライブシュートを撃っても止められている。

*9 2人共本作最強GKの一角。必殺技は持たないが基本能力値はゲルティスさえも上回る。プレイヤーもその手強さを実感する機会がある。

*10 ディアスがサイクロンを使うのは後半なので、この時点ではまだ使ってこなかったのかもしれないが…