ネズコンドル

登録日：2020/03/18 Wed 18:20:48
更新日：2023/03/28 Tue 02:55:04
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本郷、お前の目をくり抜いて二度と戦えなくしてやる！

出典：仮面ライダー/東映/第89話「恐怖のペット作戦ライダーを地獄へおとせ！」/1972年12月9日放送
出典：仮面ライダー/東映/第90話「恐怖のペット作戦ライダーS・O・S！」/1972年12月16日放送

所属組織：ゲルショッカー
モチーフ：ハツカネズミ＋コンドル
身長：283㎝
体重：97㎏
出身地：メキシコ・アンヘル
声：西崎章治

『仮面ライダー』の第89話「恐怖のペット作戦ライダーを地獄へおとせ！」、第90話「恐怖のペット作戦ライダーS・O・S！」に登場した怪人。

【概要】

ハツカネズミとコンドルを合体させた、メキシコ・アンヘル出身の合成改造人間。
ハツカネズミへの変身能力を持つ。
ライダーに敗れ去ったカナリコブラから「ペット作戦」を引き継ぎ、東京にペストを蔓延させる「第1次ペット作戦」、ハツカネズミに変身して少年仮面ライダー隊本部に入り込み、滝や立花藤兵衛をペストに感染させる「第2次ペット作戦」を行う。
モチーフはハツカネズミなのだが、コンドルの黒い羽をイメージしたのか体色はネズミ色で、一般的なネズミに見える。

牙にはペスト菌が仕込まれており、人間をペストに感染させる。
このペストに感染した人間は「ペスト人間」となり、顔に紫色の斑点が浮かび口に牙が生えて周囲の人間に噛み付き、次々に犠牲者を増やしていく。
戦闘においては両手首に仕込まれた鋭い刃物を武器にし、翼で空を飛ぶ事も出来る。
後に強化改造を施されて嘴を装着され、この鋭い嘴を使った攻撃も可能になった。
この嘴には、症状は変わらないがこれまでのペスト菌とは違う細菌が仕込まれており、嘴で目を抉るというえげつない方法で感染させる。

カナリコブラが共闘を断り、ライダーと一対一との対決に挑んだ時にはその意思を尊重して戦いを見守るなど、意外と仲間意識の強い性格。

強化前の姿を「ネズコンドル1号」、強化後を「ネズコンドル2号」と呼ぶ。
ちなみに、脚本では二体のネズコンドルはそれぞれ別の個体だった。

仮面ライダー初のネズミモチーフの怪人。
ここまでネズミの怪人が登場しなかったのは、美術スタッフの三上陸男氏が以前大映の映画「大群獣ネズラ」の撮影に参加した際、あまりに劣悪な環境でネズミの撒き散らすダニでアレルギーを引き起こして瀕死の重症に陥り、大のネズミ嫌いになってしまったため。
「仮面ライダー」以外の特撮番組でも、ネズミの怪人にだけは絶対に関わらなかったという。

【活躍】

第89話の終盤、ライダーと戦うカナリコブラの援軍として登場。
共闘を申し入れるが、カナリコブラが拒否したためその戦いを見守りつつ、割って入って来た滝に襲いかかる。
しかし、カナリコブラが倒されたためその場は撤退する。

基地に戻り、首領とブラック将軍から「第1次ペット作戦」の命を受け、街中にペストをばら蒔いて行く。
さらに、ハツカネズミに化けて少年ライダー隊本部に入り込み、「第2次ペット作戦」を実行しようとする。
しかし、一度ライダーと戦っていた事と、タイミングよくハツカネズミが現れた事から関係性を疑った本郷に阻止される。

仮面ライダー対策として強化改造を受け、新たに鋼鉄製の嘴を身に付け、ワクチンの効かない新たな細菌を再び人々に感染させていく。
さらに、ネズミを操ってケーブルを食いちぎらせて電車をストップさせて本郷を誘きだし、本郷の目を傷付けて撤退に追い込む。
止めを刺そうと滝を拉致して呼び出すと、失明寸前のライダーを窮地に追い込んだが「ライダー月面キック」で倒された。

ファミコンのゲーム『仮面ライダー倶楽部激突ショッカーランド』にも登場。
第4ステージ「ショッカージャングル」に現れ、強化前と後の2種類がそれぞれ「ネズコンドル1」、「ネズコンドル2」として登場している。もちろん強いのは「2」のほう。

―――追記・修正を怠る者には死、あるのみ

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