料理人(千年戦争アイギス)

登録日:2020/05/23 Sat 22:46:31
更新日:2024/04/09 Tue 10:10:19
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料理人とは、DMMのタワーディフェンスゲーム『千年戦争アイギス』に登場するクラス(職業)の一つ。


概要

料理人→料理長(第一覚醒)

2020年1月に実装された新しいクラスの一つ。

ぶっちゃけ、 戦場に出す時点で何か間違っている 職業の一つだが、実装後まもなく トンデモなさすぎるパワー が明らかになり、アイギスのインフレを象徴するようなクラスとなった。

クラスの特徴

同じく非戦闘系クラスの鍛冶職人と同じく、味方キャラのバフを得意とする近接クラス。
一応2ブロックであり、見ての通り戦闘力はコスト比で高い方とは言えず、直接殴り合うには不向き。

しかし、その本領は直接戦闘ではなく、味方ユニットのバフに現れる。
メイドや鍛冶職人と同じく、バフ対象はユニットごとに異なっている。
そして、そのバフが極めて強力で、 1秒ごとに対象ユニットのHP・攻撃力・防御力を固定値で永続強化 というもの。
同じく固定値バフのダンサーと異なり、「射程範囲内」や「ステータス依存」のような制約は一切存在せず、対象条件さえ満たせば料理人からどれだけ離れていても有効(ただし上限はある)。

「最終値に加算」タイプなので、他のバフはこの数値には乗らないが、それでも十分すぎるほど強力なバフ。
固定値ゆえに攻撃速度が高かったり、連射が行えるユニットほど相性が良い。
また特定属性に対してダメージがアップする所謂特効系アビリティ、「必殺の一撃」などの確率でダメージがアップするアビリティは、上記加算バフを適用したあとの「本当の最終値」に倍率がかかる。
つまり料理で強化された数字に更に掛け算するため、これまた非常に相性が良い。

強いて欠点を上げるなら、前述のように本体の戦闘力は控えめなことと、最終強化までに時間がかかることか。
前者については大抵の場合料理人自身も強化対象になっているため問題ないが、一部例外もあるので気をつけておきたい。
後者はよほどの短期決戦でない限りは最低限のバフ効果は乗ることから、致命的な欠点とまでは言えない。
もちろん長期戦が前提になる大討伐ミッションや魔神降臨戦での相性は言わずもがな。
ただし被バフ側が撤退or死亡後に再出撃する場合は1から貯め直しになるので、デモンルーンや魔神のような遊撃タイプはやや相性が悪い。

料理人から発生しているバフであるため、料理人が戦場を離れると消失する。
料理人が倒されると一気に戦力が落ちるので料理人の生存は王子並みに重要。

覚醒後はバフ倍率が向上し、短時間で強化が行えるようになる。また、最終的な強化値自体も伸びる。

大きな注意点として、このクラスにはクラス全体で1人までしか編成できない制限がかかっている。
ユニット毎に強化対象が異なるため併用したくなるが、それはできないので誰を編成するかはよく考えたい。

すべてのキャラクターが料理を持っているため料理の名前がそのまま愛称となっている。

ユニット一覧


酒場の主人アレグロ

2023年3月に虹水晶交換所に追加されたブロンズ料理人。
2023年時点で唯一の男性料理人である(まあ事実上の男性料理人は既にいるのだが)。
肩書に違わず、酒瓶とグラスと肴のチーズが乗ったお盆を持っており、攻撃モーションはお盆による打撃。
銅ユニット故に好感度上昇ができず、そのため人となりについては不明な点が多いが、そのいでたちやセリフを見るに寡黙な人物像がうかがえる。

アビリティは「軍幕リストランテ」。
1秒ごとにブロンズユニットのHPを8、攻防を4ずつ強化し、最終的にHP1200、攻防600加算。
低レアリティなだけあって性能はお世辞にも高いとは言い難い。銅以下限定編成のような縛りプレイ以外での出番は無いだろう。
ましてや入手手段に貴重な虹水晶を必要とする事も考えると、入手優先度はかなり低いと言わざるを得ない。
スキル「アンティパスト」を発動すれば増加量増強+毎秒20のリジェネが加わるが、やはり頼りがいのある性能とは言い難い。


下町料理人マグリカ

アレグロと同時に2023年3月に虹水晶交換所に追加されたシルバー料理人。

アビリティは「フィールドキッチン」。
1秒ごとにシルバーユニットのHPを8、攻防を4ずつ強化し、最終的にHP1200、攻防600加算。
対象は銀ユニット全てと幅広く、入手方法も虹水晶60個と入手条件自体は簡単。
銀ユニットといえば序盤の主戦力となるレアリティ帯であり、それを纏めて強化できるのは頼もしい。
逆を言えば銀が主力から抜けていく時期には伴ってマグリカも一線を退く事になるため、活躍時期は必然的に限られる事になる。
やはり序盤の助けか、銀以下縛り編成での出番が主となるだろう。


東の料理番ヤマブキ

2020年の秋の感謝祭パック購入特典として実装されたゴールドの料理人。のちに召喚に実装された。
東の国属性が付いており、和の雰囲気を前面に出している。手にはすき焼きを持っているため愛称はすき焼き。

アビリティは「携帯糧食」。
1秒ごとに弓兵属性ユニットのHPを12、攻防を6ずつ強化し、最終的にHP1800、攻防900加算。
覚醒アビリティ「腹が減っては戦は出来ぬ」になると自身のスキル初回使用までの時間を短縮し、強化能力が秒間HP16、攻防8の最終HP2400、攻防1200に強化される。
弓兵属性はこのユニット実装と同時に追加された属性で、その時点ではアーチャーレンジャーチェイスハンターボウライダー、スカイシューターが持っている。
また、これらのクラス以外でも一部弓持ちのキャラクター(リーナ、ミルノ、レンゲ)が弓兵属性を持つ。
連射スキル持ちが比較的多いため攻撃力の強化は非常にありがたいし、大半が脆い遠距離ユニットなのでHPや防御力の強化も恩恵が大きい。
一方で壁向きユニットや回復ユニットがおらず、また本人も強化対象に入っていないため、守りが弱くなりがちなのがネック。

加算バフを増加できる飛行特効があるアーチャーは特に恩恵が大きいが、
その中でも確率で攻撃力1.9倍・スキルが連射というナナリーにとっては最高の相棒。
対飛行DPSがぶっ飛んだことになるためもはやナナリーの前で飛ぶことが死亡フラグと化す。
HPが減る代わりに永続3連射のキャロップも長所・短所が両方補われる強力な組み合わせ。

通常スキルは「即席割烹」。アビリティ対象の射程と自身のアビリティの増加量を強化。
覚醒スキル「料理番のお膳立て」は少し効果量が落ちるが自動発動+永続。
弓兵はいずれも射程が重要であるためこちらのバフもかなり有用。


炎の厨師タオパオ

2020年9月にヤマブキ、ちびオーガスタと同時に実装されたプラチナ料理人。
華の国の出身なので名前も含め中華風。立ち絵には料理の入った蒸籠(セイロ)が描かれており、愛称は肉まん。
名前のタオパオはおそらく中国語の桃包(=桃饅頭、桃まん)が由来で、実際立ち絵に桃まんが描かれているし、好感度イベントでも登場している。
とはいえその後登場する肉まんの方が明らかに印象に残る内容となっているので、上述の愛称になるのもやむなしか。

アビリティは「特級点心師」。
1秒ごとに魔術師属性ユニットのHPを12、攻防を6ずつ強化し、最終的にHP1800、攻防900加算。
覚醒アビリティ「薬膳尚食」になると自身の出撃コストを-2し、強化能力が秒間HP16、攻防8の最終HP2400、攻防1200に強化される。
魔術師属性は遠距離から近接までかなり幅広いクラスのユニットに付いているため活かしやすい。
特に素のステータスが低く固定値上昇の影響が大きいデモンサモナーはかなり強烈。
ただしヤマブキ同様、本人が強化対象に含まれていない点には注意。

通常スキル「豪華セイロ蒸し」は自身とアビリティ対象の攻撃力と、自身のアビリティの増加量を強化。
覚醒スキル「薬食同源」は初回のみ自身の攻撃力低下と引き替えに出撃コストを増やし、アビリティの増加量を大きく強化。効果終了後は通常スキルに変化する。
魔術師は比較的重めのユニットが多いため、それをサポートできる出撃コスト増加は助かる。


魔界料理人キホル

2020年冬の感謝祭パックの購入特典として先行入手できたプラチナ料理人。2021/06時点では入手不可。
元は魔王ガリウスの配下で、彼に心酔していたため魔王を倒した王子に敵意を向けており、
魔界アリの女王に協力し、女性も洗脳するフェロモンチョコを製作したが
女王に裏切られ自らもフェロモンチョコで洗脳されてしまう。
王子に助けられるが素直に王子と和解することができず、デーモンシェフの仲立ちで
デーモンシェフの下で働くアルバイトとして、王国に間接的に出向するという形に落ち着いた。
魔界料理は人間の美的感覚だと見た目はヤバいが、味は良い(ただしキホルは激辛指向)。
魔界料理は名前がわからないのと、イベントで名前が売れているため愛称は特にない。

アビリティは「魔界クッキング」。自身への魔界適応の効果に加え
1秒ごとにデーモン属性ユニットのHPを12、攻防を6ずつ強化し、最終的にHP1800、攻防900加算。
覚醒アビリティ「魔界すーぱークッキング」になると強化能力が秒間HP16、攻防8の最終HP2400、攻防1200に強化される。
デーモンは近接は魔神が大半、遠距離はデモンサモナーが大半とクラスの偏りが激しく
回復が可能なデーモンは覚醒スキルが回復である小説特典のリィーリと
射程内に敵がいる場合スキルを使わないと回復できないダークプリーストのマレブランケのみ。
特にデーモン属性の多くを占める魔神と料理人の相性の悪さもあり、やや使いにくい。
支援要員としてはやや使いづらいが、アビリティが自身を対象とし、スキルも戦闘的なため
料理人としては珍しい、支援よりも自分も含めて戦力にすることが前提になっているタイプである。

通常スキル「ぐっど★すめる」は30秒ブロック0となり、射程250内の敵に継続ダメージを与えつつ
アビリティの増加値を1.3倍にする。30秒も効果時間があるのに強化加速は9秒分と
スキルの回転率を考えると強化加速は遅いが、いわゆるデモサモ効果で敵集団に強い。
0ブロックによるスルーは非常時の自衛手段としても使える。

覚醒スキル「すーぱー★でりしゃす」は20秒攻撃しなくなるが攻撃力と防御力1.8倍になり、
射程250内の敵に継続ダメージを与える。強化加速を捨てる代わりに自身も足止めに参加し
火力も上がるという完全な戦闘参加が前提のスキルとなる。


帝国料理人ユッタ

いつか出るだろうと言われていたが、本当に出てしまった白の帝国属性対象の料理人。レアリティはプラチナ。
ドイツ語のスキルのある帝国軍らしく巨大な鍋で煮ているのはソーセージとドイツ風で、
愛称はソーセージあるいはヴルスト(ドイツ式ソーセージ)。
肉を食べて酒を飲むのが人生の価値だと言って憚らない三大欲求に忠実な肉食系(両方の意味で)。
帝国人の食文化は味より栄養と保存性重視のため、ユッタは味と機能性の両立に苦心しており、
特に善意100%で料理をいじり回して劇物に変えてしまうエリアスには苦労させられている。

帝国属性は遠近揃っているため(ガチャを回していれば)染めやすく、
特に手数が多くスキル回転を上げられるレオナ、複数同時回復が可能なアレイダとの相性はバツグン。
帝国属性には連射タイプが少ないのがネックだが、今後のユニット追加次第で評価は上がっていくだろう。
自身も強化対象になるため料理人としてはそこそこ生存力があるのも利点。

アビリティは「帝国式調理術」。
1秒ごとに白の帝国属性ユニットのHPを12、攻防を6ずつ強化し、最終的にHP1800、攻防900加算。
覚醒アビリティ「グーテンアペティート」になると強化能力が秒間HP16、攻防8の最終HP2400、攻防1200に強化され、
自身の配置時に全員のHPを攻撃力分(帝国属性なら代わりに攻撃力の2倍)回復する能力がつく。

通常スキルは「レーション配給」。
自動発動で発動した瞬間に全員のHPを20%、白の帝国属性なら代わりに40%回復し、
10秒間アビリティの増加速度を2倍にする。
後述のオーガスタのスキルと似ているが、こちらは状態異常無効がない代わりに帝国属性なら回復量で上回り、
スキルの持続が短い分スキル再使用時間短縮の恩恵が大きい。
時間あたりの能力強化効率が良いため長期戦向きのスキル。

覚醒スキルは「野戦食堂」。1回しか使えないが、40秒アビリティ対象の攻撃力と防御力を1.3倍し、
アビリティの増加速度を2倍にするという全体支援つきのスキルとなる。
1回しか使えないため強化速度加速のために使うのが難しくなっており、
自動発動化させるレオラとの相性が悪いものの、なかなかの支援能力を持つ短期決戦型のスキル。


山姫アヅミ

2021年10月に実装されたプラチナ料理人。東の国属性と妖怪属性を持つ。
和服、鬼のような角、常に携える出刃包丁……といった見た目に違わずモチーフは山姥の模様。

アビリティは「山姥の娘」。
1秒ごとに妖怪ユニットのHPを12、攻防を6ずつ強化し、最終的にHP1800、攻防900加算。
覚醒により、HPを16、攻防を8ずつ強化し、最終的にHP2400、攻防1200に強化され、加えて自身の人間ユニットに対する攻撃力1.2倍を得る。
自身の属性や見た目もあって紛らわしいが、強化対象は「妖怪」のみである。
強化対象がやや狭いが、同じく遠近両方強化できる菓子オーガスタより強化量が多いのは強み。
ガッチガチ防御力を備えた狛犬を作ったりなど、若干ピーキー気味ながら妖怪主体編成であれば活躍は期待できる。

通常スキルは「山の恵」。
20秒間強化対象の攻防を最大1.2倍、加えて増加量を1.5倍にする。
単純な妖怪属性強化能力であり、再使用時間もそれほど長くないため使いやすい。

覚醒スキルは「山姥流調理術」。
20秒間全ての敵の物理攻撃力を25%低下させ、加えて増加量を2倍にする。
初動とCTが僅かに伸びるものの、強力なデバフ効果であり、どちらかと言えば防御向きとなる。
通常スキルと適宜使い分けると良い。


常夜の料理人アシュリン

2022年6月に追加されたプラチナ料理人。ヴァンパイア・アンデッド属性を持つ。

アビリティは「不死者の晩餐会」。
「HP回復を得られないかわりに、攻撃毎に自分のHPを回復する」というヴァンパイア系クラスの特徴をアビリティとして持っている。
回復量は覚醒前は攻撃1回につき1%、覚醒後は2%。
そこに加えて、1秒ごとにアンデッドユニットのHPを12、攻防を6ずつ強化し、最終的にHP1800、攻防900加算するという料理人としての特性を持つ。
覚醒により、HPを16、攻防を8ずつ強化し、最終的にHP2400、攻防1200に強化される。

スキル「ブラッドクック」は最大15秒間増加量を3倍、加えて全アンデッドユニットのHPを自身の攻撃力分回復させる。
HP回復を受けられないアンデッドを直接回復させる事ができる数少ない手段の一つであり、アシュリンの明確な強みの一つ。編成に加えるなら是非とも活用したいところ。
とはいえメインヒーラーを任せるには流石に回転率が劣悪過ぎるため、あくまで補助として割り切る必要はある。

覚醒スキル「サングィンパーティ」は配置後30秒から永続的に強化対象の攻防1.2倍、加えて自身の攻撃時のHP回復量を2倍、アビリティ増加量を1.5倍とする。
自身とアンデッドユニットの基礎性能を底上げする方針に切り替わった仕様と言える。

HP回復を受けられず、耐久で持ち堪えるしかないアンデッドユニットのスペックを底上げすることができるのは単純に優秀。
自身も強化対象である上にヴァンパイア系であるため自己回復もできる故に場持ちは良い方と言える。
ただ、アンデッド属性ユニットはその多くが近接系であるため、オーガスタとの差別化が非常に難しいという難点を抱えている。
強力な遠距離アンデッドが多数追加されない限り、あちらを差し置いてまで採用される事は少ないだろう。

天界のシェフ オーガスタ

2020年5月に実装された初の料理人。レアリティはブラック。
立ち絵にカレー鍋があり、キャラドットでもかき混ぜているため、愛称はカレー。

種族自体はれっきとした人間……なのだが、 なんと女神ケラウノスに気に入られてその料理番をしていた というとんでもない経歴の持ち主。
アイギス、アダマスと異なり明確に人間を敵視しているケラウノスにそこまで気に入られる辺り、すさまじい料理スキルであることが窺える。
本人も、最初は誘拐されて無理強いされてのことだったが、後に普通にケラウノスに仕えるようになり、彼女には純粋に思慕の念を抱いていたらしい。
しかしイベント「神殺しの聖槍」でケラウノスが討伐されたことで天界内の居場所がなくなり、ゴタゴタに巻き込まれた内に物質界に逃げ出してきた。
なお、この経歴からわかる通り、 彼女にとって王子は完全な主君の仇 なのだが、本人はあまり気にしていない(ケラウノスが人類を滅ぼそうとしていたことも理解しているため)。
ちなみに、今まで王子軍で料理を担当していたオッサンも自分より料理が上手いことを認めている(まぁガチ神様相手に腕を磨いたプロと比べるのもモーティマに酷だが……)。

アビリティは「最前線のまかない」。1秒ごとに近接ユニットのHPを15、攻撃力・防御力を7ずつ強化し、最終的にHPを2250、攻撃力・防御力を1050も加算してくれる(最終強化までの必要時間は150秒)。
これがどれぐらいの数値かというと、 HPは大体第二覚醒プラチナソルジャーと同じぐらい、攻撃力・防御力は第二覚醒プラチナドラゴンライダーと同じぐらい 強化してくれる。

強化対象の広さもさることながら、自分も対象に含まれるためバフキャラでありながらある程度の戦闘性能を兼ね備えている。

基本的に近接ユニット全般と相性がいいが、特に以下のようなユニットとは好相性。

  • 忍者ボウライダー
    • ともに近接枠の遠距離ユニットで、元の攻撃力が低い代わりに非常に攻撃速度が速い。そのため固定値加算のオーガスタとの相性は抜群にいい。忍者の場合、最も攻撃力が高いブラックのジライヤであっても、大体 元々の攻撃力の4倍ぐらい まで火力が跳ね上がる。
    • 特に周囲の敵に攻撃力の一部をDoT(持続ダメージ)で与え続けるうえ、「スキル使用中は隠密化が解ける」という欠点も覚醒スキルの隠密化で補えるハツネとの相性は最高。オーガスタの有無で評価が一気に変わるほど。

  • バンデット、鬼
    • どちらも極端に低い防御力をHPで補う「HPで耐える」タイプの壁ユニット。その性質上、単発が強いタイプの敵は得意な反面、一発一発のダメージが大きくなる「低攻撃力高攻撃速度」の敵を受けるのは苦手だったのだが、固定値で防御力が増すことで耐久力が跳ね上がる。特に鬼は元々のステータスが極端な高HP・低防御力だったので、大体 20倍ぐらい 防御力が上がる。また、被ダメージが減ることでヒーラーの負担も低減される。

  • 神官戦士
    • スペック自体はそこまで相性が良いわけではないが、近接クラスとしては希少な回復能力持ちであることが重要。攻撃力にバフがかかることで、回復力が大幅に強化され、自陣全体の生存力の強化に貢献する。もちろん、神官戦士自身の耐久力も大きく強化され、タンクとしての信頼性に磨きがかかる。

スキルは「フードエイド」。一定時間バフスピードを引き上げる上に、発動時全ての味方(これに関しては近接・遠隔問わず)のHPを最大値の30%回復し、オマケで状態異常も回復する。
回転率はそこそこいいため、回復を温存しようとするよりは使えるようになり次第発動していってできるだけ早く最大値までもっていくのが吉。
とはいえ回復量自体はオマケとしては十分すぎるほどの数値で、状態異常回復も活用できるマップでは非常に便利。特に近接ユニットで味方の状態異常をフォローできるユニットは希少。

覚醒後はアビリティが「美食の頂点」に強化。1秒当たりの強化率がHPは20、攻撃力・防御力は10になり、最大値で3000/1500/1500強化できるようになる。
また、自身の状態異常を無効化できるようになる。
強化倍率引き上げの恩恵は極めて大きい。自身の状態異常無効化は、自分自身で戦うクラスではないのでそこまで強力というわけではないが、あって困るものでもない、毒マップでヒーラーの負担を軽くできるのは地味ながら有効。
強力な麻痺使いが出るマップで、覚醒前スキルで味方の麻痺を解こうとする前に自分が麻痺る……という事故も防止できる。

覚醒スキルは「スピードクッキング」。一定時間、バフ倍率を大幅に強化し、さらに全味方の攻撃力を30%引き上げる。ただし、自分は攻撃しなくなる。
散々言って来たように、料理人は自分で殴るクラスではないので自分が攻撃できなくなるデメリットはさして大きくはなく、倍率の大幅強化と攻撃力の倍率強化バフは極めて強力。
反面、覚醒前スキルにあった回復効果がなくなるのと、回転率が大幅に悪化するのが欠点。どちらかというと、短期戦向けのスキル。


神業菓子職人オーガスタ

オーガスタのバレンタイン限定バージョンで、第二のバランス崩壊級料理人。
チョコレートだと誰だかわからないのでバレガスタとも呼ばれるが、愛称はチョコカレーがメジャー。

アビリティ「ガールズクッキング」の強化対象は女性
遠近問わないうえ対象がむちゃくちゃ広いため、実質王子以外を強化できると言っていい。
その代わり強化幅は1秒ごとにHP8/攻撃力4/防御力4、最大でHP1200/攻撃力600/防御力600と控えめ。
覚醒アビリティ「決戦バレンタイン」になると、自身へのダメージを50%の確率で無効化し、
強化幅が1秒ごとにHP10/攻撃力5/防御力5、最大でHP1600/攻撃力800/防御力800に強化される。
遠距離ユニットも強化できるため、広範囲マルチヒールのリンネや5連射隠密のスーなどが暴れ回るようになる。
オリジナルより状態異常には弱くなっているがダメージに強くなっているため自衛力も健在なのは嬉しい。
ただし近接対象だと強化量がほぼ半分に下がるため、近接主体で行く場合はオリジナルのほうが強いことが多い。

通常スキル「チョコレートロンド」は20秒全味方の攻撃力と防御力を1.3倍にし、発動時に全味方のHPを70%回復する。
回復と支援を織り交ぜたスキルで、強化加速がついていないので必要な場面にとっておこう。
こちらは属性を参照しないため王子も対象になるが、何故か種別は属性バフ。「全味方」は属性だった…?

覚醒スキル「秘密のチョコハウス」は戦闘中1回しか使えないが、
40秒すべての女性の攻撃力と防御力を1.3倍にし、アビリティ増加値が3倍になる。
全体を支援しつつ40秒でアビリティ増加を80秒分も稼げるという強力なスキルだが1回しか使えない。
加速に使えば後で困るが、終盤にとっておくと加速が腐るというジレンマがある。
ティニーなど他の属性強化スキル持ちを併用して中盤戦にこちらを切るというのが無難なところ。

ちびオーガスタ

第4回人気投票でオーガスタが優勝したことで実装されたた特別版のちびユニットで、プレイヤー全員に配布された。

いつもの如くどっかの魔女の実験に巻き込まれてちび化しているが、
天界時代にケラウノスがたまに彼女を小さくしてぬいぐるみのように抱き枕にしていたため特に驚いていなかった。
貴女本当に人間滅ぼそうとする気あったの?
とはいえ小さくなって物に手が届かないのには難儀しているようだ。

優勝特典として覚醒アビリティ・覚醒スキル持ちで実装されている。
料理人として重要な部分がほぼクラス特性とアビリティに集約されているため、それらが元と同じであるこのユニットはゴールドとは思えないほどの異常な強さを誇る。
なおコストは元ユニより1低いので、英傑の塔ではわずかながら元ユニを使うよりスコア稼ぎができることから、敢えて起用される場合もある。
強いて弱点を挙げるなら通常スキルに切り替えることができない(≒状態異常対策ができない)点くらいか。

ちなみにこのようなことになった反省からなのか、第5回人気投票からは事前に「特典としてちびユニット化するときに性能の調整が入ることがある」という内容の一文が入るようになった。


食の芸術家デルフィーナ

2023年7月に実装されたブラック料理人。オーガスタ二種に続く2人目の黒料理人であり、オーガスタのライバル。
……もとい、一方的にライバル視している関係。
供する料理にはイタリアンが主体である様子から、愛称はピザ。

アビリティは「射撃陣地のまかない」。
1秒ごとに遠距離ユニットと王子と自身のHPを15、攻防を7ずつ強化し、最終的にHP2250、攻防1050加算。
覚醒により、HPを20、攻防を10ずつ強化し、最終的にHP3000、攻防1500に強化される。
加えて、付近の敵ユニットを鈍足化させる近距離トークンを使役できるようになる。

遠距離ユニット全般を強化するという、全近距離ユニットを強化するオーガスタの丁度対となる存在。
ただし、自身と王子も例外的に強化対象に含まれる。
遠距離ユニットの強化量は菓子オーガスタより遥かに優れ、遠距離主体ユニットでは優秀なバフ要員となってくれる。
自身と王子も強化されるため、オーガスタとは逆に遠距離ユニットの重火力で近付かせる前に、もしくは足止めしている間に滅ぼし尽くす運用に向く。
特に手数に優れるアーチャー、道化師、後衛戦術家などとは高相性。

スキル「エナジーフード」は最大40秒間増加量を2倍、加えて全味方ユニットに攻撃力と射程1.2倍と毎秒HP80のリジェネを齎す。
CTが長いため使い所を見極める必要はあるが、遠距離ユニットの射程を全般的に1.2倍も延伸してくれるというのは非常に頼もしい。
黒ユニットなので配置後いきなり使用してラッシュを仕掛けるという使い方もできる。

覚醒スキル「華やかなりし大量調理」は配置後自動・永続発動の自身のブロック数+1、増加量1.5倍、全味方ユニットの射程1.1倍、加えて自身の使役するトークンが遠距離攻撃の対象にならなくする効果。
味方ユニットへの強化量は低下するが常時発動となるため、瞬間的な火力や射程距離の通常スキルに対して恒常的な性能強化という点が魅力となる。
射程距離強化は間に合っているというマップや長期戦の放置編成ではこちらが使いやすいという事もあるだろう。






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最終更新:2024年04月09日 10:10