愛の町(Library Of Ruina)

登録日:2020/09/03 Wed 22:15:20
更新日:2024/04/29 Mon 11:34:30
所要時間:約 ? 分で読めます






愛の町(Library Of Ruina)


「愛の町」とは、「Library Of Ruina」に登場する架空の町の名前である。



概要


愛の町は2000年の歴史を持つ伝統ある町である。町の住民は皆長寿であり、中には町の創設時から生き続けている者もいる。
もはや長寿ってレベルじゃないが、そもそもの世界観が金さえあればを機械に移植してロボットにしたりだの入れ墨で身体能力が向上したり
はたまた頭さえ残っていればクローン体に記憶を移し替えて実質蘇生したりだのとなんでもできる世界なので誰も気にしない。

むしろ特筆すべきは、その長い時間の中で培われた住民同士の非常に良好な仲であろう。
この町は「愛」の名の通り「愛」に溢れている町である。

この町には町長に近い立場にいる人物が2人存在する。
彼と彼女は「」と「」と呼ばれ、町の住民に親しまれながら皆の心の支えとなっている。
また「町のヒーロー」と呼ばれる人物もいる。
彼らは2000年前、町を作る際にそれを邪魔しようとする敵から街を守り続けている英雄であり、父と母同様に町を支える存在である。

また、この町は特殊な立地条件にあることも一つの特徴。よくある「山の中」や「洞窟の中」といった閉鎖空間と似たような場所に存在している。
外界からの干渉は完璧にシャットアウトされており、この事が町の住民の団結力や「愛」の深さに関わっていると思われる。
閉鎖的なコミュニティは外界からの干渉や内部の不和によって、時にあっさりと崩れ去ってしまうものだが、こと「愛の町」ではそれが起こる心配がないと言えるのが素晴らしい点であろう。
彼ら以外にもこの場所を狙っていた敵がいたというのも頷ける話である。

我々現実の人間も、「愛の町」を倣って、隣人を愛して仲良く暮らしていきたいものである。



追記・修正は「愛」をもってお願いします。









































































   *   *
 *   + うそじゃないです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *





2000年前、つまり「愛の町」ができた当時のこと。

ある不幸な『事故』が起こった。
もし分類するのであれば、この『事故』は交通事故に分類されるだろう。

「どうなってるのメアリー……ワープしたら10秒で到着するって言ったじゃん。」

「そうね……いつもは10秒で到着するのに……。」

それは突然の出来事だった。普段なら10秒で着くはずの列車が一向に到着する気配がない。
この列車は異空間を走る列車である。
それが到着しないということはつまり、何らかの要因で到着する事ができず、そのまま異空間に閉じ込められてしまったのだと考えられた。

―6時間経過

「なんだ、アタシたちってウンがねぇのか?」

異変を感じた乗客たちは当然混乱しはじめる。

―17時間経過

アナウンスといった類のものもなく、列車は運行状態のまま放置され続けている。

―31時間経過

「この扉は傷1つ付きゃしないし、クソッ。」

列車の扉を破壊しようとする者も現れたが、壊れる様子は微塵もない。それどころか、最悪を予見する不思議な違和感に気づき始めていた。

―10日目

「……。喉、全然乾いてないですね……?」

この場所では生理的現象が一切発生していないのだ。喉の渇きも、お腹の空きも、発汗も。
何もかもが、まるで時間でも止まっているかのように起きていない

―15日目

「よく見ろ!!!よく見とけよ!!!」

衰弱死することのない狭い列車の中、とうとう気の狂ってしまった乗客の1人が自殺を図った。ナイフで首を切ったのだ。
ドクドクと血は流れる。痛みでその乗客は絶叫する。
居合わせた他の乗客たちはその様子に眉を潜めたが、しかし直ぐに別の事実で眉を広げることになる。

「こ……コれ見ろ……。カはッ……首が半分くっついてるのに、すぐにシし死ネぇないだルぉっ……。」

首を切った乗客が死なないのだ。別に切れていないわけではない。血は今もなお流れ続け、とっくに致死量に達しているはずなのに。
更にわかった事実が一つある。血が体を離れないのだ。
まるで粘液のように、飛び散ったり床に染み込んだりして体から完全に離れてしまう血液が一滴たりともない。
まるで生物が変形するのは許容しても、分離したり別の物体に変わるのは許さないかのようであった。

―17日目

自殺による恐慌は伝播し、全てで30両まである列車の中、5両まで広がる事態となった。
いまだ自殺を図らない正常な乗客たちは残りの車両に集まり、すぐ隣にある恐怖に震えていた。
しかしこの状況でも落ち着き払った様子である医者の「ゼホン」と看護師の「エレナ」を信じ、地獄と隣り合わせでありながらも耐えていた。

―93日目

椅子の上には生首が並び、内蔵で着飾る者が現れ、少女が笑いながら首を持つ。
そんな地獄は15両にまで広がった。残りの一般席である5~15両はいまだ団結を保てているが、それがいつまで続くかはわからない。
そんな中、ゼホンとエレナからある一つの提案がなされる。

「せめて、いつ解放されるか分からない時間の中で、愛する人と永遠を共にしたいだろう?」

この言葉とともに出された提案、それは地獄にいる気の狂った人間たちに正面から戦うということであった。

―100日目

「トミーと永遠に一緒なら……それなら耐えられると思うの……。」

「ごめん……メアリー。もう少しだけ……時間を……。」

当然、戦闘経験などさっぱりない乗客たちには受け入れ難い提案であった。選択を渋る人間だって出てくる。
しかし、地獄はもう目の前にまで迫っているのだ。

―113日目

「14両のひとがどうなってるのかこの目で見てきたんだ……。既にあいつらにやられてて、苦痛で目をむきながら涎ばっかり垂らしてたんだ……。」

「メアリー、君をそういう風にはさせない。」

彼らは戦うことを決心した。全ては愛する人を守る為に。

―120日目

「トミー……調子はどう?」

「よく分かんない……。でもこれで安心だ……。君の生々しい心臓の音を感じられるから……。」

「私もよ……。私たちは離れないの……。」

―150日目

結果、彼らは勝利する事ができた。中でもトミーとメアリーという青年らは、彼らの勝利に多大な貢献をしたという。

―3437日目

「トミーとメアリーこそ、この愛の町のヒーローだよ!」

―724284日目









愛の町(Library Of Ruina)







「来たわね、トマリ―。」

「どうしたの、おかあさん?」

今日のトマリーは、いつもの仕事を終えた後「おかあさん」の元へ行った。
おしおきがあるかと少し怯えてしまったが、そんなことはないとおかあさんは優しく宥めてくれる。
今回はとある場所に行って、本を探しに行ってきて欲しいとの事。
もしも持って帰ってこられたなら、ごほうびももらえるそうだ。「どうせ帰ってこられないだろうけど」
喜んだトマリーはおかあさんのお願いを叶える為、ごほうびをもらう為、愛の町の為に仲間達と共に図書館へ出向く。

かくして彼らは図書館にやってきた。
たとえそれが自身の意思など無いに等しい状態であろうと、如何なる理由であれ図書館に来たのであれば、接待をしなければならない。
あのアンジェラでさえ過去を重ねた上で嫌悪に駆られる「愛の町」の住民達を接待し、彼らの永遠の「愛」に終止符を打とう。



ほんとうのがいよう


「愛の町」とは、2000年もの時を過ごした乗客の狂ってしまった精神が、せめてもの心の支えとするべく興した町である。

2000年という時間は本当に長かった。元々乗客だった存在は既に精神崩壊を起こし、知能は児童レベルにまで落ち込んでいる。
外見もピンク色の肉があったりなかったりする皮に包まれた最早ミンチも生温い形状になった上にしっかりと顔だけが乗っかっているという凄惨なもの。
長寿なのもそもそも死ぬ事がないのだから当然である。

「自分たちを殺そうとしてきた自殺者と殺人者」「それに抵抗して家族や友人を救った仲間」という認識は辛うじて残っている。
しかし前者は「悪い奴ら」後者が「町の住民」にすり替わった上で、2000年もの時が過ぎてしまった。
その結果、町の住民同士は異常なまでの共依存な関係となった。



まちのみんな


  • トマリー
あいのまちのトマリー!です。

「愛の町のヒーロー」その人。
その外見は肉塊でできた巨大な両腕と両足、凶悪な見た目の異形な口、「LOVE TOWN」と書かれたボロボロのシャツ。
そして所々から本来の手や顔がぴょこんと生えているというもの。クリーチャー以外の何物でもない
これでも予想では前作基準でHEクラス相当なんだから恐れ入る
外見と名前の通り、トミーとメアリーが同化した存在。しっかり顔も2つくっついている。
愛の町の最高戦力であり、日々蠢き這いずる自殺者たちを一か所にぐちゃっと押し固める作業に勤しんでいる。
四角に固めるか三角に固めるかで悩んだりする一面も。

  • 町の住民
ぼくらのあいナら……かテる……。

上記のトマリーの時点で相当に酷い外見だがこっちはもっとやばい。
体全体が肘から先の腕の形になっていたり、グチャグチャの全身を引きずっていたり、じゃがいもに手足と頭が生えただけのような形だったり…
…とリアル混乱値を削ってくる見た目をしている。

  • ゼホン、エレナ
一貫してまともな外見を保っている2人。
元々信頼され、心の支えにされていた2人はそのまま「おとうさん」と「おかあさん」と呼ばれ、今もなお頼られている。
というより依存されている。その心の向きは一方通行であり、彼らは「愛の町」の住民の事を何とも思っていない
エレナは愛の町を少し気に入っている様子があるが、それは仲間や子供を見る目というより面白いオモチャを見る目である。
そんな彼らの正体は、ある事情から愛の町の住民とは違う方向性で人間をやめている「人形師」と「吸血鬼」。人間を自在に『作り変える』事が出来る、人智を越えし者たち。
またの名を―――



接待


さて、ひと目見てわかる化け物連中だが、実際に接待するとすこぶる強い
それものそのはず。トマリー戦はゲームが進み、ようやく司書全員に有用なコアページが行き渡り始めた頃にやってくる山場。
今までは幻想体戦にしかなかったような単体高性能だったり4ダイスも持ってたりするバトルページの数々、
そして固有背景にBGMと数多のローラン達に絶大なインパクトを与えた存在である。

舞台は2つあり、4体ずつを相手にすることになる。

1舞台目



「愛の町の住民」4体が相手。
一見すると速度ダイス1つしかないいつもの雑魚集団…かと思いきや油断ならないバトルページを使用してくる。

大まかな特徴は以下の2つ。

町の住民は3種類存在し、それぞれ斬撃、刺突、打撃の内1種類に体力・混乱抵抗値両方で耐性(ダメージを0.25倍に軽減)を持っている。
今まではせいぜい抵抗(0.5倍)が最大であり、また弱点(1.5倍)、脆弱(2倍)持ちも多かったため、ぶっちゃけそこまで耐性値は気にしなくても接待できていた。
しかし彼らに対しては1/4まで減ってしまうため、そうもいかない。

  • 厄介なバトルページ
一般町民が使うバトルページは2種類。
バトルページの構成はどの種類の住民でも一緒だが、攻撃属性はそれぞれの耐性のある属性に変わっている特徴がある。
住民の種類ごとに「◯◯の襲撃」「◯◯の突撃」という名称になっている。例えば斬撃耐性の住民は◯◯に「鋭い」が入る。
「◯◯の襲撃」は一方攻撃だと凄まじいダメージを与えるページだが、真に厄介なのは「◯◯の突撃」の方。
その性能が以下の通り。

◯◯の突撃 コスト1 (該当属性) 1-4 マッチ敗北 次のダイスの威力+6
(該当属性) 2-4
回避 1-6

何より目を引くのはマッチ敗北時の次ダイス強化効果だろう。
この効果を発動されてしまった場合、次のダイスは最低値が8と極端に高くなってしまう。
これを防ぐには1ダイス目でマッチ敗北ないし引き分けにする必要があるのだが、これが案外難しい。
理想的な対応の形としては
  • 1つ目は引き分けないし防御ダイスで負けて軽減
  • 2つ目はマッチ勝利
なのだが、これを目指すならこれ対策専用のバトルページをデッキに組み込むことになる。
というか最低値が1の時点でこんな事できるページはごく限られてくる。(あえて挙げるなら「連続攻撃」あたりだろうか)。
わざわざ1ダイス目に負けに行けるほどのカード使うくらいなら、防御ダイス2つ積みページを使ったほうが早い。
次点はどちらも攻撃でマッチ勝利しに行く方法なのだが、失敗した時のダメージは全額受けることになってしまうので注意。
同時にバフ、デバフをうまく使っていくのもいいだろう。
思い切ってこのページは無視してしまってもよい。
素通しでも最大8ダメージ、期待値では5.5ダメージなので下手に対抗するよりも被害を抑えられることが多い。

おすすめのバトルページは
  • 防御ダイスで受ける場合
た耐える コスト1 防御 2-5
防御 3-4 マッチ勝利 次の幕 麻痺1付与
打撃 1-6 的中 次の幕 麻痺1付与

逆襲 コスト3 回避 1-10 マッチ勝利 自分の次のダイスの最大値+3
刺突 4-5
刺突 3-4

「都市の星」であろうが使い回せるともっぱら評判の「た耐える」
そして出目が1-10とギャンブル性の高いもののハマれば強い可能性を持つ回避ダイスの「逆襲」あたりがいいだろう。
これらはたまに最初のマッチで負けてくれることもある。
特に「た耐える」はコスト1、麻痺付与、最低値が3の安定感と本当に「あらぬ噂」産かと疑いたくなる非常に優秀なページ。
とにかく受けに困った場合はこれを使っておけば最善ではなくとも良判定がもらえる。
また、トマリー直前のゲストである「視線事務所」から「た耐える」と似たような性能の「バチバチ」が手に入る。
ただしそちらはダイスの振れ幅が大きいので採用する場合は注意。

  • どっちも潰しに行く場合
思いきった判断 コスト3 使用時 全ページを捨てる
斬撃 4-8
刺突 4-8
打撃 3-5

裁断 コスト4 刺突 6-10 的中 次の幕 出血3付与
刺突 6-10 的中 次の幕 出血3付与

明け方 コスト3 使用時 次の幕 ランダムな他の味方2人 保護2付与
防御 2-7
斬撃 5-18 的中 火傷3付与

◎各種遠距離ページ

高コストの高火力ですべてのダイスを潰しにいけるカードが候補にあがる。
しかしながら、その高コストのせいでホイホイと使用できたものではない。
無策に他のページを使っていれば肝心な時に使えない自体になるため、光管理が重要となってくる。
特におすすめなのは「明け方」なのだが、芸術ページの為デッキに1枚しか入れられない制約を持つ。
これ一枚で捌き切るというのはなかなか難しい。まあコストが高いので3枚積みできたところでどうしようもないのだが。

遠距離ページは一度使用するとその舞台の間は再び使用することが出来ないという制約があるが、その分威力も高い。
1舞台目はともかく、長期戦となるトマリーを相手取る舞台には近距離ページも使える「リーウェイ」のコアページを使用したいところ。

  • その他おすすめ(バフ関連)
囲い コスト1 使用時 次の幕 すべての味方 保護1獲得
回避 1-6
斬撃 1-6
防御 3-4

飛び散る剣撃 コスト2 戦闘開始 保護3獲得
回避 1-9
斬撃 2-7
防御 2-5

静かな霧 コスト2 使用時 次の幕 保護3獲得
打撃 2-7 的中 次の幕 出血1付与
斬撃 2-7
防御 2-3

受けるダメージを直接減らせる保護は何かと便利。
特に「飛び散る剣撃」は回避1-9と少々リスキーだが、もしマッチ敗北してしまった場合でも保護の保険が効くのがありがたい。
事前に「静かな霧」を使っておけば合計-6ダメージと向こうの追加ダメージと同じ値となる。

心構え コスト1 防御 1-6 マッチ勝利 次の幕 忍耐1獲得
打撃 4-5

戦闘準備 コスト2 使用時 次の幕 すべての味方 忍耐2獲得
斬撃 3-4
防御 2-4
回避 1-8

こちらで付与できる忍耐は守備ダイスの数値を底上げしてくれる。
例えば忍耐が2ついていた場合、2-3の防御ダイスの出目が4-5になるといった感じである。
「た耐える」と一緒にどうぞ。

忘れがたい旋律 コスト2 戦闘開始 味方2名に パワー1をランダムに付与
斬撃 3-5
防御 2-3
打撃 2-6

赤い音符 コスト1 戦闘開始 味方1名に パワー1をランダムに付与
打撃 1-5
打撃 1-4

頭ブレーメン。力isパワー。+6がなんぼのもんじゃい!
この2つのページは使用するだけでランダムな司書にパワー(攻撃ダイスの数値の底上げ)を1付与する。
それを速度ダイス2つ持ちが4人同時に使えばパワーがものすごく付与されることになる。
無理やり押し切りたいあなたへ。


さて、ここまで愛の町の住民に対して対策を述べてきたが、ここまでは前座に過ぎない

むしろ、ここからが本番と言えよう。


2舞台目


ほんをもってかえればごほうびをくれるっていわれました。どんなごほうびだろう!

トマリー
  • 体力 300
  • 混乱抵抗値 85
  • 速度ダイス 2個
    • 速度 1-5
  • パッシブ
    • 揺らぎ:毎幕、手元とデッキにある全てのカードを消去し、使用するページを手元に追加。全てのページのコストが0になる
    • 愛の力:舞台にて勝利したとき、死んだ町人の体力を50%回復して復活させる
    • さいごの愛:体力が50%以下になると……

耐性値 体力 混乱
斬撃 弱点(1.5) 耐性(0.25)
刺突 普通(1) 耐性(0,25)
打撃 弱点(1.5) 耐性(0.25)


ついに真打ち、トマリーが登場。取り巻きの住民も3体いる。
舞台が始まるとなんと背景が固有のものに変化。BGMも専用のものが流れ始めるという驚愕の演出から接待が始まる。幻想体か何か?
トマリーのパッシブの影響で、トマリーが生き残っている限り取り巻きは舞台をまたぐと復活してしまう。
1舞台目で消耗した司書を引き続き投入する場合は、取り巻きは最低限削るだけに収め、倒しきってしまうことのないようにしよう。

ボス級なだけあって使用するバトルページはどれもこれも高威力なものばかり。

  • 「あそぼ!」
コスト0 回避 1-7
刺突 2-5
回避 1-7
刺突 2-5
回避・刺突・回避・刺突の4ダイスのバトルページ。全て潰せるのは3ダイスか2つ目が回避というごく限られたページのみ。
4つ目のダイスは素直に刺突に耐性を持ったコアページ持ち司書で受けよう。

  • 「みんなの愛の町」
コスト0 回避 5-7
打撃 1-3 的中 すべての味方にパワー3付与
的中すると味方全体にパワー3を配るというぶっ壊れページ。
幸いにも出目は低いので全力で潰しに行くこと。

  • 「苦痛の怒り」
コスト0 使用時 自分に7ダメージ。全ダイスの威力+2
打撃 2-8
打撃 2-8
斬撃 2-5
使用すると7の自傷ダメージがある代わりに全てのダイスの威力が+2される火力バカなページ。
しかもダイスは多い&値が元から高いの二重苦である。

  • 「幽かな記憶」
コスト0 使用時 自分の体力が25%以下なら全ダイス威力+2
回避 2-8
斬撃 2-6
刺突 2-6
最大値の高い回避を先頭に、値の良い攻撃が二連続でやってくるページ。
舐めてかかると普通に回避されてしまうので気をつけること。回避同士をぶつけてやるのもいい。
また、残り体力が25%以下なら全てのダイスの威力が+2される。

  • 「暴動」
コスト0 刺突 3-7
打撃 3-7
値の高いダイス2つと無視はできないが、他の特殊効果持ちページに比べればだいぶマシな癒やし枠(?)

  • 「しかくがいいかな?」
コスト0 使用時 パワー5獲得。次の幕に強烈な攻撃を準備。準備の間、混乱ダメージに弱くなる
防御 2-7
斬撃 2-7
打撃 2-7
4幕目になると使用するバトルページ。
使用するとパワーを5獲得し、そして高威力で2回も殴ってくる。
代わりに今回の幕は混乱耐性が全て脆弱、取り巻きは全員混乱状態になる。
だがもしこの幕で混乱させることが出来なかった場合…。

  • 「さんかくがいいな!」
コスト0 斬撃 5-10
刺突 8-13
打撃 11-16
こんなもはや頭悪いレベルの火力を誇るページが使用されてしまう。
こんなもの食らってはひとたまりもないので、4幕目には絶対に混乱させること。


そして混乱させることでいい具合に体力を削り、「さいごの愛」を満たした先に待ち受けているものが…


背中から異様な手が伸び、悲しい表情をしたメアリーの顔に、何より爆散したトミーの頭部の痕が痛々しいさいごの愛形態である。
一応トミーの目玉らしき物が辛うじて1つ残っている。

この状態になると使用されるページが「幽かな記憶」「苦痛の怒り」、そして新たな「愛の鞭」の3種類のみとなる。
また、地味だが全ての体力への攻撃耐性が普通になっている。

  • 「愛の鞭」
コスト0 斬撃 8-20 的中 次の幕 出血3付与
なんと最大値20とかいうぶっ壊れた数値を持っている。こちらが対抗するには「拘束の腕」や「一点狙い」など限られたものしかない。
守備ダイスで少しでもダメージを抑えるか、それとも一か八かでマッチ勝利しに行くかはプレイヤーの選択次第。

トマリーとの戦いはとにかく取り巻きのページを捌きつつ、「しかくがいいかな?」使用までに光と強力なページを温存するのが勝利の鍵。
「ギョンミ」での「乱闘」+「くどい!」コンボや「オルガ」での「思いきった判断」など、とにかくダメージを与えられる手段を残しておきたい。
一度混乱状態にしてしまえば、さいごの愛形態をすっ飛ばして直接葬り去る事もできなくはないので狙ってみる価値はある。
というか狙ったほうが勝利が確実である。


接待完了時にもらえる本なのだが、愛の町の住民は皆さん揃って自我が崩壊しているせいか、一切なしである。
最後の最後でメアリーが少し自我を取り戻したお陰で手に入る「トマリーの本」だけ。
そしてその本を燃やしてもコアページは無く、ただバトルページ2種類が手に入るのみである。
まあ肉塊のコスプレした司書とか見たくもないからいいんだけども。

ちなみにもう一つもらえるのは「幽かな記憶」と「苦痛の怒り」。
いつでも使える「苦痛の怒り」はともかく、効果の発動条件が残り体力が25%以下の時のみである「幽かな記憶」には特に使い道がないと思われていた。
が、後に大活躍することになるとはまだ誰も知らないのであった。



あいのまちのさいご


図書館に出向いたまま帰ってこないトマリー。同時に突然姿を消したおとうさんとおかあさん。
残された住民たちは一度に心の支えを全て失った悲しみに明け暮れ、身を寄せ合った。
次第にそれは物理的なものとなり、最終的には一つの巨大な化け物となり果てて―――。



到着駅でW社の整理要員に鎮圧され、記憶ごと元に戻されたのちに、無事に下車する事ができた。
やっぱりW社は凄いな!

え?事故が起きたんじゃないかって?そんな事ありませんよ、列車はいつも通り、正常に運行されました。



しかしながら、今回のWU-212 Warp列車は運行こそ正常だったものの、
  • 車内時間発車数時間後に図書館へ向かった数名
  • 2000年後に図書館へ向かったトミーとメアリー以下数名
  • ゼホンとエレナの2名
  • 一等席の乗客全員
がWarp列車内で行方不明となるという『事故』が発生したのだった。




余談


  • トマリー戦のBGMは、OPテーマを提供した音楽ユニット「Mili」の楽曲『From a Place of Love』である。
    普通に聞く分には優しい楽調の癒やし系の曲。
    だが歌詞の意味がわかったり、ゲームをプレイ済みだったりすると急に印象は不安げなものへと変貌する。
    Youtubeでも一般公開中。サムネイルは2人の女の子が抱き合っている絵で、どこかトミーとメアリーを想起できるものになっている。
    気になった人は是非とも聞いてみよう。
    なおProjectMoon公式チャンネルでも公開されており、コメント欄にて歌詞の日本語訳も公開されている。

  • 外伝にあたるリヴァイアサンで1話でトマリーが登場。
    孤児院を襲っていたところに、クリスマスを祝いに来た主人公のヴェルギリウスと鉢合わせそのまま戦闘。ヴェルギリウスが圧倒していたが、紫の涙イオリの登場によってどこかに連れて行かれた。(そして、図書館で本になり解放された人々は本になったときの姿で解放されることがわかった。つまり、ねじれたヤンや人形師に人形にされた人達も…)



追記・修正は愛する人と永遠を共にすると決めてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 愛の町
  • Library Of Ruina
  • 鬼畜
  • キメラ
  • あいのまちのトマリー!です
  • W社
  • Warp列車
  • 都市ではよくあること
  • トマリー
  • 絶望
  • メリーバッドエンド
  • 地獄
  • 暖かい地獄
  • 本編より先に立った項目
  • 真綿でくるんだ絶望

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月29日 11:34