ギガントマキア(僕のヒーローアカデミア)

登録日:2020/11/11 Wed 22:44:00
更新日:2024/04/26 Fri 08:18:19
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全ては 主のため


ギガントマキアとは、漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場するキャラクターの一人。

CV:間宮康弘


概要

「ドクター」と並ぶオール・フォー・ワンの最側近で、悪の権化でもある彼が最も信頼し傍に置いた人間の一人。
本名は不明でポジションは「身辺警護(ボディガード)」役。

彼の特徴の一つとして何と言ってもまずはその巨体
まるで岩山のようなゴツイ肌と体格、個性を発動していなくても数メートルはあろうかという大きさで見る者を圧倒させる。
しかし首にはラジカセをぶら下げているのみで後は全裸という前代未聞のスタイル。
裸ラジカセとは新しすぎる。
このラジカセはただ外界のニュースを得るためのものだけではなく、ドクターとの通信手段にもなるほか、彼にとって最愛のオール・フォー・ワンの声を聴く唯一の手段でもある。
後にデトネラット社に用意してもらったと思われるズボンを着用するようになった。
このズボンは伸縮性に優れているらしく、幾ら巨大化してもはち切れない優れものである。
因みに息はかなり臭い。
また、顎がしゃくれているようにも見えるが実はこれは個性による可動式のバイザー。
本気を出す際にはこれがスライドし、目元を覆う。

公式キャラブックでは「その歩み止める者なし! 災いをもたらす巨人」「全てをなぎ倒す圧倒的なフィジカルパワー」というキャッチフレーズが付けられている。


人物像

ギガントマキア最大の特筆すべき点はオール・フォー・ワンに絶対の忠誠を誓っていることである。
その忠心ぶり……というよりも崇拝は「狂信者」とも評され、彼自身もオール・フォー・ワンを(しゅ)と呼んでいるなど最早神格化している。
それどころか彼の声を聴けばまるで猫の様にゴロゴロと縋りついてしまうほどで、ここまで来ると依存症に近しい者がある。
この奇天烈ぶりに当初は死柄木「こんなんいらんぞ」と引いていた。

一方で主に関わること以外には極めて淡白。
「王とは畏怖され求められる者、強い者である」という弱肉強食を是とする思想を掲げている。
そのため当初は死柄木の存在をオール・フォー・ワンの後継者と認識しながらも「弱すぎる」と評して納得できない絶望感により狂乱する始末だった。
またヒーロー達の存在は等しく「蝿」「小蝿」呼ばわりして基本眼中に無い、強者故の傲慢さを持つ。

また命令遂行中は所謂ランナーズハイに近い状態になっているらしく、自身の膨大な体力と合わせて止まることを知らないが命令を遂行し終えるとランナーズハイも解除されて一気に疲労が舞い込むことも。
このため主人のためならば自身の命すら厭うことなく暴れ続けられるが、裏を返せば主の命令がなければ何もできない人物でもある。
スピナーからは「究極の指示待ち人間」と称されることもあった。


戦闘能力

巨体に違わぬ作中最高峰のフィジカルとバイタルの持ち主でもあり、
  • 腕を地面に叩きつけるだけで辺りの地面が弾け飛ぶ
  • くしゃみのように息を強く吹くだけで、息が前方の広範囲の森林が薙ぎ払われる爆風と化す
  • 指を弾くだけで爆風にも近しい衝撃波を巻き起こす
  • 48時間44分もの間戦闘を続行し、休憩もたったの3時間の睡眠で済ませる
  • 巨大化すれば同じく巨大化したMt.レディの全力の足止めが障害にもならず、脚を掴んでMt.レディすら軽く投げ捨てる
  • 挙句動くだけで山が削れる
など最早怪獣映画かドラゴンボールの域。
防御力もすさまじく、あの荼毘の高火力ですら一切の焦げ目がつかない。
後述の複数個性も合わさって発揮される圧倒的な「巨体」「馬鹿力」「タフネス」「猛スピード」が生み出す猛威は、歴戦のプロヒーロー達ですら「力では止められない」と短時間で判断を下す程。
一度動き出せば進路の周辺5kmが避難区域と化すため、存在するだけで壊滅的な被害を巻き起こす彼の存在を、同じ腹心だったドクターは「守護神」「主の為に生き主の為に死ぬ厄災」と称する。
またこのギガントマキアを模して造られた存在が、改造人間「脳無である。

なお活動中は肌が硬質化し岩石のように変じており、超常解放戦線の幹部メンバーはマキアの背中を移動拠点代わりに用いている。
これも後述する個性によるものである。


個性:複数所持

複数の個性を持っていることが明かされている。
だが特筆すべきはその複数の個性所持を改造手術なしで耐えきるという常軌を逸した耐久力である。
個性複数持ちの脳無ですらそれに耐えるため体の改造と人格の消失が必要という事実を鑑みれば、その恐ろしさが実感できるだろう。この膨大な体力の源は後述する個性によるものである。
得た個性は全て長く戦場で戦い続けるためのものらしい。
自身が生来持っていた個性を含め、現在はなんと七つの個性を所有している。


  • 「耐久」
マキア本来の個性であり、異常なまでの耐久力の正体。
体力オバケとも称されるほどの膨大な体力を与える個性である。
三日三晩ぶっ通しで戦い続けたり、和歌山県から京都まで全力疾走したり、果ては個性複数所持にも耐えきれるのもこの個性あればこそ。
この「耐久」を軸にする形でマキアには多くの個性が与えられている。

  • 「巨大化」
上記にもあった「巨大化」の正体であり、ギガントマキアを象徴する個性。
Mt.レディの個性と名称は同じだが、こちらの仕組みは「高揚を体躯の変化エネルギーに変える」と説明されており、要は気分が乗れば乗るほど大きくなるというシンプルながらも恐ろしい個性。
普段の状態ですら数メートルもある巨体だが、その気になれば約25メートルにもなれる。
これは8階建てマンションにも匹敵するほどの大きさで、あの『巨大化ヒーロー』Mt.レディよりも大きい*1と言えばその恐ろしさが伝わるだろうか。
当然大きくなればなるほど攻撃力も増し、何よりも移動するだけで地形が変わってしまうほどの甚大な被害となる。

  • 「痛覚遮断」
痛みを感じなくなる個性。
これによって痛みに怯むことなく継続戦闘を可能にしている。
上記の「巨大化」と組み合わせて尚更マキアを止めることを困難にしている恐ろしい個性でもある。
ただし遮断するのはあくまで痛覚、つまり「痛い」と感じることでありダメージそのものは無効化されることなく溜まっていくものと思われる。
尤もマキア自身がとんでもない防御力を誇るので、肝心のダメージを与えること自体が至難の業。

  • 「エネルギー効率」
僅かな栄養と水分で長時間の活動を可能にする個性。
また、睡眠時間も圧縮される。
自身の「耐久」と組み合わせることでマキアは三日三晩ぶっ通しで戦い続けては三時間の睡眠で休憩を済ませるといった無茶苦茶な継続戦闘を一ヶ月もの間行うことが出来る。

  • 「剛筋」
固く、強靭な筋肉を齎す個性。
シンプルながらも強力で、「巨大化」と組み合わせれば凄まじいまでのパワーを発揮し、固い筋肉は全身を守る鎧にもなる。
その防御力たるやあの荼毘の爆炎を始めとした数々の攻撃を受けても目立った傷が見受けられないほど。

  • 「犬」
鋭敏な嗅覚と聴力を与える個性。
雄英教職員でもあるヒーロー、ハウンドドッグと名称は同じだが異形型のあちらとは違い、こちらは能力を強化するだけで外見は変わらない。
発達した聴覚は例え地面に潜って寝ていても敵の襲来を事前に察知し、鋭敏な嗅覚で相手の匂いから正確な位置を割り出すことが出来る。
特筆すべきはその嗅覚で、その範囲はなんと新潟県の山奥から愛知県まで正確にかぎ分けることが可能
下記の地面潜伏とも合わせてマキアから逃れることを困難にしている。

  • 「土竜」
名前の如く、モグラのようにあっという間に地面に潜ることが出来る。
地面を削り取っている描写があるので骨抜のように「柔化」で柔らかくしているわけではない。
これによって地面からの奇襲も得意としており、行動範囲を広げることにも一役買っている。
因みに普段睡眠をとる時は地面に潜って寝ている模様。
因みにこの移動法により新潟県から愛知県まで一時間程度で移動できるほどのスピードもある
その進行速度は100km/mにも及ぶ
一応地中潜航はマキア本人のみに適用される為、背中に乗る味方を巻き込まない為には泳ぐようにして移動しなければならないのがデメリット。
また爪を長くしたり、背中を岩のように隆起させたり、顎に備え付けられているバイザーもこの個性によるもの。
爪は主に進行方向にある邪魔な建物を掻き分けて薙ぎ払うために用いる。
この行為により瓦礫が四方八方に飛び散り、更なる被害拡大をもたらしていく。
背中の隆起は土を流しやすくするためのもので、顎のバイザーは目元を保護するためのもの。
地面潜伏中や本気を出す際にはこれが目元を覆うようにスライドする。
目元を覆い隠せば当然視界は塞がれるが上記の「犬」で周りの状況を正確に把握することが可能。
背中の岩を隆起させ、長い爪で辺りを薙ぎ払う巨人となったその姿はまさに怪物としか言いようがない。
元はAFOがマキアを隠すために与えた個性で、これを用いてマキアは個性持ちの人間を攫っては潜伏していた。



以上が現在のマキアの個性であり、これらすべてを組み合わせて暴れる様はまさに「災害」。
作中、誰も力による静止が出来なかったことから無敵に思われたが、無視できない弱点としてマキア自身の知能の低さがある。
マキアの個性はいずれも身体強化かつシンプルで強力なものばかりだが、これはマキアが頭を使ったり練度を必要とする個性を全く扱えなかったためである。
「巨大化」や「痛覚遮断」は少し練習しただけで調整が可能なのだが、マキアはそれが出来ないほど。
そのため「巨大化」や「痛覚遮断」などは常時発動しっぱなしである。
この知能の低さから落とし穴などの搦め手には引っかかってしまうことも。
ただし半端な罠なら力尽くで抜け出したり、そもそも巨体なので引っ掛けられるような罠を用意すること自体が困難なのだが……。

また最大の弱点として物理的な攻撃以外には耐性を持つ個性がない。
このため薬物などは巨体故に時間が掛かるものの効果がある。
他にも物理的攻撃を伴わない精神的な影響を及ぼす手段も有効である模様。
総じて力尽くでの静止は不可能に近いが、搦め手を用いた作戦と時間があればマキアを止められることも可能である。





劇中での活動

嘗てオールマイトによって戦力を削がれ敗北を予期したオール・フォー・ワンによりその存在を隠された。
こんなオールマイトでしか倒せないような奴を、オールマイトが倒れるその時まで隠しているのだから厄介の極みである。
その間、各地のヒーローを襲っては個性を集めていたらしい*2

その後はラジカセから情報を得ながらも潜伏していたが、オール・フォー・ワンを失った敵連合に引き合わせるため黒霧の接触を受けて遂に死柄木達の前に姿を現す*3
しかしオール・フォー・ワンに忠誠を誓っているギガントマキアはその忠誠心故に嘗ての主より遥かに弱い死柄木を認めることが出来ず、彼の弱さを絶望して泣きながら大暴れした。
一応オール・フォー・ワンの指示だからと受け入れたい気持ちがあるが結局のところ認めることが出来ず尚も暴れまくる。
その後、氏子ドクターからの提案により彼の全面協力を取り付けるため死柄木たちは一ヶ月もの間、ギガントマキアと戦うことになる。
だがギガントマキアは圧倒的で死柄木達を寄せ付けることなくあしらう日々が続いていく。

そんな中、異能解放軍が動き出したことで解放軍にマキアをぶつけ、互いに消耗させるという作戦のため死柄木達はその場を離れ、愛知県泥花市まで赴くことに。
睡眠の途中だったがドクターの手によって起こされた彼は並外れた嗅覚で死柄木の居場所を突き止め、彼を追って泥花市にその姿を合わした。
ところが彼は異能解放軍の兵士や外典の強力な攻撃を歯牙にもかけずに一蹴してしまう。
止まるどころか勢いを増し、更には連合との闘いでは見せなかった巨大化まで見せつけるマキア。

だが、そんな彼の足が不意に止まった。
彼の視線の先には本来の個性を取り戻した死柄木がいたのだ。
広範囲を一気に崩壊させる衝撃波の前にはさすがのギガントマキアも止まらざるを得ず、結果ギリギリの範囲ではあったが逃れることが出来た。
しかしそれ以上に彼の動きを止めた者、それは覚醒した死柄木であった。
圧倒的なまでの力を示し、敵対した敵組織の首魁ことリ・デストロを屈服させたその姿に嘗ての主の姿を見た彼は、


後継……!


遂に涙を流しながら、死柄木を後継者と認めて彼に従った。
こうしてマキアも超常解放戦線に加わることなり、その後はプロテクターのような拘束具やズボンを着用するようになった。
さすがに全裸のままはNGだったらしい。
行動隊長ではないものの会議には姿を見せるなどさすがに最高幹部級の扱いを受けている様子だが死柄木以外には従わないため、普段は群訝山荘の地下神殿で蹲って死柄木の覚醒を待っている。


そして「全面戦争編」で遂に死柄木の覚醒を察知し起動。
彼の「おいでマキア みんな(敵連合の面々)を連れて」という命令に応じ、連合のメンバー(+荼毘が連れてきたスケプティック)を背中に乗せ、死柄木の元へと進撃を始める。
作中Mt.レディを始めとした様々なヒーローが彼を止めようと試みるも、自身の強大さや背中に乗った連合の妨害により次々と失敗する。
しかし、そんな彼の前に立ちはだかったのはまだ正式なヒーローですらない雄英の生徒達。
彼らは個性を用いた落とし穴によってマキアをすっ転ばせた上で地面に埋め、その隙に口を開かせ、中に麻酔薬を放り込もうという作戦を決行する。
これもマキアの力押しや連合の妨害により頓挫しかけたが、切島が意地でよじ登り、遂に口の中に麻酔薬を放り込むことに成功した。
後は麻酔が回って眠るのを待つだけ……だったはずが、巨大すぎる故かマキアは眠ることなく寧ろ本気を出して暴れまわり、数々のプロヒーローたちを葬って尚も爆走。
今回の作戦で多くのヒーローが出払っていることもあって彼を止めるどころか避難誘導すら間に合わず、遂に街にまで到達。
人々を踏みつぶし、街を破壊し続けるという悪夢のような展開になってしまうのだった……。


その後も甚大な被害をもたらしながら遂に蛇腔市に到達。
多数のヒーローを相手取る死柄木を救った。
しかし直後、突然乱入してきたベストジーニストが操る炭素繊維のワイヤーに全身を絡めとられて身動きを封じられてしまう。
ここまでの爆走やヒーローから攻撃を浴び続けたこと、加えて「連合を連れてくる」という指示を遂行し終えたことでさすがのマキアも疲労を見せてパワーダウン。
中々ケーブルから抜け出せなくなかったが死柄木の指示を受けて再びパワーを引き出し、遂に拘束から抜け出した。
だがすかさず復活したエンデヴァーの一撃を顔面に受ける。
それでも「痛覚遮断」を持つマキアは意にも介さない……と思いきや、ここで急に力が抜けて地面に沈んでしまう。
実は雄英生徒達が投与した麻酔はちゃんと効果があり、今になって効き始めた。
ここまでのヒーロー側の奮闘が遂に功を奏し、マキアの膨大な体力を削ることでようやく麻酔の効果が表れ始めたのである。
薬物に耐性が無かったことが災いして、マキアは結局身動きも取れず、そのまま復活した死柄木……の意識を乗っ取ったAFOらに見捨てられる形でその場に取り残されてしまった。

その後はまた無数のケーブルによって雁字搦めにされてしまい、Mr.コンプレス共々確保されてしまった。
勿論こんな奴が普通の刑務所に収まるはずもなく、タルタロス送りが確定した……のだが肝心のタルタロスはまさかの死柄木らに襲撃され壊滅状態、多数の脱走者を許してしまう事態に。
だが襲撃自体はマキアがタルタロス送りにされる前日のことだったのでそもそもタルタロスにはおらず、結果彼は未だに別の場所で拘置されたままである。
いや、こんな奴がまた解放されてしまったらそれはそれで詰むんですけどね。

全面戦争編で超常解放戦線側の切り札として、まさに「歩く災害」の異名通り大暴れを果たしたマキアだが、その暴走はこうして幕を閉じた。
しかしまだ死んではおらず、ヒロアカ世界の日本は現状多数の脱獄者を許してしまう世紀末状態となっているためいつ復活してもおかしくない状況である。
そもそも本名やバックボーン自体もまだ不明なため、出番自体もまだ可能性がある。
もし、彼がまた解き放たれてしまった時、ヒーローたちに対抗する術はあるのだろうか……。


余談

名前の由来は恐らくギリシャ神話での大戦争「ティタノマキア」。
ギリシア神話の主神ゼウス率いるオリュンポスの神々と、クロノス率いる巨神族ティターンとの戦いを意味する。
全宇宙を崩壊させたこの大戦は、終結させるのに10年もの歳月が必要であったとされる。

ちなみに、まんま「ギガントマキア」という戦闘があったのでそちらかもしれない。
ティタノマキアに勝ったオリュンポスの神は、敗れたティターン族を黄泉の国に閉じ込めるなど無体な扱いをした。
これに怒った大地母神ガイアが巨人族ギガースを味方につけてオリュンポスに戦争を仕掛けたのである。
ギガース族は神力では死なない特性を持っていたため戦いは長引き、終わらせるには人間の英雄の力を必要とした…


追記修正よろしくお願いします。

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最終更新:2024年04月26日 08:18

*1 Mt.レディの巨大化した姿は20m62cm。

*2 その様子を描いたと思わしきシーンが切島と芦戸の過去で出てくる

*3 アニメでの登場時は流石に全裸のまま描写するのは厳しかったのか、初めから少し破れたズボンを履いていることになっている。