登録日:2020/11/14 Sat 16:10:30
更新日:2024/04/19 Fri 12:56:24
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若人から青春を取り上げるなんて 許されていないんだよ
何人たりともね
五条悟とは、漫画『
呪術廻戦』及びその前日譚『東京都立呪術高等専門学校』の登場人物の一人である。
●目次
◆プロフィール
年齢:28歳
生年月日:1989年12月7日(いて座)
身長:推定191cm
所属:
東京都立呪術高等専門学校一年担任・五条家現当主
等級:特級呪術師
好きな食べ物:甘いもの
苦手な食べ物:アルコール
ストレス:上層部絡み
趣味・特技:無し(大抵何でもできるから)
イメージソング:ASIAN KUNG-FU GENERATION『未だ見ぬ明日に』
Avicii『Shame On Me』
◆概要
都立呪術高専の教師で1年の担任。
容姿は190cmを超える長身に加え、白髪に碧眼というやや日本人離れした出で立ち。
後述する特異体質のため黒い布やサングラスで目隠しをしているが、その状態でも周囲は見えているらしい。
素顔は童顔の爽やかなイケメン。また、痩身に見えるが服の下はなかなかのマッチョ体型。
菅原道真を祖とする
呪術界御三家の一角
『五条家』の現当主。
若年ながらも4人しかいない
「特級」の称号を冠する呪術師で、自他ともに認める
現代最強の呪術師。
あまりにも強すぎるせいで現在の五条家は「悟のワンマンチーム」と呼ばれており、彼が健在であること自体が敵対する呪詛師や呪霊への抑止力となるほどの
ジョーカー的存在である。
反面、仮に彼が欠けると呪術界のパワーバランスが大きく崩れ、呪術界を揺るがす事態となってしまう模様。
◆人物像
直感に優れ、また自身の桁外れの力量から大抵の脅威は問題無く排除できてしまうため、ノリと勢いで行動する傾向がある。
自分でも性格が悪いと自覚する軽薄で飄々としたマイペースな性格であり、誰に対しても遠慮せずフランクに接する。
一方敵に対しては一切の容赦がなく、キレると語彙がかなりヤンキー荒ぶる。
アニメ版のじゅじゅさんぽではタチの悪さが顕著に表れており、
- 七海に構って欲しいがためにち○こと書いた紙をポケットに仕込む
- 釘崎のスカートを無断で着用して「こんばんは〜♡ 釘崎野薔薇で〜す♡」と宣いながらノリノリで虎杖の前に登場する
- 伏黒が逆ナンされていると勘違いし、阻止するというテイで全力で茶化そうとする虎杖、釘崎に対して「気安く触らないで貰えるかしらぁん?泥棒猫ちゃん達ぃ!!」などといったオカマのようなセリフを言い放つ
といった悪ふざけを繰り返している。誰が呼んだか28歳児
そもそも東京校は割とそんな連中ばっかなのは内緒。
そんな一見いい加減とも思える人物だが、学生時代の親友であった夏油が直面した呪術師の現実に対して彼とは異なるアプローチで解決しようとしており、教師を志したのもその一環。
自分だけが強くても意味がないと考え、
新しい世代の呪術師を自分に匹敵するレベルにまで育てようとしている。
乙骨や虎杖、
伏黒といった生徒に期待を寄せ、彼の尽力で乙骨や虎杖は即死刑を免れ、伏黒は姉・津美紀と共に経済的援助を受けることに。
虎杖の処遇のように平然と横紙破りも繰り返しているため、呪術界の保守層には彼に反発を感じる勢力は多いものの、
圧倒的な実力でそれを黙らせている。
一方の五条も腐敗した呪術界の上層部を露骨に忌み嫌い、腐敗を一掃するための改革を目論んでいる。
ちなみに甘党だが、「元々甘い物が好きだったわけではなく、頭を回すために甘い物を食べるようにしていたところ結果として甘党になった」らしい。
◆対人関係
五条家においては無下限呪術と六眼を持って生まれたためか、今も昔も甘やかされているらしい。
同じく特級術師にして最悪の呪詛師である
夏油傑は、夏油の現況を知っていてなお
「たった一人の親友」と断言する親友同士であり、五条が教師を志すきっかけを生んだ。
また、かつては今より不遜な性格で一人称が
「俺」だったが、夏油に注意され離別後にかなり丸くなった。
余談だが当時の携帯待受は巨乳グラドルの井上和香。2012年に井上さんが結婚した際にはどう思ったのかは謎。
しかし現在も彼を尊敬する人物は殆どおらず、大半の人物からは立場を問わず呼び捨てに
加えてバカ呼ばわりされている。 評価や呼ばれ方も散々で、
七海は
「信用しているし信頼もしているが尊敬はしていない」、
真希は
「バカ目隠し」、硝子は冗談交じりとはいえ
「クズ共」と評価している。
ただし実力と親しみやすさのおかげか、本気で嫌う人物はあまりいない。
前述の通り上層部や保守派とは仲が悪く、保守派筆頭である楽巌寺嘉伸に至っては面と向かって「ジジイ」「おじいちゃん」と言い放つ程嫌っており、楽巌寺の方も「最近の若者は敬語もろくに使えんのか」と辟易している。
◆戦闘能力
五条家相伝の生得術式「
無下限呪術」とそれを使いこなすための特殊な両目「
六眼」を併せ持つ
現代最強の呪術師。
「産声を上げた瞬間にすべての術師が敗北を認めた」「五条の出生を機に発生する呪霊のレベルが年々上がるようになった」とも語られ、「五条悟を除くあらゆる術師の出入りが自由な代わりに五条悟だけ侵入できない帳」が縛りとして成立するなど、単独での国家転覆が可能とされる特級呪術師の中でも別格の存在として扱われている。
たとえ全ての力を取り戻した
両面宿儺を相手にしたとしても
「ちょっとキツイ」と語りながらも
「勝つ」と断言できる自信を持つ。
その自負に違わず術式を差し引いた素の呪力量や身体能力も段違いに高く、基礎的な呪力操作と体術
だけで特級呪霊2体をボコボコに叩きのめすその戦闘能力は、
漏瑚をして
「逆に貴様は何を持ち得ないのだ!!」と内心毒づかれるほど。
1級術師の
冥冥によれば
「一人で日本にいる人間全員を皆殺しにできる」らしく、七海からも
あの人は自分が苦労して出すクリティカルヒットをジャブ感覚で出します
端的に言うと、「やってらんねー」......です
と半ば匙を投げるような評価を行い、「術師を続けるなら五条さんと自分を比べないこと」とアドバイスまでしている。
第二部において米国エネルギー省のエネルギー・環境担当次官であるサイラスが五条の映像を見た際に「下手したら一人で一国の電力を賄える」とまで考察するほどのエネルギーを生み出して扱っている。
欠点は自分が余りに強すぎるため味方との共闘だと最大限の力を発揮できないこと。
どんな術師でも五条の前では等しく足手纏いにしかならず、最大の力を発揮するには自身が単独で戦うしかない。
そのため、「百鬼夜行」のような単身での対応力を物理的に超える大規模・多方面作戦の対処も苦手としており、その点を突かれて出し抜かれる面も見受けられる。
●無下限呪術
五条家の相伝術式にして五条悟の生得術式。
本来至る所にあるという「無限」を現実に持ってくる術式。
無限は不可視のエネルギーであり、触れようとすると空中で静止していると感じるほど遅くなっていき、結果として術者に触れることができなくなる。
五条は常に無限を纏っているため彼に近づくほど低速化していき近づけず触れられない。
そのため、術式発動中の五条の肉体は不可視のバリアで覆われているような状態となり、敵の攻撃を遮断するだけでなく相手を無限の圧力で削り殺す真似もできる。
おまけに接近物の質量・危険度に応じて術式効果の発動対象を自動選択する真似迄できる。
作者の解説によると「アキレスと亀に出てくる収束する無限級数を現実化するもの」。
ただし五条の場合繰り返される足し算の中に本来無い0と0を分割した「何か」があるという。
相伝のため五条悟固有の術式ではないが、無下限呪術の扱いには非常に緻密な呪力コントロールが必須であるため、実際にここまで扱える術師は五条だけだとか。
前日譚では「原子レベルに干渉する緻密な呪力操作により空間を支配する呪術」と解説され、五条の両目が術の要と語られている。
技
位相 黄昏 知恵の瞳
無下限呪術の基礎的な術式で、術式反転を使用できない場合の最大技に当たる。
無限に「収束」の効果を付与することで任意の場所に極めて強烈な吸い込み反応を発生させる。
この反応を利用して対象を自身に引き寄せたり、逆に遠くに吹き飛ばしたり、複数の敵同士を引き合わせて勢いよくぶつけ合わせたりできる。
反応を利用した高速移動、打撃に吸い込みを合わせて威力を向上させるといった芸当も可能と、シンプル故に応用の幅も広い。
最大出力ならば球状に引力を発生させて射線軸上にある全てを抉り取って更地に変えてしまう。
ただし余り大きな反応は自分の近くでは発動できず、指向性にまで気を配ろうとすると呪力操作難度が増す欠点もある。
位相 波羅蜜 光の柱
無下限呪術に反転術式を組み合わせたもの。
無限に「発散」の効果を付与することで小さな虚空を生み出し、その虚空を衝撃波として放つ技。
最低出力で「蒼」の2倍という凄まじい威力と強烈な反発の力を宿し、一瞬で敵を遥か遠くに弾き飛ばす威力を誇る。
高専時代は反転術式を習得していなかった関係から上手く使えなかった。
九網 偏光 烏と声明 表裏の間
「赫」と「蒼」を組み合わせた五条家の秘伝術式。
順転と反転、それぞれの無限を衝突させることで生成される仮想質量によって対象範囲のすべてを押しつぶす技。
普段は指向性に制限をかけ射線上に存在するモノを抉り取る超大出力の呪力の砲撃のように使用しているが、無制限で放てば360°全方位に仮想質量を放射する範囲攻撃と化す。
無下限呪術で空間と座標を圧縮することで行う移動術。所謂ワープ。
漏瑚との戦闘中、呪術高専で特訓中だった虎杖の下まであっという間に往復して連れてきた時のように他人を伴っての移動の他、
『呪術高専』で魔法陣のような物を使ってパンダと棘を高専まで瞬間移動させた時のように他人だけ移動させることも可能な模様。
「限られた条件下でのみ使用可能」とのことで、普段は専ら車や鉄道など普通の交通機関を使って移動している。
長らく原理不明であったが、226話にてようやく原理が解説された。
これまた作中でサラっとやってのけた謎の技。
無下限呪術の応用だと思われるが詳細不明。
(自らの足元に術式を使用している?)
●六眼
五条家の特異体質に属する五条悟の両目。
極めて詳細に呪力を探知する魔眼。
この効果で緻密な呪力操作を行い、相手の術式情報の看破や呪霊か受肉体かを判別することも可能。無下限呪術を全力で使いこなすには必須の力である。
また、乙骨によると「術式を発動した際のロス呪力が限りなく0になる」らしく、呪力切れを起こすことがほとんどない。
具体的には、呪力効率がベラボウにいいため呪力の消費量が恒常的な自己補完の範疇に収まる仕組みとなっているとか。
少なくとも、後述する「無下限呪術の常用」+「脳へのフルオート反転術式」程度なら自己補完の範疇であることが語られている。
ただし裸眼ではかなり疲労が溜まるため、普段は目隠しやほぼ真っ暗のサングラスで目を覆い能力をセーブしている。
この状態でも呪力を精細に読み取って高解像度のサーモグラフィのように周囲を把握でき、建造物など呪力の無い物も呪力の流れや残滓などを読むことで間接的に把握できる。
●無量空処
皮肉だよね
全てを与えられると何もできず 緩やかに死ぬなんて
五条の領域展開、宇宙空間のような風景が広がっている。
無下限の内側を展開し、相手の知覚・伝達などありとあらゆる生命行為に無限回の作業を強制。何もかもが見え全てを感じるように感じさせ、いつまでも情報が完結しない状態に追い込む。
例を挙げると、
通常であれば目の前に置かれたモノを手前から「リンゴ→ゴリラ→ラッパ」という順で知覚できるが、無量空処の術中に嵌まると「リリリリリリリリ(ry」という風にしか知覚できなくなるのだとか。
つまりわかりやすく言うと領域内の相手の行動を完全に封じ、術式の行使を含めたあらゆる行動を不可能にさせることができる。
そして五条本人は何の障害もなく行動できるため、敵は領域によるバフが乗った五条のサンドバッグになって死ぬしかない。
それどころか領域に呑まれた者は脳への過剰な情報によって十数秒で脳へ深刻なダメージを負うこととなる。
作中登場する中でも数少ない「当てるだけで勝ち」な、文字通りの必殺領域。
反面、領域に引き込んだ時点で効果が適用される上に並の人間ならば簡単に廃人と化すため、人の多い所で使うことはできない欠点も抱える。
劇中ではこの弱点を突かれて人混みの中での戦闘を強いられることにもなったのだが、0.2秒という一瞬の展開を行うことで影響を最低限に抑え、周囲の人間を庇いつつ複数人の敵の動きを5分間止めることに成功している。
また、領域内であっても五条に接触していれば効果が無いという特徴がある。
発動時の印相は片手による帝釈天印。
●その他の技
負のエネルギーである呪力を掛け合わせて正のエネルギーに変え、肉体を治療したり、生得術式の性質を反転させる技術。
学生時代に
伏黒甚爾との戦闘で死の寸前まで追い詰められた事で呪力の核心を掴み習得。
これにより上述の「赫」や「茈」を使用可能になっただけでなく、反転術式をフルオートで回し続けることで、脳に莫大な負担のかかる無下限呪術を恒常的に発動し、術式を解いた隙に攻撃されるという弱点を完全に克服した。
他人の治療まではできないものの、万全な状態なら片腕程度の欠損も即座に回復してみせる等練度は高く、
領域展開により焼き切れた術式を回復させる神業も扱える。
ガイドブックでは、反転術式を利用して
「無下限呪術の常用」という
神域に至ったとされる。
特定範囲内を覆うことで呪いの存在や呪術師の戦いを一般人の目から隠蔽したり、一般人が戦いの場に入らないようにするために用いる結界術。
生得術式と違い理論上は誰でも習得出来るが向き不向きがあるらしい。
学生時代は「帳は自分で降ろすから」と補助監督を置き去りにしたのに、帳降ろすのを忘れて大騒ぎになったので指導を貰ったりした。
打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した際に生まれる空間の歪みにより、打撃の威力を2.5乗に跳ね上がる現象であり技術。
ファンブックで黒閃経験者であることは明かされていたが、作中で実際に発動したのは宿儺との戦いが初。
経験者なら最初から虎杖に教えてやれよ
自らの周囲に簡易的な領域を発動させることで敵の領域の必中効果を
無効化するシン・陰流の技。
五条の場合は簡易領域と反転術式の併用により、回復と防御を同時に行う離れ技を見せている。
なお非常に有能な技術の癖に虎杖・伏黒・釘崎に伝わっていなかったのは
五条本人が何でもできる天才だったせいで教えることができなかったため。「そんな奴を一年の担当にするなよ」
ガキの頃習ってさ 領域を得直してからはとんと使わなくなったけど
御三家に伝わる領域対策の術。
必中術式が命中する瞬間に呪力を放出して身を守る
カウンター技。
簡易領域と似ているが、領域の中和ではなく迎撃に焦点を置く術。
性質上、自身の無量空処のような「引き込んだら勝ち」タイプの領域には効果が薄いが、明確な攻撃が飛んでくる領域には効果的な対処法となる。
◆来歴
◆幼少期
五条家で数百年ぶりに六眼を持って生まれた待望の存在であり、この頃から怪物的な天才性を発揮する。
大成する前に始末してしまおうと呪詛師たちから狙われるも、その全てを見抜いて戦慄させ、逆に彼らに恐怖とトラウマを植え付けた。
◆学生時代
都立呪術高専では自分に並ぶ実力者である夏油とコンビを組み、「最強の二人」として呪術界に知られる存在となる。
その優等生ぶりに辟易しつつ、任務となれば阿吽の呼吸で事に当たる文字通りの親友として、夏油とは互いに強く信頼し合っていた。
2年生の時に「
星漿体」の少女・天内理子を護衛する任務を与えられる。
五条と夏油は理子を狙う呪詛師を難なく撃退するも、盤星教が雇ったヒットマン・
伏黒甚爾の襲撃を受ける。
五条は幾重にも張り巡らされていた策と甚爾の桁外れの身体能力の前に敗北し、致命傷を負ってしまう。
しかし、生死の境で反転術式を習得し、自身の傷を治癒。既に夏油を下し、理子を殺害して死体を持ち去っていった甚爾を追撃する。
甚爾との再戦では術式反転「赫」・虚式「茈」を完全にモノにし、勝利した。
この事件を契機に五条は名実共に「最強」となったが、「一人でいた方が強い」と任務を単独で受けることが多くなり、夏油との間に溝が生まれていった。
結局夏油は「非術師が生み出す呪霊との戦いで呪術師は次々に死んでいく」、「呪術の秘匿のためにその事実は明かされず、呪術師の犠牲が報いられることはない」という現実の前に、
「呪術師は人々を守るために存在する」という理想を見失い、呪詛師となる道を選ぶ。
当初はそれを信じれなかったものの、後にその夏油と直接対面。
「非術師を皆殺しにして呪術師だけの世界を作る」と嘯く彼に「無理がある」と激昂するが、
彼が本質的には自分の知る夏油のままであること、だからこそ呪詛師になるしかなかったこと、親友であり最強と持て囃される自分がそれを止められなかったことを理解し、
「殺したければ殺せ」と告げて雑踏に消え行く夏油をついに撃つことができず、ただ無防備な背中を晒して遠ざかる彼を無言で見送った。
俺だけ強くてもダメらしいよ
俺が救えるのは 他人に救われる準備がある奴だけだ
自分が最強であっても限界があることを思い知ると、夏油とは違う形で呪術界の問題に向き合うため、強く敏い仲間を育てる「教師」を目指すようになる。
手始めに、甚爾が生前に実家の禪院家に売り飛ばした幼い息子・伏黒恵に接触。
彼の呪術の才能を磨くため、売買を帳消しにして高専からの金銭的援助を通した。
◆呪術高専
2017年、特級過呪怨霊・祈本里香に取り憑かれ、秘匿死刑が決定していた乙骨憂太を呪術高専に転入させる。
乙骨が高専で成長する中、里香の力を狙って夏油と彼の仲間達が一斉に蜂起。
五条は乙骨の下に駆けつけようとするも、夏油の仲間である呪詛師
ミゲルによってそれを阻まれる。
ようやくミゲルを退けて呪術高専に向かった時には、才能を開花させた乙骨によって夏油は返り討ちにされていた。
なんとかその場は逃げ出すも、重傷を負って動けなくなっていた夏油に接触し、親友として最後の言葉を交わした後にトドメを刺した。
◆呪術廻戦
時は経って原作本編。
伏黒と虎杖が深夜の学校で呪霊と戦闘を繰り広げ、宿儺が受肉した直後に駆け付けた。
この時点で指一本分の力しか取り戻していなかった宿儺を終始手玉に取る実力を垣間見せた。
戦闘後、上層部は宿儺を宿した虎杖を後々の憂いを断つため死刑にすることを決めたが、五条が上層部と掛け合い『指を全て取り込ませた上で死刑にする』と事実上の延期に留めると同時に、虎杖を呪術高専に転校させる。
直々に訓練を施す傍ら、
漏瑚の奇襲を受ける。
初めて遭遇したタイプの特級呪霊との戦闘だったが、
無下限呪術により全ての攻撃を無効化した上で殆ど体術のみで終始ボコボコにする圧倒的な力量を見せつける。
そして丁度良いと瞬間移動で連れてきた虎杖への授業の一環として領域展開の実技講習に利用し、『だって君、弱いもん』と煽り散らかした挙げ句、アッサリと漏瑚の領域を上書きする余裕の舐めプで完封。
その後の姉妹校交流会では呪霊一派に
五条専用の帳を張られるなど妨害を受けるが、虚式:茈を初披露し解決。
その後に
冥冥に
1000万ほど賄賂を渡し、虎杖らを一級術師に推薦するように根回しを行った。
渋谷事変編
10月31日の渋谷にて、偽夏油一派が大規模な呪術テロを敢行。その対応の為、五条も出撃。
地下鉄のホームで
花御と漏瑚のコンビと戦闘になる。
ホームの多数の民間人を人質にされ、制限された中での戦闘だったが…
まず手始めに交流会から散々妨害を重ねられてきた花御に狙いを定め……
悪魔のような満面の笑みで花御の眼の樹木を引っこ抜き、重傷を負わせた後、無下限の押し付けで圧殺。
しかしここで真人が送り込んだ1000体もの改造人間が大量に押し寄せる。
阿鼻叫喚の最中、下手に戦闘を続ければ民間人を巻き込むと判断した五条は、一か八か0.2秒のみ無量空処を展開するという離れ業で対応。
呪霊と改造人間+残った民間人の思考を停止させ、1000体もの改造人間を299秒で全滅させる異次元の鏖殺を披露。
流石の五条も息切れし、次なる目標へと定めようとした最中……ふと小さな箱を見つける。
突然開いた異様な箱の目玉に睨まれ、危険を察知し咄嗟に離れようとした瞬間…
かつて自身がトドメを刺した筈の夏油の姿が目の前に現れたことで、脳内で三年間の学生時代が走馬灯のように過る。
これにより、獄門彊の発動条件を満たしてしまい、拘束される。
しかし封印の最中、彼が本物の夏油でないことを見抜いていた。
やはり嘗ての親友では無かった。
獄の中、自らが居なくとも次の世代がやり遂げてくれることを願い、彼は復活の時を待つのだった…
◆外部作品
パズル&ドラゴンズ
呪術廻戦コラボで実装。
進化前の性能
属性
なし/火
ステータス(LV120、+297)
HP10520
攻撃7109
回復917
覚醒の火力倍率(最大)
125倍
実質攻撃力:
888625
スキルは術式反転「
赫」で6ターン。
ドロップのロックを解除して盤面左上に正方形の火ドロップを生成する。7×6マスの場合は長方形になる。
簡単に42億ダメージを連発できる火力枠となれる。
リーダースキルは火を6個以上繋げて消すと攻撃力が16倍、3コンボ加算、9コンボ以上でダメージを60%軽減。攻撃力1.5倍。
進化後の性能
属性 なし/闇
ステータス(LV120、+297)
HP10520
攻撃7109
回復917
覚醒の火力倍率(最大)
195.3125倍
実質攻撃力:
1388476
スキルは虚式「
茈」で6ターン。
ドロップのロックを解除し、盤面左半分を火に、右半分を水に変換し、その後盤面内側を闇ドロップにする(7×6マスの場合盤面の真ん中の一番下と上が変わらない)この盤面は、闇の無効貫通を含めて確定で8コンボできる盤面である。
リーダースキルは火水闇の同時攻撃でダメージを35%軽減、攻撃力が5倍、闇属性のHPが2.5倍。
覚醒で約191倍の高倍率が出せる超火力キャラだが、性能発表時には当時の環境(高難度ダンジョンには盤面妨害が多いため、単色でないと厳しい環境だった)やコンボ加算や回復倍率のないリーダースキル、回復ドロップを消してしまうスキルなどの要因からTwitterでは「五条悟 弱い」と
サジェスト汚染の憂き目にあってしまった。出だしはよくなかったが、後に実装された闇ミアーダやノクタリアによって普通に最強クラスにまで成り上がった。
アシスト進化はアイマスクで、スキブに操作不可耐性、暗闇耐性×2、チーム回復強化と覚醒が強力で、さらにスキルは3ターンの威嚇に1ターンダメージ無効と、開幕のスキル溜めと大ダメージ(主にHPトリガーのもの)を回避を同時に行える優秀な武器となっている。
◆余談
- 上述の通り何を持ち得ないのか問われるほどの万能ぶりを発揮する五条だが、作者によると彼が持ち得ないものは性格らしい。
逆に言えばそれ以外のものは全て持ち得るため、公式チートの領域に突っ込んでいると言ってもいいかもしれない…
- 2021年の東京パラリンピックにおいて、彼にそっくりな選手が現れた。彼は中国のゴールボール選手、胡明耀。彼は全盲で目が見えないため五条悟の様なアイマスクをしており、かつアルビノのため髪の毛が白いのだ。当時はSNSでかなりの話題になった。
(ゴールボールとは視覚障害者の間で最も人気のあるチームスポーツで、プレイヤーは音の鳴るボールを使用し、位置と動きを判断しなければならない)
- 幼少期の声を担当した伊瀬茉莉也女史は同作で佐々木せつこの声も担当している。 また、このキャスティングと容姿によって作者が支持する作品の人気キャラを連想する視聴者が多発したらしい。
追記・修正は改革的にお願いします。
最終更新:2024年04月19日 12:56