俺の料理

登録日:2020/12/20(日) 19:52:51
更新日:2022/01/24 Mon 04:27:09
所要時間:約15分で読めます





『俺の料理』とは、ソニー・コンピュータエンタテインメントが1999年9月9日に発売したPS用ゲーム。
開発はアージェント。
ジャンルは料理アクション
ゲームアーカイブスではPS3Vitaで遊ぶことができる。


概要

当時ではあまり多くなかったアナログスティックを積極的に活用した料理ゲーム。
アナログスティックを活用したゲームとしてはサルゲッチュが有名だが、本作のアナログスティックの活用は徹底しておりゲームのメインとなる料理パートでは○ボタン以外の操作は全てアナログスティックで行う。
その○ボタンですら選択に使う程度なので実質全てのアクションをアナログスティックで行う事になる。
特に右スティックはかなり酷使する。


ゲームの内容

  • 基本的なルール
料理店の料理人となり客がオーダーした料理を作っていく。
オーダーが入ると画面左にオーダーパネルが表示される。オーダーパネルは最大6つまで同時に表示される。
これは客の待ち時間も表しており徐々に画面左へ移動して消えて行き、完全に消えてしまうと客が怒って帰ってしまうのでその前に料理を提供する必要がある。
美味しい料理を提供すると評価が上がり、逆にマズい料理を提供したり時間切れなどで客を怒らせて帰らせてしまうと評判が下がる。
また、料理を作ると客が即座に完食して帰り新しい客がすぐに入ってきて注文するので休む暇は殆どない。
評判を「サイコー」までに上げるとクリア、「サイテー」までに落とすとゲームオーバーとなる。

  • 調理の方法
調理はオーダーパネルを○ボタンで選択して開始する。
料理によって1~4工程に分かれており1工程の物は1回の調理で完成となる。
2工程以上あるものは一気に作る必要はなく、他の料理の調理を進めてから続きを作るという事も出来る。
一見するとそこまで意味が無いように見えるが「煮る」「焼く」などの待ちの工程はその間に他の調理をすることができる。
待ちの工程の調理をしている間に他の調理を進める事がこのゲームでは重要になる。
調理は開始すると途中でキャンセルはできず、調理が完了すると出来によってその工程での点数が1~10点で評価される。

料理の評価は各工程の平均点で決まり「うまい」「ふつう」「まずい」の3種類。
そのため、ある工程で低得点を取っても別の工程で取り返す事も可能。
これを利用することで時間のかかる工程で手を抜きつつ「うまい」の評価を獲得することもできる。
例えばビフテキであれば高得点を取る場合でも時間がかからない肉の筋切りと下味つけで高得点を取り、高得点を取るのに時間がかかる焼く工程をほぼ生焼け状態の最低限で済ませても「うまい」の評価を取る事ができる。保健所待ったなし。
工程が1つしかない料理は当然1発勝負となる。
また、工程の多い料理程評価の上がり幅が大きくなる。

  • まとめ作り
料理によっては途中の工程または最初から複数人の料理をまとめて調理することができる。
これを利用することによって同時に注文を捌く事が可能になり、調理時間の短縮を狙え、客の待ち時間を伸ばす事ができるなど重要なテクニックとなっている。
ただし料理によってはまとめ作りをすることによって味付けの分量が変わるなどの調整が必要になるものがあるため注意が必要。
そのためまとめ作りが可能な工程の手前まで進めて止め、オーダーが被るまで待ち被ったらまとめ作りをするといった戦略もある。
待ちの工程で同じ調理器具を同時に使う事が出来ないというルールが存在し、例えばラーメンを煮ているとそれが終わるまで他のラーメンを煮る事ができなくなる為それを回避することができる。

  • グルメ
和服を着た老人のグルメが来店する事がある。
彼は料理を「うまい」か「まずい」でしか判断せず、うまいの評価基準も他の客より厳しい。
評価は他の客より大きく変動するので料理に失敗すると評判がガタ落ちする。
尚、彼の料理を他の客とまとめ作りした場合に他の客の評価はグルメの評価と同じになる。
例えばラーメンなら他の客が殆ど切っていない具材をそのまま突っ込んだラーメンを出してもグルメの具材さえしっかり切っていれば、その客の評価はうまいになる。「奴らは料理を食ってるんじゃない。情報を食ってるんだ!」というところか。
これも時間短縮のテクニックになる。料理人としては最低も良い所だが。

  • おじゃま
プレイヤーは調理の他におじゃまという店のトラブルにも対処する必要がある。
おじゃまパネルはオーダーパネルと同じ場所に表示されるため、対処しない限りオーダーパネルの枠を占有し続ける事になる。
表示されているだけで悪影響を及ぼすおじゃまもあるので出てきたら早めに対処した方が良い。
おじゃまもオーダーパネル同様徐々に左に移動して行くが、時間切れになって消えてしまうと客が全員怒って帰ってしまい評価が下がってしまう。
おじゃまの種類は後述。

  • 料理対決
所謂対戦モード。ストーリーモードのボスとの対決はこれで行う。
同時に料理を行っていき自分の店の評判を「サイコー」にするか、相手の店の評判を「サイテー」に落とせば勝ちとなる。
まとめ作りをして料理を完成させた場合や、グルメの料理を完成させた場合にはおじゃまを送る事ができる。
おじゃまはオーダーパネルを上書きして登場する事もあり、相手の料理の完成を阻止するのにも重要になる。
後半に登場する店になればなるほど自分の店の評判を上げるより、妨害工作を優先して評判を落としきって閉店させるクソみたいな展開になりやすい。


主な調理方法

様々な料理で色々な作業が存在するが、名前と見た目が違うだけでやる事が同じものが多い。
以下の3つは全ての店で登場する基本的な調理方法となる。

  • 材料を切る
野菜や肉、カボチャを丸ごとぶった切ったり挙句の果てには何かの脳みそも切ったりする。
左スティックで材料を抑える手を動かしながら右スティックで包丁を振り下ろす。
細かく切ると高得点だが手を切ってしまうと減点される。

  • ゆでる/揚げる/焼く/炒める/炊く/煮る など
待ちの工程でありオーダーパネルを○ボタンで選択すると開始し再度○ボタンを押すと完了となる。
待っている間は別の作業をすることが可能なのでこの時間をいかに有効に使うかがこのゲームでは重要になる。
パネルを選択するとパネルが暗くなり徐々に明るくなって青くなった時に再度選択すると高得点を取れる。
放置し過ぎるとパネルが徐々に赤くなっていき点数が下がるため、他の作業に手間取ら無い様にしよう。
高得点を取るには時間がかかるため他の工程で高得点を取れているなら、最低限だけ待ってさっさと終わらせてしまう手もある。明らかにやばそうなものが出来上がっている気がしないでもないが。

  • 味付け/塩ふり など
出し汁やスープを注いだり、やケチャップやシロップをかけて味付けを行う。
右スティックを下に倒している間に味付けを行う。
見た目こそ様々だがどれも高得点を取れるタイミングは同じ。見た目でタイミングが判断しにくいものもあるのでタイミングを覚えておくのが良いだろう。
まとめ作りをしている場合は人数に応じてスティックを離すタイミングが長くなるのには注意が必要。
1人分がおよそ0.5秒ぐらいのタイミングになる。


おじゃまの種類

全部で5種類ある。
何故料理人が対処しないといけないのか疑問な物もあるが気にしないでおこう。
料理対決ではまとめて調理した時に最後の工程をどのオーダーパネルで行ったかによって送るおじゃまを決める事ができる。
5つまとめて作った場合は全てのおじゃまをランダムな順番で連続で送り、6つなら12個のおじゃまをランダムで送る。
4つ以下でグルメのパネルが混ざっていた場合はランダムで3つ送る。

  • 皿洗い
右スティックをひたすら回して皿洗いを完了させる。どう考えても皿を使った料理が無さそうな店でも発生するが気にしないでおこう。
簡単ではあるがそこそこ時間がかかるため、待ちの工程を行っている場合は料理を焼きすぎたりしないようにしよう。
3つまとめて作った際に上のパネルで送る事ができる。

  • 食い逃げ
左右のスティックを交互に上下させながら走って食い逃げを捕まえる。
食い逃げのスピードは徐々に落ちて行き最終的に停止するので、いずれは捕まえる事ができるがそこまで行くと大幅な時間のロスになる。
操作がやや独特のため慣れないうちは時間がかかるが、慣れたプレイヤーには瞬殺されてしまうため時間稼ぎにすらならないことも。
3つまとめて作った際には中央のパネル、4つまとめて作った際には上から3番目のパネルで送る事ができる。

左右のスティックを操作して複数いるゴキブリを全て叩き潰す。頻繁にゴキブリが出るのは飲食店としてどうなのか。
開始してから一定時間内に全て潰さないと、逃げ出して失敗になってしまい客を全て怒らせて帰らせてしまう。
オプションでゴキブリの姿を「ゴ」の文字に変える事も可能。
3つまとめて作った際に下のパネル、4つまとめて作った際には上から4番目のパネルで送る事ができる。

  • 両替
右スティックを左右に倒してお札を数える。
右左に素早くガチャガチャしていればすぐ終わるので処理は簡単。
しかし、処理しないと帰ろうとした客を捕まえて帰れなくし評判を下げ続けるので早めに対処しなければならない。
料理対決では送るタイミングによってはかなりの威力を発揮する。
2つまとめて作った際には上のパネル、4つまとめて作った際には上から1番目のパネルで送る事ができる。

  • 酔っぱらい
酔っぱらいが店内に出現して迷惑をかける。ダイヤル式の電話で警察に通報し、瞬時に駆け付ける警察に対処してもらう。アルコール類を提供していなさそうな店にも登場する。
「110」だが消防車の「119」、アメリカのパトカーの「911」でもOKで対処してもらえる。
処理しない限り客の待ち時間が減るのが早くなるため、料理が難しくなり客の待ち時間が短くなる後半の店程凶悪な威力を発揮する。
またダイヤル式の電話の都合上どの番号にかけても最後は9か0が絡むためある程度時間がかかってしまう。番号をミスするとかなり痛い事になる。
素早く対処してもある程度の傷跡を残していく為、本作最強と言われるおじゃま。
2つまとめて作った際には下のパネル、4つまとめて作った際には上から2番目のパネルで送る事ができる。これが2つで送れるのは調整ミス。

各種モード

  • ストーリー
1Pプレイ用のモードでステージとなる各料理店を巡ってクリアする。下記のモードでプレイできる店を増やすにはこのモードを進める必要がある。
営業パートと呼ばれることもある通常のプレイで店の評判をサイコーにすると、続けてボスとの料理対決となり勝つとステージクリアとなり次に進める。

難易度は「イージー」「ノーマル」「グルメ」と別れておりグルメはノーマルをクリアしないと出現しない。イージーは全6ステージでノーマル(グルメ)は全9ステージ。
イージーは料理の判定や一部の工程が甘くなり、ボスが弱くなる。
グルメは来店する客が全てグルメになるので評価の上がり下がりが非常に激しく一回ミスすると即閉店する事もある。
ゲームスピードが非常に早くなり料理対決はカオスな事になる。
このモードではグルメの評価基準が更に厳しくなる。オプション設定で下記のモードにもこの状態を反映させることが可能。
ストーリーの内容はイージーとノーマル(グルメ)では異なったものになっている。

難易度ノーマル以下ではプレイ開始前に店のマスターがお手本付きでその店の料理の仕方をレクチャーしてくれる。
自分で操作して覚えるまで繰り返し練習することが可能なので初プレイでも安心。
最初のステージではおじゃまの対処方法もレクチャーしてくれる。

「フリープレイ」ではプレイ済みのステージから好きなステージを遊べる。

  • 3分クッキング
3分間で可能な限り店の評判を上げる。
このモードでは客の料理への評価と店の評判が点数で細かく計算され、0点になるとゲームオーバー。
ハイスコアは3位まで記録される。

  • VS
2P用モードと見せかけて1Pプレイも可能。
「たんぴん」では「ひたすら材料を切る」「ひたすらゴキブリを潰す」などの1つの工程を短い時間の中で繰り返しハイスコアを目指す。
「フルコース」はストーリーモードの料理対決と同じでCPUと対戦する。
2Pプレイの場合はどちらも対人戦になる。

  • おまけ
駄菓子屋風の店で料理とは関係ないおまけのミニゲームを遊べる。
  • おもちゃのコンロで指定された焼き加減で肉を焼く「にせコンロ」
  • スティックをオールに見立ててボートを漕ぐ「ボートこぎ」
  • スティックの倒し加減で風船に空気を送り風船が割れないギリギリの所まで膨らませ続ける「ふうせん」
  • 棒グラフをいじり音やリズムを作り出す「リズムマシン」
  • 2Pコントローラーを蟹に見立て振動させて動かすことで画面の蟹のおもちゃとシンクロさせる「カニリモコン」
上3つはスコアランキングがある。

主な登場キャラクター

開発会社が同じなためかガチャろく風になっている。

  • 主人公
非常にマイペースだが、各地のコンテストで優勝する凄腕の料理人。
イージーでは「ただお」、ノーマルでは「まさお」、グルメでは「よしお」と呼ばれるが何れも違うと否定している。
ナレーションには「主人公」と呼ばれるため本当の名前は不明。

  • カエル
物語の元凶でありイージーでは世界征服を企んでいる。
ノーマルでは主人公に料理大会でいつも勝てずに2位になってしまう。
主人公を恨んでおり、偽の料理大会でおびき寄せて罠にかけようとしている。
主人公を倒すため、訪れた料理店に怪人やロボットを送り込み料理対決を挑んでくる。
自らが営業する高級店も運営している。
料理の腕は主人公程じゃないにしろ高く、部下である怪人やロボットを作り出すという生物学や工学にも精通している何気にチートスペックの持ち主。
イージーモードではラスボス

  • おばちゃん
レジのおばちゃんで客からオーダーも取っていると思われる。
フルボイスで客のオーダーやグルメの接近を伝えてくれる。
レジやってるなら両替ぐらいやってほしいものである。
モブキャラの様に見えるが一店を除いて同一人物であり8店のパートを掛け持ちしている。
ノーマル(グルメ)のラスボスであり本作最強のキャラ。

一般客。店に合わせて服装が変わる。

  • グルメ
和服を着た老人。店によって服装は変わらない。
おばちゃん曰く「テレビに出てた偉い人」。
彼の評価によって天国も地獄も見る事ができるので料理は慎重に行わなければならない。
ドリンクバーのジュースで判定したり、お子様ランチを頼んだり少し胡散臭い所がある。


登場する料理店とメニュー

ゲーム中では非常にメニューが少なく感じるが、攻略本によると夏のオススメメニューとして他の料理の存在も示されている。
攻略本には看板メニューの食材・調理の拘りも書かれている。
名前が結構適当な料理店が多い気がするが気にしない。
料理対決時のBGMは営業パートのBGMをアップテンポにアレンジしたものになっている。

大衆食堂 大食

マスターとボスは共に主人公を帰ってきた息子と勘違いしているじいさん。

最初のステージであり料理が2品しかない。
食堂と言うよりラーメン屋となっているが、ゲームに登場しないメニューとしては「カツカレー」「ハヤシライス」「豚汁定食」「生姜焼定食」も提供されている模様。
2品しかないがゲームの基本となる要素が詰まっているので「ラーメンを煮ている途中で他のビールを注いだり次のラーメンの材料を切る」「まとめ作りをする為にあえて材料を切った状態で放置する」などのテクニックを覚えておきたい。

「注ぐ」の1工程で完成。
ビールの泡を計算してジョッキを傾けながら注がないといけないので、コツがいるがササっと済ませてしまいたい。

「材料を切る」「ゆでる」「味付け(出し汁)」の3工程で完成。「ゆでる」からまとめ作りが可能。
このゲームにおける基本となる要素が詰まった料理。
この店でまとめ作りが可能な料理はこれしかないので対戦ではまとめ作りを狙いたい。

ファーストフード FOODFAST

マスターはマネージャーでコギャルのゆか。ボスは「~ゲソ」の語尾で喋るカエル軍団の怪人イカ男。
ファーストフード店としては珍しいハンバーガーはオーダーが入ってから作り始める方式を取っている。

登場する料理は3品でハンバーガーショップの定番といった所。

  • ドリンク
「注ぐ」の1工程で完成。
操作も右スティックを下に倒してタイミング良く離すだけと簡単だが、入れすぎるとドリンクが溢れかえる演出で時間をロスした挙句1点と踏んだり蹴ったりになる。

「揚げる」「塩ふり」の2工程で完成。最初からまとめ作りが可能。
揚げるはラーメンのゆでると同じで、塩ふりは味付けと同じ。
ただし、塩ふりは味付けと比べると見た目では適量がわかりにくいためタイミングをここで覚えておきたい。

「切る」「空気ぬき」「フライパンで焼く」「味付け(ケチャップ)」の4工程で完成。「空気抜き」からまとめ作りが可能。
完成まで長いがやる事は途中に空気抜きが挟まったラーメンなのでやる事は似ている。
空気抜きは高得点を取りやすいがタイミングがずれると一発で1点評価になってしまう。

多国籍料理 ETHNIC

イージーモードでは登場しない。
マスターとボスはレゲエ口調で話すが田舎出身のモアソウル。
ゲームで登場しないメニューには「枝豆」がある模様。
多国籍料理店だがメニューが偏ってる気がしないでもない。

登場する料理は4品でここでしか使わない調理方法も登場する。
ここからこれまで最大5人だった客が6人に増え客の出入りが忙しくなる。

  • 黒ビール
「注ぐ」の1工程で完成。
大食のビールと色が違うだけでやる事は同じ。まとめられない為、連打で注文されると少し面倒。

  • ヤキソバ
「材料を切る」「鉄板で焼く」の2工程で完成。「鉄板で焼く」はまとめ作りが可能。
鉄板で焼く作業は待ちの工程ではないが、左右のスティックを素早く回してヘラを操作して完成させられる。
料理対決ではおじゃま送りに使いやすい。

  • エビチリ
「エビを剥く」「鍋で揚げる」「味付け(ケチャップ)」「フライパンで炒める」の4工程で完成。「揚げる」からまとめられる。
初登場のカラ剥きは4回右スティックを左に倒すだけなので簡単だが、待ちの工程が2回挟まるため面倒なメニュー。

  • 納豆定食
納豆を混ぜる」「米をとぐ」「釜で炊く」の3工程で完成。最初から全てまとめ作りが可能。納豆を混ぜるのは客がやる事では?
2工程まではひたすら右スティックを回すだけで高得点が取れるため、最後の待ちの工程である炊くをある程度省略することもできる。
最初からまとめられるため料理対決ではおじゃま送りに使いやすい。

和食処 和食

マスターは嫌味で主人公を敵視した発言が目立つ政。ボスはカエル軍団の怪人の本人曰く「少し悪人」な卵男。
ゲームで登場しないメニューには「うな重」「親子丼」「船盛り」がある模様。

登場する料理は3品でノーマル(グルメ)で進めていると前の店よりメニューが減っているが、時間がかかる面倒な料理が多い。

「エビを剥く」「野菜を切る」「衣をつける」「揚げる」の4工程で完成。「揚げる」のみまとめ作りが可能。
4工程ある上にまとめ作りができるのが最後のみなのでとても面倒。
初登場の衣をつけるは右スティックを下に押して離すだけの簡単な操作で、余程ふざけない限りは高得点を出せる。

  • 煮もの
「芋を剥く」「味付け(出し汁)」「煮る」の3工程で完成。「味付け」からまとめられる。
初登場の芋の皮剥きは切るに操作が似ているが、自分の手を切る心配がない分高得点を出しやすい。

  • ソフトクリーム
「ソフトクリームを巻く」の1工程で完成。
抹茶のソフトクリームであり、右スティックを程良いスピードで回していき完成させる。
回すタイミングが悪いとソフトクリームが崩れて1点となってしまう。
高得点を目指すとゆっくり回していく必要があるが、時間がかかるためただ処理をしたいだけなら適当に素早く回すのも手。

ファミリーレストラン ReStoURaNtFaMiLY

マスターは汗かきだが面倒見のいい黒人であるマイケル。ボスはカエル軍団の怪人の花男。

登場する料理は4品。
このステージではカレーライスの「炒める」とお子様ランチの「焼く」は調理器具のフライパンが被ってしまい同時に行えない。
調理器具重複のルールは待ちの工程のみに適用されるためハンバーグのフライ返しは行う事ができる。
このステージから違う料理間での調理器具の重複を意識する場面が出てくる。

「クリームを巻く」の1工程で完成。
ソフトクリームとやる事は同じなので、高得点を目指すと時間がかかる。

「材料を切る」「味付け(ケチャップ」「焼く」の3工程で完成。「味付け」からまとめ作りが可能。
ラーメンと同じ方法で作れるためここまで来たプレイヤーならなんてことはない。ただし前述の通り「焼く」はカレーライスの調理との兼ね合いがあるのには注意。

「材料を切る」「炒める」「味付け(ルー)」「煮る」の4工程で完成。「炒める」からまとめ作りが可能。
やること自体は待ちの工程が1つ増えたラーメンだが待ちの工程が2つあったり、お子様ランチと調理器具の兼ね合いを考えないといけなかったりと面倒。

  • ハンバーグ
「材料を切る」「空気抜き」「フライ返し」の3工程で完成。「空気抜き」からまとめられる。
待ちの工程が無くいずれの作業もそれ程時間がかからないため料理対決のおじゃま送りに使いやすい。
フライ返しは右スティックをテンポ良く3回上下すればすぐに完了させられる。

屋台 謎屋台

イージーモードでは登場しない。
マスターとボスは江戸時代頃から地球にデータを取りに来ている宇宙人ズ。ちなみに女性。
江戸時代の醤油や「下らない」の語源についての豆知識を聞くことができる。
外見は飲み屋の屋台っぽいが祭りの出店の定番を提供している。
ゲームで登場しないメニューには「リンゴあめ」「リング焼き」がある。

登場する料理は4品で全料理の中でも待ちの工程がある料理は1つで1回しかなく、更に大体が簡単かつ高得点を取りやすい。
後半のステージにしては料理が簡単だが、おじゃまを送るのに適した料理が多いため対戦ではおじゃま合戦が激化しやすい。

  • アメリカンドッグ
「衣をつける」「揚げる」の2工程で完成。「揚げる」のみまとめ作りが可能。
唯一待ちの工程がある料理だがやること自体は非常に簡単で高得点を出しやすく、揚げる時間をある程度短縮することでおじゃま送りにも最適。

  • チョコバナナ
「皮をむく」「チョコをつける」の2工程で完成。まとめ作りは出来ず全て単独で行う事になる。
バナナの皮むきはスティックを倒す方向が左から下になっただけでエビと同じ。チョコをつけるも衣をつけると同じ。
簡単に高得点が取れるが2工程かつ一切まとめられないため連打で注文されると処理が面倒。

  • ワタアメ
「棒にわたあめを絡ませる」の1工程で完成。まとめ作りにも対応している。
わたあめの棒を操作して機械にあるワタアメを全て棒にからませれば完成。
多少時間がかかり少しコツはいるが1工程でまとめ作り可能とおじゃま送りには破格の性能を誇る。

「材料を切る」「を割る」「卵をかき混ぜる」「タコヤキを焼く」の4工程で完成。「卵をかき混ぜる」からまとめ作りが可能。
初登場の卵割りは右スティックを左スティックに傾けて割るが判定が厳しい。更に1回で割れないと減点される。
入れる角度が悪いと卵をボールからこぼしてしまい1点となってしまう。
卵をかき混ぜるは納豆と米と同じでスティックをひたすら回すだけ。ここからまとめられるので卵を割ったら次のオーダーが来るまで待つといい。
タコヤキを焼くは鉄板の上に乗せられたタコヤキが動いたら取り除く。まとめると人数に応じてタコヤキの数が増える。
4工程ある上に卵割りが曲者だが待ちの工程がないため、4工程のメニューの中では比較的早く作れる。

高級ホテル 高級グレートホテル

マスターは主人公のファンであり体重が300キロ近くある肥満体のリチャード。名前と外見の割には日本人。
ボスは主人公に似せて作られたカエル軍団の刺客であるロボコック。

登場する料理は5品と多く工程数が多い上に更に客の出入りが激しくなり難易度が上がる。
更にビフテキとホットケーキとオムライスの「焼く」は調理器具が被りフライパンが取り合いになるという厄介な仕様。
また卵を割る料理が2つもあるため前のステージで苦手意識がついていると少々きつい。

「材料を切る」「生地を伸ばす」「味付け(チーズ)」「オーブンで焼く」の4工程で完成。「生地を伸ばす」からまとめ作りが可能。
生地を伸ばすは両方のスティックを上下逆にタイミングよく倒してすぐ離す必要がある。離すのが遅いと落としてしまい1点となってしまう。
またチーズの味付けはやる事は他の味付けと同じだが見た目では判断しにくい。
厄介な工程こそあるが調理器具の重複は起こらないので兼ね合いを気にせずに作れる。

  • カクテル
「シェイクする」の1工程で完成。
シェイクは右スティックを素早く上下するだけで完成し、面倒な作業が多いホテルの中ではかなり簡単に作れる。

「たたく(肉のスジ切り)」「味付け(塩ふりでの下味)」「焼く」の3工程で完成。「味付け」からまとめ作りが可能。
たたくは素早く右スティックを下に10回入力するだけなので高得点を取りやすい。
後は今までやってきた調理と同じことをするだけだが、味付けは見た目では判断しにくい。
焼くはフライパンが重複する。

  • ホットケーキ
「卵を割る」「混ぜる」「焼く」「味付け(シロップ)」の4工程で完成。「混ぜる」からまとめ作りが可能。
卵を割る以外は簡単な操作が多くまとめることも出来るのだが、焼くはフライパンの取り合いが発生する。

「材料を切る」「卵を割る」「焼く」「卵で包む」の4工程で完成。「焼く」からまとめ作りが可能。
卵で包むは右スティックを勢いよく上に倒してフライパンを上げる。勢いが足りないと中途半端な包み方になってしまい減点される。
これの焼くもフライパンの重複が起こるが、卵で包むは待ちの工程ではないのでフライパンを使っているのにも関わらず重複は起こらない。

城 キャッスル城

イージーモードのラストステージ。
マスターとボスはカエル軍団のリーダーであるカエル。マスターの時は王様風だがボスの時はコックの姿になる。
主人公をロボコックと勘違いしているため料理をレクチャーしてくれる。
敵の本拠地であり一見さん御断りの招待性の高級店。
メニューこそ平凡なものだが材料はもちろん、店の内装から器まで最高の物を厳選している究極のレストランとなっている。

登場する料理は6品と最も多いのだがホテル程は面倒な料理で固まってはいない。
うどんとスパゲティの「ゆでる」は鍋が重複し、ギョウザの「焼く」とスパゲッティの「炒める」はフライパンが重複する。
このステージだけ料理対決のBGMが営業パートのアレンンジじゃなくカエルのうたのアレンジになっている。かっこいいカエルのうた

  • かき氷
「氷を削る」「味付け(シロップ)」の2工程で完成。最初からまとめ作りができる。
氷を削るはスティックを回すだけであり味付けはいつも通りなので簡単。
味付けはシロップを回すようにかけるためタイミングが分かりやすい。およそ1/4回った辺りが1人分。
最初からまとめられるため作りやすくおじゃまを送るのにも適した料理。

「リンゴの皮を剥く」の1工程で完成。
1工程だが高得点を取るには1工程にしては難易度が高い。
高得点を取るにはスティックを入れる角度が重要で皮を細く長く剥く必要がある。

「もちをつく」の1工程で完成。まとめ作りが可能。
1人で餅つきを行い左スティックを右に倒すと右スティックを下に倒すを交互に行う。
自分の手をつくと減点となる。
少し時間がかかるが1工程でまとめ作りが可能なのでおじゃま送りには最有力な料理。

「生地を踏む」「うどんを切る」「ゆでる」「味付け(出し汁)」の4工程で完成。「切る」からまとめられる。
生地を踏むは左右のスティックを交互に下に倒して踏む。
切るからはラーメンと同じだが、うどんの切るは唯一まとめ作りができる。
ゆでるはスパゲティのゆでると鍋が重複するのには注意。

「材料を切る」「ギョウザの皮を包む」「水を入れる」「焼く」の4工程で完成。「包む」からまとめ作りが可能。
包むは左右のスティックを同時に内側に9回倒せば完成し、高得点を取りやすい。
水を入れるは味付けと同じなので、殆どラーメンと同じ作業をすればいい。

「材料を切る」「ゆでる」「味付け(ケチャップ)」「炒める」の4工程で完成。「ゆでる」からまとめ作りが可能。
新しい操作はなくカレーと見た目が違うだけなのだが、待つ工程が2回あるのとうどんとギョウザと調理器具の取り合いが発生するので面倒な要素がそれなりにある。

魔女の住むところ 魔女の家

イージーステージでは登場しない、ノーマル(グルメ)のラストステージ。
マスターとボスはおばちゃん。マスターの時は魔女の様な格好をしている。
レジで主人公とカエル軍団との戦いを見ており自分もやりたくなったので勝負を挑んでくる。
このステージのみレジのおばちゃんがおばちゃんの声を甲高くした謎のシルエットの人物になっている。
店の雰囲気も客もBGMもかなり今までと雰囲気が大きく違いかなり怪しい雰囲気。
料理対決時のBGMはラストを飾るにふさわしいカッコいいアレンジになっている。相手おばちゃんだけど
全て架空の料理であり食べて大丈夫なのかよくわからない様な代物だが、病気に効果があるらしい。
ゲームで登場しないメニューには「百金丹」がある。

登場する料理は3品と序盤のステージ並みに少ないが全てに待つ工程があり時間がかかるのが厄介。
更に客の出入りが激しく待ち時間も少ないという相乗効果も発生しており、みなぎるクスリとふしぎなスープは鍋が重複する。
おじゃまの酔っぱらいが非常に凶悪なことになる。
そのため3品しかないという見た目に反して難易度が高いステージとなっている。
その反面新しい調理方法は登場しない為、これまでに培ってきたことをぶつけよう。

  • へんなクスリ
「芋の様な物の皮を剥く」「ギョウザの様な物の皮を包む」「焼く」の3工程で完成。「皮を包む」からまとめ作りが可能。
特に新しい操作は無いのだが材料が一々変な色をしている。

  • みなぎるクスリ
「ヘビの皮を剥く」「衣をつける」「揚げる」「ゆでる」の4工程で完成。「揚げる」からまとめ作りが可能。
ヘビの皮を剥くはバナナと同じで、そのヘビに衣をつける。
やる事は簡単なのだがグロテスクな料理。
最後の2工程が両方とも待つ工程でありふしぎなスープと鍋が重複する。
鍋は魔女が使いそうなデザインをしている特別性。

  • ふしぎなスープ
「脳みそのようなものを切る」「味をつける(謎の液体)」「煮込む」の3工程で完成。「味をつける」からまとめ作りが可能。
やる事はお子様ランチと同じだが最初の脳みそを切るのインパクトが強い。
煮込むはみなぎるクスリと鍋が重複する。


追記・修正はおばちゃんに遊ばれてからお願いします。

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最終更新:2022年01月24日 04:27