アルベール・ダンドレジー(ルパン三世)

登録日:2021/02/07 (日) 01:30:47
更新日:2024/01/21 Sun 16:32:17
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アルベール・ダンドレジーとは、『ルパン三世 PART5』の登場人物である。



【概要】
本作の主要人物の一人。ルパン三世とは旧知の仲であり、かつ好敵手である。
「後のルパンシリーズにまで末永く登場し続けるようなキャラクターを出して欲しい」
という原作者モンキー・パンチ氏の要望を受けて、同作ヒロインのアミ・エナンと共に生み出された。

作中初登場時点ではフランス司法警察中央局局長を務める警視。その後は安全保障事務局長へと出世している。


普段からスーツ姿で落ち着いたデザインの眼鏡をかけた涼しい見た目通りの、冷静沈着で合理的な人物である。
ただし、後述の通りこの姿は目的の為の偽装に近く、眼鏡にしても恐らくは度の入っていない伊達。
外した状態でも難なく狙撃をこなせる。

整った容姿に加えて高い社会的地位に就いている彼は異性の注目も集めており、同僚の女性の中には玉の輿を狙う者も居る。
だが、アルベール当人は同性愛者であり、現在も黒人男性の恋人と同棲中。
ルパン曰く昔からの趣味のようで、アルベール当人もわざわざ公言はしていないが取り立てて隠そうとはしていない。
昨今のフランスらしい人物像、と言ったところだろう。

そんなフランス警察の未来を担うと目されるアルベールだが、かつては一線級の怪盗だった。
若い頃は主人公たるルパンと共に世界中を駆け巡り、「三世」の名を継ぐ為に競い合っていたが、在る日を境に泥棒から足抜けし、どういった手管を駆使したのか上記の地位に納まっている。


こうした経緯を描きつつ作中では条件等を言及していないことに加えて、本作ではルパン三世を
「本当にアルセーヌ・ルパンの孫か、それ以前に実在の人物かすら怪しい人間」
として扱っていることから、
「同シリーズの『GREEN VS RED』のように『ルパン三世と言う通名を、血筋ではなく
当代で最も腕の立つ泥棒が名乗れる称号のようなもの』として扱っているのではないか」
という認識を持つ視聴者も居た。*1
しかし、スタッフもインタビューで示唆しているが、アルベールの姓であるダンドレジーとはアルセーヌ・ルパン一世の母、アンリエットの姓である。

つまり、ルパン三世とアルベールは親戚同士であり、彼ら二人の泥棒稼業を通しての競争は、アルセーヌ・ルパンの血を継ぐ者同士で繰り広げる当主としての名と地位を巡る継承戦のようなものだと推察される。


警察局長としてのアルベールはSIG P226を携帯しているが、泥棒時代は拳銃ルガーP08を愛用していた。
これは、ルパンの愛銃ワルサーP38の前にドイツ軍で採用されていた制式拳銃である。
第二次大戦中は当時最新鋭の銃であるワルサーP38へと更新されつつも、ルガーP08もまた前線で広く使われ続けていた。
言うなればワルサーP38の兄貴分とでも言った代物であり、ルパンとアルベールの関係性が窺える。



【人物と経歴】

若い頃は、パリの街から混迷を極めるクーデターの只中の内戦地帯、果ては怪人が跋扈する密林の秘境まで、ルパン三世と共に世界中を駆け巡り、「三世」の名を継ぐべくお宝を奪い合って日々切磋琢磨してきた。

泥棒としての技量たるや驚異的で、ルパン三世と同等かそれ以上かも知れない程。
銃器の扱いも長けるが、変装や変声、破壊工作技術もルパンが容易に見抜けない程に卓越しており、アルベーヌの偽造品を、ルパンは恩師に指摘されるまで見抜けずに悔しがる一幕もあった。
現役だった頃はルパンとは共闘する時もあれど常に張り合い、抜きつ抜かれつ、やられたらやりかえしを繰り返す間柄だった。

しかし、そんな在る日、アルベールは突然
「俺はもっとデカいもの、このフランスという国を盗む。泥棒としてチンケな盗みを続けるのは飽きた」
と吐き捨てて、三世襲名戦を辞退してしまった。
最大の好敵手が不在となったお陰で滞りなく三世の名を襲名したがルパンだったが、彼が誰よりも実力を認めていた同じルパン一族のアルベールが、よりにもよって一族の誇りたる「ルパン」の名を軽侮混じりの言葉と共に捨てたことは、ルパンにとってショックでありこの上無い侮辱だった。
そうしてルパン三世はアルベーヌに対して蟠りと憎しみを何年も引き摺ったまま、二人は接触を断っていた。


一方アルベールは、泥棒稼業を「チンケ」と吐き捨てながらもその実、現役当時の愛銃やコート、
泥棒としての仕事道具をケースに丁寧に仕舞った上で、長年に渡ってすぐに使えるように手入れまでしていた。
特に愛用のルガーP08は完全に骨董品以外の何物でもなく、これを保管し続ける行為は合理性なぞ微塵も無い。
アルベールも泥棒としての過去に対する誇りや憧憬、ロマンを追い求める気質が残っていることが透けて見える。

現役時代の若きアルベールは、その冷静な性格が災いして鉄火場では及び腰になってしまい、人外染みた怪人と相対して怯えて悲鳴を上げる醜態を晒したこともあった。
その一方、ルパンは違った。彼は内戦が激化し戦場のど真ん中であろうとそこにお宝があれば躊躇なく飛び込みもしたし、上記の怪人を倒してアルベールを窮地から救ったのもルパン当人である。
自分の命さえもチップ扱いで、スリルと宝を追い求める刹那的ですらある胆力と貪欲な欲求がルパンには備わっていた。

「国盗り」という一大事業にアルベールが魅力を覚えたのも事実であれど、泥棒家業から身を退いた最大の理由は、怪盗としての資質においてルパンには到底敵わないことを自覚してしまい、ルパンに対する強烈な劣等感を解消出来なかったことが窺える。
「汚れ仕事は薄汚い泥棒がやること」等と嘯く場面は多々あるが、それもルパンに対するコンプレックスの裏返しと挑発としての意味合いが強い。

「こそ泥」と揶揄しながらも敢えて真正面からルパンに勝つことに拘る志向や、上記のトラウマを今でも悪夢として見る場面、自分以外の人間がルパンを見くびっていると諫言する場面も度々見られる。
実際には誰よりも、怪盗という存在やルパンに一目置いていることが発言や行動の節々から見て取れる。


【作中の活動】
  • EPISODEⅠ
既に顔見せはしていたが、本格的な登場はEPISODEⅡから。

  • EPISODEⅡ
アルベールはフランス国内で更に出世する為に、ルパンとアルベール両名にとっての恩師の一人である偽造の第一人者ガストンに変装して
ルパンに接触し、「自分の経歴の汚点に等しいある贋作を盗み出して欲しい」と言う偽りの依頼をした。
アルベールの変装技術の高さに加えて、恩師と言えど二十年ぶりに顔を見る人間に変装されてしまうと流石のルパンも違和感に気付けず、まんまと騙されて依頼を引き受けてしまった。

アルベールの標的は、その贋作の中に隠された「カルネ・ノワール」と呼ばれる黒革の手帳である。
その中には、瞬間記憶能力を持っていたフランス司法警察局の元捜査官であるカミーユ・バルドーが密かに記憶し続けたフランスの司法・警察官僚による全不正が書き写されており、その内容が暴露されればフランスの警察機構は崩壊しかねない。
この手帳を盾にすれば政権の中枢に入り込むことすら可能になる、フランス政府にとって災厄そのものだった。
この手帳を残しながらも他人の手に渡ることを危惧したカミーユは、親友のガストンに頼んで彼の贋作に黒革の手帳を仕込み、とある大富豪の難攻不落だと評判の隠し金庫に収蔵されるように仕向けた。
そうして、野心家にとっては喉から手が出る程欲しい手帳は、誰にも手出しできないまま死蔵され続ける筈だった。
アルベールの力量なら盗むことは不可能ではなくとも、社会的地位を得ていた以上は盗みに手を染めるリスクを犯せなかった。
そのため、アルベールが知る限り最も高い力量を持つルパンを利用して、まず手帳を外に引っ張り出させる計画を立てた、という経緯である。


手帳を盗んだ後で事実に気付いたルパンは何時に無く憤慨した。
アルベールがガストンに扮していたことを見抜けなかったばかりか、アルベールとは別口で手帳を求めるフランス治安総局子飼いの汚れ仕事専門殺し屋集団にまで追われる羽目になったのだから、当然だろう。
完全に頭に血が上ったルパンは積年の鬱憤を晴らそうと、
「相手にしてやられれば、相手の更に上を行く形でやり返す」
という彼の流儀に則って、次元の忠告を聞き流してアルベールへの意趣返しに固執してしまった。

その計画は、アルベールの恋人に変装して、何食わぬ顔で会話しながら彼が普段携帯している銃を
自身が細工したものとすり替えて、その上でアルベールを果し状で呼びつけてやり込める、というものだった。
言うまでもなく、二十年ぶりに顔を合わせる知人と毎日顔を合わせる恋人では、騙す際の難易度があまりにも違う。
他の相手ならいつも通りにやり込めて勝利出来ただろうが、同格の技量を持ち長年に渡り互いの手口や性格を見届けてきた好敵手相手に仕掛ける意趣返しとしては無謀が過ぎた。

当然ながらアルベールはルパンの魂胆を全て見抜いており、呼び出した橋の上で対峙したルパンは、
すり替えに成功したと思い込み勝利を確信していた所為で、銃であっさりと撃たれてしまう。
保険としてアルベールの車に仕込んでおいた爆弾も除去され、手帳はあっさり奪われ、ルパンは完敗を喫した。

しかし、アルベールもそこで想定外の事態に見舞われる。
ルパンを襲った治安総局子飼いの殺し屋集団の襲撃に遭って手帳を奪われてしまったのだ。
アルベールにしても、次元や五ェ門とも対等に渡り合う程の難敵揃いの相手から単身で手帳を取り戻すことは到底出来ず、命からがら撤退するのがやっとだった。


ここからフランス全土において情勢が急変した。
アルベールから手帳を奪ったジョゼは治安総局の職員として数々の潜入捜査を手掛けた末に
裏社会に染まってしまい、数々の腕の立つ札付きを従え好きに暴れる汚れ仕事専任へと堕ちてしまった男だった。
カルネ・ノワールの価値に気付いたジョゼは、手帳を差し出せという治安総局の命令に背いて、
勝ち目が薄い大統領選挙戦に臨んでいる真っ最中の極右の候補者カルヴェスに接触した。
そしてジョゼはカルネ・ノワールの内容を暴露されたくなければ、フランス国内でテロ組織が活動するのを見逃せ。
と、フランス政府を脅迫して、フランス国内の治安を劇的に悪化させ始めた。
治安が悪化すれば、現政権に対する不満は高まり、平時には正気の沙汰ではないと思えるカルヴェスの主張も妥当性と現実味を帯びていく。
そうしたマッチポンプでカルヴェスの支持率を稼いで大統領へと押し上げて、ジョゼも甘い汁を吸う算段だった。


曲がりなりにも真っ当な官僚としての立場を保っていたアルベールは、脅されて身動きが取れない他の政府機関と足並みを揃えるしかなく、
このままではジョゼとカルヴェスに先を越されると焦燥に駆られた。
そうこうするうちに、今尚悪夢として蘇る若い頃のルパンにかけられた言葉、
「目の前のお宝を前に尻込みするなら泥棒には向いていない」
によってアルベールは奮起。再び泥棒として暗躍する決意を固めた。
かつての相棒だったルガーP08や泥棒稼業の秘密道具を引っ張り出し、かつての愛用コートを纏い、ジョゼの居場所を吐かせる為に治安総局局長宅を襲撃した。
その局長宅で、自身が撃った傷から立ち直り先回りしていたルパンと再会して、その流れで共にジョゼとの戦いに向かった。


アルベールに一度負けたことでルパンは頭が冷え、アルベールにも泥棒としての気性が生きていることを確認したお陰で、かつての憎まれ口を叩き合いながらの腐れ縁は復活。
息が合ってないようで合っている二人はジョゼのアジトへ侵攻し、ジョゼ傘下の手練れ達に阻まれ手傷を負いながらも最終的にジョゼ一派を打倒して、ルパンがカルネ・ノワールを取り戻した。

そして、アルベールは負傷でよろけた演技をして、駆け寄ったルパンの懐からすかさず手帳を盗み取り、見事目的を達成。
……したと思ったが、魂胆を見抜いたルパンに偽物を掴まされていたことに気付く。

今度はルパンにまんまと出し抜かれてカルネ・ノワールを利用した出世計画は破綻へと追い込まれたが、アルベールの顔には笑みが浮かんでいた。

  • EPISODEⅢ
ここでは急速にデジタル化が進み、AIにとって人民統制が進むパダールの現状をフランス政府に報告するに留まっている。


  • EPISODEⅣ
世界に名だたるIT企業SHAKEHANZ社のCEOにして時代の寵児エンゾ・ブロンが開発した高機能AIによる解析、検索アプリ「ヒトログ」がパダールでの実地試験を終えて、世界中でロールアウト。
極めて正確な検索・判定能力は絶賛され、民衆はおろか公共機関ですら業務に利用するようになったが、その守備範囲が各国の行政をも侵食する域に到達していた。

アルベールは各国政府の要人に混じって、エンゾに対して懸念を表明し今後の運用について協議する為にSHAKEHANZ社を訪問した。

この際、ヒトログの完成度を誇示する為にエンゾが掲げた「神出鬼没の怪盗ルパン三世を封殺し逮捕する」目標に対して、「AI如きにルパンが倒せるか」と嘲笑している*2

しかし、アルベールの狙いはエンゾでもヒトログでもルパンでもなければ、フランス政府の安定でもなかった。
この章における彼の狙いはただ一人、エンゾの相棒であるリン・ボーだった。
エンゾと二人三脚でヒトログを開発してのけたリンは、極めて高度なIT関連の知識と技術を持っており、それでいて我が強く浮世離れしたエンゾのブレーキ役でもあった。
言い換えれば、制御不能のエンゾと違って、幾分常識的でエンゾとの間に心理的距離が開いていた分だけ付け入る隙がある。
そんなリンを上手くアルベールの自陣営に取り込めれば、今後アルベールがフランスを支配するにあたって強大な戦力になる。

ヒトログの余りにも高度な検索、解析能力によって、ルパンはその手口と逃走ルートをとことん暴かれて、一時は窮地に立たされた。
しかしアルベールの期待通り、ルパンはヒトログに対して強烈な反撃を加えた。
ヒトログの持つ「情報を解析し真偽を判定する機能」を逆手にとったのだ。
ルパンはこれまでの活動で、カルネ・ノワールやそれと同様の、財宝に絡んだ各国の不祥事にまつわる情報や物証を膨大に抱え込んでいた。
それを敢えてSNS上に公開してヒトログに真偽の判定をさせれば、ヒトログはどこまでも超高精度で客観的かつ冷徹に、それら全てを事実だと認定してしまう。
エンゾとヒトログが重視するのは、その情報が真実か否か。そこに忖度だとか手加減という概念は一切無い。
その結果、ルパンの策略によって、ヒトログは全世界の政治家や国家の不祥事を暴き出して破滅に追い込む情報兵器と化してしまった*3

世界各国はこれまで、その利便性故にヒトログを許容することも検討していたが、ルパンの一手によって「ヒトログを看過すれば、あらゆる不祥事が暴かれ、世界を崩壊させる災厄となる」と判断。
そこからの動きは迅速で、エンゾと彼の擁するSHAKEHANZ社、そしてヒトログに対して
「虚偽の情報を振りまき治安を乱す犯罪組織とテロ兵器」
というレッテルを貼り、全てを有耶無耶にするためにミサイル攻撃を敢行した。

SHAKEHANZ本社は混迷を極めたが、アルベールにとっては待ちに待った好機だった。
この混乱に付け込み、ミサイルによって崩壊する社屋から脱走しようとしていたリンを拘束。
今やテロリストに認定された彼を収監するでもなく、匿ってやる代わりに自分がフランスを支配する為の手足となるように脅し、無事に仲間に引き込むことが出来た。
ルパンを出汁に使って、見事に目論見を達成してのけたのだった。


しかしアルベールが順風満帆にコトを運べたのはここまで。
自身の立場を隠す為に単身で潜入したまでは良かったが、アルベールには現地から逃走する手段が無かった。
彼が取れる手はただ一つ。SHAKEHAND社に実況中継付きで派手に乗り込んだルパンの車を奪い、
仲間のフリをしてどうにか逃げ切る方法だけである。
幸い、ルパン本人は派手に暴れながらSHAKEHANZに乗り込んでいたため、彼が注目を引いている間に楽々逃走出来る……筈だった。

だが、アルベールの予想を超える集中砲火を浴びて車は蜂の巣に。
辛うじて命からがら逃げきったアルベールはおんぼろ車を運転しながら、強烈なストレスを和らげようとひとまず煙草で一服しようと車備え付けのシガーライターを手に取った。
……が、そのシガーライターからはバネが飛び出し、使い物にならなかった。

無論、銃撃でシガーライターがそんな壊れ方をする訳が無い。ルパンの仕業である。

ルパン三世は今回、アルベールの行動を完全に予見していた。
彼にしても、ミサイルや戦闘兵器による攻撃に晒されるSHAKEHANZ社から逃げおおせる為には囮が要る。
そこで、アルベールに敢えて自分の車を盗ませて、そちらに注目を集めさせて自分への攻撃を和らげ、その間に徒歩で悠々と逃走する計画を立てていたのだ。
そして、全て見越していたことを伝えてアルベールをおちょくる為だけに予めシガーライターを壊しておいた、という訳である。

アルベールのお陰で、ルパンは銭形に追われる以外はさしたる追撃を受けることもなく逃げおおせることが出来た。
仲間と共に草原を駆けて逃げるルパン一味。
してやられたと歯ぎしりしながらシガーライターを握り締める車中のアルベール。
そうこうするうちにpart5は幕を閉じた。

【LUPIN ZERO】
1960年代を舞台としたルパン三世の中学生時代を描くというコンセプトの本作にも、三世より数歳下の金髪の美少年として第3話で登場。

ルパン一世が仕掛けた「一番を獲った者に全財産を相続させる」と謳ったレースに参加した。
ルパン二世が「自分の息子だけは堅気として育てたい」と願って、一世の下から三世を引き離したその直後に、後釜として引き取られたという。
一世自ら盗術を教授したアルベールは、ルパン三世よりも早い年齢で全て修得してのけた麒麟児である。

登場したのは第3話。
「勝利した者に自分の全財産を継がせる」と謳い、世界中から選りすぐった名うての大泥棒二名を加えた試験レースに参加し、この時に初めて顔を合わせた当時13歳のルパン三世を軽々追い越し、レースを優位に進めていた。
しかし、最終局面において他の参加者との諍いで負傷した末に、ルパン三世に出し抜かれてレースで敗北。
そればかりか、遺産を相続させる気など毛頭無いルパン一世が隠し通していた魂胆を、自分は気付けなかったのにルパン三世はしっかり見抜いたことを知り、完膚無きまでの敗北を味わわされた。

本作品が後の作品と完全に繋がっているのだとすれば、半世紀以上に渡る長い長い腐れ縁の始まりである。


そして2021年に放送が始まったPart6にも登場。
但し本編では残念ながら存在が空気だったので、今後の活躍に期待しよう。


追記、修正お願いします。

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最終更新:2024年01月21日 16:32

*1 三世などの「代」はファーストネームに付けるというルールがあり、テーマで歌っている「ルパンザサード♩」は外国人からすれば「アルセーヌ・ルパンの孫ならアルセーヌ三世じゃないのか?」と奇異に聞こえてしまう。そのためルパン三世を海外で公式に売る際にそこをどうすべきかスタッフも試行錯誤していた。

*2 実際、アルベールが泥棒だったことをヒトログは気づけておらず、この時点でヒトログの欠点が浮き彫りとなる形となっている。

*3 しかも、今までの漫画やアニメシリーズなども合わせれば情報量はすさまじいものとなり、それを考えるとルパンならヒトログが真実と判断しそうな嘘も流せそうな辺りえぐい。