ポアラ(冒険王ビィト)

登録日:2021/03/20 (土曜日) 12:54:00
更新日:2024/04/16 Tue 04:54:01
所要時間:約 5 分で読めます







どうせ私が止めても行くんでしょ?いいわよ!どこへでも行きなさいよ!

その代わり…私も一緒に行くから!

「ビィト戦士団」のNO.2としてね!!


ポアラとは、冒険王ビィトに登場するキャラクターである。

CV:前田愛



【概要】

ビィト戦士団NO.2にしてビィトの幼馴染であり、本作のヒロイン。

アンクルスの里の宿屋の一人娘で両親を亡くしたビィトが居候していた他、里の中でも疎まれていたゼノン戦士団を快く受け入れていた為彼等との付き合いも長い。
3年間修行してきたビィトから「オレの未来の奥さん」とその間言いふらしてきたため、ビィトの知り合いからは軒並み「奥さん・嫁さん」扱いされてしまった。スレッドに至っては常時「嫁さん」呼ばわりである。
まあ割と本人もそんな環境に慣れてしまったのと割と本人も満更ではなかったのもあってか、今では完全に内縁の妻みたいな状態。

ビジュアルは水色のショートヘアをしたスタイル抜群の美少女。
胸下までの短いノースリーブシャツに、サイドに深く切れ込みの入ったマイクロミニのようなボトムと服装も露出度高め。
見せパンだと思われるが原作では頻繁に黒のパンチラを拝ませてくれるが、アニメ版ではスパッツに変更されている。
巨乳であるがレベリングの関係から時折胸の谷間を見せてくれる。

元々彼女はビィトがバスターになるのに反対だったが、ビィトが修行の旅に出てしばらくして父親がケガを負ってしまったため、薬代や生活費を稼ぐために自身もバスターになることを決意。
それから数年間アンクルスの里をほとんど1人で守ってきていた為、一般的なバスターと違い里の人間にも頼られていた。
ムガインとの戦いを経て「理屈抜きでビィトに付いていきたい」という熱い想いから推しかけるようにして旅に同行した。

アニメ版では序盤に親を魔物に殺された珍獣「ピンキーベアタマリン」の子供を助け、「トト」と名づけて行動をともにしている。
ピンキーベアタマリンは魔人の好物で乱獲され絶滅の危機にあるようだ。
原作ではトトどころかこの珍獣の存在が示唆される事も無い為、予備知識なしにアニメから原作に入った場合はトトが居ない事に驚くかもしれない。


【人物】

ビィト…私ね
あなたの側にいるだけで……

きっと正義を信じていける…!!

一言で言えば女版ビィト。
面倒見のいい勝ち気でしっかり者な人物で、結果名実共に姐さん女房役が板についてしまった戦士団の金銭管理及びストッパー役。
一見可愛らしい硬貨を食べる魔物カネックも容赦なく追い払い、カネックにお金を食べられたときは誰よりも怒る。
ビィトが無鉄砲なので、それに振り回されつつ支えるかなりのしっかり者だが、メンタルが男気溢れる女傑なので、思い切りの良さと並外れた胆力も相まって時々ビィトさえ驚愕させる程の行動に出ることがある割る意味ワイルドカード。
元来数年間ひとりで魔物と戦い続けてきた事に加え、ビィトと共に旅に出て早々、グリニデに殺されかけたりベルトーゼの分身体とビィトの戦いを目撃したりと修羅場をくぐっているため、三ツ星魔人の脅しに顔色一つ変えず銃を撃ち込んだり魔物ダンゴールにメリケンサックを打ち込んで脅したりと胆力と度胸はかなりのもの。
暴発の危険がある炎の天撃の奥義バーストエンドを使いこなす。
天空王バロンに一撃で半殺しにされた際も、下手に長引かず早々に意識を失ったおかげもあるが特に引きずらずバロンをトラウマにしなかったことはキッスに羨ましがられた。
ライオが立ちふさがった時は、ビィトを守ることを優先するためにライオを倒すことに躊躇わず、割り切りの強い一面も。

ビィト同様彼女もまた不正や悪徳を嫌う正義感溢れる人物だが、ビィトと比べて実利や利益などの現実をしっかり見据えているため、報酬などは勘定する若干守銭奴的な面を持つ倹約家。
基本実利益に無頓着なビィトが野垂れ死ににならず、ビィト戦士団がチームとして成り立っているのは間違いなく彼女の功績である。

一方、アニメ版では長年人里で暮らしていた事もあってか旅慣れていない事が強調されており、野宿に難儀したりビィト達が普通に食べてる虫が暫く食べられなかったりした。
後者はアニメオリジナルエピソードにて選り好みし過ぎた結果空腹のあまり失態を犯してしまい、ミルファに諭されて渋々克服。
以降は普通に食べている。


【家族関係】

ビィト戦士団の中でも現段階で家族の全貌が明らかになっている数少ない存在。
『冒険王ビィト グランドアドベンチャー』によると両親の名前は父親はロンゴ、母親はライラ。
ロンゴはビィトが旅立った後里に住み着いた泥トカゲに腕を噛まれ、1年以上経過した今でも後遺症で腕がまともに動かない様子。
ライラはビィトが再び旅立つのに対し葛藤するポアラの背中を押し彼女の旅立ちを応援した。

居候のビィトも長年貯めてきた莫大な賞金を彼等に全額譲るなど実の両親のように敬っており、ゼノン戦士団の面々もビィトの面倒を見てくれたり寝床を提供してくれる事に感謝している。


【戦闘能力】

一対の短剣と天撃、身軽な身のこなしを武器にして戦う女戦士。
炎の天撃に関してはキッスをも上回る技量と才能を持つが、収束率が悪く距離が離れると威力が発揮できないのが欠点であり、そのため天撃の天才であるキッスのアドバイスを経て殴り合いの距離で天撃をぶっ放していく方向性にシフトした。
要はマァムポップの性能が一部ミックスしたかのようなファイトスタイルになった漢女。

一応氷の天撃もそこそこで超巨大な氷塊を作ったこともある。
…だが炎と氷以外の天撃は恐らく不得手で少なくとも風は扱えない。
上位天撃は使えないが、グリニデ戦でバーストエンドという紙一重の差で自爆する天撃の奥義を習得したために、より殴り合いでの距離が強くなったインファイター。
頭の回転も速く、判断力にも優れるためか戦士としても一級品の実力を持ち、味方との連携能力に関してもフラウスキーに称賛される程の精度を持つ。

周囲がバスターとして規格外の奴等ばっかりの中、常識的なレベルでの成長を続けている。
当人は
  • 5つの才牙を使うビィト
  • 天撃の天才キッス
  • ブロードバスターのミルファ
が周囲にいるためコンプレックスに悩むこともあり、一見するとビィト戦士団の穴に見えるものの、それ故敵の不意を突いたり最後の要として貢献していて彼女が居ないとやられていたケースも多々あり、彼女も欠かせない立派な戦力である。
特にグリニデ戦は彼女の奇策と土壇場でのバーストエンド習得無くして勝利は到底あり得なかった。

キッスやミルファの戦いぶりに嫉妬を抱きかけた事もあるが、キッスの助言で「みんな天から授かった才能に胡坐をかいているのではなく、相応の努力や工夫を重ねた賜物」である事を悟り早々に克服、ならば自分も努力や工夫をして彼等に追いつく事を決意している。
それからも地道にだが確実に力を身に着けていき、ついには七ツ星魔人であるガロニュートバロンとの戦いを経て、ついに自分の才牙を会得した。

  • 天撃の火柱
炎の天力を火柱に変えて敵に投げつける術。

  • 天撃の雹錘
天力で空中に巨大な氷の塊を生成し、そのまま対象に向かって落下させる大技。

  • バーストエンド
…人間んんっ なめんなああぁっ!!!!

炎の天撃の奥義。
手に炎の天力をギリギリまで圧縮させて爆発される高等技術。
打撃に合わせて対象にぶつけ一気に爆発させ、打撃と爆炎2つのダメージを与える必殺技であり、術の性質上至近距離でしか使えないが通常の炎の天撃でも上位天撃並の威力に変わる。
火に弱い種族とは言え、ビィトの殆どの才牙やキッスの上位天撃さえものともしなかったブチ切れた状態のグリニデの腕を正面から粉々に吹き飛ばせるため破壊力は十分。
キッス曰く「自分もやればできるだろうけど、少し天力のコンロールを間違ったら自滅する技だから、躊躇なくやれる度胸が必要」とのことで、タイミングを見誤れば自爆技に早変わりする大きなリスクを背負っている。
この技を使うには技術のみならず相応の胆力も必要であり、要はポアラは度胸担当*1

装備

  • 短剣
ナイフのような形状の小型の剣。
メインウエポンの座は銃手甲に譲ったものの、使い勝手自体はいいのでいざという時の奇襲などサブウエポンとして今も使っている。

  • 銃手甲(ガンアームド)
こちとら相方が大バカで!
これから六ッ星七ッ星の魔人とやり合わなきゃならないんだからっ!!

あんたらなんかに尻込みしてっ…
この先ついて行けるかってーの!!!


黒の地平に旅立つ前レドウで購入した短剣に代わる武装。
形状をざっくり言うとサブマシンガン付手甲兼メリケンサック。
武器としては高額且つこの世界でも割とイロモノな部類に入るためか、ビィトですら武器として購入したことを知ると「え?買ったのそれ…?」みたいな顔で一瞬唖然とし「他のものを殆ど買ってくれないワケだぜ」と冷や汗をかいた一品。
ただし首長エイにダメージを与えたりとサブマシンガンの威力自体はそれなりに高い。
格闘武器としての性能についても現在でも一戦で活躍しているため結構掘り出し物だった模様。
インファイターの武闘家として覚醒してしまったポアラのバトルスタイルとマッチしたこともあり、その後は愛用の武器となった。
割と流されがちだがかなり連射しても弾切れを起こした描写がない。

ムガインやグリニデの毒矢で殺されかけるなど修羅場を潜ってきたポアラの胆力と、魔人・魔物に対する容赦なさと相まって、魔人ベンチュラの顔面にサブマシンガンをたたき込んで「…むご…すぎる…この女…!」とドン引きされたり、魔物ダンゴールの土手っ腹にメリケンサックをたたき込んで「こわい女性(ひと)です…」と滅茶苦茶怖がられたりしている。

ブレイズガンアーム

連載開始から約20年近く経ち、ヒスタリオ戦で遂に開花したポアラの才牙。
形状は右腕全体に装備される鬼のように禍々しい真紅色の巨大手甲。

巨体魔人の踏み付けを防ぐ防御力、超重量級の才牙であるライボルトグラスパーを片手で振り回して鈍器に用いれるほどの右腕の腕力の強化の他、
  • 炎の天撃をブースターのように噴射して打撃力を大きく高める
  • 指の付け根部分から炎を弾丸のように発射する
と非常に攻撃的な性能を持つ。

その真価はバーストエンドの大幅な威力強化。
大幅に強化されたバーストエンドの威力は、ゾンビ化した6つ星魔人の巨大な身体の半分以上を一撃で消滅させるほど。


【余談】

  • アニメ2期『エクセリオン』21話
魔人側からも完全に武闘家扱いされたためか、霧状になった魔人に肉体を乗っ取られ、ミルファ相手に総合格闘技みたいな体術を駆使して戦わされる羽目になった。
…羨ましかった…



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最終更新:2024年04月16日 04:54

*1 ちなみにキッスはやろうなんて思ったことすらないらしい