デプスチャージ(ビーストウォーズ)

登録日:2021/04/01 (木) 17:42:12
更新日:2024/02/12 Mon 19:15:31
所要時間:約 4 分で読めます





デプスチャージだ!

吾輩はオニイトマキエイなんだぞ。だから

『い~と~まきまき』

……って歌うんだ。ひとつ勉強になったな!

それじゃあ、ビーストウォーズメタルスのはじまりだ、えーいっ!



デプスチャージとは、トランスフォーマーシリーズの1作「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズメタルス」の登場人物である。
所属はサイバトロン(マクシマルズ)で、肩書きは「海上司令官」

正確にはメタルス化しているので「メタルスデプスチャージ」となる。





【概要】

全長:3.4m
重量:3.8t
飛行最高速度:マッハ9

テックスペック
パワー9 知力10 スピード8 耐久力9 階級10 勇気10+ 火力9 テクニック9

「メタルス」15話「えーいっ!」(原題:Deep Metal)から登場する戦士。
元々はサイバトロンの植民惑星「コロニーO」の警備隊長を務めていたが、
プロトフォームX(後のランページ)に仲間を殺され、Xを追跡、捕獲した。
だが上層部は彼の意向を聞き入れずにプロトフォームXをコンボイ部隊に預けてしまう。
デプスチャージは単独でコンボイ部隊を追跡、惑星エネルゴアに到着。
そこで彼はクォンタムサージを浴びメタルス化、更に宇宙船が海に水没した際にオニイトマキエイをスキャンしてビースト戦士となった。

その後コンボイ部隊と合流、そしてランページとなったプロトフォームXと再会するのだった。


【性格】

一人称は「我輩」*1で、頑固で融通が利かない性格。
だが歌が好きな一面があり、「いとまきのうた」の「い~と~まきまき・・・」の続きが思い出せず、「えーいっ!」と無理矢理繋げてしまう等コミカルな一面もある。

当初はランページへの復讐を優先するあまり独断専行が多く、それが原因でデストロンに利益を与えてしまったことも。
それには責任を感じ、以降は仲間達とも共同戦線を張っていくことになる。



【戦闘能力】

メタルス戦士なのでビークルモードを持ち、ビーストモードのエイからヒレを垂直に立ててジェット形態となる。
ビーストモードでは当然水中移動可能なので、陸海空全てに対応した万能戦士である。

武器は胸から放つ円盤型の弾丸「ディスクランチャー」
体に張り付けてある偵察ユニット「こばんざ めたろう」。(詳細は下記)
これは手に持って銃型武器「ハイドロ・キャノン」にもなる。
また、長い尾は剣「テイルサーベル」になり、ヒレはウイングの他「ウイング・シールド」という盾にもなる。




こばんざ めたろう


悪い子はいねぇがぁ〜!


デプスチャージが装備している小判鮫型の偵察ユニット兼手持ち武器。「小判鮫 太郎」ではなく「こばんざ・めたろう」なので注意。
元はデプスチャージが搭乗していた宇宙船スターホッパー号のコンピューターであり、何故か東北訛りでナマハゲのように喋る。
だが、喋ったのは初登場回のみで、それ以降のエピソードでは喋らなくなった。

この名前は当然ながら声優のアドリブで生まれたので日本版のみの設定。初登場回のエンドクレジットでも他のキャスト陣と共にその名前を連ねているので、滅茶苦茶浮いている。
ちなみに玩具では「コバンシャーク」というちゃんとした名前が付けられている。




【復讐の鬼イトマキエイの辿り着いた先】

破壊大帝メガトロンが戦艦ネメシスを使った最終作戦に乗り出した際、コンボイからの「フル装備、フルパワー、フルスピードで、どんな事をしてでもメガトロンを止めろ」という命令に従い、単身海中へ行く。
しかし、ネメシスを守るランページと対峙、因縁の最終戦が始まる。
お互いの得意とする水中戦を展開、デプスチャージ海底に密集していたエネルゴンクリスタルを武器にして応戦する。
お互いスパークが露出する程の激戦の末、デプスチャージは遂にランページのスパークにエネルゴンクリスタルを突き立てる。


どうだ苦しいだろう!

貴様の魂スパークもエネルゴンには勝てん!


苦しみなさい…苦しんで地獄の底まで真っ逆さまに落ちるがいい!!

悪いことをした罰だ!


それでもなお、「刺せるもんなら刺してみぃや!おぉぉん!?」と煽るランページ。そしてデプスチャージはそのままエネルゴンクリスタルを一気にランページのスパークへと突き刺した。


…エイ!


だが周囲のエネルゴンが連鎖爆発してしまい…


その後、コンボイとタイガーファルコンが彼らの様子を見に行くと、

そこには、バラバラになったデプスチャージとランページの残骸が浮かんでいた。



コンボイは他の仲間にこう伝えた。



デプスチャージは海の底で、永遠に歌い続けるだろう…



デプスチャージは満足げに歌えなかった残りの歌詞を口ずさみながら、海底へと沈んでいくのだった。







はっ、そうだ…ひい~てひい~て、トントントンだよ…。

今頃思い出しちまったなぁ…ハハッ…。


復讐という暗い海の底を泳ぎ続けていたオニイトマキエイは、仲間達という光の道筋を見つけ、目的を果たす。
そしてその光に見守られながら、安住の地で穏やかに歌い続けていくことだろう。


…だが、その後リミックスにて「歌い飽きた」として何事もなかったかのごとく復活、1フレーズ歌い上げる。
モノマネ大会ではジャイアンのモノマネをしており、実際かなり似ていたのだが他局の番組ゆえかお仕置きされた。


コミックボンボン連載の漫画版には登場しない。宿敵は出ているのに…



【人間関係】


昔からの知り合い。
だがデプスチャージはランページを解放してしまったコンボイに憎悪を向けていた。
だが共に戦っていくうちに多少は態度も軟化していった。
コンボイも彼の傲慢な態度が気に食わないのか、彼に対して過激な物言いをすることもある。
コンボイと同じくネメシスの脅威は知っていたため、前述したように、メガトロンが戦艦ネメシスを使った最終作戦に乗り出した際には素直にコンボイの命令に従っていた*2


彼が関わったトランスメタルドライバーによってパワーアップした戦士。
実質的な恩人とも言えるのだが、2人共その過程で散々な目に遭ったので、彼等の苦悩の遠因とも言える。


劇中では2回ほど関わり、彼からは「エイのおっさん」と呼ばれる。


同胞の仇であり最大の宿敵。
皮肉にもデプスチャージと同じく海の生物をスキャンした。
普段はメガトロンにパワハラされて振り回されるランページだが、デプスチャージ相手だとマウントを取ることが多い。



【玩具】

ウルトラクラスでの発売となり、ランページと同じくらいの大きさ。
三形態を忠実に再現し、ディスク発射ギミックやこばんざ めたろうからのミサイル発射ギミックを備える。
対決セットは勿論ランページ…ではなくメタルスインフェルノとのセット「海底の対決」が発売された。
ランページとの対決になったら箱やら値段やらがよりビッグになっていたというのもあるのだろう。


つ~い~き、しゅ~うせ~い~♪え~いっ!

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最終更新:2024年02月12日 19:15

*1 劇場版「コンボイ大変身!」では「ワシ」

*2 実際、ランページに足止めされた際も「貴様の相手をしている場合ではないのだ!」と、復讐よりも任務を優先しようとしていた。