登録日:2021/04/07(水) 10:02:04
更新日:2024/05/02 Thu 10:19:21NEW!
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概要
エクストラモードで一度倒されたメタルジェネラルEXが搭乗する巨大ロボット。
左腕がアーム、右腕がドリルとなっており、上半身だけのずんぐりとした真っ赤のボディが特徴である。
よく見ると機体にはメタルジェネラルを模したロゴマークがプリントされているのも確認できる。
ボスとして
上記のとおりエクストラモード限定のボスであり、ノーマルモードでは出現しないので、初めてメタルジェネラルEXを倒した時、直後に現れたこいつにパニックになるプレイヤーが続出した。
第一段階では
HR-Hと同じく画面奥をホバリングしていて直接攻撃はできないので、パンチなどで振り回してきた腕を攻撃することになる。
なお、メタルジェネラルEX戦にあった左右の壁は登場前に下がって床になるため、少しバトルフィールドが広くなる。
腕を振りかぶり、足場に叩きつける。
どっちの腕から繰り出しても必ず2連続で行われる。
振りかぶる直前にターゲットの目の前へ移動するため、すぐにパンチの落下地点から離れて反撃すること。
頭部が開き、中のメタルジェネラルEXがミサイルを大量に連射。
左右どちらかよりミサイルが全体に渡って降り注いでくる。
少しタメた後、両目からビームで足場を薙ぎ払う。
HR-Hと違って足場の中央から左右に向かってビームが移動する。
星など吸い込めるものは出さない。
両腕を前に下ろし、真横に高速回転する。
反撃チャンスだが高速回転中にダメージを与えるのは工夫しないと難しいため、こちらが攻撃できるのは始動前のわずかな間だけと思った方がいい。
これも吸い込めるものは出さない。
全体的にHR-Hを彷彿とさせる戦闘だが、耐久力は見た目に反してかなり脆く、腕に一撃加えるだけでも(反撃の機会が限られてることを考慮しても)メタルジェネラルEXより体力が削れていく。
「なんだ、復活したのにこんなものなの?」とあっけなく思いながら撃破すると、頭部の装甲が剥がれたHR-D3が奈落の底へ落ちていく……
……が、突如としてボスの体力ゲージが復活し、そのまま再浮上して第二ラウンド突入。
この辺もなかなか初見殺しであり、やっとの思いで倒したプレイヤーを再びパニックに突き落とす瞬間である。
ちなみに二連戦(メタルジェネラルEXと合わせると三連戦)で、画面奥→ステージという流れもHR-H/HR-Eと同じである。ただし変形はしない。
後半戦はHR-D3が直接こちらの足場に乗り込み、巨体にものを言わせた攻撃を仕掛けてくる。
後半戦開幕時の確定行動。
ターゲットの頭上に影が動いた後、腕を組みながら落下、そのまま画面端に到達するまでバウンドし続ける。
巨大な当たり判定の塊が跳ねまわるので下を潜るぐらいしか回避方法がない。
最初に繰り出した後も、画面上に浮上した直後、または画面奥から戻ってくる際(後述)に必ず行う。
HR-D3の大技。
頭部が開いた部分から大型レーザー砲が出現し、チャージ後に青白い極太レーザーをぶっ放す。
当たればもちろん大ダメージ。
前半戦と違い、タメ無しでいきなり放ち、じわじわ距離を詰めてくる。
接近戦を挑んでいると不意にこれを繰り出され、被弾する可能性あり。
前半から引き続き、吸い込めるものは出さない。
前半戦と違い、1度に1~3回連続で殴りつける。
体力が低下すると青白い電気を纏うようになってパワーアップ。
突然大ジャンプし、宙返りしてから押し潰す。
浮上後、ヘビーロボットダンシングではなく画面奥に移動したらこの連続攻撃が来る。
大量のミサイルが落下中にビームで薙ぎ払われるので、ミサイルに気を取られないように。
後半戦では画面奥に移動するのはここだけである。
前半戦と打って変わってやたらとHPが高く、この後にいるはずのランディア、ローア、マホロアEXよりカタい。
そもそもジェネラルからの連戦で既に満身創痍になっている事がほとんどなので、初見ではまず負ける。
敗北した場合はHR-D3(第一段階)から再び始めることとなる。
…が、ある程度戦いを重ねてくると、余裕が生まれてきた大抵のプレイヤーは一つの事実に気付くことになる。
「あれ?思ったより見かけ倒しじゃね?」と……
攻撃パターンが単調な上に大振りで、見てから楽々避けられる攻撃が殆ど。
第二段階に至っては大半の技が足元がお留守と、実際はあまり強くなく、典型的な「大型だけど動きがトロくて読みやすいボス」なのだ。
ヘビーラリアット(第二形態)やボディプレス等の不意に出される攻撃もあるが、結局は他の技よりは出が速いというレベルで(よほど超至近距離にいたり深追いしたりしなければ)やはり見てからでも十分回避は間に合う。
特にタメてからぶっ放すハル・レイは当たると非常に痛いものの、目の前が安置なので
そもそも食らうわけがなく
、
タメからレーザーまで全てスキだらけの点を突かれ、慣れたプレイヤーにはレーザーを誘われ瞬殺されることに。こうなると上記の出が早い技も警戒する必要が皆無と化す。
本作の他のボスキャラ大半(無論、前哨戦のメタルジェネラルEXを含む)がエクストラモードに見合った強化を遂げていること、戦う時期が終盤にも関わらず前後半ともに上記の有様であることから、慣れたプレイヤー達には
弱いボス扱いされてしまっている。
こんなところまでHR-Hをリスペクトしなくても
むしろノーマルモードにそのまま持ってきた方が丁度いい強さに感じられる。
もっとも、存在自体が後述のようにファンサービスみたいなものであったため、初見殺しに特化はしてもあえて手加減が加えられた可能性は否定できない。
リメイク版では
迷い込んできた 古の戦闘マシーン。
鋼の巨兵との… 夢のバトルが はじまる!
『星のカービィ Wii デラックス』では質感が向上しただけでなく、一部の技に変更が入った。
ヘビーロボットアイビームは照射された床が時間を置いて
大爆発し、ヘビーラリアットは加速をつけて高速化するパターンが追加され別物化。『Wii』と同じ感覚でナメていると思わぬ手傷を負ってしまう。
特に地上版の高速化したヘビーラリアットは、繰り出されるまで通常速度のヘビーラリアットと見分けづらく、ハル・レイの後に他の攻撃とランダムで選ばれるアルゴリズム上、発射中にボコり続けるプレイヤーを嘲笑うかのごとく不意打ちを仕掛けることもある。
大元の動きは総合的に変わってはいないものの、これらの強化によって少なくとも「終盤のボスなのに弱すぎる」ということはなくなった。
とりわけ「真 格闘王への道」では
マホロアエピローグから追加された凶悪なボス共の後に順番が回されているため、疲弊した状態でヘビーラリアットをうっかり食らわされたくないもの。何故ならこの後に待ち受けている
相手も非常に手強い連中ばかりだからである。
余談
- そのデザインはあつめて!カービィに出てきたメカデデデのアレンジなのでD3=DDD(デデデ)だと思われる。名前は星のカービィ64のHR-H/HR-Eからも取られているのだろう。
- が、実はさらに初出はあつめてではなく、没となった幻の『カービィGC』でトレーラーに登場していた。
ファンにとっては感慨深いものだっただろう。シリーズ愛好家へのファンサービスが多い今作ならではと言える。
- カラーリングやシンボルマークはだいぶ異なっているが、単純に『Wii』ではメタルジェネラル(EX)の所有物だから、ということだろう。
- 第二段階でダメージを受け続けると外装が破壊され、最終的にフレームだけになる。
ボス部屋の廃工場とあわせてそのスクラップぶりはどこか物悲しい。
- 戦闘BGMは前半戦は「グランドローパー」、後半戦は「4つ首の守り神:ランディア」が流れる。
威圧感溢れる曲調と共にぶっ壊れていくマシンは、どこか哀愁を感じる。
- 『Wiiデラックス』では後半戦のBGMが『星のカービィ ディスカバリー』より「シャウト オブ デデデ」が流れるように。元々デデデの所有物であったことを考えれば妥当な選曲である。D3の強化も相まってかなり盛り上がるシチュエーションに。
- これ以降の星のカービィにおいて、HR-D3に相当する「高難度モードで既存ボスの強化版に追加されるボス」は『星のカービィ スターアライズ』に至るまで登場しておらず、現状唯一のケースとなっている。
- 別名「原田さん」。「HR-D3」ということ。
追記・修正は別次元から迷い込んできた方にお願いします。
- 慣れると怖くないといえ初見で驚かない人はまずいないからパニくるよね。 -- 名無しさん (2021-04-09 15:32:13)
- リメイクでBGM変わっとる。 -- 名無しさん (2023-02-25 07:39:37)
- 原田さんという酷すぎるおじさん的なネーミングセンスダサ過ぎて草w笑 -- 名無しさん (2023-03-11 09:14:06)
- デデデのロボならそのロボは異空間ロードを開くことができた可能性が・・・ -- 名無しさん (2024-02-16 11:27:34)
最終更新:2024年05月02日 10:19