りゅぬぁってゃ

登録日:2021/05/14(金) 23:27:15
更新日:2024/02/12 Mon 13:03:02
所要時間:約 10 分で読めます




『わたしは人間じゃああ────っ!!』

※でも
たまに進化します
たまに変身します
たまに脱皮します



りゅぬぁってゃとは、絶体絶命でんぢゃらすじーさんに登場するキャラクターである。

概要

コミックス9巻収録『りゅぬぁってゃじゃっ!』にて初登場。
動物園の園長と水族館の館長を務めている、自分を人間だと信じて疑わない謎の生物。
明らかに舌足らずでは到底読めないような名前や、常に葉巻を燻らせているのが特徴的。

初登場エピソード

じーさんはある日、「動物園」と書かれているだけの大きな看板が立てられた建物を見つける。
じーさんは好奇心から、珍しい動物がいるかもしれないから入ってみようと孫に勧めるも『こんなしょぼい動物園にめずらしい動物なんて…、いるワケないだろー!!』と嫌がる。すると…





『いらっしゃい。』



『いた────────────っっっ!!』
出迎えてきた謎の生物に驚愕する孫。
その謎の生物は『りゅぬぁってゃ』と自己紹介した。
『呼びづれぇ────────っっ!!』

せっかく来たなら楽しんでいってほしいとりゅぬぁってゃは入園させようとすると同時に、『しかし…めずらしい動物とかはいないんだ…。がっかりしないでくれよ…?』と若干ハードルを下げるような発言をする。

そう言われて孫はネコぐらいのありふれた動物しかいないと予想し、動物園のドアを開けてみるとそこにいたのは…











吸い込む部分が高めに設置されてある掃除機であった。
『動物ですらねぇーっっ!!』

当然の如くクレームを入れる孫だが、りゅぬぁってゃは余裕たっぷりによく見てみなと注意する。
戸惑う孫をよそに不敵な笑みを浮かべながらりゅぬぁってゃは…、


『キリンっぽいだろ?』



『「っぽい」とかいう理由で動物園に電化製品かざってんじゃねーよ!!』


そして帰るよう促すりゅぬぁってゃ。この動物園にいる動物(?)は掃除機1つのみということが確定した。感想を聞いてくるりゅぬぁってゃに『掃除機1コで動物園とかほざくな!!』とツッコむ孫。

しかし園長であるりゅぬぁってゃもそのことは重々承知だったようで、珍しい動物がいない自分の動物園の行方に頭を抱えていた。するとここまでほぼ空気だったじーさんが…、


『オマエがオリに入ればいーじゃん。』

とごろ寝しながら言い放つ。
よく聞こえなかったからもう一度言ってほしいと頼むりゅぬぁってゃにじーさんは、鼻をほじりながら『だからぁ。オマエが一番めずらしい動物だっつーの!』と紛れもない事実を突きつける。




ブチッ

『わたしは普通の人間じゃあ──っ!! バカにするとゆるさんぞ──っ!!』

動物扱いされたことに怒り心頭のりゅぬぁってゃ。更にはじーさんに人間だと認めてもらうため挑戦状を叩きつけた!
『いくぞーっ!! わたしはヘンな動物じゃないということをわからせてやる!!』
即座にりゅぬぁってゃがとった行動は…







『わたしは人間じゃああ────っ!!』
と叫びながら口から破壊光線を繰り出した。


『いきなり人間ばなれした技だ───っっ!!』

間一髪のところで破壊光線をかわすじーさん。
しかしりゅぬぁってゃにはまだ奥の手があった…

『変身!! バトルモード!!』







『わたしは人間じゃああ────っ!!』
と、また叫びながら全身手だらけの怪物へ変身した。


『完全無欠の化け物だーっっっ!!』

りゅぬぁってゃバトルモードの猛攻を喰らい倒れるじーさん。
変身を解除し勝利の余韻に酔いしれるりゅぬぁってゃにじーさんは『オマエは…、りっぱな人間じゃよ…。りっぱな人間として…、ほこり高く生きていくんじゃぞ…。』と満身創痍ながらエールを送った。

その優しさに感涙したりゅぬぁってゃは『ありがとう!! これからは人間としてりっぱに生きていくぜぇ────────っ!!』とじーさんに感謝し、熱い抱擁を交わした。

戦いを経てすっかり打ち解けた様子の2人は映画館へ行くことに。だが…




『ペット1枚!』*1


『むお──っっ!!』


受付にて唐突に人間ではなくペットだと言い出したりゅぬぁってゃ。すかさずじーさんはペットなのか人間なのかを問うたものの、








『ペェッと!!』

じーさんに唾を吐きかけるのだった…。





そしてウンコ。

再登場エピソード*2

じーさんはある日、「水族館」と書かれているだけの大きな看板が立てられた建物を見つける*3
じーさんは好奇心から、珍しい魚がいるかもしれないから入ってみようと孫に勧めるも『こんなしょぼい水族館にめずらしい魚なんて…、いるワケないだろー!!』と嫌がる。すると…





『いらっしゃい。』

『いた────────────っっっ!!』
出迎えてきた謎の生物に驚愕する孫。
その謎の生物は『りゅぬぁってゃ』と再び自己紹介した。
(相変わらず呼びづれぇ名前だ…。)

初登場の時より若干、魚をイメージしたモデルチェンジをしており本人曰く『進化しました♡』とのこと。

どうせろくな魚がいないだろうと孫は大して期待していなかったが、りゅぬぁってゃはなんと「自分が魚になれる装置」を完成させたというのだ。水族館のドアを開けるとそこにいたのは…











「ボクさかな―」*4の吹き出しと併せて描かれた魚の顔ハメ看板であった。
『観光地とかによくあるアレ(・・)だ──っっっ!!』

当然の如くクレームを入れる孫。
ちゃんとした本物の魚はいないのかを訊かれたりゅぬぁってゃは…


『いないよ(BA-90)』


この水族館にいる魚(?)は顔ハメ看板1つのみということが確定した。ついには『悪いか!!』と開き直るりゅぬぁってゃに『悪いわ!!』とツッコむ孫。

しかし館長であるりゅぬぁってゃもそのことは重々承知だったようで、己がビンボーなために珍しい魚も買えない自分の水族館の行方に頭を抱えていた。するとここまでほぼ空気だったじーさんが…、


『オマエが魚をやればいーじゃん。』

とごろ寝しながら言い放つ。
よく聞こえなかったからもう一度言ってほしいと頼むりゅぬぁってゃにじーさんは、鼻をほじりながら『だからぁ、オマエが一番めずらしいだっつーの!!』と紛れもない事実を突きつける。




ブチッ

『わたしは普通の人間じゃあぁーっ!! もう許さん勝負しろ───っ!!』

魚扱いされたことに怒り心頭のりゅぬぁってゃ。更にはじーさんを水族館の看板の上へ連れていき決闘を申し出る!
『いくぞーっ!! わたしはヘンな生き物じゃないということをわからせてやるーっ!!』
即座にりゅぬぁってゃがとった行動は…







『わたしは人間じゃあ────っ!!』
と叫びながら尻尾から大量の水を召喚した。


『人間には不可能な術だ──っっ!!』

『フフフ…わたしが魚ではないというコトを…、わからせるときがきたようだな…。』


『この勝負、わたしの勝ちだ! なぜならわたしは…、』







『水の中なら自由に動けるのだからなぁーっ!!』

『その時点でりっぱな魚類だーっ!!』

勝利を確信し、じーさんに迫りくるりゅぬぁってゃ。


『死ねぇ──っ!!』



バッ!








『あら?』


上空へ飛んでりゅぬぁってゃをとっさに避けていたじーさん。
しかしそうしたことでりゅぬぁってゃは看板から落ちてしまう! 慌てて手を伸ばすじーさん…。

(ありがとうじーさん…。…そうだ…わたしは…! こんなところで死ぬわけにはいかないんだ! わたしが人間であるコトをわからせるために……。)


『わたしが魚ではないコトを、証明するためにーっっ!!』


カッ










じーさんが伸ばしていたのは釣り針であった。


魚魚(ぎょぎょ)~~~っっっ!!!』


※とれたて♡(毒入り)

余談

その後もちょくちょく登場しており、12巻収録の『りゅぬぁってゃの子どもじゃっ!』では耳だけで逆立ちしたまま日向ぼっこしたり、言動からしてオスのはずだが卵を産んでそこから3匹の子供が生まれる*5などますます人間離れが加速している。続編の『でんぢゃらすじーさん邪』にも1コマだけだがモブとして出演を果たした*6



追記・修正は、人間だと認めてもらってからお願いします。

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最終更新:2024年02月12日 13:03

*1 大人1800円、子供900円、ペット10円。

*2 コミックス10巻収録『りゅぬぁってゃ再びじゃっ!』。しかしこのエピソードの前話である『みんなで鬼ゴッコじゃっ!』に登場しているため、厳密に言えば3回目の登場となる。

*3 動物館よりもだいぶ面積が狭くなっており、看板の位置がその分高くなっている。

*4 なぜか次のコマで「ねこひろしー」に変わっている。じーさんの漫画ではよくあることだが。

*5 因みにその名前は『川井』。由来はやはり「可愛い」から。

*6 その時も相変わらず人間だと言い張っている。