ディートバ(FE)

登録日:2021/07/11 Sun 23:45:55
更新日:2023/12/30 Sat 16:31:30
所要時間:約 3 分で読めます





我はシレジア四天馬騎士が一人、ディートバなり。かわいそうだが死んでもらう!




出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


概要


CV:鷹森淑乃(FEヒーローズ)


雪国シレジア王国の天馬騎士で、騎士団の中でもとりわけ優秀な「シレジア四天馬騎士」の一角をなす将軍。序列はマーニャ、パメラに次ぐ三番目。
シレジア王の死去後王位継承を主張した先王の末弟でトーヴェ城主のマイオスに仕えており、
ラーナ王妃やレヴィン王子の側についたマーニャとその妹のフュリーとは袂を分かっている。

外見は緑のショートボブカット。
このショートボブは男性における七三軍団と同様に女性版汎用タイプの顔グラであり、すぐ後に登場するパメラとほとんど同じ(パメラにはもみあげがある)。
また、5章に登場するヴァハ、7章に登場するヴァンパ・フェトラ・エリウ三姉妹、終章に登場するヴァイスリッター三姉妹なども彼女らの色違いである。
ただ、公式設定資料集「TREASURE」にはパメラと共に描き下ろし全身イラストも公開されている。
こちらでは、ディートバがゲームとほぼ同様のショートボブなのに対し、パメラは前下がりのボブカットと差別化が図られている。

レヴィンの王位継承を阻止すべく、セイレーン城を奪取しようとするマイオスの命を受けて配下の天馬騎士たちと共に出陣。
その動きはマイオスの兄でありパメラの仕えるダッカーにも伝わっており、それに乗じてダッカーも動き出す。
城近くに潜ませたクブリ率いるウインドマージ部隊との連携を図って攻め込むが、レヴィンと共に来ていたシグルド軍によって突破されて討ち死にする。

本作中では家族について語られる事は無いが、次作の『トラキア776』では、彼女の娘にあたるミーシャが登場。
作中ではニカラフ将軍に、フリージに雇われたのは母の敵討ちのためかと尋ねられて「母のことは関係ない」ときっぱりと否定される。

ちなみにヒーローズの英雄紹介ではマーニャと戦闘するシーンがディートバのページに描かれているが、これは原作ではあり得ない構図。
前述したとおりディートバが戦ったのはシグルド軍であり、マーニャが相手をするのはパメラの方である。

名前の由来はケルト神話のアルスター王キンボイスの弟「ディオトバ」と見られる。
「聖戦の系譜」ではケルト神話で女性だった人物が男性キャラの元ネタとなる例が多いが、
その反対で男性だった人物を女性の名前の元ネタとするのは珍しいことである。


性能

トーヴェ城所属の敵指揮官ユニット。レベル21、指揮官レベル3。
ペガサスナイト系ユニットが敵将として登場するのはディートバが初。

速さが21と高く、装備しているものが重さの低い銀の剣であるため、兵種スキル「連続」がやや発動しやすい。
祈りの腕輪も持っているので、仕留めきれずに残してしまうとトドメが刺しにくくなる事もあるので注意。
場合によっては、後に登場する銀の槍装備のパメラよりもこちらのほうが強く感じることも。
とはいえ、飛行系ユニットなので弓で攻撃すれば落とすのは比較的容易。
前の章で神弓イチイバルの所持者であるブリギッドが加入しているはずなので、苦戦はしないはず。

また、配下が少なくなると一旦トーヴェ城に戻り、増援を連れて再出撃してくる。
配下のペガサスナイト達はHPが低いので、後のパメラ隊も含め主に弓使いの経験値や武器の撃破数稼ぎにもってこい。


このように作中ではぶっちゃけごくごく普通のモブ敵であり、聖戦の系譜時代はむしろマーニャとのイベント戦闘がある分パメラの方が印象に残る敵だった。
トラキア776で娘のミーシャが出てきたことで少し持ち直したほか、固有の描きおろしイラストがあったり、サイファの前に出ていたカードゲームでもカード化されていたり、
「ファイアーエムブレム サイファ」でも新規イラストつきでパメラとともにカード化していたりと、ゲームの外では若干優遇されている。
ただしぶっちゃけそこまで印象に残る敵というわけではなく、せいぜいマーニャやフュリー、ミーシャのオマケとして、これらのキャラやライバルのパメラとセットで扱われたり推されることが多いキャラ。


……そのはずだった。少なくとも、2021年の1月までは。





ラーナ王妃はシレジアに危機を招きました。

先王の兄弟であられるマイオス公こそいまシレジアに必要なお方なのです!

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

マーニャなどの聖戦の系譜のキャラが登場した2021年2月に大英雄戦で登場。イラストは米子氏。
原作では剣を装備していたが、本作では槍装備に変わっている。

原作では単なる名のある強敵程度の扱いでしかなかった為か、ヒーローズでは性格が掘り下げられており、シレジアの現状を憂いていたり娘のミーシャのことについても言及する。
召喚士に対して厳しい言葉をかけることもあるが、★5レベル40到達時のセリフではそれらは全て大切な娘を自分と同じ目に遭わせないためだとしている。
描きおろしイラストがあるとはいえ、原作で汎用グラフィックであったキャラの追加は彼女が初であり、彼女の登場でヒーローズ登場の道が開けた敵将たちがいるとかいないとか……。
七三軍団世界ひろし実装の日も近い。

武器は自分、敵ともに反撃不可になる『火薙ぎの槍+』。
Bスキルは周囲2マス以内の味方飛行の隣接マスに移動可能になる『編隊飛行3』。
Cスキルはターン開始時周囲1マスに味方がいれば、自分の速さ、魔防を+5する『速さ魔防の信義3』。

ステータス傾向は攻撃・魔防・速さが高く守備が低い天馬系飛行タイプの典型であり、なおかつ槍装備のため競合する英雄はとても多い。
シンシアなどと同様の火薙ぎ武器持ちなので耐久の低さはある程度カバーできるが、使い方次第で武器を変えるのも手。


FEH未プレイの聖戦プレイヤーが知り合いにいたら、そこにディートバが登場したことを教えてあげよう。絶対に驚かれるから。なんでアリオーンとかイシュトーより先に登場しているんだろう……?
もし20年前に「未来のFEシリーズのお祭りゲーではアリオーンより先にディートバに声がつくよ、その声優はナディアと同じ人(鷹森淑乃)だよ」なんて言ったら鼻で笑われること間違いなし。
娘が地味に人気があるので、その布石なのかもしれないが……本当に時代の流れというのは恐ろしいものである。


○余談
ディートバとパメラの見分け方

ディートバは
  • もみあげがない
  • 装備が銀の剣と祈りの腕輪
  • 主君がマイオス(末弟)
  • シレジア天馬騎士としての序列が3位
  • これといったイベントがない
  • レヴィンと会話がない
  • 戦う際に名乗りを上げる。連携する風魔道士クブリも自国の軍隊→比較的騎士らしいタイプ
  • 娘がトラキア776に登場している
  • FEHに登場している

パメラは
  • もみあげがある
  • 装備が銀の槍とシールドリング
  • 主君がダッカー(次兄)
  • シレジア天馬騎士としての序列が2位
  • マーニャを謀殺するイベントがある(有名なセリフ「とんぼとり」はこのイベントの最中にアンドレイが発したもの)
  • レヴィンと会話がある(マーニャは私が片付けて差し上げましたよ ほほほ……)
  • 連携する相手が他国のアンドレイで、決闘を考えているマーニャに「あまいやつ」とつぶやく→上司の方針でもあるが卑劣な手もいとわないタイプ
  • 家族には言及されていない
  • FEHに登場していない

「聖戦の系譜」内のグラフィックでは基本的にもみあげの有無で見分けるといい。


ふふふ、アニヲタか
これはいいところで会った

この記事、追記修正してもらうよ
マイオス公の暇つぶし用にさせてもらう


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最終更新:2023年12月30日 16:31