登録日：2021/09/03 Fri 19:33:33
更新日：2024/03/31 Sun 15:12:44
所要時間：約 15 分で読めます
極と書いてアルティメットと読む
アルスト最凶のドライバーや
【概要】
自身のブレイド「サイカ」と共に天の聖杯である
ホムラ/ヒカリを狙って
レックス一行の前に現れる関西弁の男。後に本名は「ジーフリト・ブリューネ・ルクスリア」と判明するが、そのままでも長い故か基本的にはジークと呼ばれる。
「雷轟のジーク」の異名を持つドライバーであり、道中で登場してはこちらに勝負を挑んでくる…のだが
かなりの不幸体質であり戦闘後にはお約束の如く何らかのアクシデントで退場してしまうと中盤におけるギャグキャラとしての立ち回りを全うしている。
とぼけた振る舞いに反して実力は高く、イーラとの戦闘中に突如現れた
シンから不意討ちを受けた際もギリギリで攻撃を逸らすことで致命傷を避けて「雷轟の名は伊達ではないようだな。この俺が急所を外したのは初めてだ」と評価されている。
戦闘BGMは「雷轟！アルティメット」。
歌詞があったら口ずさみたくなるような、気持ち少しダサいめのヒロイックかつ熱い曲となっている。
三戦目だけは汎用イベント戦BGMの「Incoming!」にされているが、緊張感を押し出したシリアスなこの曲だからこそ、ジークの本気がうかがえる。
【性格】
一言で言えばマジモンの厨二病。
最初のとんでもない名乗りに加え、使用する技が漢字に横文字の当て字、左目の亀柄の眼帯は「覇王の心眼」を制御するため決してコンタクトを買うお金がないわけではない等々、25歳という年齢にもかかわらず露骨なまでの厨二要素がてんこ盛りである。
パーティ加入後はストーリー上においてそういった面は鳴りを潜め、責任感の高さに加えて意外と博識であったり人間心理を深く理解していたりと真面目な面も見せてくれるが、イベントシーンで時折見せるネーミングセンスはやはり残念。
【来歴・劇中での活躍】
15歳の時に鎖国を続けるルクスリアの体制に嫌気が刺し、許可なく国を抜け出して諸国漫遊を繰り返したことでそのまま勘当。各地を渡り歩く最中で野盗に追われ行き倒れていたところを
マルベーニが発見、彼とサイカの状況がマルベーニの中で過去の自分自身に重なったことからジークは左胸にサイカのコアクリスタルを移植したブレイドイーターとして助けられ、現在に至る。
尚、国を出たすぐ後にスペルビア帝国に表敬訪問で訪れたら不審者と間違えられて捕らえられたり、インディヴィア烈王国では新入りの傭兵と間違われて二泊三日の過酷な合宿に駆り出されたりと、国際問題ギリギリの不運に見舞われている。
が、本人はこれも経験として気にしていない。
初登場はインヴィディアの道中。首都フォンス・マイムを目指すレックス一行の前に現れ、レックス一行にスルーされたりペットのカメキチがホムラの下に行ったりしながらもホムラを狙い戦闘を開始。敗れると本気になり極・雷斬光剣を放つ…のだがその衝撃で足場が崩落、そのままサイカ共々落下していった。
2度目はスペルビアでキクを追い、人工ブレイドを量産している廃工場に向かう道中の崖の麓で登場。このイベントが起こる道中がレベル80越えのモンスターがうじゃうじゃいるエリアなのでジークのお陰で命拾いしたというプレイヤーは多いかもしれない。
見事なノリツッコミを見せたり眼帯について聞かれたりしつつもすぐに話を戻す。
あのね? アンタ達の相手してやる程こっちは暇じゃないんだ
何や?ワイらの気迫にビビッてチビッたんとちゃうんか ネコ女
キクとタテゾーの行方を追っている最中であるため、ニアは彼らに帰ってもらおうとするもジークはそれに応じず逆にニアを挑発する。そして挑発に乗ったニアにとんでもない発言をさせてしまう…!
ヒカリからビンタを喰らったレックスがぶつかって画面が割れ、そのまま戦闘画面に移行するという何とも言えない導入を経て戦闘が始まる。
敗れるとまた本気になり極雷斬光剣改を繰り出す。正真正銘かったーい地面の上なので崩落の心配はないというが、今度は衝撃で崖崩れが起き、転がってきた大岩に吹っ飛ばされてお星様になった。
3度目はアーケディアへ向かう道中、リベラリタスの港の前でレックスたちの前に立ちはだかる。
わざわざ3日も待っていたらしく、後にキズナトークでこれまで野宿して待っていたのに対して今回は泊まらせて貰っていたそうな。メレフはなぜか遠慮したため、戦闘はレックス・ニア・
トラのメンバーで固定となる。
ここでメレフをメンバーに入れていたら2人になってしまうので事前に編成での変更必須。
前回とは反対に今度はニアから挑発をするが…
目にもとまらぬ速さでレックスたちを攻撃。これまでのふざけ振りが嘘のような強さを発揮し、戦闘が始まる。直後にメレフからルクスリアの王子であることが明かされ、賞賛されるといつもの調子に戻ったがそれでもその強さは健在である。
レックスたちに破れた後は自分が法王庁から天の聖杯のドライバーを見定める役を買って出たこと、法王庁に入っても問題は起こさなそうと判断したこと、本当は1回で済ませる予定だったが運の悪さ故に何度もやり直す羽目になったことを明かす。3つ目はたまたまだったと言うが、柵に寄り掛かった際に柵が折れ、ニアの言った通りに雲海に落っこちた。
以降アーケディアでしれっと合流してレックスのパーティに加入し、戦闘に出せるようになる。
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6・7章のネタバレが含まれます。 |
レックスたちと同行を始めたジークは世界樹へ向かう障害となるサーペント・デバイスを制御するアイテム「神聖なる鎖」を手に入れるべくサイカの力でルクスリア王国へ上陸。国王のゼーリッヒと謁見するや否や天の聖杯の力を恐れた国王によってホムラは捕まり、レックスたちも投獄されてしまう。
なぜホムラを消し去ろうとするか問うジークに対しゼーリッヒはルクスリアが権力闘争を止めるべくアデルの名を利用して地位を得た国であったこと、それに加えて二度と天の聖杯によって世界を灼かせないという理由で神聖なる鎖を秘匿するために鎖国を続けていたことを明かす。これに関してジークは「ただの簒奪者」「上手いこと権力の座に収まっただけ」と評している。
何とかホムラを救出し、その後ホムラが見せた映像によりアデルが天の聖杯を封印した理由を見せるもその直後にエーテル加速器を撃った影響で巨神獣のエーテルの流れが逆流し、巨神獣が沈没を始める。巨神獣の制御にも使われていた神聖なる鎖を回収したことで難は逃れたものの、待ち構えていたイーラの者たちによりレックスたちは倒され、ホムラは連れて行かれてしまった。
レックス再起後、ゼーリッヒはレックスたちにルクスリアの真実とその強さのあまり封印された第三の剣について伝え、鎖国をやめることを宣言。そしてジークには王としてレックスの護衛役を任命したことによってジークは改めて正式にレックスの仲間となった。
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【人間関係】
ジークと同調しているブレイド。彼と同じく関西弁で喋り、ムービー中では2人でシンクロした動きを見せてくれる。
ジークに対しては不幸体質に苦労していると同時に異性としても見ており、キズナトークではジークに秘密でメレフとカグツチに美容について相談していた。
ジークのペットである小さな亀。
世話を他のメンバーに押し付けようとしたりカメキチ自身もホムラやニアの元に行こうとしていることから本当に可愛がっているのかは怪しい。
天の聖杯のドライバーに相応しいか試すべく何度も勝負を挑んだ相手。
パーティ加入後はレックスについて「純粋過ぎて危ういところがある」と評しており、「それを助けるのが大人の務め」としている。
厨二病全開な彼の趣味に関して珍しく好意的な反応を見せる人物。なんならホムラ・F・超・極光なんて名前すら貰っている。
傭兵団任務の部隊名が「ファイアー勇者軍団」なあたりセンスはどっこいどっこいか。
冗談半分に「気が合うからワイのブレイドにならないか」と誘ったこともあるが、レックス以外眼中にない彼女には「ジークさん、面白い人なんですけどドライバーとしてはちょっと……」と無慈悲に切り捨てられた。
スペルビアでの遭遇以降「亀ちゃん」とニックネームで呼ばれている。ストーリーやキズナトークでは彼のツッコミ役のような立ち回りもしばしば。
成人済み、祖国最強のドライバー、王家出身、と何かと共通点が多いのでキズナトーク等で度々絡む。
どちらかというと真面目に振舞っているがプライベートではややポンコツなメレフに対し、ボケキャラを演じつつも根はまともなジークがツッコミを入れることの方が多い。
ルクスリアの現国王にしてジークの親父。ホムラを消し去ろうとしたがルクスリアでの出来事を経て改心し、レックスの護衛を任命した。
実は彼自身、国王になる前はサルベージャーとして世界を渡り歩いていたらしく、何だかんだで似たもの親子である。本人も「ジークのことを笑えん」と認めている。
過去に行き倒れていた所を助けて貰ったことから恩義を感じており、終盤にて悪しき面が目立つ彼について同情とまでは行かないながらもどこか思うところがあったようだ。
詳細は当該項目参照。
500年前の聖杯大戦の英雄であり、ジークが幼少期から憧れを持っていた人物。
本編でも初登場時の姿が彼と同じフードを被った姿だったりアデルの好物とされていた英雄アデル焼きを好んで食べていたりとアデルに対するリスペクトが随所で見られ、それ故に当時アデルのブレイドだったヒカリから英雄アデル焼きがアデル本人の好物ではないと知った時はかなり落胆していた。
【余談】
- ストーリー中での運の悪さが目立つ彼だが、以外にもステータス上の運は高め。レアブレイドとの同調には運のステータスが絡んでくるため、図鑑埋めには彼で同調を繰り返すとやや効率的。
- ストーリー中ではネタ要素でしかなかった「覇王の心眼」だが、2周目プレイのアドバンスドニューゲームモードではジークの強化状態として実装される。サイカとのキズナ最高時に使用可能となり、発動するとなんと一定時間大剣のモーションスピードが約3倍になる。言うまでもなく発動中のDPSはトップクラスなのでタイムアタックでの需要が高い。
- Twitterで行われた大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALの発売日のカウントダウン画像においてファイターやアシストフィギュアとして登場するキャラクターが扱われる中で、12月1日に投稿された画像になんと当時スピリット以外での登場が無かったジークが起用された。
- ジーク含む本作のメインキャラクターのデザインを担当した斎藤正嗣は、彼を気に入ったのか、『ゼノブレイド2』が発売されてから『ゼノブレイド3』が発売されるまでの約5年の間、Twitterにおけるハンドルネームを「斎藤・B・極・正嗣」にしていた。
追記・修正お願いします。
- ルクスリアでも皆標準語で喋ってるのに何で関西弁で喋るようになったんだろ？ -- 名無しさん (2021-09-03 20:26:13)
- ↑サイカの影響じゃないか？ズレたセンスの持ち主だし、アレをイケてると思ったんでしょう -- 名無しさん (2021-09-03 20:28:19)
- DLCのヒバナちゃんと同調させてダンクしまくると超強い -- 名無しさん (2021-09-03 20:39:41)
- マルベーニとのやり取りからのラストの独白は亀ちゃんの大人の魅力が詰まってて大好き -- 名無しさん (2021-09-03 21:00:08)
- 「衣食足りて礼節を知る言うんは嘘やな。人間余裕が出来るといらんこと考え出すようになるんや」って台詞が個人的に色々身につまされて耳が痛かった -- 名無しさん (2021-09-03 21:13:57)
- 三カ国協議＠アーケディアん時の超真面目な亀ちゃん檄LOVE -- 名無しさん (2021-09-03 21:41:42)
- アルストで漢字を認知している謎の存在 -- 名無しさん (2021-09-03 21:54:58)
- シンと被る関係で大剣に至ったけど、初期案では日本刀持ちだったそうで。桜花乱舞の継承者になっていたかもしれない男 -- 名無しさん (2021-09-03 23:12:05)
- 齋藤先生がジーク風の真名にしたときはミクマリのキャラデザの人などゼノブレ2スタッフの何人かやファンの人もそれ風の名前にしてて面白かったな -- 名無しさん (2021-09-04 02:07:12)
- 王子で眼帯でDLCの色替え衣装も含めてゼノギアスのバルトっぽい人 -- 名無しさん (2021-09-04 02:09:14)
- 一見どこぞのトレカのカード名かと思った -- 名無しさん (2021-09-04 05:48:10)
- ホムラに「ジークさん面白い方ですけどドライバーとしてはちょっと」とぶった切られてガチ凹みするの好き。サイカが爆笑してるのも込みで。 -- 名無しさん (2021-09-04 09:00:18)
- 一周目はヤエギリ、二週目はTeｰLOSと同調させてクリ構成にしてひたすらバーサーカースラッシュ -- 名無しさん (2021-09-04 16:48:31)
- 最初はネタキャラだったけど、仲間になった後は本編では大人の立場としてまともになるのが印象的だった。 -- 名無しさん (2021-09-05 01:25:42)
- ラストの「ボン、いつまでも子供じゃおれへんで。惚れた女の気持ち受け止めたれ。それが大人になるっちゅうこっちゃ」でちょっと泣きそうになった -- 名無しさん (2021-09-07 10:23:53)
- ↑なお初代主人公とヒロイン。どうしたってこういう選択をしちゃうのがゼノのヒロインの性なのか -- 名無しさん (2021-09-14 22:08:59)
- レックスとのキズナトークが本当に良くてね… -- 名無しさん (2021-10-29 16:02:53)
最終更新：2024年03月31日 15:12
