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ニイメ(FE)

登録日：2022/02/25 (金) 02:45:23
更新日：2024/04/08 Mon 12:20:30
所要時間：約 4 分で読めます



わたしはニイメという者じゃよ。

山奥で古代の闇魔法を研究しておるせいか、『山の隠者』と呼ばれたりもするがの。


出典：ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、（C） 2017 Nintendo ／ INTELLIGENT SYSTEMS

■概要

『ニイメ』とは『ファイアーエムブレム 封印の剣』に登場人物。


長い歴史を誇る『ファイアーエムブレムシリーズ』の中でも、貴重なお婆ちゃんキャラ。
FEには爺さんやロリババアはたくさんいるのに、（仲間になる）普通の婆さんは12作後の『エンゲージ』でザフィーヤが登場するまで彼女一人しかいなかったのだ。
今でこそ魔女のような老婆だが、若い頃はソフィーヤ似の絶世の美女だった(自称)そうで、
ヒュウ程度のイケメンなら貢物をさせてから、ポイしていたらしい。ひでぇ……。
また性格もソフィーヤのように内気だったとは本人の弁だが、
上記の話と言い普段の(特に孫やら知り合いやら)ぶっきらぼうな物言い、旧知のヨーデルが「相変わらず口が悪い」といっていることや、
彼の回想のニイメのセリフ、20年前の時点で息子に偏屈扱いされていることからも信憑性が皆無。

……実はそのソフィーヤよりは年下。

家族構成は孫のヒュウがいる。
他にも息子が4人いたが、上から三人の息子は闇魔道に深くのめり込み過ぎたために廃人に。
残った息子・カナスは妻と共に災害を食い止めようとして夫婦揃って命を落としている。
ニイメの旦那がどんな人かは不明だが、ヒュウによく似たアホだったらしい。

『山の隠者』の異名を持つ闇魔道の使い手。
普段はイリア地方の山奥で古代魔法の研究をしており、「闇魔道に誰よりも深く分け入った者」とさえ呼ばれている。
故に古代魔法や竜への伝承について詳しく、その伝承や魔法の知識はエレブ大陸において並ぶ者はいないとされる。
そのため魔道に関わる者でニイメの名前を知らない者はおらず、あの魔道軍将パントでさえもニイメの名前を聞くと大興奮したほど。


そんな訳で孫を古代闇魔法の修行の旅に叩き出した後、山奥で研究三昧の日々を送っていた。
ベルンとイリアの戦争が始まっても我関せずを通していたが、途中でベルン軍に竜の影がある事に気付く。

イリアルートでは好奇心を抑えきれずベルン軍に入って竜について調べていたが何も手掛かりを得られず、
自称智将の将軍マーテルの命を受けて(どうなるか分からないと忠告して)天候を操る古代の魔法を操るも、
逆に敵であるロイ達エトルリア軍を手助けする結果になってしまい、理不尽にもキレたマーテルにより牢屋に閉じ込められてしまう。
そしてベルン軍を撃退したロイに助けられたついでにエトルリア軍に加入する事になり、ロイに『終末の冬』と竜の関連性についての考察を語る。

サカルートではわざわざサカの交易都市ブルガルくんだりまでやってきてロイ達エトルリア軍の戦いぶりを静観し、
戦いを乗り越えたロイの元を訪れイリアルートと同じ経緯で加入する。

エトルリア軍に参加した後は、そこでソフィーヤ・ファという長年調べ続けていた竜と遭遇する。
実はニイメは人一倍伝承や竜に詳しいため、人一倍竜の怖さを知っており恐怖していたのだ。
しかし彼女が交流した竜たちは古文書に書かれていた人間味のない非情の化け物ではなく、物静かで、純粋無垢で、優しい者達だった。
特に竜の中でも高い力を持つ『神竜』のファとの出会いの影響は大きく、
それまでの「竜は危険なもの」という価値観は崩れ去り、力を持つ竜もまた、人と同様に感情を持ち生きるものだと知るのだった。

エリミーヌ教の司祭である先述のヨーデルとは知り合って50年来の知己で、一度は同じ道を歩いていた同志でもあった模様。
ただ、彼の妹が亡くなったある事件を境に袂を分かっていたという。

ヒーローズにて演じる井上氏は他にも同作で聖戦のディアドラ、風花雪月でレアも担当している。いずれも『竜』に関係するキャラ。
……もしかしたら若い頃のニイメを出すフラグなのだろうか……？



実は記念すべき1話から登場。
街中で主人公のアルにリンゴを売って食い逃げされかけ憤慨し、
後にアルが逃げる時間稼ぎにリンゴをバラまいて追手のベルン兵をスッ転ばせた老婆が居たが、あのお婆さんこそがニイメだったのだ。
……しかしこの時点では名前を名乗っていないし特に魔道っぽい事も仄めかしていないし当時はまだ画力も粗削りだったため、
なんかニイメみたいな服を着た婆さんくらいなキャラであった。あれを初見で、事前情報無しにニイメと見抜けた人は相当の観察眼である。

その後終盤でアルは自分の正体が竜だと知り、父親に会いに自宅に帰った時に再登場。この時にニイメだと名乗る。
画力も劇的に向上しきった時期なので見た目的にもちゃんと一目でニイメだと分かる風貌になっている。
アルの父親のマグゥとは知り合いであり、彼が何故か竜に詳しかったので彼の自宅にある研究資料を読み込んでいた。

アルとの再会を喜ぶもつかの間、水晶玉を通してアルの生い立ちを覗いて彼の正体に驚愕、
アルが水晶玉を掴もうとして割れてしまったためそれ以上見る事は叶わなかったが、アルに覇者の剣を手渡して決意を新たにした彼の旅立ちを見送った。

■性能

初期ステータスと成長率
クラス：ドルイド
LV:18
HP-25(25)
魔力-21(15)
技-20(15)
速さ-16(15)
幸運-15(5)
守備-5(15)
魔防-18(20)
体格-4
属性-理
武器LV-闇A杖A
装備
ミィル
イクリプス
リブロー
ライブ

【加入条件】
イリアルート…19章開始時に加入
サカルート…20章開始時に加入

上級職加入なので全体的な初期値は高いのだが、既にレベル18なうえ成長率がかのマーカスより壊滅的なのでこれ以上の成長は期待できない。
そもそもレベルが非常に高いので経験値がまともに入らない。普通にリブロー振った方がまだマシなレベル。
その低すぎる成長率から、2度の1ピン保障*1すらすり抜けて何もステータスが伸びない「無音」も現実的に起こり得る。

またHPと守備が致命的に低く、魔法ならともかく物理攻撃は一発食らったら即死レベル。素の状態だと30以上の攻撃力を食らうとHP満タンからでも即死する。
ハードの21章の大半の竜騎士の攻撃が即死ラインと言えばその脆さがお分かりだろうか。
老婆であるがゆえ体格も非常に低く本作の軽い闇魔法でさえガンガン攻速落ちする。
能力自体は魔力、技を筆頭に最初から高めなので闇魔法による遊撃隊としてはもちろん、杖LVも非常に高いのでリブローなどの範囲杖を振っているだけでも非常に便利。
シャーマン組を育てていないのなら『アポカリプス』の使い手にするのもいい。
ソフィーヤは言うに及ばず成長率の良いレイも使い勝手の悪い闇魔法で経験を積ませるのは思った以上に大変なので悪い選択ではない。
アポカリプスは魔力＋5の補正により杖の射程を伸ばすこともできるが、通常のプレイではこのメリットをまともに活かせるのは最初から杖Aのニイメぐらいである。
ドーピングするならとりあえず天使の衣を2つ使うだけで少なくとも本編中の物理職の不測の一撃で即死する事は無くなり、魔法系相手なら安定して戦えるようになる。
また秘密の店フル活用が前提になるが、魔力をカンストさせた上でヨーデル・ファ・ヒュウのうち2名と支援を組めば最大攻撃力は57に達する。
扱う魔法の種類等が異なるので神将器の取り合いが起こらず終章でも一緒に出撃しやすい。

なお成長率0％の項目が1つも無いため、理論上はすべての能力が上がる全ピンも可能。
……マーカスやゼロットの全ピンですら通常プレイではまず不可能なほど疑似乱数を掘り進めなければならないのに、
そのさらに9～10倍近くも掘り進めるという無謀オブ無謀を達成できればだが。


■台詞

  • やつらは、もしかすると『魔竜』を復活させたのかもしれん……。
  • この……バカ孫が！　どの面をさげて戻ってきたんじゃ！
  • わたしも数十年前は絶世の美女だったんじゃ。おまえ程度の男なんかは貢ぎ物だけさせてポイじゃったわ。
  • …………まあ先のことはわからないさ。途中で二つに分かれた道は……。
    またどこかで交わるかもしれない……誰にもわかりゃしないさ……。
  • これだ。これだよ！　わたしが求めていたものは！！
  • ホッホッホッ……なかなか……楽しい……人生だったね……。
  • よく闇魔法とひとくくりにされるがね。古代に秘された術の数々…扱いを誤れば世界を傾かせるかもしれない力でね。
    息子は古代魔法の素質に恵まれておったが、その血を受けたはずの孫には、柔らかい心根しか伝わらなかったようでの…
    フフ……はじめは怒り、嘆いた。じゃが……事の始まりをただせば、鏡を見るような跳ね返りかもしれぬ。
    古代魔法とは魔に対抗するための強い理じゃ。その力に体の芯まで埋もれたわたしの因果が子らに巡っているのかもしれんとな。
    故に、我が闇魔法の研究は今生で終わりよ。やれやれ、後始末がタイヘンじゃわい……すこし手伝いを頼まれてくれるか。


闇魔道に誰よりも深く分け入った理由……？　『竜』にまつわる謎を解いてみたいのさ。

『終末の冬』を二度と起こさぬためにもね……。


出典：ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、（C） 2017 Nintendo ／ INTELLIGENT SYSTEMS

22年2月に孫と共に参戦。イラストは西木あれく氏。
通常排出では総選挙版マリアンヌに続いて二人目となる無属性の魔法使い。歩兵ユニット。
『想いを集めて』では先に召喚されていたパントらが他の魔道士にニイメの凄さを吹聴していたため、
教えを請おうと魔道士連中に追いかけられていた。その中にはラインハルトやヒューベルトの姿も。
またこの世界ではカナスも召喚されており、父親に会おうかどうか迷っているヒュウの背中を押してあげた。

武器スキルは周囲1マス以内に味方がいない時、戦闘中、敵の攻撃、魔防-5、
かつ、敵が攻撃、魔防の弱化を受けていれば、戦闘中、敵の攻撃、魔防が弱化の値だけ減少する『ヒータバルチャー+』

Aスキルに周囲1マス以内に味方がいない時、戦闘中、攻撃、魔防+7にする『攻撃魔防の孤軍4』
Cスキルにはターン開始時、周囲4マス以内に敵がいる時、
最も近い敵の攻撃、魔防-6(敵の次回行動終了まで)、かつ自身の攻撃、魔防+6にする『攻撃魔防の脅嚇』

一人でいて尚かつ敵が近くにいるだけで自分は強くなって敵は弱くなる、山の隠者に相応しい魔法完全特化型。この武器は汎用で継承可能。
条件もかなり簡単でもあり、魔防が高い敵がいても大ダメージを与えられる。
空いているBスキルにはキャンセルや混乱スキルを利用して新しい個性を入れてみるの悪くない。

ステータスは原作通りにHPと守備が低い。攻撃と魔防は高水準で魔防は実装時点の全英雄でトップ。

物理武器さえに気をつければ弱化させてからの強力な闇魔法で葬れる威力は十分あるので魔法相手は任せてみるのもあり。



追記・修正は古代魔法を調べてからお願いします。

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最終更新：2024年04月08日 12:20

*1 レベルアップ時の能力上昇判定で何も上がらない乱数を引いた場合にもう1度判定を行う。ただしその再判定時に上がる能力は１つまで