ドレディア(ヒスイのすがた)

登録日:2022/02/27 Sun 22:58:50
更新日:2023/10/03 Tue 23:18:40
所要時間:約 5 分で読めます




雪深き山に棲みしゆえに脚力が発達したと考察す。
周囲の者を鼓舞する香りを冠の花より放つ。


ドレディア(ヒスイのすがた)とは『Pokémon LEGENDS アルセウス』から初登場したドレディアリージョンフォームである。

■データ


全国図鑑No.549
分類:スピンポケモン
英語名: Lilligant
高さ:1.2m
重さ:19.2kg

タイプ:くさ/かくとう
特性:ようりょくそ/はりきり
隠れ特性:リーフガード

種族値
HP:70
攻撃:105
防御:75
特攻:50
特防:75
素早さ:105
合計:480

チュリネにたいようのいしを使用して進化


■概要


『Pokémon LEGENDS アルセウス』にて初登場したドレディアのリージョンフォーム。
原種ではお嬢様を思わせる可憐な容貌をしていたが、こちらはスリムなバレリーナのような姿をしている。
更に分類も「はなかざりポケモン」から「スピンポケモン」となっている上に、タイプもかくとうタイプが付与されており、原種とは大きく異なったリージョンフォームとなっている。
目つきも原種の垂れ目から一転して吊り上がり、髪型もショートカットになった。
因みに本作の御三家ヒスイジュナイパーもドレディアと同じく草格闘の複合タイプである。

これらの変化はヒスイ地方の深い雪山に生息していることが影響しており、それによって脚力が発達したのではないかと考察されている。更に原種では花の冠からリラックスさせる効果がある香りを放つが、こちらは周囲の者を鼓舞する成分が含まれた香りを放出する。

総じて種族値の面から見ても、原種とは対極の進化を遂げたといえるだろう。
ちなみに♀限定のポケモンの中では初のリージョンフォームだったりする。


■ゲームでのヒスイドレディア


  • 本編での活躍
本編ではコンゴウ団のヒナツが管理している紅蓮の湿地のクイーンポケモンとして登場する。
そのヒナツから同じく紅蓮の湿地に生息しているガチグマが暴れていることから鎮めてくれないかと依頼されたことにより、主人公は紅蓮の湿地に赴くことになる。

ガチグマの鎮静化に成功した主人公だったが、暴走の原因はバサギリのように雷によるものではなく、体に付着した粉が原因ではないかということ。そしてなぜコンゴウ団のヒナツがギンガ団に依頼したのかという疑惑が残りながらも一度デンボクに報告に戻ると、丁度コンゴウ団の団長のセキがギンガ団に尋ねていた。
報告の内容はドレディアが荒ぶっているというものだった。またヒナツはセキには報告せず、姿を消してしまったのだという。
このままではコンゴウ団とシンジュ団との争いが起きかねないことから、まずはヒナツの捜索をすることが決まり、再び紅蓮の湿地に赴くことになる。

その後、ヒナツはコトブキムラに訪れていた際に芋餅を食べていたことから、その匂いを頼りにガチグマの優れた嗅覚の力を借りてヒナツを発見する。しかし彼女は足をくじいて動けないでいた。
彼女は雷の影響で暴走したドレディアを止めようと奔走していたのだが、ユウガオには相手にされず、セキも忙しくしていたことからなかなか言い出せずにいたことから一人で全てを抱え込んでしまったのだという。
またガチグマの暴走もドレディアの持つ周囲の者を鼓舞する花粉がかかってしまったことが原因だった。
その後ユウガオとセキが訪れ、互いに反省しあったことで和解する。そして主人公はドレディアを鎮めるために紅蓮の湿地の部隊の戦場へと向かうことになる。

そしてドレディアの鎮静化に成功すると、ドレディアは主人公のことを認めて「みどりのプレート」を授けてくれる。


  • ボスとしてのヒスイドレディア
ヒナツから「峠クイーンドレディアは舞姫のごとく絶え間なく動く」、「ばっちり注目しながら回避に専念するのもありだね」と助言してくれるが、その助言通りドレディアは主人公に対してバレリーナのごとく飛び回りながら猛攻を仕掛けてくる。
しかし実はドレディアが攻撃の前に出す音符の色でどの攻撃が来るかがわかるため、それを見極めていくと攻略しやすい。攻撃パターンは以下の3つである。

音符の色が黄色
着地の際に衝撃波を発生させる二連ジャンプ攻撃。

音符の色が緑色
ジャンプ攻撃を一回した後にフィールド全体に及ぶ衝撃波による攻撃。


3・4回に及ぶ連続ジャンプ攻撃。

特に虹色音符の攻撃後には疲れて隙を見せるので、ポケモンバトルに持ち込むことが出来る。ドレディアは特にひこうタイプが有効であり、黒曜の原野で入手するムックルを育てておけば楽に勝利できる。
それ以外の攻撃後も投げるチャンスは十分にあるため、回避を駆使して攻撃を搔い潜り、確実にシズメダマを当てていくといいだろう。


■バトルでのヒスイドレディア


原種よりも特攻が60も下がってしまった代わりに攻撃が大きく強化され、更に素早さも100を超えた数値になった。
かくとうタイプが付与されたことでひこうタイプが四倍弱点になってしまったが、その代わり多くのポケモンの弱点を突けるようになった。
原種は非常に攻撃範囲が狭かったが、後述の技を含めて攻撃面では大きく強化されたといえるだろう。

習得する技に関してはタイプ一致のくさタイプでは「リーフブレード」、かくとうタイプでは「ドレインパンチ」と「インファイト」を習得するため、一致技に関しては申し分がないだろう。
サブウェポンフェアリー対策に有効などくタイプの「どくづき」やひこうタイプの「つばめがえし」を習得できるものの、
他に有力なものが無しと格闘タイプの割にかなり貧弱である。原種といらない点で似通ってしまった。
特に天敵のひこうタイプに打点がないのは痛いところ。
幸いレジェンズでは「ギガインパクト」がノーマル技でありながら実用性が高いためこちらも採用できる。

補助技はどく・しびれ・ねむりの三色の粉技や、新たに回復技の「じこさいせい」を習得。
そして何よりもこのポケモンの最大の特徴は専用技の「しょうりのまい」にあるだろう。
この技は自身の攻めと守りの力、行動順の上昇に加えて、技で与えるダメージが1.5倍になるという強力な効果がある。
更にこれを早業で発動させれば、続けて大幅にパワーアップした強力な攻撃へと繋げるという強力なコンボも可能。
素早さも105までに上がったことにより、活かしやすくなった点も強みといえるだろう。

第9世代ではHOMEを通して解禁。
やはりと言うか、「しょうりのまい」の効果は攻撃・防御・素早さがそれぞれ1段階上昇という「ちょうのまい」に近い性能になった。
わざに関しては「かかとおとし」を始めとした一致技に加えて、貴重なひこうタイプへの打点になる「アイススピナー」を習得可能になったことでサブウェポン不足はほぼ解消された。草タイプで数少ない氷技を取得できる点はまさに朗報。
ちなみに何故か「エアスラッシュ」と「ぼうふう」も覚える。それ原種にやってくれよ
あとは元々原種が覚えていた「はなふぶき」も習得。非接触技ゆえに「せいでんき」などの特性発動のリスクを無視できるので、「リーフブレード」と選択で使うのもアリ。なお本wikiの記事にもある通り、ヒスイドレディアはシングルバトルにおいて現状唯一まともに「はなふぶき」をメインウェポンにできるポケモンである。
しかし特性がハイリスクハイリターンな「はりきり」を筆頭に、運用に工夫が要るものしかないのが新たな欠点となっている。積み技狙いで粉技も採用すると技がカッツカツになりがちなのも悩ましい。はりきり型は失敗したら体力をゴッソリ削られる「かかとおとし」厳禁。実質命中率が7割近くで戦うことになり、外した時は悲惨。幸い技マシンでインファイトを覚えられるのではりきり型ならそちらを採用したい。ようりょくそ型・リーフガード型も相性不利な炎技が強化されることを覚悟せねばならないので紙一重。
ちなみに、コイツのせいでかなり厳しい立場だったヒスイジュナイパーはイカれた専用技とそれとシナジーがある「きもったま」でしっかり差別化している。


追記・修正は「しょうりのまい」でパワーアップした方にお願いします

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最終更新:2023年10月03日 23:18