ジュナイパー(ヒスイのすがた)

登録日:2022/02/12 Sat 01:52:53
更新日:2024/04/08 Mon 11:17:52
所要時間:約 5 分で読めます






ヒスイの極寒に耐えるため羽根の芯に空気を含み防寒機能有す。
環境が進化に影響すると判明す。



本項ではジュナイパーのヒスイ地方におけるリージョンフォーム(ヒスイのすがた)を解説する。



■データ


全国図鑑No.724
分類:やばねポケモン
英語名:Decidueye
高さ:1.6m
重さ:37.0kg
タマゴグループ:飛行
性別比率:♂87.5♀12.5

タイプ:くさかくとう
特性しんりょく(HPが1/3以下の時、くさタイプの技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:きもったま(ノーマル・かくとうタイプの技がゴーストタイプに無効にならなくなる・相手の「いかく」の効果を受けない)

HP:88
攻撃:112
防御:80
特攻:95
特防:95
素早さ:60
合計:530



モクローがLv.17でフクスローに進化
ヒスイ地方でフクスローがLv.36でヒスイジュナイパーに進化。


■概要


アローラ地方のくさタイプ御三家である、モクローの最終進化形態。
そんなジュナイパーが『Pokémon LEGENDS アルセウス』の舞台たるヒスイ地方ではまさかのリージョンフォーム(ヒスイのすがた)を獲得した。
原種がくさ/ゴーストなのに対して、ヒスイのすがたではくさ/かくとうになった。
分類は変わらず「やばねポケモン」。翼が小型化した影響から矢羽根も小さくなっている。

見た目はフードを被った狩人スタイルから三度笠を被った浪人スタイルに変わり、色合いも緑からオレンジベースの夕焼けが似合いそうな色合いになっている。
ヒスイ御三家の中でも一番原種のイメージから脱却したリージョンフォームと言えよう。
初見だとびっくりするかもしれないが、動いている様子を見ればまた印象が変わるはず。
こんななりだが、原種同様に空は飛べる。水上の戦闘では、飛びながら戦う様子が見られる。
なにげに股間が気になる
羽根の芯は防寒機能を備え、ヒスイ地方の極寒の地に適応したことが語られている。
そうはいってもこおりに弱いのは御愛嬌だが。

原種のくさ/ゴーストはオーロットパンプジンダダリンと対抗馬が多かったが、こちらもキノガッサビリジオンブリガロンと競争率が激しい。
さらに本作ではドレディアのリージョンフォームも同タイプであるため、バクフーンダイケンキとは異なり本作でも固有タイプというわけでもない。

なお、ジュナイパーは第七世代で登場したポケモンであり、たった1世代しかたっていないのにリージョンフォームが登場したポケモンである。
加えてヒスイ御三家はすべてラベン博士によって他地方からヒスイ地方に連れてこられたポケモンであり、舞台の地方にもともといなかったポケモンがリージョンフォームを獲得した初のケースでもある。
最終進化できるレベルもアローラ御三家は揃って最終進化が若干早いLv.34のところを、ヒスイのすがたでは他に合わせてLv.36になっている。


■ゲームでのヒスイジュナイパー


御三家なので、ヒノアラシ・ミジュマルと選択でモクローを入手できる。
ヒノアラシ・ミジュマルを選択してもストーリークリア後にギンガ団研究所のラベン博士から一匹だけ貰える他、天冠の山麓で時空の歪みに遭遇することでモクロー・フクスローと遭遇できる。
そのモクローを最終進化させるとジュナイパーとなる。
原種と進化条件は全く一緒であり、普通にプレイしていればモクロー選択のプレイヤーは最初に入手できるヒスイのすがたとなるだろう。

『LEGENDS アルセウス』では専用技として「かげぬい」の代わりにかくとうタイプ技の「3ぼんのや」(Triple Arrows)を習得できる。
このわざは、かかと落としを食らわせて体勢を崩し、闘気で生成した三本の矢を飛ばして追撃する……という連続攻撃にしか見えないエフェクト(まあ『LEGENDS アルセウス』に連続技というものはないが)。
3ターンの間相手の守りの力を下げた上で、2ターンの間に自分の急所率を2ランク上げるという盛り沢山な効果を持つ。
他のヒスイ御三家専用技と同様に早業→力業のコンボを前提としたわざである。
書いてないが相手の行動を遅らせる効果もある。

ただし肝心のジュナイパーが素早さが低いため、このコンボを活かしきれないことも。
他の2体が水準程度は素早さを持つのに対して、原種ですらアローラポケモン特有の素早さの低さが難点であったのに、見るからに鈍重なブリガロンよりもさらに更に素早さを下げられてしまうという憂き目にあっている。見た目結構身軽なんだけどなあ……。
よって2撃目を当てることがそもそもできないということも。

耐久こそ上がったものの、そもそもくさ/かくとうは弱点の多いタイプであり、ほのお・こおり・どく・エスパー・フェアリーが2倍、ひこうに至っては4倍と繰り出す相手に困るタイプである。
オヤブン相手でも「はかいこうせん」「ギガインパクト」「すてみタックル」を普通に等倍で食らってしまうので、
ノーマルタイプ相手だろうが素早さの低さも相まって繰り出せないことも。

しかし耐性も多く、いわ・じめんタイプや粉技で妨害してくるくさタイプなど得意相手にはかなり押し込みやすいポケモンでもあり、「リーフブレード」「シャドークロー」といった急所に当たりやすいわざと組み合わせれば、大物狩りもしやすい。

ただしこれだけの長所を取り揃えながらも、同タイプのヒスイドレディアに性能で見劣りしやすいのはどうしても否めない。
あちらはジュナイパーより素早さ種族値が遥かに上の105であり、ジュナイパーにはない「ドレインパンチ」や「ねむりごな」等の強力な搦め手や攻撃技が使える。
更には攻め・守りの力を上げる上に、行動順を早め、ダメ押しのように技威力を1.5倍にするというこのゲームで1,2を争うブッ壊れ専用補助技「しょうりのまい」を使えるので安定性や突破力で雲泥の差が生じてしまっている。

幸い耐久の増加と「みねうち」の習得もあり、捕獲要員としての需要はそれなりにある。
オヤブンハピナス狩りにも適しており、育成要員としても使いやすい。

……と、言うのは第8世代もとい行動制の『アルセウス』の話。
本格的に使用可能になった第9世代ではどうなったかと言うと……

専用技「3ぼんのや」の性能が鬼のようにぶっ飛んだ性能になった。

なんと
  • 威力90
  • 急所に当たりやすい(急所ランク+1)
  • 50%の確率で相手の防御を1段階下げる
  • 30%の確率で相手をひるませる
と、盛りに盛りまくった効果になった。
分かりやすく言えば「リーフブレード」に「ブレイククロ―」と「エアスラッシュ」の効果をくっつけたようなもの

更に、隠れ特性がまさかの「きもったま」*1
その為、この強烈な技を相性で無効化される事はない。ついでに物理型では困る「いかく」も効かないのも嬉しい。
ヒスイジュナイパーがこの性能になったのは、紛れもなくこの技の為だと言って過言ではないだろう。
ちなみに、素早さの問題自体は「くさわけ」「おいかぜ」で解決可能。くさ+かくとう+ゴースト/あくで全タイプに対処できるため持たせる余裕はある。

追加コンテンツ前編の開始後にテラレイドバトルにも登場。いろいろと厄介な相手である。

具体的に言うと
  • 特性「きもったま」によってNPCのいかくデバフを阻止
  • 「3ぼんのや」をはじめ、急所にあたりやすい技を三つも従えている。
  • 後半は必ず常時二回行動をしてくる。

といったもの。幸い「くさわけ」「おいかぜ」で素早さを上げてこないため、怯みは気にしなくてよいものの、防御デバフや急所炸裂には気を付けたい。

何気にアルセウス以外のソフトで初めてヒスイジュナイパーを捕まえられるチャンスであり、性格も「いじっぱり」と非常に相性の良いもの。

余談だが、シールドを貼る時の弓を引くモーションはかっこいいの一言。




追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • Pokémon LEGENDS アルセウス
  • ヒスイ御三家
  • ヒスイのすがた
  • リージョンフォーム
  • 御三家
  • ポケモン最終進化形
  • ポケモン解説項目
  • ジュナイパー
  • くさ
  • かくとう
  • 風来坊
  • マタギ
  • 浪人
  • ヒスイジュナイパー
  • モクロー
  • フクスロー
  • 3本の矢
  • 草/格闘複合
  • 飛行4倍
  • 724
  • フクロウ
  • もふもふ
  • 最強のテラレイドバトル

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月08日 11:17

*1 元の隠れ特性は原種同様「えんかく」だったが、第9世代に移行する際に変更されている