ヒューマンバグ大学

登録日:2022/03/25 Fri 19:38:10
更新日:2024/05/03 Fri 17:29:41
所要時間:約 25 分で読めます(折りたたみ展開だと約40分です。)




ヒューマンバグ大学では毎日動画をアップします。「人がバグってしまう瞬間」に注目した…ちょっとダークな教養チャンネルです。


概要

日本のYouTubeチャンネルの一つで、「漫画系動画」というジャンルを開拓したチャンネルの一つ。2019年3月25日から動画投稿が開始された。通称は「バグ大」「ヒューバグ」。
「人間は追い詰められてバグるとどうなるのか」をテーマに様々な物語を展開している。

漫画のようなコマ割りでストーリーが進行し、キャラクターは声優が吹き当てて声を発する形式。
動画の尺の長さは一本につき大体5分〜10分程度である。が、ここ最近は12分〜18分のが多い。

同様の形式の動画の先駆けとなった「フェルミ研究所」の後に開設されながら、同チャンネルとは違う何処か癖のあるストーリーと個性的なキャラクターたちによって人気を博し、その後も同様の形式のチャンネルが増えながらもフェルミ研究所と並び人気を博していた。
しかしそのフェルミ研究所が2021年7月に活動を終了してからは事実上の唯一のトップに君臨している。
尚、フェルミ研究所とは活動終了まで事実上ライバル関係ではあったものの、この両者を掛け持ちしている絵師や声優もおり、それなりの関連性もあった。

題材は主に実際の凶悪犯罪、事故、拷問、病気、ゲテモノ、奇習、オカルト等といった、文字通り「人間がバグってしまうような」ダークな事案を取り上げており、作風もシリアスからコメディ、陰鬱極まりないハードなストーリー、感動系まで様々である。
この他にも、後述する姉妹チャンネルも幾つか開設しており、それらも本作の人気を支えている要因の一つであろう。

初期は1話完結形式の一発キャラによるストーリーが主であったが、次第に過去の話に登場したキャラクターが後の話で再登場するようになり、レギュラーキャラを主軸に据えた短編連作・長編エピソードが主体となる。
それに合わせて作風もストーリー性を重視する方向に変化しており、2023年現在はほぼ裏世界での抗争を描いた任侠アクションサスペンス漫画の様相を呈している。
それに伴い、初めから頭がバグっている「狂人」が多数出てくるようになったためかチャンネル名の由来である「人間がバグってしまう瞬間」というコピーもいつの間にか使われなくなり、現在は「闇をテーマにした様々な物語」「闇の雑学」を謳っている。
一方、初期の1話完結・雑学をメインに据えた作風は「バグアカデミア」等の姉妹チャンネルに引き継がれることになる。

2022年の10月から、「秘密結社鷹の爪」シリーズでお馴染みの蛙男商会によって、「ヒューマンバグ大学~不死学部不幸学科~」のタイトルでアニメ化され、テレビでの放送とネットでの配信が行われている。内容はチャンネルの軸が任侠アクションに変わる以前の初期動画をリメイクしたものとなっており、アニメ版の主人公は丁度放送されるタイミングで姉妹チャンネルへの移籍を食らっている。不幸だ…。

レギュラーキャラクターが主役を務めるようになってからはグロテスクな描写が増えており、動画に年齢制限がかかることも少なくない。
また裏社会の住人がレギュラー陣に多いのも手伝ってか、劇中にはヤクザや半グレなどの反社会組織、殺人を含む重犯罪を平然と犯す外道や狂人、悪どい手で私腹を肥やす金持ち、自身や身内の犯罪を揉み消そうとする政治家・警察高官・司法関係者などが頻繁に登場する。
最近は全体的にバトル描写が増えているために余計にその傾向が強く、元々そういった要素の少なかった佐竹・鬼頭等のシリーズでも毎度お約束のごとく暴漢や狂人が登場するようになっている。
おまけに警察・司法は基本的に無能であり、根本的な捜査能力の時点で露骨に裏の住人達に遅れを取っている上に上記のような汚職や現場の職務怠慢で凶悪犯罪を見逃すことも少なくない。
何せ公式に「この世界の警察は機能が低い」と明言されてしまっているのだからどうしようもない。
そのため今や劇中の世界はゴッサムシティじみた無法のまかり通る暗黒街の様相を呈しつつある。
正に「ヒューマンバグ」な世界観である。

主な登場人物

CVはYoutube版/アニメ版の両方を記載する。

佐竹博文の数奇な人生

「俺の名前は佐竹博文。どこにでもいる普通のサラリーマンだ。」

CV:ヤシロこーいち/杉田智和

本チャンネル最初期からレギュラーを務めていたキャラクター。
実在する危険な感染症や奇病・重大事故の事例を紹介する「佐竹博文の数奇な人生」シリーズの主人公。
奇人と超人とヤクザが大半を占めるレギュラー陣の中では貴重な、自称通りの「どこにでもいる普通の男」。ある一点を除いて。
主な活動は現在バグアカデミアに移ったが、状況整理編でも死にかけの佐竹のアイコンが使われてたり何かサラっと他主人公の動画にチョイ役で出て来ては死にかけたりしているので居なくなった訳ではない。
詳細は当該項目を参照。

ドリームハンター・鬼頭丈二

「ここで退いては、『奇食ハンター』の名が廃る!」

CV:ヤシロこーいち/高橋広樹

世界各国のゲテモノ料理や危険と絶景が隣り合わせの秘境を紹介する「ドリームハンター・鬼頭丈二」シリーズの主人公。
各地に存在する奇妙な料理(奇食)を求めて世界を飛び回る「奇食ハンター」。であると同時に、そこから高じて「秘境ハンター」や「奇祭ハンター」などいくつもの肩書きを自称している。
詳しくは当該項目を参照。

拷問ソムリエ・伊集院茂夫

  • 伊集院茂夫
「諸君…拷問は…人類が築き上げた叡智なんだよ」

CV:伊藤タカユキ/子安武人

古今東西の拷問・残酷な処刑を紹介する「拷問ソムリエ 伊集院茂夫」シリーズの主人公。また劇中で外道の働く悪行も実際にあった凶悪犯罪の事例を脚色したものが多い。
ある事情から法による裁きを受けなかった外道を古今東西に実在する拷問を以って社会の闇で抹殺する「拷問ソムリエ」。
普段は誰に対しても穏やかな口調で低姿勢に振る舞う仏の如き紳士だが、一度外道の陰惨な所業を目にすると一転、鬼や悪魔をも思わせる威勢と残虐さを露わにする。普段の一人称は「私」だが、激怒した場合や拷問中は「俺」に変わる。
彼の目に付けられた外道は最後、武術を身につけていようが、護衛をつけようが、海外に逃亡しようが、持ち前の人並外れた戦闘能力と人脈の広さ等を活用し捕らえられ、被害者と同様かそれ以上の拷問をお見舞いされた後惨殺される運命にある。
拷問は基本的に被害者に見合ったものが選ばれ、場合によっては対象を数十日かけて殺害することもある。また捕らえた外道は決して生きて返すこともせず*3、時には生還条件に達成不可能な無理難題を押し付けて、相手の苦痛を更に煽ることすらもある*4*5
そして外道が事切れた後は「根性のない奴だ」「外道の骨は脆い」などと死体蹴りの如く罵るのがお約束。たまに「まだ死ぬな! もっと苦しめるだろ!」と激励(?)する事も。
また外道が碌な事を言わないと分かり切っているため、如何なる理由があろうと被害者遺族を拷問に同席させようとしない。
ぶっちゃけ、似たような外道が登場する某名探偵の孫が主役の推理漫画や、たまに同様のタイプが登場する某小学生探偵が主役の推理漫画の犯人達は伊集院に相談すれば良かったかもしれない。*6

そのような血塗られた日々を過ごしている故に、戦闘能力はかなりのもの。
これまで対峙した相手は武闘派のヤクザや半グレ、果ては本物の殺し屋もいるが、そんな者たちも伊集院にとっては雑魚に等しく、容易く仕留められてしまう。
何より、彼には見た者を一瞬でたじろがせる凄まじい殺気を放ち、それはたとえ伊集院と近しい人物や本職の極道さえも恐れ慄かせる*7。依頼人へ覚悟を問うためにあえて殺気を放つ場面も時折見受けられるが、いずれも覚悟を決めていたため動揺することがなかった。なお、依頼人以外で殺気に動じなかったのは2023年2月現在、和中蒼一郎一条康明野田一瓜生龍臣など、伊集院と同等かそれに近いレベルの猛者ばかりである。
この点から、本シリーズでは最強格の人物の一人と言え、実際に伊集院の存在は数多の死地を潜り抜けてきた裏社会の者ですらその名を聞いただけで恐怖し、多数の超人クラスの戦闘狂の構成員を抱えている天羽組の組長ですら、彼の事を「さん」付けで呼んだり、粛清対象が被った際には彼との衝突を避ける為にその役割を譲ったほどである
因みに「拷問ソムリエ」という肩書きは伊集院個人のものではなく世界各地に点在する裏社会の職業のようである。無論血で血を洗う凄惨な仕事柄故その道は正に修羅道であり、一度志しても途中で挫折し断念するものも多いという。これを知れば、如何に彼が途轍もない超人か分かるだろう。

無論そんな死地を歩み続ける理由は、伊集院自身の壮絶且つ複雑な過去が関係している。
元々はとある資産家の家系に生まれたのだが、18歳の頃に家族が何者かに全員惨殺され、その後は数年間の浮浪者生活を送っていたという。
彼が外道に一切情けを掛けない容赦ない姿勢は、このような凄惨な過去を経験した為である。
ただし彼自身は「どんな理由があろうと殺人は悪」と定義づけており、如何に相手が人面獣心の外道とはいえ、人を凄惨に殺す自分の行いが正義だとは一切思っていない。
むしろいずれ自らも奪ってきた命の数に相応しい末路を辿るだろうと達観すらしているなど、その死生観には独特のものがある。
それでも「自分のような存在で被害者や遺族の心が少しでも救われるのならば、喜んでこの手を穢そう」とも述べていることから、この世に外道が蔓延る限り断罪の刃を振るい続ける覚悟のようだ。
実際悪人に苛烈で残酷な私刑を与え、被害者の無念を晴らすという行為は客観的に見ても賛否を呼ぶところであろうが、上述の通り劇中の世界は警察も司法もマトモに機能しているとは思えないくらいに腐敗や無能ぶりが目立つので、ぶっちゃけ拷問ソムリエの存在も必要悪と言ってもいいかもしれない。情報屋の捜査能力も明らかに警察より上だし

裏社会の人間故に、後述の小峠華太や久我虎徹と共演が多い。特に小峠が所属する「天羽組」は情報収集の際に頼りにすることもある。
とはいえあくまで裏社会に睨みを利かせる「必要悪」として極道の存在を容認しているのであって、もし一般人に危害を加えるような事があれば組ごと潰すと宣言している(思いっきり組員をビビらせてるが)。



紅鬼伝説 元ヤン紅林次郎


CV:伊藤タカユキ

「そんなもん、お天道様が許すはずがねぇ!!」

迷惑行為に及んだり、弱いものいじめを行う悪党を正義漢が成敗する「スカッと系」に近い作風の「紅鬼伝説 元ヤン紅林二郎」シリーズの主人公。
正社員を目指すフリーターの青年。しかしかつては地元で「紅鬼」と恐れられていた向かうところ敵なしの伝説のヤンキーであった。
戦闘能力も並外れて高く、彼が拳を振るえば対象となった人物は殴られた箇所が陥没してしまう程の威力を誇る。
詳しくは当該項目を参照。

華の天羽組*16

  • 小峠華太

CV:伊藤タカユキ→ヤシロこーいち

「100年経っても舐められた奴はブチ殺すんじゃあ!!!」

ヤクザ・半グレといった裏社会の実態に焦点を当てた「華の天羽組」シリーズの主人公。
「空龍街」を拠点とする極道組織「天羽組」に所属するアラサーの中堅・武闘派ヤクザ。
天羽組は血に飢えた戦闘狂が構成員に多く、彼はそうした狂人兄貴分たちの威勢に内心怯えつつ、シマを荒らす半グレや他の極道組織たちとの抗争など、血で血を洗う惨たらしい極道の世界に身を置いている。
一方で、天羽組は昔ながらの仁義を重んじている任侠ヤクザでもあり、構成員同士の結束力は強く、堅気への手出しも禁じているなどの義理堅さも見せる*17。無論構成員が他勢力に殺害されるとなれば組が総力を上げて報復に動き*18、また構成員の中で仁義外れなことをする輩が現れれば、良くて破門、または絶縁、最悪の場合は粛清される運命。
現実であればこういったヤクザ者は社会から白眼視される存在だが、上記の通り本チャンネルの世界は警察や司法が全くと言って良いほど頼りにならず、半グレやカルト宗教団体、果ては海外マフィアが跋扈する世界であるため、そういった無法者達に対処して街を守るのは殆どが彼ら極道の役目となっている。
伊集院ら拷問ソムリエが「ダークヒーロー」であるとすれば、極道達は「必要悪」と言うべきか。

幼少期、 親からの愛情を受けず放置され育ったが、近所で暮らしていた極道の男(小峠は「おっちゃん」と呼び慕っていた)から気に掛けれられていたのを機に極道へ憧れを抱くようになる。そして19歳の頃、親元を離れ喧嘩三昧の日々を過ごしていたある日、偶然その場を通りかかった極道の男、藪下からスカウトを受けたことを切っ掛けに天羽組に所属した。
シリーズ主人公としては特にシリーズ初期は戦闘力が劣る描写が多く、本人も「才能がない」事を自覚している。実際に、初めての殺人を描かれた2話の時点でアラサーを名乗っており、武闘派としては組内でも遅咲きと言えるだろう。
しかし精神力は非常に強い物があり、明確にボッコボコにされていたのに精神力だけで持ちこたえて粘り倒した結果引き分けや実質勝ちを拾った事がシリーズ中だけで2回ある*19
また初期の頃は武闘派兄貴分達の脅しや鉄火場の空気に身を竦ませる事も多かったが、死線を潜り抜ける中でどんどん度胸を付け、戦闘力自体も度重なるカチコミの結果鍛え上げられており、今では組の武闘派主戦力の一員として認識されている程。*20
どころか時が経つにつれ、狂人兄貴達に影響されたのか「人間と木材(鰹節の場合もある)の区別がつかない」と言いながら敵組員や半グレの身体をカンナで削ったり、ネイルガンで釘を打ち込んだりするなど、舎弟にビビられるほどの立派な狂人になりつつある。

ヤクザものなだけに、彼が主役を務めるエピソードはシリーズトップクラスの残虐描写と死者数を誇る。そのため動画視聴に年齢制限がかけられることもしばしば。
舞台が裏社会であるために、上記の拷問ソムリエである伊集院茂夫とは度々共演しており、また伊集院と天羽組とは何らかの接点があるようで、彼が情報収集をする際に天羽組に協力を求めたこともある。もっとも相手が反社会勢力である以上伊集院は完全に心を許している訳ではなく、もしも天羽組が人道に外れた真似をすれば組ごと潰す、との事。
この他にも、天羽組は後述する「京極組」とは兼ねてより互いのシマを巡って対立していた宿敵関係であり、本編でも構成員同士が何度か対決したことがあり、2022年3月のストーリーで冤罪によって京極組に粛清された構成員の仇討ちとして遂に抗争が始まってしまった。
京極組との戦争終結後はしばらく日常が続いていたものの、野田が下記にある天王寺組が雇った殺し屋によって意識不明の重体に追い込まれたことによって天王寺組との戦争が起こる。
そして天王寺組との戦争終結後は空龍街で違法な売春行為をあっせんしていた神奈川に拠点を置く半グレ組織とその雇い主である極道を神奈川遠征で粛清したのをきっかけに、東京極道をよく思わない神奈川屈指の武闘派極道の「神城組」に目をつけられると、何かと抗争と縁のあるシリーズとなっている。

尚、シリーズ開始当初は単なるヤクザについての解説動画的なものであるため、組の名前すら言われなかったり堅気に危害を加える描写もあったりした。


京極の轍*38

  • 久我虎徹

CV:伊藤タカユキ

「駄目だ、うちに腐った極道はいらねぇ」

「黒焉街」を拠点とする極道組織「京極組」に所属する若手ヤクザ。
京極組は元々上記の天羽組のような仁義を重んじる任侠極道であったが、先代の組長が他界してからは一転腐敗の一途を辿り、構成員が組の許可なく勝手にシノギを行ったり(勿論、その大半が堅気に危害を加える暴対法スレッスレのもの)、堅気に危害を加えたり、構成員同士での衝突も度々発生し、更には跡を継いだ現組長は組織の管理に目を向けず遊び呆ける有様となってしまった*39
虎徹はそんな京極組を日本一の極道へ生まれ変わらせるべく日々奮闘し、彼を慕う兄貴分、弟分たちと共に漢を磨いている。
上記の華太が主役を務める天羽組シリーズが他勢力との抗争を描いたストーリーなら、虎徹が主役の京極組シリーズは組の不届者と闘い組織を立て直していくストーリーと言うべきであろう。
また堅気と滅多に関わらない天羽組と異なり、「人情派極道」という名乗りの通り黒焉街の人々から相談事を持ち込まれる事が多いのも特徴で、虎徹を含む武闘派構成員達も快く問題解決に勤しむ姿が見られる(もっとも、逆に言えば一般人からも警察が当てにされていないという事でもあるのだが)。

母子家庭で育つも、幼少期の頃に母親が自身を置いて蒸発してからは天涯孤独の身となる。成長するに従って喧嘩の才を開花させていき、20歳の頃、京極組の若頭である五十嵐からのスカウトを受けて組に入門した。
戦闘スタイルはパンチのスピードと戦略を駆使しており、カチコミの際はコンバットナイフや砂鉄入りナックルといった武器を用いることもある。無論武器を持たない素の肉弾戦の実力も高い。
身体能力も特にスピードに特化した凄まじい物があり、学生時代は練習ゼロで100m走の県記録を出した事がある。
しかしそれでも劇中最強クラスの一人である伊集院茂夫には遠く及ばず、ある時罪なき堅気を殺害した京極組の元構成員を始末しようとした際に、偶々標的が同じだった伊集院と鉢合わせ、果敢に挑んだものの彼の放つ凄まじい殺気に怖気付き、結局何もできないまま先を越されてしまったことがある。
上記の二郎とは学生時代から最強の座を競った宿命のライバルで、彼が悪事を働いていた京極組の構成員を何人か成敗するようになったのを機にその因縁が再燃しつつある。
上述の抗争で小峠と久我が対決した際、久我は圧倒的なスピードと天才頭脳で小峠を致命傷に追い込んだが、小峠が捨て身で久我のナイフを受け止めた事により、その精神力にビビって攻撃が止まり、その隙に短刀で腹を刺し返されてしまった。この出来事から、病院で「精神力で負けた」として悔し涙を流し、兄貴分に慰められていた。どうやら普段からその圧倒的なパワーとスピードで一方的に相手をフルボッコにしている分、その攻撃すら耐えられて無力化出来なかったという事態には弱いと思われる。
天羽組が他の極道との戦争を描いている一方、京極組は羅威刃や戒炎といった巨大半グレ組織や国内マフィアとの戦争が描かれていることが多い。


元殺し屋のメロンパン屋 瓜生龍臣

  • 瓜生龍臣

CV:ベルべる

「お前生きる資格ねえし殺すけど、何か言い残すことある?」

「久々にキレたぜ…… テメエは1万回……死ね。」

「貴凛町(きりんちょう)」で移動式メロンパン屋を営むオーナー。
かつては殺し屋組織「CODE-EL(コードイーエル)」に所属する組織最強の凄腕の殺し屋であったが、貴凛町で出会った移動式メロンパン屋の前オーナーから貰ったメロンパンを食べた結果、人間味を取り戻し、その勢いで殺し屋に引退し弟子入り、そのまま店を引き継いだ。
詳細はCODE-ELを参照。


獅子王組の内部戦争

  • 阿蒜寛太

CV:岩田陸

「花宝町」を拠点とする極道組織「河内組」に所属する新人ヤクザ。久我虎徹シリーズで初登場した後、視聴者からの強い要望もあってか晴れて主人公となった。
河内組自体は小峠シリーズの最初期から登場している組織であり、利権関係で対立しているが現在は冷戦状態。
本チャンネル3番目の極道シリーズだが、テーマは「ヤクザの内部抗争」と特殊なものとなっている。河内組は任侠と仁義を重んじる「眉済」と過激で暴力を好む拝金主義の「黒澤」の二人の組員が対立し時期組長の座をめぐって内部抗争が発生しており、お互いにヒットマンを送り込んでそれぞれの下に就く派閥の構成員を殺させているなどその状況はかなり危険で、阿蒜は常に敵対者の襲撃に怯える日々を過ごしている。
幼少期は父親は不在で母親はホステスで家にいる時間が短く、家庭環境が原因で周囲からの視線は冷たかったが、母親の愛情自体はそれなりに強く、なるべく息子とゲームをするなど遊ぶ時間もあった。しかし13歳の頃に母親がある男に薬漬けにされて精神崩壊し寛太を刺殺しようとするという悲劇が起こり、15歳でその男に復讐するも殺し損ねた上少年院送りにされ、出所後に社会復帰のため就職するも前科が元で陰口を言った同僚に暴力を振るったせいで長続きせず、最終的に花宝町で暴れまくるゴロツキとなった。

そうして喧嘩三昧の日々を送っていたある日、たまたま通りかかった河内組の伊武に声をかけられ、逆上して殴りかかるも顔面が粉砕しかける程のキックを食らわされ、スカウトを受けて河内組に加入。
加入後も相変わらず荒くれた性格で、あろうことか組内でも最強戦力とされている龍本に逆らい喧嘩を挑むも顔面に当てたパンチはほぼ効かず、反撃で飛んできた殺す気の拳で鼻骨を粉砕される。この時に改めて河内組で男を磨くことを決意するようになり、礼儀作法や雑用を着々と覚えて渡世での生活に慣れていった。

2023年6月14日をもって「獅子王組の内部戦争」シリーズは完結したが、獅子王組の登場人物達はその後も他シリーズに登場している。
そして京炎戦争終結後、戒炎が残した負の遺産である日本マフィア「裏神」の脅威に対抗すべく京極組と同盟を結ぶことになった。


殺し屋一族の闇金...三門一郎太

  • 三門一郎太

CV:畑耕平

闇金「ナツメ金融」の社長。女好きで、人情に厚い一面を持つ。かつては殺し屋であり、鵺の兄と互角に渡り合えるほどの戦闘能力を持つ。父が暗殺された後、一家離散となり、一人で途方に暮れていたところを先代社長の夏目に拾われた。
彼の「取るべき相手から取り立てる」という教えと共に、あらゆる事件に巻き込まれていく。
基本利息はこの辺と比較すると軽い(がやはり闇金なので法定金利はぶっちぎった)10日で五分だが、一度でも返済が遅れるとトニ(10日で2割)となる。
基本的に一日でも返済が遅れた債務者には容赦しないが、悪人に脅された・騙されたといった事情がある場合は話は別。その場合は「借金は被害者が外道に貸した金」と解釈して債権を買い取り、借金の原因を作った外道からあらゆる方法*60で金を回収する。この時ばかりは相手が女だろうと躊躇せず、シリーズ第二回では障碍者男性から金を巻き上げていた女半グレの集団を纏めて風俗島送りにしていた。
そして騙し取られていた金額分+利息を債務者に「情報料」と称して返し、人生を立て直す一助とする……というのが本シリーズの大まかな流れ。


羅威刃

  • 城ヶ崎賢志

CV:ヤシロこーいち

「俺は生への執着などはない。死んだらそれまでだろう、ただの肉になるだけ」

関東最大規模の半グレ組織「羅威刃(らいじん)」の2代目ボス。
優男風の容姿に反して性格は冷酷で残虐な支配欲の塊。敵対組織は勿論のこと堅気の人間にも一切躊躇なく危害を加え、さらに自分を裏切った・もしくはアシが付くような失態を犯した部下も容赦なく処刑する。
それに加えて、上記の死生観からもうかがえるように死への恐怖が欠落しており、目的のためなら他人を使い潰すのみならず自分の身すらも平然と危機に晒すほどの筋金入り。そういった価値観もあって、任侠や仁義に生きる極道を「化石」と徹底的に侮蔑している。
その根底にはろくでなしの父と、そんな父の暴力に言いなりだった母に捨てられた過去に起因する「奪われる側」「支配される側」になる事への強烈なトラウマがあり、少年時代から喧嘩に明け暮れて同級生らを暴力で屈服させ、高校時代には本職顔負けのギャング集団を結成するほどに頭角を表していた。
高校卒業後、先代ボス・稲村の誘いに乗って羅威刃に加わり、彼の死に伴ってボスの座に就き現在に至る。
このように悪逆非道な人物であるが、一方で自分を捨てた母の消息を気にしていたり、再会した父を刺殺した際に「最悪の感触だった」とごちったり、DV男をそいつの妻子を非難させた上で叩きのめすなど、人間らしさが完全に失せたわけでもない模様。
紅林二郎シリーズの動画で初登場。
自分を襲った元部下の暴漢を気絶させた二郎を刺して倒し、その後自らの手で暴漢を始末するという鮮烈なデビューを飾る。
その後も日本制圧の手始めとして、今後目障りになると踏んだ京極組の事務所を爆破する凶行を経て完全に京極組と敵対。以降、退場するまで本チャンネルの主要な悪役キャラクターとなる。
「城ヶ崎伝説シリーズ」にて動画の単独主役を張った事こそ何度かあるが、基本的には「京極組シリーズ」の外伝という扱いである。
ちなみに、上述の鬼頭丈二と双子ではないかと思えるほど容姿が瓜二つなうえ声優も演技の趣も同じなのだが、これはあくまで「作画の都合」であって二人の間に血縁などはないとの事。
実際、捨てられたとはいえ一応両親と暮らしていた彼が父子家庭育ちの丈二と近親である可能性は低く、また両者と面識のある博文と二郎も容姿について(ヤバい目をしていると評した以外)言及した場面はない。少なくともデザインを使い回したとかではないと思われる。

後に「京羅戦争」と呼ばれる黒焉街を舞台とした京極組との全面衝突の最中、名だたる武闘派組員を血祭りに挙げたり自身も組織幹部を倒されたりと一進一退の抗争を繰り広げていたが、ある日探偵に探させていた母の行方を突き止め、単身その場に向かう。
寂れたボロアパートに独りで暮らしていた母は苦労のせいか実年齢以上に老け込んでいたが、それでも二人は一目で親子だと気づいた。息子との再会を喜ぶ母に対し、賢志は置き去りにされた恨みと哀しみを込めて罵倒と皮肉を叩きつける。
泣きながら謝る母の姿にやり場のない感情を呑み込みながらアパートを立ち去ったが、この時「護衛を置いて単独行動する」という隙を晒したためにとうとう京極組に捕捉され、最強戦力の一人たる一条との一騎打ちとなる。
互いに命を削り合うような決闘を繰り広げ、血みどろになりながらも「組と仲間のためなら俺は命を捨てる」と豪語する一条。
そんな彼を嘲笑おうとするも、不意に母の顔と「賢志にまた会えるかな」という言葉が頭を過ぎり「死ねば母に二度と会えなくなる」と初めて臆してしまったのが命取りになって、遂に一条のナイフの一撃を鳩尾に食らう。
致命傷を負った賢志は一条を心から称えながら、「トドメを刺さないでくれ」と嘆願して再び母の元へ向かう。そして自分の死を悟られまいと「俺は強く生きている。だから放っておいてくれ」とあえて冷たく突き放し、路地裏で独り力尽きた。
「悪魔」と呼ばれ、関東を震撼させた男が最期に想ったのは、悪行三昧だった自分の生涯への回顧と、あれほど再会を切望した母と分かり合えなかった事への後悔の念だった。

  • 東雲竜政
「俺は闇社会のトップになるんじゃあ!!」

「斧の東雲」の異名を持つ羅威刃の元幹部で後に3代目トップへ昇格。
城ヶ崎亡き後に組織は瓦解するも、城ヶ崎の名を継ぐ意味を込めて自身が新たなトップになった。
全身に刺青をしたワイルドな風貌の大男で、その恵まれた体格を活かして大斧を振り回す武闘派狂人。
城ヶ崎時代では羅威刃の実質的なナンバー2。いかつい外見に反してクールな性格で、城ヶ崎の右腕として彼の身辺警護の他普段のシノギのサポートも担当している。
基本的には暴力的で情け容赦のない男だが、彼なりにプライドやポリシーはあるようで、女子高生を嬲り殺して愉しむ異常性癖のドラ息子を「クソ外道」と吐き捨て、さらに伊集院茂夫からそのドラ息子の情報提供を求められた時は(条件として殴り合う事を要求したものの)渋らず応じるなどの一幕も。
稲村がボスだった時代からの古参幹部で、城ケ崎に心酔している一方、彼の亡骸を抱きながら「あなたはいつか俺が殺すつもりだったのに」と泣きながら叫ぶなどヤンホモデレめいた一面を見せている。
3代目トップになってからは同じく生き残った秋元と共に羅威刃を立て直すため、戒炎と「京極組を潰す」という利害の一致で手を組んだり、京極組が期間限定とは言え眉済派に加勢したという理由だけで黒澤派と手を組んで獅子王組の派閥戦争に参加したり、他の半グレをシめながらメンバーを少しずつ増やしていったりと再び勢力が拡大している。
だが戦力拡大と戒炎との考え方の違いにより、戒炎との同盟を解消。戒炎の傘下の半グレ弱小組織の情報を敵である筈の京極組に渡すなどして、逆に戒炎もとい我妻を邪魔者扱いしている。


戒炎

  • 我妻京也

CV:大河望→伊藤タカユキ
「憎まれるより愛される方が怖えんだぜ」

通称「愛の処刑人」。
東北最大の半グレ組織「戒炎(カイエン)」のトップ。
わずか2年で組織を300人に拡大させて東北を支配する男。普段から能面のような笑顔を顔に張り付けているが、そこには一切の感情がうかがえない。
「愛」に独特のこだわりがあり、「どんな奴でも愛すれば理解できるようになる」「敵を愛すれば弱点も見えてくる」が信条。
その一方で「愛」を貶したり自身が追い詰められたりすると、笑顔が消え、声のトーンが低くなって口調も変わる、といった二面性が強い部分も。
城ヶ崎からはその勢力を一目置かれており、傘下に入るように言われているが、自身はそれにビビっていないどころか逆に傘下にしてやろうとすら思っているほか、紅林のワンインチパンチを初見で避け、殺気や気配を一切感じさせずに紅林の腹を刺す*63、ヒューバグ大界トップクラスの戦闘力を持つ元トップアサシンの瓜生に気配を感じさせずに背後を取るなど凄まじい実力の持ち主であると思われる。
敵を愛するの信条通り、敵の長所や短所を見つけた後、敵が鼓舞するような事を徹底的に潰す手段を優先的に取るなど策略家としてもトップクラス。
また身を挺してでも彼を守ろうとする部下が複数いるなど、同じ巨大半グレのボスでも部下から軒並み恐れられていた城ヶ崎とは異なる部分も。
城ヶ崎が死亡したことで関東進出を本格的に進め、京極組に多大な恨みを持つ東雲・秋元と手を組む。

2023年3月6日の動画で彼の過去が公開。
元々はネグレクトの末に2歳で養護施設に引き取られた子供で、誰にも愛情を注がれなかった出生から他人の痛みや悲しみに無頓着な人間に育った。
しかしながら周囲の人間の敵意を鋭敏に察知する自己防衛本能だけは肥大化、同時に喧嘩にも類まれな才覚があった事から同じ施設の孤児を暴力で支配、さらには自分を嫌悪した職員らの弱みを握る事をも覚えた。
15歳になって施設から追い出された後は瞬く間に近隣のチンピラを制圧、遂に自分を頂点とする半グレグループを作り上げた。
しかし、この頃はまだ「面倒」だという理由で組織を大きくすることは考えていなかった。

そんな中、街で強姦されそうになっていた千尋という女性を偶然助け、彼女と同棲を始めたのが転機となる。
気紛れから始まった筈の関係だったが、愛と笑顔を自分に教えてくれる千尋に京也は何時しか心を許すようになり、彼女のために半グレを辞めて真っ当に生きようかとも考え始めていた。
だがその矢先、当時京也のグループと敵対していた半グレ・園部に千尋が殺害されるという悲劇が襲う。
二度と千尋の笑顔を見れなくなったと理解した瞬間にタガが外れ、同時に「愛するとはその人を知る事」という千尋の教えを「愛すればその人を知れる」という意味に捻じ曲げて解釈。園部を「愛」し、その弱点まで調べ上げたうえで徹底的な報復を行った。

自分をまともな人間にしてくれるかも知れなかった千尋を喪い、完全に狂気に歯止めが掛からなくなった京也は自分の組織を「戒炎」と命名。*64
「日本中に愛を広めるべき」という理念の元に組織を拡大し東北を制圧、そして次に関東制圧のため手始めに京極組との全面戦争「京炎戦争」を起こすのだった。
更に世界的マフィア「マッド・カルテル」と手を組み資金源や戦力の強化、やがて日本だけではなく世界すら戒炎と言う名の愛で染めてやろうと目論む。
更にマッド・カルテルの日本支部のトップにマッド・カルテルからの独立を提言、説得し、見事に一方的にマッド・カルテルからの独立を成功させている。
また、東雲・秋元が参戦した獅子王組内部抗争で劣勢状態の黒澤派トップの黒澤に利権を条件に手を貸そうとしていたりと暗躍している。
……しかし彼は本当は気づいている。自分のそんな行動は、本当に愛する人の居なくなった世界での「暇潰し」でしかないのだと。
そして知っている。自分がやろうとしていることは千尋が最も嫌っていた事だということも…
戦争終盤に友好組織のもとへ挨拶へ伺った五十嵐を筆頭とする京極組の中核陣を総攻撃し、単騎で犬飼を戦線離脱、久我と一条を重傷、野島を殺害に追い込むなど京極組を絶望に追い込む。しかし、京極組の増援が来たことで五十嵐を仕留めきれず、No.2の麻生は戦死、幹部の反町は行方をくらましてしまう。更には無茶な作戦に辟易した下部組織から離反と反発を招かれたことでタガが外れ、裏切り者の徹底的な粛清と強引な組織拡大に取り憑かれる。
そして、それを利用した守若によって遂に行方を捕捉され、壮絶な死闘を繰り広げる。守若の弱点を突く揺さぶりと古武術による豊富な搦手で追い詰めるが、蟷螂拳と暗殺術を織り交ぜる守若の変幻自在な攻撃と底なしの恐怖に焦りと恐れを抱くようになり、片目を潰されるなど劣勢になってしまう。しかし、自分に退路はもうないと奮い立たせて最後の突撃を敢行、左腕を犠牲に守若を殺害しようとするが、守若も自身と同じように左腕を使ったガードを使ったことで万策尽き、地面に叩きつけられてしまう。それでも守若の怒りは収まらず、数多くの恨みを乗せた強烈な殴打を何発も喰らう。意識が混濁する中で脳裏に浮かんだのは「千尋と永遠の愛を誓い、愛する妻と息子に優しい笑みを浮かべる」という叶わぬ未来であり、「死んだら千尋に会えるかな」と呟くが、守若には今までの悪業を考えれば千尋と再会などできないと切り捨てられ、最期は五十嵐の怒りを乗せた渾身の一撃を喰らって撲殺された。
東北と関東裏社会を震撼させた男は、自分は何故この世に生を受けたのか…何故千尋と息子を奪われたのか…何故自分だけがこんな目に遭わないといけなかったのか…そんな疑問を次々と浮かべ、自分に愛情をくれなかった神を呪いながら事切れた。
しかし、行方をくらました反町や協力関係にある元マッドカルテル日本支部改め「裏神(ウラカン)」の存在など、自身が遺した負の遺産が裏社会に更なる脅威を齎すとは誰も知る由はなかった…


裏神

  • 香坂慎太郎
裏神のトップ。我妻に唆されたことにより本部から独立することを宣言した。
戦闘描写は少ないが裏神では独自の戦闘プログラムが組まれており、的確にナイフを投げる等実力が高いことがうかがえる。



天王寺組

  • 三國貞治
天王寺組の組長。威圧感を醸し出しているが、気さくな性格。政治家と繋がりがあるなど多業界に影響のある人物。相手に対してポイントで評価する癖がある。

  • 大嶽徳史

天王寺組のカシラで組で最も影響力のある人物。銀と黒のツインブロックのオールバックであり、強面で全身にはムカデの刺繍がある。
狡猾な性格をしており、仲間の死をも利用する冷酷さを持つ。ただし、葬儀中は襲わない等、最低限の仁義は持ち合わせている。
戸狩派の進出に伴い、彼も東京に上京。戸狩派のブレインとして暗躍する。
過去に協定を結んでいたはずのとある関東極道に一方的に協定を破棄された上に、留守にしていた事務所を襲撃され壊滅寸前まで追い込まれた経緯があり、そのことをきっかけに関東極道を恨み、根絶やしにしようと誓う事となる。
最終決戦編では渋谷と共に表立って戦うものの、天羽組の武闘派の小林や野田に敵うはずもなく事実上の敗北。
止めを刺せと懇願するも、割って入ってきた天羽に何十年にも及ぶ関東と関西の極道との確執を本当の意味で終わらせるために大嶽を許すという道を選ぶ。
天羽に許され、生かされた大嶽は天王寺組の会合に傷が癒えぬまま出席。
関東侵攻は失敗に終わったこと、関西と関東が争うことはもう止めるべきだ、そもそも自分が最初から対話という選択肢を捨てたせいで過去の事を知らない組員たちが大勢傷を負ったり犠牲になった、ということを述べ、天羽組が自分たちを許したと同時に自分たちも関東と争うことを止めるべきだと訴えた。
最後に天王寺組と天羽組に多くの死傷者を出した戦争を起したケジメを取るべく隠し持った手榴弾を使い自爆し、その生涯を終えた。
だが彼の死によって京都の五条組との抑制が無くなってしまい、新たな抗争の火種が付くことになろうとはこの時はまだ知らなかった。

  • 高見沢斗真

大嶽の側近であり天王寺組の幹部。頭脳明晰で彼と共に多くの計画を成功に導いてきた。
戦闘力は高くないものの、数発弾を受けても耐えるといった一面を持つ。静岡の旅館にいたところを小峠、飯豊、小谷らに襲撃された。小峠と撃ち合いになり、護衛の室屋が守ろうとするも飯豊と小谷に妨害され、最終的に蜂の巣になって死亡した。

組長直属部隊

  • 陣内賢斗
  • 椎名和海

三國の護衛を務めている。彼に対する忠誠心は高い。なお、公式Twitterによると直属部隊は羽王戦争には参戦しないとのこと。

戸狩派

  • 戸狩玄弥
「はじめまして戸狩と申します…… 名前だけでも覚えて地獄に逝ってください」

戸狩派のトップ。殺し屋組織「エルペタス」に「柴犬」と言うコードネームで所属していた過去を持ち、12発の弾丸を受けながら敵組織を壊滅させたという伝説から『鋼鉄の戸狩』として恐れられている。*66
部下のギャグに乗る等ノリのいい一面を持つが、任務に失敗した者には制裁を加える等冷酷な人物でもある。
幼少期に部落差別を受けていたために、差別やイジメに関して激しい憎悪を示す。

天羽組がほぼ総戦力で天王寺組の関東での本拠地へカチコミをかけていた時、たまたま戸狩だけがヤサ探しで本拠地にいなかったため、大嶽の命令でかつての城戸と同じように単身で守りが手薄になった天羽組の本拠地へ襲撃した。
香月と小峠の抵抗もお構いなしに一方的な戦いをして戦闘不能にさせ、負傷している天羽組長を狙おうとした途端に、野田の命令で天羽組本部に戻ってきた天羽組最強戦力の一人である和中が合流、文字通りの血で血を洗う死闘となる。
最初こそ和中の太刀筋を数回見ただけで見切っていたおかげで有利だったが、和中の執念と小峠が付けたドス攻撃の影響が響き僅差で敗北。
倒れた後も死ぬ事より後一歩の所で大嶽の夢が叶わなかった事の方が悔しく、仰向けになりながらひたすら大嶽に謝り続けた。
その後天羽の命令により和中と共に闇医者に運ばれ一命をとりとめた。


城戸派

  • 城戸丈一郎
「ここから伝説作るでぇ…… 俺は幸せな人間やなぁ」

城戸派のNo.1。黄色のメッシュが入った髪型が特徴で「幸せやなぁ」が口癖。死亡した父に代わって組長になるという夢を持っている。イチゴパフェが好物でありこれは貧しかった子供時代に父に奢ってもらったことがきっかけである。
組で鍛え上げられており、京極組の一条と互角に闘うほどである。最終的に単身で天羽組事務所にカチコミをし、組長に襲いかかるが、駆けつけた小林と和中によって妨害、そのまま戦闘になる。須永との闘いで負傷しているにもかかわらず二人の猛攻に耐えたが、小林にグリンされて遂に敗北。最期は天羽組に恨みがなかったという謝罪と、生まれ変わっても父と浅倉と共にいたいという思いを抱きながら死亡した。
だが「天羽組に恨みがなかった」という遺言がこの戦争の本当の終わり方に直結することになるとは城戸自身も思ってもいなかっただろう。


その他の派閥

  • 錦野
錦野派のボス。村雨町に支部を構えていた。話をしに訪れた天羽達を不意に襲うが、和中に部下もろとも斬られて死亡した。戦闘力はそこまで高くない模様。

  • 波多野
所属派閥は不明。グレーの逆立った髪型をしている。刑務所内で元京極組の泉屋と接触し、彼に金や半グレを使って支援した。泉屋が失敗すると、無能だという理由で彼を見捨てた。

エルペタス

崩壊したCODE-ELに代わり、アジア圏に君臨する殺し屋組織。下部の構成員は名前に動物の名前を付けられているのが特徴。株式会社モーリー、その協力者である呉兄弟や元、鵺兄といったメンバーと敵対している。過激なテロを厭わない紛う事なき悪の組織だが、目指しているところが「日本復活」であるためか日本を蝕む寄生虫である麻薬組織やマフィア等も殲滅対象にしており、そのため拷問ソムリエとの共闘も何度か描かれている。

  • 大丸靖公
エルペタスの首領。現在の日本について憂いており、最終的には日本が政治的にアジア圏を支配することを目論んでいる。

その他


  • 小林を瀕死にした半グレ

小林の初登場回に登場した半グレの一人。空龍街の風俗店の利権を奪おうと暗躍していたのが、天羽組に見つかり粛清対象となった。
仲間たちが次々グリンされていく中、小林に「俺を雇ってくれ」と交渉を申し込み、彼が小峠に話しかけている時に不意打ちでナイフで小林の腹を刺した。
結局直後に小林には返り討ちにされたものの、彼に瀕死の重傷を負わせることには成功、それにより中国で肝臓移植の手術を受けるまで戦線離脱せざるを得なくなった。極道トップクラスの彼を重症にさせたのはこの半グレと殺し屋ピンクのみであり、一部の視聴者からはかなりの実力者ではないかと推測されている。
この頃は天羽組シリーズが始まったばかりで、設定がまだ充分に固まっていなかったし、一話で兄貴分が死ぬことも良くあった。シャンクスから逃げ切ったヒグマみたいなもん

  • 痴漢冤罪犯2人
空龍街の電車内で男性をターゲットに痴漢冤罪を吹っ掛けていた女と、その相手を強請って示談金をせしめていた男のペア。
本人達の自己申告では20人の被害者から300万ほど荒稼ぎしていたらしい。
だがある日いつものようにターゲットにしたのが、よりによってたまたま電車通勤していた天羽組の狂人・アイスピック野田だったのが運の尽き。
命までは取られなかったものの、女は顔面が腫れ上がる程の鉄拳制裁を見舞われ、男も両脚をアイスピックで穴だらけにされるハメになった。
何故見るからにカタギではない彼を強請りに掛かろうと思ったのかは不明。

  • 斎藤博
2023年の夏休み企画動画にて登場した半グレ上がりの変装屋。
伊集院に変装して恐喝や詐欺を働くというとんでもなく命知らずな真似をしていた小悪党。無論本人のような度胸や腕っぷし、拷問のノウハウなどは皆無で、彼の裏社会における(些か不本意な)ビッグネームを利用していただけに過ぎない。
ある日、半グレ相手にカツアゲする現場を偶然須永に見られ、その後何を思ったか本人に挑もうとしたがきっかけで伊集院や流川らに存在が露見、エマも交えた芝居で捕縛*71
「自分の行いを死ぬほど悔いている」「殺す程の外道でもない」という事で命までは取られずに済んだものの、敬愛する師匠の名を騙って悪事を働いたとあって怒り心頭の流川の手による駿河問いと燻し責めで徹底的に灸を据えられた。
その後は、騙し取った金を返却させられた上で外国へ高飛びした模様。

姉妹チャンネル

  • バグアカデミア(漆黒のジェイル、漆黒アカデミア)
当初は「人間の精神の異常さ」をテーマとしていたチャンネル。しかし親チャンネルが当初の路線から離れていくにつれ、その穴埋めのように初期の親チャンネルに近い作風へとシフトしていき、それに合わせてチャンネル名も都合2度変更されている。
レギュラー陣にも佐竹並みの不幸体質を持つ佐伯・ゼッターランド・博子、伊集院同様に拷問をライフワークとしている拷問蛸等親チャンネルの人気シリーズのセルフオマージュと思しきキャラクターがいるほか、「バグアカデミア」への改名後は佐竹や鬼頭を主役に据えた動画も投稿されるようになっており、ゲストとして京極組や獅子王組の人たちがゲスト出演することも。
最近は週2回投稿になり佐竹回と鬼頭回の2本柱体制になりつつある。そのおかげですっかり音沙汰が無い拷問蛸や、もっと出番を食われた独自キャラクター達に救いの手を

  • モノクローム
ヒューマンバグ大学の動画投稿休止日に更新されているチャンネル。バグ大で描かれる生身の人間同士の戦いとは打って変わって異世界・能力バトルの要素を主とした内容。
2023年1月、クオリティの向上に動画制作の予算が追いつかないため、今後の展開はWEBTOONに移籍して行われることとなり、漫画動画としての活動は無期限休止となった。

  • 極四無双
モノクロームと同じく能力バトルを主とした内容だが、こちらは荒廃した世界を舞台にしており、四字熟語にちなんだ能力を持った者達の戦いと、二人の主人公の視点で描かれる群像劇の要素のある作風となっている。

元姉妹チャンネル

下記のチャンネルは2024年現在は別会社に運営権が売却されており、姉妹関係にない。

  • バベル裁判所
主に法律や事件に関する事案を取り上げたチャンネル。故にストーリーの舞台は現代日本であることが多く、親チャンネルのキャラクターたちのような常人離れした能力を持つキャラクターが少ないのが特徴。
バグ大と同様、レギュラーキャラクターを中心とした連作シリーズも存在し、様々な職業や犯罪、脱法行為を行う白石勇人、裁判官でありながら法の裁きを逃れた外道を「裏裁判」で裁き処刑する赤城啓作を主人公にしたシリーズ等がある。
Youtubeアニメ「ヤクザと目つきの悪い女刑事の話」やYoutube漫画チャンネル「裏世界ラボ」の「ニート極道牧村」など他のチャンネルとのコラボも複数行っている。
2022年後半頃からは、ネタ切れもしくはチャンネル売却の影響か、世界の珍事やオカルト、歴史物などの法律要素の希薄な動画も増加傾向にある。
そのためか、2023年4月のリニューアルでは、旧チャンネル名「バベル裁判所~闇の法律知識~」から「~闇の法律知識~」のサブタイトルを削除している。同時に、「笠霧智也」「赤城啓作」「国見大作」「白石勇人」4名のシリーズを中心に動画を投稿する方針が発表されている。
しかし例として赤城啓作のシリーズについては、赤城のCVがバグ大でお馴染みのヤシロこーいち氏に交代した上に、裏裁判でも当初は冷静に犯人を追い詰めるシーンが多かったのに対し、奇声を上げながら六法全書で外道を殴り倒すIQが非常に低下したシーンが増えたりと、会社が別になったにも関わらず全体的に何故かバグ大にノリが近付いてきている。
リニューアルしてからは、各所に取材を行ったり裁判傍聴のレポートなどを行うなどの法律チャンネルらしい活動も行っている。
2024年現在はshortsと総集編の投稿のみ行っており、活動規模は縮小傾向にある。


  • エモル図書館
「ヒューマンバグ大学にある図書館」という設定のチャンネル。エピソードの内容は初期は感動系や偉人の功績を主としていたが、当時の姉妹チャンネルの作風の変化とネタ切れに合わせてか、次第にダークな内容も増えつつある。
そもそもサブタイトルに「時々エビル」と付けられていることから、感動系とは正反対のエピソードも元から取り上げる予定だったと思われる。しかもチャンネル名が「エビル図書館 時々エモル」と入れ替わっていた時期さえあった。
2023年春頃からは洒落怖系や都市伝説系の内容を「エモルホラー」と称して推し出している。
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最終更新:2024年05月03日 17:29

*1 旧タイトルは「天羽組の武闘派 小峠華太」

*2 旧タイトルは「京極組の武闘派 久我虎徹」

*3 そもそも伊集院たち拷問ソムリエの裁きを受けるには、対象が大罪を犯しながら法の裁きを受けなかったという事象が大前提であるのだから当然である。

*4 例えばファンの一人の少女を騙して性的関係を迫った上に自殺に追いやったYouTuberには「32万人の登録者を騙したのだから、野うさぎ責めを32万周耐えたら解放する」という条件を提示した。

*5 下記の天羽組と粛清対象がかぶった場合は、その相手を立つのがギリギリまで消耗させた状態で「これから来る相手から逃げ切れれば解放」という条件を提示した後にブチギレ中の天羽組最強の和中を呼び込んだ。

*6 ただし、後者の場合は犯人に必ず罪を償わせるスタンスである為、その点に関しては伊集院とは完全に真逆である。

*7 後述の小峠は彼の殺気による脅しを受けた際に「その殺気はヤバすぎます」と珍しく媚び諂いながら怯えており、佐竹博文曰く「ヒグマのような威圧感」、紅林二郎曰く「リアルに死を実感する」らしい。

*8 しかも伍代と会う前に隆雄は情報屋を騙る半グレに全財産を巻き上げられてしまう。この半グレは戸塚とは無関係であるが、隆雄を拷問ソムリエにする切欠を作った元凶の1人ともいえる。

*9 ただしフィリピンのキリスト教はカトリックなので、正確には神父が正しい。

*10 名前通り蛇の形をした錫製の拷問具。錫は柔らかく熱伝導率が高いため、対象の体に巻き付けて熱湯を注ぐことで高温・熱傷による苦痛を与えられる。

*11 ヒューマンバグ大学と漆黒アカデミアの世界観的な繋がりははっきりと示されておらず、この「拷問ソムリエ」が伊集院であるかどうかは一応不明。

*12 このシリーズの外道たちも数名は複数の被害者を出したりターゲットの関係者を殺害している者がいるので、拷問蛸がターゲットに目を付けなくとも「拷問ソムリエ」の標的になっていたと思われる。

*13 ただし、この男は不潔な身なりの30代後半のチンピラであり、こんな男に騙された被害者の40代女性は人を見る目が無さすぎである。

*14 この半グレの仲間2人は10年の実刑を受けているが、出所後に殺人未遂や拉致監禁で再逮捕されたのでターゲットにできなかった。

*15 しかもこの男は警察に逮捕された際に格下の部下と立場を入れ替えて軽い懲役で済ませた上に、被害者女性の婚約者だった依頼人を嘲笑した。

*16 旧タイトルは「天羽組の武闘派 小峠華太」

*17 実際組長の天羽は構成員の一人が自身の子供を裏取引に利用しているのを知った際に「ガキが渡世に関わったら腐っちまうぞ」と眉を顰めていた。また、組同士で揉め事が起こった際には対話や金銭による解決を重視するなど、かなりの穏健派。

*18 これは仮に天羽組の側に落ち度があったとしても、面子を守ることが命の極道世界の絶対的理故に同様である。

*19 元々身体がボロボロの状態で格上の天王寺組浅倉と戦った際も、徹底的に粘り倒したせいで「オリンピックにしぶとさの種目があったら金メダル取ってる」と辟易とされ、最終的には救援が来るまで持ちこたえた。

*20 それに従って肩書もアラサー→中堅→武闘派とランクアップして行っている。

*21 ただしキャラクターが固まっていなかったと思われる初期の頃は、地上げの為に現地住民の老人宅にトラックを突っ込ませる等の暴挙に出た事もある。しかも実行犯である組員も躊躇している華太に対して「極道は堅気に怖がられてナンボの商売だ」などと任侠とは程遠いことを宣っている。

*22 猟奇殺人を犯したため組を除名された元天羽組員。

*23 尚、キャラクター性が定まっていなかった頃は野田や小林のような狂気的な台詞を吐いていた。

*24 実際演じた声優も女性が担当している。

*25 流石に自信が女装をした時に声をかけた舎弟に対しては敵対者にバレるリスクがあってかブチギレたが。

*26 当然ながら、真っ当な人生を送らせたかった父親からは、組長を通じて入門を禁じられていた。

*27 極道の世界で最も思い罰。全国の暴力団に絶縁した人物の情報がばら撒かれ、二度と極道には戻れない。

*28 具体的には小峠に小指を包丁で切らせ、残りの3本は坂元が上述のセリフを吐きながら楽しそうに切った。

*29 但し動画内で説明はなかったが、ヤクザ社会には「バシタ(=同業者の妻・愛人)寝取るな」という基本中の基本とも言える掟が在り、これを破る事は「豆泥棒」と言ってヤクザ社会では最低最悪の行為とされ、例え親分でも子分から豆泥棒したのがバレれば、子分が報復で親分を殺しても「豆泥棒の報復なら仕方ない」としてヤクザ社会では罪にならないとされる。よって山田を粛清する事自体はヤクザとして当然の行為と言える。

*30 メタな事を言ってしまえば、この頃はまだ天羽組自体がどういった組織なのかという路線自体が定まっていなかったため。

*31 しかし振り込め詐欺は堅気に危害を加える「外道のシノギ」であり、天羽組長や他の組員達が把握していたかは不明。擁護するなら後ろ暗い事を抱えている者しか狙わない所謂「クロサギ」の可能性もあるが・・。

*32 尚、次第に出番が少なくなっていたため、「近いうちに死ぬんじゃないか」と視聴者の間で囁かれてはいた。

*33 後に若頭に次ぐ組の序列第3位の上級幹部と判明する。

*34 小峠は「華太」と呼び捨てる事が多いし他のヤクザも基本呼び捨てだが、野田一や六車謙信など一部の相手には敬語を使うこともある。

*35 但し、組に大損害を与えかねない提案をした場合は別であるが。

*36 その際にレイプを示唆する助言すらかましていた。

*37 とはいえ全く何も思うところが無かったわけではないようで、華太から彼の死を聞かされた際は儚んでいる様子を見せた。

*38 旧タイトルは「京極組の武闘派 久我虎徹」

*39 尚、久我のエピソードがシリーズ化する以前にも一部の構成員たちが上記の二郎が主役を務めるエピソードに先行登場しているが、いずれも堅気に危害を加える仁義外れな行動をしていたことから、この実態が明かされる前だったこともあり視聴者たちから天羽組とは正反対の腐れ極道が集う組織という印象を持たれていた。

*40 伊集院曰く「日本刀による片手斬りで、人体を縦に両断出来るのは裏社会でも六車くらい」

*41 尚、彼が詠む詞には季語が入っていないものが多く厳密には川柳となる。

*42 寧ろ、極道という日陰の道を選んだ事を酷く惜しく思われていた。

*43 伊集院シリーズにて詐欺師に金を騙し取られた女性の金を全て取り返したどころか自身が叩きのめした詐欺師の全ての持ち金を彼女にプラスして渡している。

*44 瓜生シリーズのとある動画のワンシーンに守若らしき子供が他のメンバーに紛れて映っている他、メンバーの一人であるカリンが「冬史郎」と下の名前で呼んでいる。

*45 久我のナレーションでは「極道業界ではたまにある事」らしい。これマジ?

*46 戦闘勝利後、倒れた久我を救出に来た際に切り落とされた指を4本全部見つけて一緒に闇医者に持ち込んだお陰で繋げて貰えた。

*47 元々幹部クラスだと守若と一番年齢が近いらしい。

*48 その半グレは勿論日下によって粛清された。この時、死体を消す設備を手に入れた事が明らかとなった。

*49 鉄製の伸縮式の警棒。主に中国や韓国の警察が使用しており、鉄製という事もあって殺傷能力はかなり高い。

*50 公式も「彼が外道になったのは私利私欲ではなく組のため」と言及している。

*51 本来はしばらく戦線離脱させる程度でも良かったのだが、相良本人が「冨樫のようなバケモノ相手では殺す勢いでやらないと勝てない」と判断しており、現に保険を入れて殺しに行かなかったら返り討ちに遭って相良が死亡していた。

*52 ただ、偉そうな態度をとった舎弟を投げ飛ばしたり、キャバクラで乱闘した久我に鉄拳を浴びせるという制裁はしたことがある。

*53 勿論持ち前の硬さで紅林のパンチを一度は耐えたが、スーパーサイヤ人よろしく覚醒した状態のパンチで沈んだ。

*54 事実、「二度と口をきくな」と言われるレベルで両者の仲は最悪だった。

*55 病院では久我に隠れて泣いていたが・・・。

*56 認知症の症状の一つで、昔の記憶が突然フラッシュバックしてそれを口に出してしまうというもの。

*57 この前に久我と犬飼は一回犬亥に敗走していた。

*58 搾りたてのザクロジュースを買いに行かせる、不必要な書類を作成させる等。

*59 初見の紅林は「イケメン王子様」と評した。

*60 財産の差し押さえは序の口。臓器を売る、タコ部屋や風俗に売り飛ばす、生命保険を掛けて殺すなど。

*61 しかしその際にかすり傷とは言え伊集院が悪党捕縛の際に初めて傷を負っている。(潜入の為にわざと捕縛されて傷を負う状況になった際を除く)

*62 急所を抉るのには適しているが正面からの切り合いには向かない。

*63 CODE-ELのトップアサシンの鵺ですらワンインチパンチを完全に避け切れなかった。

*64 瓜生のメロンパンを食べても普通に美味しい以外の感想が一切無いことから、涙を流しながら過去の事を悔い改めて人の感情を取り戻した瓜生や鶴城と違って修復不可能なレベルに堕ちてしまった可能性がある。

*65 我妻の反応を試す為に投げたものでフェイクだった。

*66 小峠の渾身のドス攻撃を受けても何事もないようにピンピンしていた程。

*67 本人いわくアホはセーフらしい。

*68 一応「一緒に闇医者に向かう」約束はしていたが「戦場に一緒に戻る」約束はしていなかった為、契約違反ではない。

*69 何なら直撃した瞬間「同じ天羽組で味方のはずの野田が」素で驚いているような描写がある。

*70 ただ鵺兄の場合は自身が知らなかった鵺の族長の人質を傷つけて返すという非情な行いを知ったことによる動揺と怒りで隙を突かれて負けたので純粋な実力による勝利とは少し異なる。

*71 一応、天羽組の須永も「旦那があんなセコい真似するか?」と訝ってはいた。