小林幸真

登録日:2024/02/24 Sat 21:17:31
更新日:2024/04/22 Mon 20:23:23
所要時間:約 3 分で読めます




YouTubeの漫画動画チャンネル『ヒューマンバグ大学』の登場人物の一人。
下の名前は「ゆきさだ」と読む。「ゆうま」と読み間違えてはいけない(後述)

概要

ヒューマンバグ大学の裏社会系人気シリーズ『華の天羽組』に登場するキャラクター。天羽組の構成員の一人で、主人公である小峠華太の先輩(兄貴)である。
通称、小林の兄貴アーミーナイフの小林悪魔と子供のハーフ

天羽組の中でも特に人気が高いキャラクターの一人で、野田一や和中蒼一郎と共に「天羽組御三家」と称されることも多い*1

紫色の頭髪と筋肉質な体格が特徴的な大男で、身長は180cmを超えており天羽組のメンバーで最も高い。
顔立ちは整っている部類だが、常に三白眼を見開いたマジキチスマイルを浮かべているため威圧感が物凄い。
年齢、入社歴は天羽組の中では比較的若い方だが、華太や香月紫苑、青山琉己よりは上。

一人称は「俺」だが、幼少期は「僕」だった。

担当している声優は畑耕平氏。ちなみに畑氏は他の天羽組のキャラクターも多数演じている。
幼少期はカリンや深道真津梨*2と同じ猫島さゆりさんが演じていた。

まだ天羽組シリーズ最初期だった初登場時は半グレ集団と戦っていたが油断していたところを最後の一人*3に腹を刺されて死亡した*4という設定だったが、人気キャラクターだったので、後に「知り合いから新しい肝臓を手に入れて一命を取り留めた」という設定に変更されている*5

経歴

家族から愛されなかった華太や野田の兄貴のように悲惨な幼年期を過ごしたキャラは天羽組のみならずこのチャンネルの動画シリーズに多数いるが、小林の兄貴は天羽組メンバーの中でも最悪レベルで壮絶な人生を送っている。
8歳の時に両親に捨てられ孤児となり、児童養護施設(孤児院)に入所するがそこでも職員から虐待を受けたため、自力で脱走して9歳でホームレス生活を送っていた
小林少年は食事にも困っており今にも餓死しそうな状態だったが、ある日、後に師匠となるCODE-ELの毛利公平が通りかかり「うちに入らんか?食べ物はある。」と招待されたため、そのまま入る事に。CODE-ELも反社会的組織ではあったが、既に今までいた環境が最悪だった小林はむしろ「もっと強くなりたい」として好意的に捉えていた。
CODE-ELでは毛利などから殺人術の英才教育を受けており、同じく孤児だった瓜生龍臣などとも仲良くなった。教育自体は厳しかったが、(あのまま餓死するよりは)良い場所だったと小林は語っている。
CODE-ELでは「UMA」のコードネームが与えられていた。ちなみに子供の頃の小林は今のような狂人ではなく、むしろCODE-ELではおとなしい方の性格だったという。

後に「平和な日本は飽きた」として海外の紛争地帯への出張を志願するが、最初は毛利からも反対されていた。しかし小林はそれを押し切って中東へ行き傭兵として活躍した。当時は「最強の日本人」という評価だった。
5年間*6傭兵として働いていたが、ある日突然、「飽きた」という理由でCODE-ELを脱退し、日本へ帰国。その際、毛利にだけは「辞めます」と伝えたが組織としては行方不明者として処理された。その後、毛利の宿敵である銀田栄角がトップになってからは組織から指名手配されている
後に毛利へ伝えた事によると、自分の命を助けてくれた恩はあるが暗殺者稼業とその5年の傭兵生活*7で恩は返し切ったと判断したのが理由との事。
毛利もそれを聞いて「確かにお前は十分やった」と判断の正当性を認めている。

帰国後は傭兵として稼いだ貯金でしばらく生活していたが、それも長くは続かず、一般企業への就職を希望するも過去の経歴から一般社会では恐れられ、コンビニにすら就職できないという有り様だった。その後は再びホームレス生活に戻るが、その頃に入ったシェルターが入所者を日常的に虐待している酷い場所だったため激怒した小林はそこにいた職員を虐殺していった。それを見ていた天羽組の阿久津敏朗(後の若頭)に焼肉を沢山食わせてやる」と招待されたため、天羽組に入り現在に至る。

性格

野田の兄貴や須永の兄貴などといった狂人兄貴の多数所属する天羽組だが、その中でもトップクラスの狂人とされており、舎弟(後輩)たちからは永瀬光一と並び恐れられている。
天羽組で相当精神力を鍛えた華太でさえ、今でも小林が放つ殺気には怯えるほど。
また、後輩(特に速水泰輝)への理不尽なパワハラも多い。

圧倒的な戦闘能力を持ちながら性格は腕白な男子小学生という感じなので、そのギャップもあってかなり恐れられている。

しかし本質的には仲間思いな人物であり舎弟がピンチに陥った時には圧倒的な戦闘能力で助けたり、時には焼肉を奢ったりもしている。また、先輩や後輩が亡くなった際にも涙を流すことがあり意外と涙脆い
後述の京極組組長の暗殺に行く際には誰にも行き先を教えずに単独で行動したが、これも「誰も死んでほしくない」という小林の強い思いからきている。

堅気(一般人)に対して優しいのは他の兄貴達と同じだが、小林は自身の悲惨な境遇から、特に子供に対して優しいという特徴がある。本人も子供に好かれやすいタイプのようで、たびたび「おじちゃん」と慕われている様子が見られる。遊んでいる最中もマジキチスマイルのまま。
そのため子供や弱者(高齢者、女性など)に危害を加えたり殺害するような外道に対しては激しい怒りを露わにする
また、海外の半グレやマフィアを酷く嫌っている

天羽組に入ったばかりの頃は殺し屋だった名残りから善悪の区別もつかない危険人物だったが、先輩の工藤清志から何度も任侠について教わってからは正義のヒーローに転身している。

趣味

プライベートではオンラインゲームをするという意外な一面がある。そして佐竹博文という堅気の友人もいる。
長い間、反社会的勢力でしか生活していなかったので、普通の遊びもしたいという意味で始めたと思われる。

ちなみに好きな食べ物は焼き芋と明宝ハム*8。阿久津に焼肉を奢ってもらってからは焼肉にハマり、以降は一人焼肉と一人支部壊滅が趣味と公言している。また野球好きでもある。

戦闘能力

日本刀使いの和中蒼一郎と並ぶ、天羽組の最強戦士の一人とされている。

主な武器は拳銃アーミーナイフ。その両方とも最高クラスの技術力を誇るため、遠距離戦、近距離戦ともに最強クラスである。伝説のドス「龍王刀・紫蘭」を譲り受けてからは紫蘭とアーミーナイフの二刀流で多くの敵を殺戮する。
また少年時代にCODE-ELにいた経験から剣術や格闘技も得意としており、ほぼ全ての能力値が恐ろしく高いという特長がある。ちなみにCODE-ELではあの瓜生龍臣*9にも負けないほどの実力を持ち、お互いに実力を認め合っていたほどである。

敵(特に外道)を殺害する際はアーミーナイフにこだわり、下から傷口を抉るように腹を切る「ハードグリン」を必殺技とする。その際は童謡「グリーングリーン」やGReeeeNの楽曲を替え歌にして口ずさむのがお約束。ちなみに小林はお世辞にも歌が上手いとは言えない。

パワー自体も紅林二郎に匹敵するレベルで高く、敵対組織のアジトを襲撃する際に蹴りだけでドアを破壊するほどである。また暴走族の総長だった飯豊朔太郎の本気のパンチを喰らっても無傷で済んだことから耐久力も非常に高い

普段の言動はふざけているため脳筋キャラだと思われがちだが、実は頭もかなり良く、戦闘中は一転して冷静沈着となり、好戦的な性格でありながら判断力にも優れるという人物でもある。
意外な一面として、情報収集能力も伍代千隼*10に匹敵するレベルで高く、(当時の敵対組織だった)京極組から逃げた日下孝次郎(外道)をたった一人で探し出し、暗殺して京極組との抗争を終わらせたという実績もある*11

しばしば「和中とどちらが強いか?」が議論されることがあるが、その時の状況によって結果が大きく異なるため一概に答えを断定することはできないだろう。
よく見かけるのが「小林は幼少期にCODE-ELにおり、そこでも上位クラスの実力者だったから小林の方が強い*12」とか「和中の方が(本編中では)数多くの強敵と戦っているから和中の方が強い」などの意見である。
ちなみに柔道では小林が*13、剣道では和中が強い*14らしい。

唯一の弱点として「たまに油断してしまう」という点があげられる。実際、先述した通り初登場回では油断して伝説の半グレに腹を刺されて命を落としかけたことも…。

人間関係

ここでは小林と関係の深い主な登場人物を紹介する。

天羽組

  • 小峠華太
『華の天羽組』シリーズの主人公。
お互いに強い信頼関係で結ばれているが、実は今でも小林(と伊集院茂夫)のことを恐れている。
しかし意外にも、小林から理不尽かつ暴力的なパワハラを受けることは稀*15
小林からは初期こそ苗字の「小峠」と呼ばれていた*16が、途中から下の名前で呼ばれるようになった*17
ちなみにかつては小林から「華太ぉ、俺って怖いか?」と毎回聞かれ、そのたびに「はい、怖いです」と返すのがお約束になっていた*18

  • 天羽桂司
天羽組の組長。
小林は基本的には天羽の命令に従うが、天羽が自分の予想を大きく裏切る判断を下した時には強く反発することもある
具体的に言えば、天王寺組との抗争では尊敬する阿久津や工藤が亡くなっているにもかかわらず、天王寺組の大嶽徳史(若頭)や戸狩玄弥を許して生かした*19ため、小林は「納得いかねえ…」と強く憤っていた。その結果完全な独断で天王寺組の式典にカチコミするという超ド級の命令違反を犯すも、大嶽が自ら抗争のケジメをとったことで事無きを得る*20その後、命令違反(未遂)がバレたことにより草野球大会への強制参加という軽めの罰を受けた。

  • 阿久津敏朗(故人)
後に天羽組の若頭(カシラ)になる男で、ホームレスだった小林を天羽組に招待した人物。
後述の毛利と並ぶ、小林が最も尊敬する人物の一人。そのため阿久津が天王寺組の戸狩に殺害された際には激しい怒りを露わにし、阿久津の葬儀では過去トップクラスの怒りの表情を見せていた
ちなみに阿久津と工藤が亡くなった後は、野田一が若頭に就任している。

新人時代の小林に任侠について徹底的に教え込み、小林の考え方を根底から変えた偉大な大先輩
天王寺組との抗争で戦死してしまうが、工藤の葬儀では小林も大粒の涙を流した。

  • 速撃ちの八隅(故人)
工藤と並ぶ天羽組の最古参の一人。現在は故人。
拳銃のスペシャリストで、小林や香月紫苑、華太などにも拳銃の使い方を教えていた。
後に韓国系マフィアの人間に殺害されてしまうが、このとき小林は激しい怒りを露わにしていた。

  • 冨樫宗司(故人)
小林の先輩の一人。巨大なハンマーを振り回すパワーファイター。
小林にはしばしば焼肉を奢るなど面倒見が良い人物であった。
しかし、京極組との抗争で戦死してしまった。

  • 和中蒼一郎
小林と並ぶ天羽組の最強戦士の一人で、日本刀での戦いにこだわるクールな剣士。組内における小林のライバル。ちなみに入社歴は小林より上*21
小林がパワーに特化した人物なのに対し、和中は作中最速クラスのスピードが自慢である。
また、「普段はおとなしい*22」「英語や歴史が得意で教養豊か*23」「実家が裕福*24」など、小林との違いは多い。
本編中では小林とのかかわりは薄いように見えるが、実はとても仲が良いらしい。また、2023年の最初の動画では小林と2人で漫才を披露してくれた。

小林の後輩の一人。ちなみに華太よりは先輩である。
小林と同様に八隅から拳銃について教わっていた。
どちらかと言えば小林とのかかわりは薄いが、花見大会では小林からアルコールハラスメントを受けた。

  • 北岡隆太(故人)
小林、華太の後輩の一人。
小林からはスパルタ式で拳銃について教わっており、同時に理不尽なパワハラも受けまくっていたが、それでも小林から「ガッツのある奴」と強く期待されていた。
しかし京極組との抗争で命を落としたため、小林はマジギレしてしまう…。

  • 速水泰輝
小林と最も仲が良い後輩。華太や北岡の後輩でもある。
戦闘能力は極道としては最弱レベルで低く、京極組の佐古大和や花沢伊織と比べられるほど。それでも雑用や事務作業はしっかりこなすし、何よりムードメーカーなので人気が高いキャラクターである。
小林からは額にナイフで文字を刻まれるなどの暴力的なパワハラをしばしば受けているが、それでも基本的には仲が良い模様。
しかし一度だけ小林に本気でブチ切れられたこともある。速水がいつまで経っても先輩を頼りにしており自分が成長する姿勢を見せなかったため、「今日中に天羽組から去れ!」と退職勧奨を受けた。それ以降は反省し、(勝てるかどうかは別として)真面目に戦うようになった。
ちなみに小林の下の名前を「ゆうま」と読み間違えていたこと、孤児であること以外過去が明らかでなかったこと、そして実力を隠しているとしか思えないくらい戦闘能力が低すぎることなどの不自然な点が多々あり、「速水はCODE-EL出身」という噂が囁かれていたが、現在は否定されている。

  • 飯豊朔太郎
速水の同期。こちらは速水とは対照的に武闘派として成長を続けている。
元々は暴走族の総長だったがそれ故に傲慢な一面があった。
新入社員の頃に小林と戦ったが、既に超人レベルの実力を持っていた小林に対しては少しもダメージを与えられず、逆にその小林に自身のプライドを圧し折られた*25。それ以降は新人として地道に努力を続けている。

CODE-EL

  • 毛利公平
小林の師匠で、阿久津と並び小林が最も尊敬する人物の一人。
子供時代に飢餓に苦しんでいた小林を拾った男。「毛利がいなかったら小林は餓死するか、犯罪者になるか、悪い奴に誘拐されて殺害されるか」という状態だったため、小林にとっては命の恩人であると言えるだろう。
教育に関してはとても厳しい人物だったが、同時にメンバーを家族として見ている一面もあり、瓜生や小林のことも実の子供のように可愛がっていた。
小林が中東での仕事を終えてCODE-ELから脱退する際にも毛利にだけは連絡が入った。
現在は紆余曲折の末、瓜生達旧CODE-ELメンバーの居場所を作るため、小売業者兼自警団として「株式会社モーリー」を立ち上げる。
今は年齢が高くなってしまったのと幹部になって戦線から離れたことから昔ほどの強さはないが、全盛期はバグ大最強クラスの実力者だったらしく、あの瓜生ですら(瓜生が)20歳になるまでは毛利には勝てなかったようだ。
ちなみに小林は今でもCODE-ELの元メンバー(毛利、瓜生など)と食事に行くことがあるが、「申し訳ないが、今は天羽組の人間だ」としてCODE-EL関係の仕事は一切しないと宣言しており、毛利もその事情を理解している。(ただし後述のピンクとの決闘など一部例外もある)

  • 瓜生龍臣
CODE-EL時代の小林の親友兼ライバルだった男。
小林と同様にCODE-ELを抜けてからは改心し、移動販売のメロンパン屋「うりゅうのメロンパン」を経営する傍ら、時折CODE-EL時代の戦闘能力を活かして街の平和を乱す外道を成敗している。初期は街を守る「メロンパンマン」を名乗っていたが、いつの間にかその設定は消えた。後に、メロンパン屋ごと株式会社モーリーに合流する。
伊集院茂夫と並ぶヒューマンバグ大学の最強候補の一人でもある。
鶴城史之舞*26を倒した後は小林、毛利、カリン、金鳳、そして(CODE-ELとは無関係の)華太と6人で飲み会に参加する*27が、飲食を楽しみつつもかつての仲間*28が何人か亡くなってしまったことを小林に伝えた。小林は「商売柄、仕方ないこと」と言ったものの内心では深く悲しんでいた。
ちなみに華太からは「瓜生さん」と呼ばれており、逆に瓜生は華太のことを「小峠くん」と呼んでいる。

  • カリン
通称「投擲の香鈴」。おへそを露出している美女。現在は瓜生の店の看板娘として働き、瓜生の自警活動の際は囮役や潜入調査を担当するなどバディとして活躍する。
小林のことは「幸真」と呼んでいるが、実際には小林より年下である。ちなみにカリンは他の知人(瓜生龍臣、守若冬史郎*29など)のことも下の名前で呼び捨てする傾向がある。

  • 金鳳智
小林のCODE-EL時代の友人の一人。
しかし当時の小林からは酷いいじめを受けていたらしく、あまり良い感情は持っていない模様。
おまけにその影響でカブトムシ恐怖症になってしまった。

  • 守若冬史郎
京極組の狂人。一条康明や六車謙信と並ぶ、京極組最強戦士の一人でもある。人呼んで「刺身包丁の守若」
その名の通り刺身包丁を得物とし、戦闘では相手に「河童になれ」「落武者になれ」と言いながら頭頂部を切り落とすという残忍極まる戦い方を好む。またスリムな体型からは想像できないが中国拳法(蟷螂拳)の達人でパワーも申し分ない。
小林と同様に後輩(特に佐古大和)に対して暴力的なパワハラを行うことが多いのが特徴。
ただし、「人間味に溢れた小林と異なり守若は感情が薄い*30」「敵に拷問を加えて嬲り殺すのが好き*31」「レモンサワーを1缶飲んだだけで酔い潰れるほどの下戸である*32などの違いも多い。下手すりゃ「むしろ小林以上の狂人なのではないか?」という意見すらある。
感情が薄いとはいえ最低限の正義感はあるようで、詐欺師や性犯罪者に対しては容赦がなく、逆にこれらの犯罪の被害者に対しては優しい一面もある。
後に分かったことだが実は小林と同様に幼少期は孤児であり、CODE-ELに所属していたことも発覚した。ただし毛利の派閥ではなかったため、瓜生や小林との関わりは薄い*33。しかしカリンが「冬史郎」と言っていたため、カリンとは何らかの関係があった可能性が指摘されている*34
父子家庭に生まれたが父親が殺人犯となり逮捕された*35ため、親戚の家に引き取られる。しかしそこでも「殺人鬼の息子」としてえげつない差別を受け、さらに意地悪な叔母によってCODE-ELに売られてしまう。
小林と異なりCODE-ELでも超問題児と認定されていたようで、問題行動を起こして解雇…というか本来は始末されるところだったが、毛利の温情で脱走させてもらった*36
その後は「寿司を2回食べたことがある」という意味不明な理由で寿司屋に就職しようとするが、小林と同様に一般社会には適応できず不採用となってしまう。ちなみにその時の守若の履歴書は「字が著しく汚くて読みにくい」「ほぼ全部が平仮名」という状態であった*37
就職活動に失敗した後は日雇いの仕事をしながらホームレス生活を送っていたが、ある日、ホームレスを襲撃する悪質な殺人鬼2人がやってきて、そいつらを逆に殺害したため、その場にいた京極組の五十嵐幸光*38に招待され、京極組に入ることとなった。このエピソードを聞いた佐古は涙を流したが、五十嵐は「この話は美談ではない。奴はまだ精神的に大きな問題を抱えている」と釘を刺した。

その他の関係者

  • 伊能(故人)
かつて「人食い伊能」の異名で知られた、宝華組の老極道。小林曰く「若い頃は誰かれ構わず刺し殺してた狂人」華太「そりゃあんたじゃねぇか…」
上記の名ドス「紫蘭」は彼から譲り受けたもの。
元々は武闘派として名を馳せていたが、寄る年波には勝てず渡世から足を洗おうと決意。しかし二代目組長に猛反対された*39事で天羽組長に仲裁を依頼、一時期相談役として天羽組に身を置いていた。
最終的に「組のお荷物になりたくない」「例え復讐者に殺されたとしても、それは自分が撒いた種として自分で刈り取る」という説得に二代目が折れる形で足抜け。
しかしその数週間後、売名目的の里崎会のヒットマンに路上で殺害されてしまった。
部外者であるため天羽組がその件で報復に動く理由は無かったが、小林と華太が「たまたま」里崎会を殺したくなった事で仇は討たれた。
その後、彼の遺品となった紫蘭は今でも小林に握られている。

  • 伊集院茂夫
通称「拷問ソムリエ」。バグ大最強クラスの戦闘能力を有する糸目の七三ヘア。
外道に対して古今東西の拷問や処刑の手法を活用して容赦ない制裁を加えることで有名な人物で、渡世でも「裏社会最悪の厄災」「鬼と喧嘩しても勝つタイプの七三」「極悪人を絶対に許さない閻魔大王」などと恐れられている。和中の兄貴と本気の殺し合いをする羽目に陥るなどの紆余曲折を経て、現在では天羽自ら「拷問ソムリエと標的が被ったら譲れ」と厳命している*40
天羽組とは事実上の協力関係にあるが、それでもお互いに完全に信頼し合っているわけではないようだ*41
小林が公園で一緒に遊んでいた女の子の両親と親友が外道によって殺害されたため、ターゲットが小林と被ってしまい、天羽の命令に反することを承知で伊集院に食ってかかり、一時は緊張状態になる*42。しかし「主犯の外道に対する拷問は伊集院が、外道の手下の粛清は小林が担当する」といういつもの条件で和解し、それぞれの仕事に取り組んだ。
しかし実はその後、伊集院は密かに小林を拷問室に呼んでおり、伊集院が外道を拷問した後、小林はトドメとして外道の腹を全力で切り裂いて殺害した*43

小林の数少ない堅気の友人の一人。オンラインゲームを通して知り合った。
小林からは「ヒロ」と呼ばれており、逆に佐竹は小林のことを「コバさん」と呼んでいる。
上で紹介した狂人兄貴達とのトラブルに巻き込まれて幾度となく死線を彷徨う*44が、何故か毎回驚異的な生命力で生還してしまう恐るべき悪運の持ち主。挙句、裏社会でも「アンデッドマン」として噂になっており、拷問ソムリエすら「こいつを殺せる気が全くしない」と匙を投げる始末。
現在は別チャンネル「バグアカデミア」に活躍の場を移したため共演機会は激減しているが、天羽組絡みのトラブルには頻度こそ減ったものの未だに巻き込まれ続けている。

宿敵

  • ピンク(故人)
通称「Mr.パーフェクト」。
小林のCODE-EL時代の同期の一人。しかし当時から承認欲求と嫉妬心が非常に強い人物であり、毛利のことを「自分よりも瓜生や小林を可愛がる人物」として快く思っていなかった。
その後は毛利の宿敵である銀田栄角の手下となり、銀田から「CODE-ELから抜けた人間」と「毛利の弟子だった人物」の粛清を命じられる。
小林との決闘では最初は優勢だったもののステロイドによる体への負荷が大きかったことから次第に形勢逆転され、怒りのサウスポーハードグリングリンを喰らって死亡した
死ぬ直前には小林から「無駄に高い自己評価を他人に押し付けてんじゃねえよ。あと、ドーピングしてもお前は俺より弱い。この事実を認めて地獄で反省しろ。」と吐き捨てられていた。

  • 日下孝次郎(故人)
京極組の元組長。「京極組の腐敗」および「天羽組との抗争」の元凶となった人物。
組長としての責任を一切果たさないくせに、組長の権限だけは死守して好き放題していたため、久我虎徹や一条康明、五十嵐などの良識派の組員からは嫌われていた。
また自身に都合が悪いことがあると若頭の五十嵐に全責任を押し付けるという超問題児であった。しかしその一方で、外道商人としては超有能という評価もある。
五十嵐たちに内緒で巨大マフィア「マッド・カルテル」と協力して黒焉街*45で麻薬を売ろうとしていたが、それを天羽組の北岡に邪魔されたため、一条に「北岡の粛清」を命令し、天京戦争を招いた*46
最終的には一人で雲隠れしていたところを小林に発見され殺害された。日下が死亡したことにより天京戦争は終結し、天羽組の勝利で終わった。また、五十嵐が新しい組長となり、京極組は日下時代のような悪徳組織ではなくなった。
死ぬ直前には激怒していた小林から「一条はお前の命令を実行しただけだろうが*47!お前だけが私利私欲だろ!下に押し付けて逃げてんじゃねえよ!」「お前に生きる資格はない…。さあ、死んでくれ…!」と吐き捨てられていた。
ちなみに若い頃は天羽桂司と同様に任侠を重んじる人物だったが、組織の経済状況が苦しくなってある舎弟が脱退した際にその人が殺害されてしまったという悲しい出来事があったため、外道に堕ちてしまったという過去もある。

  • 伝説の半グレ(故人)
小林の初登場回に登場した本名不明の半グレの男。
こいつが所属していたグループが空龍街*48の風俗業を荒らしていたため、華太と小林による粛清対象となった。
最後の一人として生き残ったがその際に「これからは俺を天羽組で雇ってください!」と命乞いをし、小林が華太の方(後ろ)を向いて「小峠、どうする?」と聞いた際に隙を突いて小林の腹部にドスを刺し、致命傷を負わせた。しかしその直後に小林が最後の力を振り絞ったため、「グルグルグリーン」を喰らって死亡した
極道どころかCODE-ELでもトップクラスの実力者だった小林を一度倒したことから、「実はピンクより強いのではないか?」とか、半グレのキャラクターとしては城ヶ崎賢志(羅威刃*49)や我妻京也(戒炎*50)と並び最強クラスであるという噂も。


追加、修正はハードグリングリンを喰らった人にお願いします。

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最終更新:2024年04月22日 20:23

*1 ちなみに初期は外道寄りだった須永陽咲也が任侠キャラに変化してからは、須永を加えて「狂人BIG4」と呼ばれることもある。

*2 紅林二郎シリーズに登場するへそ出しの若い女性。空手を習っており、堅気の女性としては結構強い方。

*3 天羽組最強クラスの実力者である小林を一度殺害しかけたという意味で「伝説の半グレ」とも呼ばれている。

*4 ご丁寧にも、華太のナレーションで「ものの数十秒で絶命した」と説明されている

*5 最初期の天羽組シリーズは、安易な憧れで極道の世界に入った華太が、任侠道とは程遠い渡世の現実に翻弄される様を描いたブラックコメディの要素が強く、外道丸出しの「狂人兄貴」が登場しては使い捨てのように殺されていく展開が頻発していた。

*6 通常の傭兵は2年持てばかなり良い方で、5年も続いたのは奇跡である。

*7 傭兵自体はCODE-ELへの正式な依頼として入っていた物の為誰かが行かなければならなかったが「暗殺者がやる事ではない」と敬遠されていた仕事でもあった

*8 岐阜県の名物

*9 伊集院茂夫と並ぶ作中最強キャラクターの一人。

*10 拷問ソムリエシリーズに登場する一流の情報屋。

*11 ちなみに現在の京極組は良識派の五十嵐幸光が組長となり、昔のような悪徳組織ではなくなっている。

*12 CODE-ELの上位クラスの実力者は、ほとんどの極道よりも遥かに強いと言われている。

*13 筋肉量の関係で小林の方が体重が重いため。

*14 ただし小林も剣道六段クラスの実力者ではある。和中に至っては測定不能レベル。

*15 その代わり、野田からはエゲツないパワハラを受けることが多いが。

*16 もっとも、初登場回で脅しをかける際に「カブトォ…」と呼んでいたのを始めとして、初期から度々名前呼びをされていた

*17 ちなみに現在、華太の先輩で「小峠」と呼ぶのは組長と香月紫苑と矢部光晴だけ。

*18 バリエーションは「この世のものとは思えません」「怖すぎて正気を保つのがやっとです」など

*19 そもそも関西極道の天王寺組は昔、ある関東の極道(天羽組ではない)による大虐殺の被害を受けており、ここで大嶽や戸狩を殺害してしまったらまた復讐されてしまうと天羽が判断したため、彼らは許されることとなった。ちなみにその後、大嶽は自身が羽王戦争を引き起こした責任を感じて自決している。

*20 ちなみにこの後、弱っている天王寺組を襲撃しようとしていた関東極道がいたが、それを見ていた小林によって「お前らみたいな屑がいるから抗争が無くならないんだろうが!」として粛清された。

*21 また、和中と小林の間に永瀬光一と南雲梗平がおり、和中と小林の年齢差は割と大きいと思われる。

*22 ただし一対一での戦いにこだわるなど、プライドは非常に高い。例えば六車謙信との戦いでは華太が無許可で六車を撃ったため、和中は激怒して華太に流血を伴う制裁を加えた。(ちなみに六車は闇医者に運ばれて一命を取り留めている)

*23 戦闘中にも四字熟語や諺を言うことがある。

*24 和中は天羽組のメンバーとしては珍しく家庭環境がマトモだった人物で、士族の家で生まれ育った。

*25 ちなみに華太からも「極道の世界では、小林の兄貴や紅林二郎などの超人レベルで強い人物じゃないと通用しない」と厳しく諭されている。

*26 かつての瓜生の宿敵。最終決戦では敗北してしまうが、「組織に操られただけの哀れな奴」として命は助けられた。後に改心し、おにぎり屋を開いている。

*27 バースは業務都合で欠席。他にも怪我が酷くて参加できなかったメンバーも多かったそうだ…。

*28 芦澤恒彦、ジェイクなど

*29 京極組のメンバー。小林と同様に孤児であり、CODE-ELへの在籍経験もあった。

*30 ただし守若はそれをコンプレックスとしているらしく、指摘されると激しく怒る。

*31 逆に小林は拷問は好きではなく、速攻で敵を殺害する。

*32 ちなみに小林は酒豪である。

*33 過去に瓜生が守若の喧嘩の仲裁から大喧嘩に発展した程度

*34 ちなみに守若は一人っ子なので、兄妹説は否定されている。

*35 ただし、小林と異なり父親からはそれなりに愛情を受けてはおり、犯行のきっかけも元々は息子の食費を得るためだった。その意味ではむしろ天王寺組の城戸丈一郎(父子家庭)や戸狩玄弥(母子家庭)の方が近いかもしれない。

*36 ちなみに逆に小林は優秀だったが自分から辞めている。

*37 しかしこれに関してはCODE-ELが殺人術以外の教育をまともにやっていなかったのもあるため、組織の責任であるという指摘もある。

*38 京極組の元若頭。日下が死亡した後は組長に就任。

*39 これは元極道が堅気として生きられるわけがない、そして組を抜ければ間違いなく命を狙われるという心配も大きかった

*40 だからといって粛清を伊集院に丸投げして逃げようとすると、それはそれで伊集院の逆鱗に触れるため結局情報収集や露払い、捕縛などを手伝うという形に落ち着く。特に両者ともに険悪な関係にある須永への当たりが妙に強い。

*41 ただし工藤清志だけは唯一、伊集院から「心から信用できる人物」として高く評価されている。

*42 その様子はいつもはクールな伍代千隼(伊集院の親友である凄腕の情報屋)ですら怯えるほどであった。

*43 伊集院は例え依頼者の頼みであっても、その日の拷問にどうしても必要な専門家を除いて部外者を拷問室に入れないため、今回の件はかなり譲歩している。ちなみに和中蒼一郎も伊集院が拷問した外道(天羽組から除名された元組員)に対してトドメを刺したことがある。

*44 ただし華太と共演したことは無い。ちなみに天羽組のメンバーだと工藤と小林の2人が佐竹と共演したことがある。

*45 京極組の縄張り

*46 ただし北岡の方も英語が苦手だったのもあり、わざとではないとはいえブラジルマフィアから最新鋭の武器を調達してもらう交渉の際に、マフィア側の「麻薬を売りたい」という要求にうっかり「YES」と答えてしまったため、全く責任がないわけではないという点に留意する必要がある。

*47 基本的に極道の人間は上司の命令には必ず従わなければならないため。

*48 天羽組が縄張りとしている街。

*49 京極組と対立していた半グレ組織。最終的に城ヶ崎が一条康明に殺害されたことにより壊滅した。

*50 京極組と対立している半グレ組織。宮城県に本拠地があり、東北地方では最強の半グレ組織である。