モントロス(STAR WARS)

登録日:2022/06/07 Tue 11:00:00
更新日:2024/02/23 Fri 19:03:56
所要時間:約 15 分で読めます




「カネなんか関係ない。スリルだけが俺を突き動かす。
獲物が命乞いをする瞬間、獲物の命を奪う瞬間!
それはなにものにも勝ることを、知っているだろう?」

●目次

【概要】

モントロス(Montross)とは、スター・ウォーズ・シリーズの登場人物。
レジェンズ作品に登場。

ゲーム「ジャンゴ・フェット(原題:Bounty Hunter)」では、原語版ではクランシー・ブラウン、日本語吹替え版は梁田清之が担当。


戦闘民族マンダロリアン出身の賞金稼ぎで、ジャンゴ・フェットのライバルだった男。

もとはジャスター・メリールが率いた「トゥルーマンダロリアン」の一員。
トゥルー派は「高度な規律を備えた名誉ある戦士」を理念とした改革派であったが、モントロスは残忍さや狂暴性を強く備えており、実力はあったが浮いた存在でもあった。
やがて彼はある戦いで窮地に陥ったメリールを見殺しにして、間接的に殺害するが、自身もその陰謀と不義理を暴かれマンダロリアンから追放される。


以後は賞金稼ぎとなり、「狙った相手を必ず殺す危険な賞金稼ぎ」として知られるようになった。
そしてEP1から数ヶ月後、彼はとある筋から犯罪組織バンド・ゴラの女リーダー、コマリ・ヴォサに掛けられた賞金を狙い、活動を開始。
その過程でモントロスは、彼と同じく元トゥルーマンダロリアンのメンバーにして、今や自分と同じ賞金稼ぎになっていたジャンゴ・フェットと再会、十数年来の決着をつけることになる。


なお、EP1当時時点で毛髪は白色。その二十年前には茶髪だった。この変化は老齢によるものかもしれない。
EP1当時、ジャンゴは34歳。モントロスはジャンゴよりかなり年長だったと思われることと、顔だちも精悍ではあるがややたるみ気味ということを考えると、
EP1時点で結構な年齢だったと思われる。


【性格】

「まるでマンダロア人みてぇなクチ利くじゃねえか!」
「お前は指揮を執るに値しなかったんだ……俺が去った後、お前のせいでマンダロアは破滅したじゃねえか!!」

「高度な規律を備えた名誉ある戦士」を理念とする「トゥルーマンダロリアン」に属していながら、モントロスは極めて凶暴かつ残忍な男だった。
その狂暴性はマンダロリアンの中でも例外的なほどで、味方の戦士からも恐れられたという。

……正直、なんでトゥルーマンダロリアンに所属したのかがわからないほど。性格的にはよっぽどデスウォッチ向けである。
ただトゥルーマンダロアへの思い入れはかなりあったらしく、後年再会したジャンゴに向かって上記のセリフを怒りとともに叩きつける場面がある。


賞金稼ぎとなった後には、これら狂暴性がさらに過激化。
賞金首を捕えることによる稼ぎよりも、賞金首を殺害する瞬間の快楽を楽しみ、それこそを目標とした。いわば「狩りの獲物」ではなく「狩り」そのものが人生の目的となったのだ。
そのため、たとえ生け捕りに出来る状況でも、あるいは生け捕りでないと賞金が落ちる場合であっても、彼は常に賞金首の「殺害」を選んだ。
さらに、「相手の命乞い」「拷問」「略奪」なども彼の楽しみとなっており、死の恐怖に怯える相手をさんざんなぶったあげくに殺す、ということもよくやっていた。
腹を立てればその狂暴性はさらに増し、機器に八つ当たりもする。


とまあ性格面は極めて粗暴だが、これら粗暴さはある意味では戦士の素質ともいえる。

傲慢で猪突猛進を好む気性は、しばしば味方を危機にも巻き込んだが、同時に戦場では常に先頭に立ち、高い戦闘能力を発揮して、斬り込み隊長として活躍していた。
味方が退却する際には好んで殿(しんがり)に残り、最後まで戦おうとしており、こうしたところが気質の合わないトゥルーマンダロリアンでもやっていけた一因だろう。
ただし、後退命令を無視しようとするなど、その傲慢さは時に組織の規律をも乱したが。

また狂暴であっても決してバカではない。
断片的・間接的な情報をもとにバンド・ゴラの手掛かりを探り、時にはジャンゴの先回りまでして、最終的にバンド・ゴラの本拠地まで到達しており、情報収集能力や分析能力は相当にあった


ジャスター・メリールに代わる次期マンダロアという自信があったらしい。
それだけに、ジャスターから養子にされるほど可愛がられたジャンゴ・フェットを嫌っていた。
さらに後には、モントロスの裏切りをジャンゴによって暴かれ、自身をマンダロリアンから追放させ、さらに首領の座も奪うことになったため、これらを猛烈に逆恨みした。
ジャンゴの側もモントロスを憎んでおり、数十年後の再会では双方憎悪もあらわに激突することとなった。


【能力】

「モントロス! 倍払おう! いや三倍だ! 頼む、殺さないでくれ! 生かしておいたほうがいい!」
「……死んだほうが、ましだ」

生粋のマンダロリアンなだけに、当然マンダロリアンアーマーを着込んでいる。
ゲーム本編では白地に赤色の縁取りのアーマー・ヘルメットを装着していた。かつては青かった時期もある。
ただ、腕の装備は肘から先が切り取られているのが特徴的。
マンダロリアンの戦士らしく豊富な武器を持ち、ジェットパックによる空中戦、ピストル型ブラスターによる近距離射撃、ライフル型ブラスターによる長距離狙撃、背面からのミサイル攻撃など、多彩な武器を使う。
なぜかヘルメットを外して戦うことが多かった。
逆に言うとヘルメットをつけるのは本気を見せる時であり、ジャンゴ・フェットとの最終決戦では厳かに着用している。


所有する宇宙船はKR-TBドゥームトレッダー「ヘルズ・アンヴィル」
これは殺した賞金首の遺産から略奪したもので、それを改造することで、優れたエンジンと強力なシールド、敵のシールドを貫通し装甲も融解するソーラーイオン砲を搭載した、きわめて強力な宇宙船としていた。
船内には貨物スペースのほかに、囚人や死体を入れる独房もあったが、独房はエンジンルームのハッチのすぐそばにあって暑苦しかったという。
まあ、どのみちこの部屋に入るのは死体ぐらいだから、どうでもよかったのかもしれない。


【生涯】

◆前歴

「あいつは時折、お前が養子だってことを忘れてる気がするぜ。フン、そいつは危険だ。判断を誤らせる。お前のもな」
「ジャスターも近いうちに後継ぎを決めることだろう。正しい判断をしてもらわんとな」

宇宙最強の戦闘民族として有名な、マンダロリアンの出身。
生年や生まれ故郷などは不明。

もともとマンダロリアンは狂暴な戦闘部族だったが、EP1の三十年ほど前から、その闘争第一主義に「戦士の倫理」を組み込むよう提唱したジャスター・メリールの一派が台頭、戦闘文化を戦士文化へと昇華し始めた。
この一派は「トゥルーマンダロリアン」と呼ばれる。
それに対して、破壊・略奪を是とする伝統保守派はメリールの政策に反発、トア・ヴィズラのもとに集まりデスウォッチを名乗って独立した。
さらにメリール一派とは別に、完全平和主義・非武装政策を掲げるニューマンダロリアンも分離・独立した。

モントロスはトゥルーマンダロリアンに所属し、その高い実力で組織のナンバーツー、次席司令官の地位にあった。
しかしモントロスは、トゥルーマンダロリアンの掲げる「戦士の倫理」などには興味が無く、周囲の民間人を巻き込んでの大規模な破壊などを好んで作戦に採用していた。ならなんでこの組織に参加した
当然のことながら、その「戦士の規律」の提唱者であるジャスターとは不仲であり、公衆の面前で激しい口論をぶつけ合うことも多かった。

とはいえ実力は確かであり、58 BBY、デスウォッチが惑星コンコード・ドーン(ジャスターの故郷でもある)に攻め込んだ際には、ジャスターの指揮下でモントロスも参戦、近隣民家の二階からの狙撃でデスウォッチの戦士を多数討ち取っている。
なお、この時の戦いで、当時少年だったジャンゴ・フェットが一味に参加した。

その後、ジャンゴは戦士としての頭角を現していき、ジャスターの養子に迎えられるなど、その地位を固めていく。
しかしモントロスは、はるか年下で新入りのジャンゴが「ジャスターの後継者」として台頭してきたことが気に入らなかった。
いや、そもそもジャスター・メリール自体を疎んでもいた。


◆ジャスター・メリール殺害

「モントロス! 作戦は中止だ!」
「ダメだ! 我々は任務を放棄したことはない! 前進だ! 俺が目標地点を制圧する!」

BBY52、ジャンゴを加えた惑星コンコード・ドーンの戦いから六年後、トゥルーマンダロリアンは惑星コーダから任務の依頼を受けた。
孤立した新兵部隊の救出依頼である。ただ、敵もたいした装備の無い原住民であるとのこと。

トゥルーマンダロリアンは兵を三手に分けた。
このうちモントロスは、第一隊「ベルティゴ隊」(Vertigo Company)の指揮官となった。ジェットパックを装備した空挺部隊で、上空からの爆撃および地上の味方部隊の支援を行う。
第二隊は「ジャンゴ隊」(Jango's Grunts)といい、後方からの火力支援部隊だが、指揮官はその名の通りジャンゴ・フェットだった。なお、彼が隊長となったのはこれが初めてである。
目標地点に突撃し、孤立した部隊を救出するのは最後の「司令本隊」(Headhunter Company)で、これはジャスター・メリールがじかに率いる。
敵には大した戦力は無い、と聞いていた彼らは、多少の油断もあった。


しかし現地に到着したトゥルーマンダロリアンは、事前情報よりもはるかに激しい集中砲撃によって大損害を被った。さらに敵勢力には、六年前の惑星コンコード・ドーン戦で壊滅したと思われていた、デスウォッチが所属していた。
ジャンゴはすぐさま麾下の部隊を塹壕に飛び込ませて持久戦の構えを取り、ジャスターもこれに続いて防御に回る。
またジャスターは、事前情報の齟齬、およびデスウォッチの存在から、「コーダ政府とデスウォッチに嵌められた」とも悟り、全軍に撤退命令を発令した。

だがモントロスだけは、「敗北なんぞ認められるか!」とこの状況下でさらなる前進を開始。しかも、敵の投げ込んだ手榴弾の大爆発でベルティゴ隊は壊滅し、モントロス自身もダウンした。
やむなくジャスターは前線に飛び出してモントロスを救出したが、撤退命令を無視して無謀な突撃を取ったあげく、全軍脱出の機会を失ってこの窮状を招いたモントロスを、帰還すれば必ず追放してやる、と罵倒した。

そこにデスウォッチ首領トア・ヴィズラが、自ら戦車に乗って殺到、配下とともに猛攻を開始した。
劣勢となったジャスターは、ジェットパックを装備しているモントロスに手を貸せと叫んだが、自分を助けるために前線まで駆けつけてくれた上司を、モントロスは逆に見捨てて、一人でジェットパックを吹かして飛んで行ってしまった

「モントロス! 手を貸せ早く!」
「すまんな司令官、もうアンタの命令は聞けん……しかし隊のことは任せておけ」

混乱する味方本隊のもとまで飛んだモントロスは、他のマンダロリアンたちに退却を命じるとともに、ジャスターが戦死し、彼を守ろうとしたジャンゴも死んだとして、残った隊長である自分がトゥルーマンダロリアンをまとめると言い放った。
ところがそこに、ジャスターの遺体を抱えたジャンゴが出現
しかもジャンゴは、その場にいたマンダロリアンたちに、モントロスがジャスターを見殺しにした一部始終を暴露した。彼はジャスターを助けるため駆け付けていたが、間に合わなかったのだ。
モントロスはジャンゴこそが虚言を発していると叫んだが、これまでの言動から疎まれていたのか、仲間たちはジャンゴを支持して、モントロスを追放した
(この追放される途上、モントロスはジャスターの遺体からアーマーを剥ぎ取り、トロフィーとして自身の家に飾った)


しかし皮肉にもというべきか。
ジャンゴがマンダロアとなったのち、トゥルーマンダロリアンは惑星ガリドラーンにてジェダイ部隊によって攻め滅ぼされる。
だがモントロスはすでに追放されてその場にいなかったため、ライトセイバーの光刃にかかることなく生き延びた。


◆バンド・ゴラ追跡

「初めましてモントロス君。わたしはティラナスという者だ。頼みたい仕事がある……」

マンダロリアンから追放されたモントロスは、改めてフリーランスの賞金稼ぎに転職する。
モントロスの「狩り」の特徴は、賞金首を必ず殺害する点にあった。たとえ生け捕りに出来る状況下であっても、あるいは殺した状態では報償金が下がるとしても、必ず殺した。
賞金のためではなく、狩りを楽しむために賞金稼ぎをしていたからだ。
殺人のほか拷問や略奪も好み、愛用の宇宙船「ヘルズ・アンヴィル」も、殺した賞金首からの略奪品である。


BBY32、遠く惑星ナブーで通商連合との間で紛争が起きた年。モントロスのマンダロリアン追放から二十年後。
モントロスは、「ティラナス」を名乗る男性からの依頼連絡を受け取った。
標的は、近年急速に勢力を広げている麻薬密売組織バンド・ゴラのリーダー、コマリ・ヴォサ。賞金は破格の五百万クレジット。殺しても賞金額は下がらない。
闘争心を燃やしたモントロスは、暗黒街の大物たちすら恐れをなすコマリ・ヴォサを討ち取るべく行動を開始した。
一方、ティラナスが依頼を発した相手の中には、トゥルーマンダロリアンが壊滅した後のジャンゴ・フェットもいた。

バンド・ゴラは麻薬「デススティック」の新型を製造しており、モントロスはその流通網から調査を開始。
同じく、麻薬の流通網からバンド・ゴラの正体を探っていたジャンゴ・フェットとも再会する。
手掛かりを巡って出し抜いたり出し抜かれたり、はたまた直接対決を繰り広げたりしながらも、モントロスとジャンゴはそれぞれ、一歩ずつバンド・ゴラ首脳部に迫っていった。

そしてジャンゴとの二度目の交戦の際、ザム・ウェセルがジャンゴの宇宙船「スレーヴI」に乗って救援に駆け付けた際、モントロスはジャンゴを出し抜くチャンスを得た。
ザムの放ったミサイルで足場を破壊されながらも、モントロスはスレーヴIに盗聴器を取り付けたのだ。
モントロスは盗聴した情報から、ジャンゴのパートナーだったトイダリアンの情報屋ロザッタの存在を探知。
彼女の根城であるアウトランド・ステーションを襲撃し、彼女を拷問して必要な情報───コマリ・ヴォサの本拠は惑星ボグデンの衛星コルマ───を奪い取った。
しかも、標的は常に殺す主義のモントロスだったが、ロザッタがジャンゴと深い仲にあると知った彼は、ロザッタをあえて「即死しない程度の、しかしいずれ死ぬ程度の」拷問にかけていた。
そのうえで、アウトランド・ステーション陥落を知らないジャンゴが通信を掛けてきたところで、モントロスが応答。ロザッタを拷問したことを嬉々として明かし、思う存分嘲笑した。
駆け付けたジャンゴはロザッタの死を看取ることしかできなかった。


◆決着

「昔みたいに、フェット、ふたりだけで決闘というのはどうだ? お互い死を賭けて戦うのだ。そして最強の者が生き残る!」
「俺が最強だ。常にな」
「答えを出そう」

モントロスは当然、ジャンゴより先に惑星ボグデンの衛星コルマに来ていた。
しかしモントロスは、バンド・ゴラの居城の寸前で足を止め、敢えてジャンゴを待った。
遅れて到着したジャンゴに対し、マンダロリアンとして、命を懸けた一対一の決闘を行うことで同意した。

養父ジャスター・メリールの仇。かつての同胞。仲間たちの裏切り者。ロザッタの仇。
あらゆる因縁を織り交ぜたマンダロリアンの二人は、それぞれの武装をフルに駆使して戦ったが、最終的にジャンゴがモントロスを打ち落とした。


高度から墜落して骨が折れたか、モントロスは古代の儀式用アリーナの中央で負傷して動けなくなった。
モントロスはそれでも毒づいたが、ジャンゴはなぜか彼を殺さず、バンド・ゴラの本拠地へと歩き出した。
いぶかしむモントロスだったが、これはジャンゴが下した、より凄惨な処刑だった。

闘技場の周辺には、デススティックで洗脳されたバンド・ゴラの信者がむらがっていたのだ。

麻薬と暗黒面のフォースによって野獣となった彼らは、動けないモントロスに大勢で覆いかぶさると、彼の肉体に食らいつき、噛み千切り始めた。
さしものモントロスも悲鳴を上げた。ひと思いに殺せとジャンゴに慈悲まで求める。
しかしジャンゴは歩みを止めず、歴戦のマンダロリアンは生きながらにして肉体を切り刻まれるという無残な死を遂げた。

「ジャンゴぉぉっ!!! 戻って来いぃぃぃ!!! フェぇぇットぉぉぉぉぉッ!!! ちくしょおおぉぉ……とどめをさせえェェェェ!!!!」


【余談】

  • EP4のモントロス
もともと『モントロス』という名前は、『STAR WARS エピソード4 新たなる希望』の初期稿で使われていたキャラクター名だった。
それも味方側である。
第一稿(1974年5月)では、モントロスは「惑星アクイレイでの、スカイウォーカー将軍の補佐官」だった。
作戦室のシーンで、モントロス補佐官は「巨大な隕石あるいは衛星(デス・スターの初期設定)がアクイレイに接近中」と報告する。

第二稿(1975年1月)では、モントロス・ホルダーク(Montross Holdaack)という名前で登場。
このモントロスはジャバ・ザ・ハットの所有する宇宙船の科学士官であり、ハン・ソロの友人。ソロが宇宙船を盗んで皆を開放すると、モントロスはチューバッカとともに、ソロのクルーとして残った。
さらに彼らはルーク・スカイウォーカーと2体のドロイドの運搬を手伝い、映画のクライマックスではルークの救出に駆けつける。
この草稿では、モントロスは生身の肉体が頭部と右腕にしか残っていない、ほとんどロボットのようなサイボーグとして描かれている。また、クリスピン・ホーダーク(Crispin Hoedaack)という、モントロスの苗字とよく似た帝国将校もいた。

1975年8月の第三稿でも、ソロの船のクルーとして登場。ソロはリアクターコアに問題があると嘘をつき、その場に残ったモントロスにも立ち去るよう強制した。

1976年1月1日付の第四稿では、モントロスは大きく変更。これまではソロと縁の深い味方側だったが、今回は銀河帝国の官僚となり、モス・アイズリー宇宙港が帝国によって閉鎖されたことを、ジャバに代わってソロに教える役どころ。惑星を離れるために、ソロは帝国官僚モントロスの裏をかくことになる。

そして1976年の完成版『スター・ウォーズ』にても、モントロスが出る可能性があったようだ。
モントロス役にビル・ベイリー(Bill Bailey)氏が予定され、モントロス用の海賊衣装も用意されたという。
ということは宇宙海賊としてどこかに出る予定だったようだ。考えられそうなのはジャバの配下のならず者あたりか。

しかし結局、モントロスがEP4に登場することは無かった。


それから長いあいだ音沙汰なしだったモントロスだが、『STAR EARS エピソード2 クローンの攻撃』のタイアップ作品として、ジャンゴ・フェットの過去にまつわる作品群が製作された際に、モントロスの名前が再起用された。
まずはコミック『Jango Fett: Open Seasons』(未邦訳)にて、モントロスは過去のマンダロリアンとして登場。
次いで、ゲーム『ジャンゴ・フェット』にて、賞金稼ぎとなった現在の姿でジャンゴ・フェットと激突する。


その後、「元マンダロリアンの賞金稼ぎモントロス」の存在はレジェンズ分類となったものの、現在のカノン設定でも「モントロス」の名は存在し、しかもカノン作品「反乱者たち」にも登場している。
ただし惑星の名前として。
シーズン3の第四話「アンティリーズ引き抜き工作」の舞台となったガス惑星の名前が「モントロス」なのだそうな。
ただし本編中ではその名は呼ばれず、裏設定のようなものである。




「追記・修正するのは勝手だジャンゴ。俺には遊んでいる暇はない! 狩りの時間だ……」

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最終更新:2024年02月23日 19:03