HALO3

登録日:2022/07/03 Sun 00:11:07
更新日:2024/04/05 Fri 18:11:15
所要時間:約 25 分で読めます





BELIEVE


それは、未来を信じること


ヒーローを信じぬくこと


HALO3』は、Microsoftより発売されたXbox360専用のファースト・パーソン・シューティングゲーム
開発はバンジー。



●概要

Microsoftの看板作品の一つとして伝説的な人気を誇るHALOシリーズの第3作にして、シリーズ初期3部作『オリジナル・トリロジー』の完結編。
リリースに先駆け、HALO3カラーのXbox360にヘッドセット、ゲーマーアイコンとテーマのご利用コードをセットにした『Xbox360 HALO3スペシャルエディション』が発売された他、ソフト本体に特典DVDとブックレットが付属した『HALO3 リミテッドエディション』も発売された。
更に、マスターチーフのヘルメット型ディスクケースと特典DVDが付属する超豪華仕様の『HALO3 Legendary Edition』も日本以外の国では発売された。

本国では発売から24時間で1億7千万ドルもの売り上げを叩き出し、それまでのXbox360ソフトで最高の業績を記録。同ハードの人気に本格的に火をつける立役者となった。

当初は本作をもってシリーズ完結となるはず*1だったが、その冷めやらぬ人気からシリーズ継続が決定し、スピンオフ作品『HALO3: ODST』が発売。
そして、今日までHALOサーガは続いている。

過去2作と異なりPC版はリリースされなかったが、現在は『HALO MASTER CHIEF COLLESTION』に収録されているため、PCでも遊ぶことが出来る。


●ストーリー

一度はコヴナントの地球侵攻を退けた人類だったが、真実の預言者率いるコヴナント本隊の前にUNSC月面基地が壊滅。防衛ラインを失った人類は地球へのコヴナント侵入を許してしまい、各地で敗北を重ねていた。

しかし、アービターことゼル・ヴァダムがコヴナントを離反して人類に共闘を申し出る。彼によれば、真実の預言者は現在の最前線からほど近いニューモンバサにおり、全てのヘイロー・アレイを遠隔操作できるマザーマシン「アーク」に繋がるポータルを探し求めているのだという。
更に、人類最大の希望ことマスターチーフが地球に帰還し、UNSCの捜索隊に発見されて無事に本隊に合流。
このチャンスを逃すまいと、UNSCはニューモンバサに総攻撃を仕掛け、真実の預言者に最後の戦いを挑もうとするのだった。

死闘の末に真実の預言者をあと一歩のところまで追いつめたUNSCだったが、タッチの差でニューモンバサに隠されたアークポータルの起動に成功されてしまう。
更に、パラサイトを満載したコヴナント巡洋艦がスリップスペースから地球に飛来し、フラッドまでが地球にやって来てしまう。
アービター支援に駆け付けたエリート族のレトリビューション艦隊の助けも借り、モンバサ一帯を丸ごと焼き払ってどうにかフラッド拡散は阻止したものの、巡洋艦に隠されていたコルタナのメッセージカプセルが「グレイヴマインドがフラッドの大群を引き連れ、ハイチャリティで地球に向かっている」という恐るべき事実を告げた。
真実の預言者によるアーク起動と、グレイヴマインドの地球侵攻。2つの危機が刻一刻と迫っていた。

チーフはフリゲート艦フォワード・オントゥ・ドーンに搭乗し、レトリビューション艦隊と共にアークポータルへと突入。
真実の預言者を倒し、コルタナがメッセージカプセルで伝えようとした「解決策」を実行すべく、人類とエリート族の精鋭兵達がアークの大地に降り立った。

全銀河の命運を懸けた最後の戦いが、始まったのだ…


●登場人物

マスターチーフ

ご存じ、我らが主人公。
開幕早々身一つで大気圏に突入してジャングルに落着する。
UNSC本隊と合流してからは相変わらずの圧倒的な戦闘能力でコヴナント兵とフラッドを殺しまくり、ハイチャリティからコルタナを救出して未完成のヘイローを起動。
アービターと共にドーンに搭乗して脱出を図るが、スリップスペースへの突入失敗によって宇宙のど真ん中に取り残されてしまう。
ドーンの冷凍睡眠カプセルに入り、コルタナに「何かあったら起こしてくれ」と頼んで眠りについたところで物語は完結となった。
その後、新たな脅威との闘いが彼を待っていたが…それはまた、別のお話。

コルタナ

前作終盤でハイチャリティに残っていたが、彼女の身を案じるチーフの前に幻覚*2として度々登場する。
フラッドに浸食された巡洋艦の中にメッセージカプセルを隠し、チーフ達にグレイヴマインドによる地球侵攻が迫っていることと、「全銀河の知的生命体を滅ぼさずにフラッドを殲滅する方法」が存在することを伝えようとするが、すんでのところでグレイヴマインドに感づかれ、完全な状態でメッセージを残すことは叶わなかった。
救出されてからはそれまでと同様にチーフの戦いをサポートするものの、最後は彼と共に宇宙を漂流することに。
その後は冷凍睡眠するチーフを見守りながら、UNSCに向けた救難信号を発信し続けている。

エイブリー・J・ジョンソン

みんな大好きジョンソン軍曹(厳密には上級曹長)。
本作では2度にわたってブルートに捕まるが、そんな中でも怖気づく様子を見せることはない。
終盤には未完成ヘイローの起動を試みるチーフとアービターを支援すべくドーンに乗って駆け付けたが、ギルティスパークのレーザーで重傷を負い、チーフに「彼女を絶対に離すな」と言い残して死亡。
しかし、彼が残したワートホグとドーンが結果的にチーフ達を命拾いさせることとなり、アービターからは「死して尚頼もしい味方」と評された。

ミランダ・キース

フリゲート艦イン・アンバークラッドの元艦長であり、UNSC前線基地のひとつを束ねる司令官。本作でも父親譲りの肝っ玉は健在。
真実の預言者に捕らわれたジョンソンを救出すべく自らアークのコントロールルームに乗り込み、ショットガンを手に果敢に戦ったが、真実の預言者にスパイカーで背中を撃ち抜かれ死亡。

テレンス・フッド

カイロ・ステーションの元司令官。主要部隊壊滅により、本作では実質的なUNSC最高司令官を務める。
アーク突入には同行せず、グレイヴマインドが到達したときのための最後の砦として地球に残ることを選んだ。
人類存続のためにエリート族との共闘を受け入れたものの、過去の戦いで人類がコヴナントに受けた仕打ちから彼らを憎んでおり、個人レベルでの親交を深める気はない。しかし最後はチーフと共に戦ったアービターに感謝の言葉を伝えて握手を交わした。

ホーカス

ガンシップ型のペリカンを操縦するUNSCの女性パイロット。コールサインは「キロ23」。
優秀なパイロットらしく、チーフやジョンソンを乗せるのはもっぱら彼女。

海兵隊の皆さん

前2作でもお馴染みの味方NPC。セリフのバリエーションがますます増した。
思考ルーチンは特に劣化しているわけではないが、アサルトライフル復刻に伴ってちょっと弱体化。
とはいえ強い武器を渡してやれば前作同様に活躍してくれるので、初代よりは断然頼りになる。
本作では乗り物に乗る機会も多いので、ガンナーとしての見せ場も増えた。

名無しのパイロット

ホーカスとは別のペリカンパイロット。こっちも女性。
序盤で撃ち落とされる死に役なのだが、セリフが
チョットマッテテキダワ」「バンシーヨモノスゴイハヤサダワ」「ウタレタワー
と凄まじい棒読み。
しかも、プログラムミスなのか同じ音声が別で更に再生され、「ウタレタワー」の輪唱でプレイヤーの腹筋を崩壊させた。
因みに棒読みと輪唱は原語版の時点で存在するので、ある意味ではとても忠実なローカライズだったりする。

ギルティスパーク

毎度おなじみのクッソ胡散臭いAI。
フラッド殲滅という目的は共通しているためUNSCに協力していたが、チーフ達がフラッドを焼き払うためにアークを吹っ飛ばそうとしていることに気づき敵対。
ジョンソンに致命傷を負わせ、チーフにも襲い掛かったが、スパルタンレーザーをぶち込まれ鉄屑に成り果てた。

アービター

もう1人の主人公。シングルプレイ時はNPC、CO-OP時は2Pキャラとなる。
前作終盤に成り行きでジョンソンやミランダと手を組んで以来、UNSCと共に地球でブルートと戦っていた。
チーフと共に真実の預言者を倒し、その後も未完成ヘイローの起動をサポート。
脱出時はドーンの艦橋にいたため、どうにかポータルへの突入には成功し、地球に帰還。
戦死者達を弔った後、部下と共に故郷の惑星サンヘリオスに帰っていった。

ヌ・ソ・スラオム

シップマスター指揮下の特殊部隊に所属するエリート族。CO-OP時の3Pキャラ。
部隊の最年少メンバーにして、青春の多くを兵士として過ごしてきた。
人類に対し共感を示す若いエリートの一人で、人類と共に戦える事を喜んでいるらしい。

ウスゼ・タハム

コヴナントの最高軍事大学を好成績で卒業したエリート族。CO-OP時の4Pキャラ。
預言者の名誉衛兵に選ばれたものの、実戦経験の不足や、儀礼的部隊が苦手であったことから2度にわたって拒否していた。
名誉衛兵の徴用拒否は預言者への背信行為に相当するため罪に問われたが、その直後にエリート族がコヴナントを離反したため、罪状はそのまま有耶無耶になった。

アールタス・ヴァダム

レトリビューション艦隊の指揮官を務める、白いコンバットアーマーを纏ったエリート族。前作におけるリーダーで。本作では「シップマスター」と呼ばれる。
アービターと共に反乱軍「サンヘリオスの剣」を結成し、真実の預言者との決戦のために駆け付けた。
自軍の3倍の物量を誇るブルート艦隊を目の前にしても「だったら対等」と言い放ち、その後本当に艦と共に生還して見せた凄腕指揮官。
アービターの称号に対する汚名はコヴナント離反によって完全に晴れたため、本作ではアービターの忠実な右腕となっており、口調も敬語に切り替わっている。

エリート族の皆さん

サンヘリオスの剣所属のエリート族兵士達。
中盤でアービターと人類の救援に駆け付け、以降は味方NPCとして共に戦ってくれる。
前作同様にシールドのおかげで海兵隊員より多少タフ。
敵としては登場しないので、うっかり誤射しないように。

真実の預言者

コヴナント大祭司の最後の生き残り。
自ら全軍を指揮してUNSCの主力艦隊を壊滅させた後、ニューモンバサからアークポータルを発掘し突入。
捕らえたジョンソンを利用してアークの起動シーケンスを開始したが、あと一歩のところで駆け付けたチーフとアービターに妨害され、更にフラッドにも感染する。
それでも往生際悪く自身の権威を叫び続けていたが、アービターのエナジーソードで永遠に黙らされた。

グラント

コヴナント下級兵士にしてHALOシリーズのマスコットキャラ。
使用武器はプラズマガン、ニードラー、燃料ロッドガン。
設定上はエリート側にも相当数が付いたようだが、ゲーム中ではブルート配下の個体のみが登場する。
能力値は特に前作と変わらない。

ジャッカル

コヴナント中級兵士にしてみんなの嫌われ者。
使用武器はプラズマガン、ニードラー、コヴナントカービン、ビームライフル。
本作でもスナイパージャッカルの鬱陶しさは健在で、前作以上に分かりにくいところに隠れていることも多い。

ブルート

コヴナント上級兵士。
使用武器はコヴナントカービン、スパイカー、モーラー、グラビトンハンマー。
本作ではエリート族のものによく似たコンバットアーマーを纏っている。
ハンマー持ちの個体を除いて物理ヘルメットはなくなったため、スナイパーライフル系のヘッドショットでなら1発で仕留められるようになったが、打たれ強さは健在であり、ガジェットもバンバン使ってくるので厄介さは殆ど変わらない。

ドローン

コヴナントの飛行歩兵。
使用武器はプラズマガン。
狭い室内でウジャウジャ現れるため、遮蔽物を手早く確保しておかないとあっという間に死が見えてくる。

ハンター

コヴナントの大型歩兵。
実は設定上は殆どのハンターがエリート側についており、本作で敵として登場するブルート配下のハンターは少数派の模様。
本作からは腹も装甲で覆われており、前作以上に倒しづらい。

フラッド素体

能力的には前作と変わらないが、出現数がやや増えた。
他の寄生体を復活させる能力も健在。

コンバットフォーム

人類寄生体とエリート寄生体に加え、本作ではブルート寄生体も登場。
シールドは使わなくなったが、個体によってはエナジーソードで即死攻撃を仕掛けてくる。

ストーカーフォーム

新登場の新たなフラッド。
グレイヴマインドが直接生み出す「純粋形態」と呼ばれるフラッドの一種で、4本足の昆虫のような外見が特徴。
動きが素早く、壁に張り付くことができる。

レンジドフォーム

純粋形態フラッドの一種。
身体に何本も生えたトゲを飛ばして攻撃してくる。

タンクフォーム

純粋形態フラッドの一種。
亜人型のゴツい体系で、強靭な右腕で殴り掛かってくる。

キャリアー

前作と特に変わらない。
本作ではフラッドの種類が増えたため、出番はやや減り気味。

グレイヴマインド

全てのフラッドを統括する親玉。
ハイチャリティを侵食してフラッドの巣窟に作り変え、新たなターゲットを地球に定めたが、真実の預言者がアークに向かったことを察知してターゲットをそちらに変更。
真実の預言者の元に突入するチーフとアービターに少しだけ力を貸したが、真実の預言者が排除されるとすぐに手の平を返し、アークのコントロールルームを占拠して実質的に起動不可能に追いやってしまう。。
人類とエリート族にはヘイロー起動の選択肢が事実上存在しないことに付け込み、アークを新たな拠点として自身の軍勢を再構成しようとしていたが、未完成ヘイローとアークの爆発によりハイチャリティごと焼き尽くされた。


●用語

アーク

全てのヘイローを遠隔操作できるマザーマシン。巨大な花のような外見。
銀河系の外に位置しており、ヘイロー全機が起動しても影響を受けることはない。
また、ヘイローの生産工場としての役割も担っており、いずれかのリングが破壊された場合は内部で新しいものが製造される。
作中ではチーフが初代で破壊した04リングの代用品を製造していたが、「未完成の状態で起動すれば正常に作動せずにアークを巻き込んで大爆発し、ハイチャリティごとフラッドを焼き尽くせる」と気づいたチーフとアービターの手で破壊された。

フォワード・オントゥ・ドーン

UNSCが保有するカロン級軽フリゲート艦。フッド卿が指揮する艦であり、UNSC残存部隊にとっての事実上の旗艦に相当する。
この時代の人類の艦の標準仕様なのか、はたまたカロン級の特徴なのかは不明だが、動かして目的地に移動するだけなら1人でも出来るくらいには省人化されている模様。
レトリビューション艦隊と共にアークに突入し、地上部隊を支援してカートグラファーへの道を切り開いた。
その後、ジョンソンが操縦して未完成ヘイローに向かい、最後はチーフとアービターもジョンソンが遺したワートホグで本艦に逃げ込み脱出を試みた。
しかし、アークの崩壊と共にアークポータルが閉じたため、アービターが乗っていた前半分とチーフが乗っていた後ろ半分で船体が真っ二つになってしまった。
前半分は地球に到達してインド洋に墜落し、後ろ半分は4年間宇宙を彷徨った後にストーム・コヴナントとの交戦で大ダメージを負い、最後はフォアランナー惑星レクイエムに墜落してバラバラに砕け散った。

シャドウ・オブ・インテント

コヴナント製の航空母艦にして、レトリビューション艦隊の旗艦。
巡洋艦を内部に数隻収容出来る、UNSCの艦艇とは比べ物にならないほどの超大型艦であり、武装も都市ひとつを容易く焼き尽くすエネルギープロジェクター等強力なものを多数取り揃えている。
コヴナント製の本艦からUNSC製のドーンやペリカンが出撃する場面は本作屈指の燃えどころ。

●武器

M6Gハンドガン

HALO』では最強のぶっ壊れ銃、『HALO2』では接近戦に強い優良サイドアームとして活躍したハンドガンだが、本作では2仕様をベースに単発火力強化、速射性低下という調整を加えられた結果、どっちつかずの微妙な使い勝手になってしまった。
産廃レベルで使えないわけではないので、バトルライフルやコヴナントカービンが手に入らないときの繋ぎとしては有用だが、すでにそれらを持っているならあえてこの銃を選ぶ理由もあんまりない。

MA5Cアサルトライフル

帰ってきたクソルトライフル。
初出時の反省を踏まえて大幅に改善された…かと思いきや、初代の性能据え置きで所持弾数減少という斜め上の仕様になり、更に使えなくなった。
唯一の取り柄だった発射音もなんだか軽くなり、本格的に電動ガン呼ばわりされる羽目に。
撃ち始めの集弾性は悪くないのでバースト射撃ならまあまあ当たるが、この銃をそんなテクニカルに使うくらいならバトルライフルかコヴナントカービンでぶち抜いた方が早いので、初期装備で持っていたらやっぱり捨てた方がいい。
「HALOのアサルトライフルは産廃」という風評は本作で確固たるものになったと言っていいだろう。

BR55HBバトルライフル

前作で圧倒的な強さを発揮した3点バースト式ライフル。
本作でもその使い勝手の良さは健在だが、急所を取りにくいフラッド相手ではやや効果が薄く、後半には出番が減る。

M7無排莢式サブマシンガン

アサルトライフル復刻に伴い、集弾性はあちら以下だが連射性能では勝る性能に調整された。
低難易度かつ2丁持ちならフラッド相手にそこそこ使える。

M90ショットガン

前作同様のゼロ距離射撃専用。
新たな近接武器であるグラビトンハンマーの登場でますます影が薄くなった。

SRC99D-S2スナイパーライフル

前2作と同様の頼れる狙撃銃。
装弾数もそこそこ多く、無駄撃ちしないよう心がければそれなりに長持ちする。

M41 SSRロケットランチャー

ミサイルポッドとの兼ね合いか、再び無誘導方式に。
とはいえ本作では初代よりも乗り物対策が豊富なので、それほど露骨な欠点にはなっていない。

M6スパルタンレーザー

新登場の巨大レーザー砲。見た目はデカいアサルトライフル。
3秒間トリガーを押しっぱなしにすることでエネルギーがチャージされ発射される。
ロケットランチャー並みの威力で即着弾なのが魅力的だが、プラズマガンのようにチャージを途中で中断して発射したり、チャージ完了後にトリガーを引きっぱなしにしてタイミングを図ることが出来ない。
装弾数5発かつ弾薬補充不可、更にチャージ中は他のプレイヤーからも視認できるレーザーサイトが表示されるため、大型標的相手でないといまいち使い勝手が悪い。
ただし、NPCに持たせてやれば弾切れを起こさなくなるので、援護射撃で大活躍してくれる。
あるステージではスパルタンレーザーが初期装備かつマングースに乗り込む場面があるため、同乗者に渡してやればスコーピオン並みの火力で大暴れするマングースが完成する。

M7057火炎放射器

発射口側面のプレートに描かれたサメの顔が印象的な火炎放射器。
直撃させれば相手は火だるまになり、そのままスリップダメージで確殺できる凶悪な武器だが、周りに燃え移った炎は自分にもダメージを与える。
間違っても突撃しながら使わないように。

AIE-486H重機関銃

前作でも登場したマシンガンタレット。
本作では地球が舞台のステージが増えたので、必然的に出番も増加した。
やはり近づいて撃ち込めばアーマー持ちのブルート相手でも一方的に削り殺せるし、中距離での狙い撃ちにも使えないでもない。

UNSCミサイルポッド

新登場のミサイルタレット。
ホーミングミサイルを発射する武器で、基本的に乗り物相手に使うことになる。
他のタレットと同じく銃架から外しても使えるが、装弾数はかなり少ないのであまりお勧めは出来ない。

フラググレネード

ベーシックな手榴弾。
他のグレネードのような尖った個性はないが、バウンドする分飛距離が長く、爆発範囲も広いので使い勝手は抜群。

プラズマガン

一撃で相手のシールドを全損させる溜め撃ちが相変わらず強力だが、誘導性能が低下した他、チャージが完了しても撃つまでエネルギーを消費し続けるようになったため、モタモタしていると溜め撃ち1発でエネルギーの大半を持っていかれてしまう。

プラズマライフル

プラズマ系武器としては対ライフ攻撃力が高めで、シールドのないフラッド相手にもそこそこの威力を発揮できる。
特に後半はエリート寄生体がそこら中で落としてくれるため、入手の機会も豊富。

ニードラー

前作よりもちょっとだけ誘導性能が上がったが、基本的な使い勝手は同じ。
ただし入手の機会は意外と少なめ。

コヴナントカービン

前作と同じく頼もしい武器だが、単発火力ではバトルライフルに劣るためフラッド相手にはやや使い勝手が悪め。

燃料ロッドガン

性能自体は特に前作と変わっていないが、重火器が必要な場面では大体ロケットランチャーやスパルタンレーザーが手に入るのでやや空気。

粒子ビームライフル

コヴナント版スナイパーライフルにして前作同様みんなのトラウマ。
入手機会がスナイパーライフルより多めなのも同じで、自分で撃つのは勿論のこと、乗り物の同乗者に渡しても強い。

エナジーソード

前作でも強かった即死の剣。
エリートが敵として登場しないので前半は姿を見せず、専らフラッドから奪うかハイチャリティ内部のラックからかっぱらって使用することになる。

ブルートショット

前作同様、ゴツい見た目の割に殺傷力低めで微妙な性能。
本作では跳弾しなくなった。

スパイカー

ブルート版サブマシンガン。極太のスパイク弾を連射する。
対ライフ、対シールド共に攻撃力高めだが、弾速が遅いせいでそのカタログスペックを活かしきるのは難しい。
ただ弾はかなり頻繁に手に入るため、他の武器を手に入れるまでの繋ぎとしては使える。
因みに後述の実写トレーラーでは、被弾した海兵隊員を大きく吹き飛ばして後ろの壁に縫い付けるほどの威力を発揮する凶悪な武器として描写された。ゲーム中での使い勝手が微妙なのはあくまでゲームバランスの都合ということだろう。

モーラー

ブルートが使う片手持ちのリボルバー式ショットガン。
至近距離で撃てば一撃でシールドを剝がせるが、即死には至らない。
リロードと近接攻撃のモーションは早いので、撃ち込んでから殴れば効果的だが、そうなると一撃で即死させられるエナジーソードやグラビトンハンマーに落ち着きがち。

グラビトンハンマー

前作でタルタロスが使っていた、命中した敵を即死させる大型ハンマー。
エナジーソードよりもモーションは遅いが、衝撃波で周囲の敵を吹き飛ばせるため攻撃範囲では勝る。

プラズマタレット

前作とほぼ同じ使い勝手のコヴナント版タレット。
スカラベの昇降口に1基据え付けられているので、乗り込んだ直後にこれを奪えば中央制御室まで楽に進める。

プラズマグレネード

概ね前作と同じ。
乗り物と戦う場面の多い本作では対車両用に活躍するし、直撃させれば打たれ強いブルートを一撃で仕留められるのも頼もしい。

スパイクグレネード

ブルートが好んで使う棒状のグレネード。
敵でも壁でも何かにあたるとその場に刺さり、爆発するとスパイクが垂直に飛んで追加ダメージを与える。
敵に直接突き刺すか、待ち伏せて壁に刺すと効果的。

ファイアグレネード

手投げ式の焼夷弾。壁や天井に当たると燃え、敵に直接命中させればスリップダメージで死亡が確定する。
硬い純粋形態フラッドに効果的。

センチネルビーム

威力がやや強化され、前作よりは使えるが、やっぱり基本的には空気。


●ガジェット

新登場の戦闘補助アイテム。
投げて使うため使い捨てで、一度に持てるのは一つまで。

バブルシールド

あらゆる攻撃を遮断する球形のシールドを一定時間展開する。
一時的に安全地帯を作れる便利なアイテムだが、内側から外側への攻撃も遮断してしまうため、これに閉じこもっている時には爆発系武器使用は厳禁。
逆に敵がこれを使った場合、一瞬踏み込んでフラググレネードを放り込んでやれば中の敵を纏めて始末できる。

パワードレイン

磁気発生装置。範囲内のエネルギーシールドをダウンさせ、乗り物を停止させる。
作動時間が終了すると爆発して追加ダメージを与えてくる。
狭い道に置けば敵の進路をふさげるので、対戦で活躍する。

リジェネレーター

パワードレインとは逆に、範囲内のキャラのシールド回復速度が数倍になる。
敵に使われると即死以外のダメージが実質無効化されるため、かなり鬱陶しい。

トリップマイン

地雷だが威力は低めで、設置した後も普通に視認可能なため、キャンペーンはまだしも対戦だとあまり使いではない。

レーダージャマー

範囲内のキャラのレーダーを撹乱する。
キャンペーンでも使用可能だが、自分が混乱するだけなので利用価値は皆無。

フレア

閃光弾を投げつけ、範囲内のキャラの視界をホワイトアウトさせる。
言うまでもなくキャンペーンでは自分が使っても無意味。

重力リフト

携帯式重力リフト。ジャンプでは届かない高度に登れる。
車両も浮遊させられるため、対戦では通行妨害にも使える。

インスタントカバー

前2作でもよく設置されていた板状エネルギーシールドを展開する。
バブルシールドと異なり耐久性に限りがあり、防げるのも一方向のみだが、実弾に限り内側からの攻撃が通るため、スナイパーライフルとの組み合わせが強い。

オートタレット

照射式レーザーを発射する浮遊砲台。
センチネルビームと似た見た目だが威力は段違いに高い。
攻撃対象はセンチネルの陣営に依存するため、センチネル敵対時に使うとプレイヤーめがけて発砲してくる。

アクティブカモフラージュ

透明化する。
攻撃アクションを取るかダメージを受けると一時的に解除される。

オーバーシールド

一定時間無敵状態になる。


●乗り物

ワートホグ

後述の派生形が新登場したが、性能自体は概ね前作と変わらない。

ガウスワートホグ

機銃の代わりにガウスキャノンを搭載したワートホグ。「ガウスホグ」とも呼ばれる。
通常のワートホグとは段違いの火力を誇るが、機銃と比べると攻撃範囲が狭く連射も効かないので、多数の敵を相手にするのは苦手。

トランスポートワートホグ

銃座を撤去してシートを増設し、兵員輸送能力を強化したワートホグ。
定員は6人(運転手を除けば5人)。
一見他の2種に比べてしょぼそうに見えるが、同乗者に重火器を持たせてやれば恐るべき火力を発揮する。
『HALO Infinite』のレイザーバックとは似てるようで結構違うデザイン。

スコーピオン

本作からはガンナーシートが増設され、運転手は機銃を撃てなくなった。
むしろ近接防御をガンナーに任せて移動と主砲発射に集中できるとも言え、意外とそこまで使い勝手は落ちていない。

マングース

新登場のATV(四輪バギー)。
固定武装は一切なく、攻撃は後部座席の同乗者が行うが、機動性能はUNSC製車両の中でも最高クラス。
本国で開催された発売イベントにて、実物大の模型が展示された。

ホーネット

新登場のVTOL航空機。ティルトローターのような形状のジェット機という分類が難しい乗り物。
速度はバンシーに劣るが、前後上下左右あらゆる方向に移動でき、武装も機銃とホーミングミサイル、及び側面の銃座2基と充実している。

ペリカン

HALOシリーズを代表する降下艇。
兵員輸送に火力支援、果てはアークのコントロールルームへのカチコミとあらゆる用途に大活躍する。

ゴースト

本作でも色んなところに登場するコヴナントの浮遊ビークル。
使い勝手の良さは変わらないものの、対車両戦の多い本作では火力と耐久性の低さがネックになりがち。

バンシー

コヴナントの小型戦闘機。
出番は多いが、本作ではホーネットが登場したため、プレイヤーが乗り込むよりも敵として撃墜されることの方が多い。

レイス

スコーピオンと同じくガンナーシートが設置された以外は前作とほぼ同じ使い勝手。
サボ・ハイウェイでこれを強奪できれば難易度がグッと低下する。

対空レイス

プラズマキャノンを連発式燃料ロッド対空砲に換装した赤茶色のレイス。
基本的に空中の標的に集中していることが多いので、ゴーストのプラズマガンをひたすら遠距離から撃ち込んでいれば一方的に倒せる。

ファントム

プラズマキャノンが1門に減ったが、機体側面の乗降ハッチにプラズマタレットが2基設置されているため火力は全く変わらない。
本作では重火器への耐性が大幅に引き下げられ、撃墜可能になった。動きも遅いので、スコーピオンの主砲やホーネットのミサイルなら割と簡単に撃ち落とせる。
前作では暗い赤で塗装されていたが、本作ではブルートの機体は青、エリートの機体は緑になった。

ブルートチョッパー

ブルート用の巨大バイク。
車体前部に刃が付いた大型車輪とブースターを備え、これで轢き逃げアタックをかまして敵をミンチにする攻撃的な車両。
一応プラズマキャノンも装備しているが、車輪タイプのためゴーストよりも小回りが利かない

ブルートプロウラー

ブルート用の輸送車。
運転手とガンナーに加え、車体側面に兵士二人が搭乗可能。
チョッパー同様に突撃戦法を得意とする一方で小回りが利かず、ドライバー単体だと武器も使えないため、自分で乗り込むと以外に使い勝手が悪い。

スカラベ

前作でも登場した巨大4脚兵器。
装甲は滅茶苦茶固く、武装も前作と比べてかなり強化されているが、脚部結合部を攻撃すれば一時行動不能になり、その隙に内部に乗り込んで中央制御室のコアを破壊することで撃破可能になる。
また、背面装甲は部分的に薄い部分があり、ここに集中攻撃を加えることで背面装甲全体が剥がれ落ち、外部から直接コアを攻撃出来るようになる。


●余談

実写化

本国では例年通りのトレーラームービーの他、バンジーとWETAスタジオが合同製作した実写版トレーラーが公開された。
監督はニール・ブロムカンプ。
時系列上は本作の序章と位置付けられている。
武器工場の様子と出撃に備える海兵隊員達を描いた『Arms Race』、観測機器を手にしたODSTがチーフの落下地点を割り出そうとする『Combat』、及びその続きとなる『Last One Standing』の3編で構成されており、『Last One Standing』はディスカバリーチャンネルでも放送された。
撮影に当たっては本物のワートホグの劇用車が製作されており、またプロップやキャラクターの造形も非常に再現度が高く好評。





追記、修正は撃ちまくって強行突破しながらお願いします。


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最終更新:2024年04月05日 18:11

*1 もっとも、本作も真エンディングではまだ続きがありそうな幕引きになっているので、バンジーもシリーズ継続の可能性自体は想定していたのかもしれない

*2 コルタナはスパルタン・プロジェクトの生みの親であるハルゼイ博士のクローン脳から作られているため、この幻覚は幼いころのハルゼイ博士がチーフと交わした会話がもとになっている模様