メルル(ダイの大冒険)

登録日:2022/07/09 Sat 10:30:00
更新日:2023/01/15 Sun 10:22:03
所要時間:約 4 分で読めます







でも もういやなんです!
人がたくさん傷ついたり死んだりすることがわかってる街を後にして…逃げるのは…!!




漫画「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の登場人物。
声:南場千絵子(1991年版)/小原好美(2020年版)
●目次

概要

テラン王国出身の占い師の少女。15歳。
祖母のナバラと一緒に各国を旅している途中で、ダイたちと出会う。

黒目が他キャラよりも大きく、左肩を常に露出させた服装が特徴的。
ドラクエ4の占い師、ミネアは右肩を露出させた衣装で、参考にしたのかも知れない。

人物

それでこそポップさんよ…。私の…大好きなポップさん…!!!
たとえ今すぐ世界が滅んでしまっても、私…悔いはありませんっ…!!!
がんばって…最後までっ…!!!

性格は控えめで奥手。ただ、「ポップ命」。
密かに思いを寄せているが、上記の奥手な性格に加えてポップはマァムに好意を抱いているということもあって思いを打ち明けられずにいる。
そんな彼女がロン・ベルクの居場所を占う時、ポップの役に立てて心中でウキウキする様子は本当にいじらしい。
しかし、ベンガーナ王の携帯している短剣を奪って(影に潜んでいたシャドーに)踊りかかったりするなど*1、いざという時の度胸はそれなりにあったりする。

作中の活躍

ダイたちとの最初の出会いは、ベンガーナのデパート。
ドラゴンキラーを買おうとしたダイ達に対して毒舌気味に制止するナバラを諫めたのがきっかけである(新アニメ版ではその前にニアミスしているシーンがある)。
その後、デパートに超竜軍団が襲撃。逃げ遅れた人たちを助けようとして自身も危機に陥るがダイ達に助けられる。
ダイが竜の騎士であることを知った二人はテランにある竜の騎士の祠に案内するが、そこでバランの襲撃に巻き込まれ、そのままなし崩し的に行動を共にすることに。
ポップがダイを見捨てて逃げた時は幻滅したものの、後にまたポップに好意を見せているところからみて、それが自分が捨て石になるための芝居だと知った様子。
というか、予知夢でポップの死を知った時点ではまだそのことを知らなかった*2にもかかわらずポップの身を案じて外に飛び出しているあたり、心の底では完全に嫌い切れていなかったのかもしれない。

バランとの戦いを終えてしばらくしてからは、一緒に行動する理由もなくなったために別れることになったが、その際にポップの破れた服を補修している。
サミットでは無理を言ってテランの国王と一緒についてきており、ダイの武器を探す手伝いをした。
それ以降は大魔王との対決に向けての作戦に参加。後方でみんなのサポートに回っていた。

レオナが破邪の洞窟でミナカトールの習得に向かう際にも同行。敵の気配を探知する能力でパーティーをサポートした。あとレオナ姫は宝箱開ける前にメルルに察知してもらえばよかったのでは。洞窟の崩壊を予知するも一歩遅く、崩落に巻き込まれていたり。

最終決戦時にポップがアバンのしるしを光らせられず、ミナカトール失敗の危機に陥る。
苦悩するポップの力になりたいメルルは、ザボエラがポップの命を狙っていることに気付き、身を挺してポップを庇い、致命傷を負ってしまう。
さらにザボエラの猛毒も受けている為、回復呪文ですら追いつかない状態に。
死の間際ポップに告白し、メルルは返答を求めた。「誰が好きなのか言葉にして、諦めさせて欲しい」と。
それに答えてマァムに告白するポップの“勇気”がミナカトールの完成につながり、結果的に彼女の命を懸けたこの行為は、ポップのしるしを輝かせ、さらに大魔道士へと覚醒させることとなった。

ポップのザオリク級の魔法力で一命を取り留めたが、重傷のためにエイミに回復魔法で治療され続けてしばらく出番はなし。
しかし終盤で新たなる能力に覚醒。(ポップ限定で)テレパシーの特殊能力を会得し、ピラア・オブ・バーンの投下をポップを通して把握し皆を救う活躍を見せた。

最終回ではポップやマァムと共に旅に出ている姿がうかがえる。

能力

…いる…!!
すさまじい力を持った何かが…この下に…!!

基本的に戦闘力を持たないものの、メルルの能力は戦闘以外で大いに役に立っている。
  • 占い
バランの一件以来、的中率が祖母のナバラ以上(ほぼ百発百中)となり、もはや未来予知レベル。
ポップの力になりたいという思いが彼女の資質を急成長させたのかもしれない…。本編では古代占布術と呼ばれる探し物向けの占いでダイの新しい武器探しの手掛かりを得た。
  • 気配探知
彼女の一族に代々伝わる能力の一つで、ベンガーナで初めてこの力に目覚めた。
ナバラよりも感度が強く、遠くやこちらからでは見えない位置から敵の気配や大まかな人数を把握することが出来る。
ただし魔法の筒(玉)に入っているモンスターの気配までは読み取ることが出来ない模様。
超魔ハドラーにやられて消息不明になったダイを探索するのにも頼れそうだったが、非戦闘員である彼女を死の大地へ連れてくるのは危険すぎるということで断念している。
  • 予知
身の回りに危機が迫ったりしていると反応して知らせてくれる。
あまりにもチート過ぎるためか気付いても一歩遅かった、といったパターンが多かったりする。
  • 遠見の水晶
別の場所で起こっている状況を見ることが出来る水晶。
祖母のナバラ程ではないため長時間映す事は出来ないようだ。
  • 裁縫
服の修繕も得意らしく、ボロボロになったポップの旅人の服を新調したのかと思うほどに修復している。
それどころかバーンの火炎呪文を喰らっても燃え尽きなかったりと何故か耐久性も増している…魔法に耐性があるはずのパプニカの法衣はあっさり燃え尽きていたのに…
  • 回復呪文
ホイミ程度の簡単な回復呪文なら扱える。
バラン戦ではザオラルに集中しているレオナに代わってヒュンケルクロコダインの回復を務めている。
  • テレパシー
大魔道士となったポップの力で一命をとりとめ、死の淵から回復したことで得た新たな能力。
ポップ相手にしか使えないが、このおかげで黒の核晶の危機を知り、みんなを避難させることが出来た。

他作品への出演

『魂の絆』にて、交換所に姿が見られたが、2022年10月18日のイベントでまさかのプレイアブルキャラとして実装。
ミラドシア自体には以前から呼び出されていたのだが、ふとした一件でポップたちを手伝ったことをきっかけに主人公たちと行動を共にすることに。
彼女の特技は味方にバフを掛けたり光や闇属性を強化するサポート系。
攻撃技の退魔の手かざしも威力は低い代わりに負傷の状態異常を起こしやすいため、状態異常狙いで使う事になるか。
奥義の「光闇の啓示」は味方全体のHPを大回復させると同時に一定時間、味方全体の光と闇属性ダメージアップと、特定の仲間と組ませることで大きく活躍できる。
次に実装された竜魔人バランが闇属性メインなので彼女の能力を存分に活かすことができる。
程なくしてクリスマスイベントで別バージョンのメルルが実装。
こちらは炎と氷属性のバフに特化しており、ポップとの相性は言うまでもない。むしろポップと組ませろと言わんばかりの制作者の意図が感じられる
難点は攻撃系の奥義がないため、このゲームで比較的重要なボスブレイクを起こすためのボスを吹っ飛ばすということがやりにくい点か。


余談

名前の由来は「がうしているから」という、ダイ大にありがちなネーミング。
新アニメ版では瞳の大きさが抑えられている。

新アニメ版の後期OPではワンシーンのみの登場ながら、その姿は視聴者たちにヒロインじゃないかと思わせるほどのインパクトを見せている。

ダイ好きTVの『教えて! 三条先生』によると、「切ない感じを狙ったキャラ」「マァムに出会う前のポップがドストライクな女の子であり、全然違うタイプの異性を好きになるのは男の子あるある」「この漫画はメルルがいなかったら何度も詰んでる」
とのこと。


…ひどい…姫さま…いつか自分で項目を追記・修正するつもりだったのに…
うそ…うそです…きっと…一生ログインできなかった…私…アニヲタでないから…



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最終更新:2023年01月15日 10:22

*1 アニメではシャドーの居場所を指さしただけで躍りかかるシーンはカットされたが。

*2 クロコダインとレオナ姫はバランからポップのことを聞いていたが、メルルはナバラと一緒に地下牢にいた。