ムゥ(風のクロノア)

登録日:2022/07/31 (日曜日) 11:45:44
更新日:2022/11/10 Thu 00:43:58
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『ムゥ』とは、『風のクロノアシリーズ』に登場する幻獣の一種。

CV:木川絵里子(NAMCO×CAPCOM)


概要

もっともポピュラーな幻獣でシリーズを代表する雑魚敵。マリオクリボードラクエスライムに相当する存在で、例によって種類がダントツで多い。
ワドルディのような体系の一頭身キャラで、耳がうさぎのように長く、口はω。PS版『door to phantomile』では縦長の楕円形だったが、後の作品では完全な球体になった。
鳴き声はまんま「ムゥ」。

クロノアの世界観における生物全体のイメージを固めるために最初に考え出された幻獣であり、スタッフが様々なアイディアを出しあって誕生したキャラクター。設定的にも『door to phantomile』においては、「ファントマイルにおける全ての幻獣の先祖の特徴を多く残す直系の子孫」という重要な立ち位置にいる。

設定画に「のーみそはトーフ状態 何も考えてません」と書かれる程知能が低い。
『door to phantomile』の攻略本では、他の幻獣たちがどのように派生し、ガディウス復活により影響を受けてパワーアップしたことが語られる中、ムゥ一族は、

申し訳程度の
知性
つーか、道具を使う事を覚えた

と盛大にバカにされていた。
ぶっちゃけるとムゥたちは基本、そこらへん*1をうろうろしているだけの存在であり、ジョーカーなど指示を出す存在がクロノアと敵対しているからクロノアの敵になっているだけである。『NAMCO×CAPCOM』ではジャスティス学園の教師コンビから「邪悪」、さくら&かりんからグリッツともども「侮れない」と言われていたが、はっきり言って過大評価。こいつらほど「脅威」「緊張感」といった言葉が似合わない敵キャラクターはそうそういない。


用語

  • ムゥボゥ/フラムゥボゥ
いわゆる「動く足場」。上にムゥが乗っていることがある緑色の台で、下は穴だったり電流が走っていたりする。フラムゥボゥは羽が生えていて宙に浮いている。
元々は「台に乗ったムゥ」のことを指す言葉だった。

  • ムゥニウム/ムゥハルコン
よろいムゥが着用している鎧に用いられている金属。ムゥハルコンはムゥンズ遺跡から出土することが判明している。
ムゥに金属を加工できる知能があるわけないので、他の誰かが鎧を作っているものと思われる。

  • ムゥリンジ拳法
爪でひっかいてるだけじゃね?

  • ジャイアント
クロノアシリーズの幻獣は「夢のかけら」を体内に取り込むことで巨大化する。ムゥも例外ではなくムゥ、たてムゥ、よろいムゥ、化けムゥのジャイアント版が確認されている。


種類

  • ムゥ
基本的な個体。体色は赤。上記の通り知能が低いため、単純な行動しかできない。
しかし、コロコロコミックで連載されていた漫画版では、普通に喋る上にヒューポー、ロロ、ポプカ、ガンツなどを差し置いてクロノアの相棒ポジションに収まっていた。

つまりカービィでいえば、ひかわ版のチービィ、谷口版のクールのようなポジション。

  • フラムゥ
両手が翼になっている空飛ぶムゥ。体色は緑。機動力があるくせにあまり移動したがらない。
ムゥに次いで出現頻度が高く、こいつらのせいで同じ飛行幻獣であるディーパが数を減らしつつあるという。

  • ムゥマンキー
その名の通り猿っぽいムゥ。体色は白。蔦に掴まってブラブラしている。

  • たてムゥ
を構えたムゥ。体色は黄色。前方からの攻撃は防ぐが背後に回り込めばいいだけのこと。
『door to phantomile』とそれ以降では盾のデザインが異なる。

  • やりムゥ
盾に加えてを備えたムゥ。体色は黒。対処法はたてムゥと同じ。
『door to phantomile』では盾の中央から槍が生えていたが、それ以降は盾と槍をそれぞれ別々に持つようになった。
ちなみに、槍の使い方は忘れている。

  • ムゥホッピン/よろいムゥホッピン
ホッピングに乗っているムゥ。体色は『door to phantomile』のみ黄色*2。それ以降はピンク。「自分は他のムゥよりも偉い」と思い込んでいる。根拠は無い。
よろいムゥホッピンは前方をガードしているため、やはり背後に回り込む必要がある。

  • よろいムゥ・ぎん/きん
鎧を装備したムゥ。体色は『door to phantomile』では青。それ以降は赤。
銀は一回、金は二回膨らませた敵をぶつけないと鎧を破壊できない。『door to phantomile』では銀も金も同じデザインの鎧だったが、それ以降は金がサーキブルみたいなデザインになった。

  • パイロットムゥ
『door to phantomile』にのみ登場。体色は濃い緑。
ムゥの中でもっとも高い知能を持ち、飛空艇の操縦ができる。ジョーカーと共にクロノアのじっちゃんを襲撃した。

  • デスムゥ/よろいデスムゥ
『door to phantomile』にのみ登場。体色は群青。
ガディウス戦とナハトゥム戦に出現する、世界が闇に飲まれた時にムゥであったものが形どる別の姿。
だが基本性能は通常のムゥ、及びよろいムゥ・ぎんと同じ。

  • ムカシムゥ
『door to phantomile』にのみ登場。体色は水色。別名タコムゥでその名の通り水棲生物。手足はなく触手が生えている。
ムゥのみならず、ファントマイルに棲息する全ての幻獣のご先祖様。ファントマイルの幻獣はムゥ科、ほぢょ科、ジッポー科、ダビィ科に別れているが、ムゥ科以外は全てムカシムゥの突然変異によって派生した。
3000年前の存在だが、巨大魚の氷窟で氷漬けの状態で保存されている。

  • ムカシフラムゥ
ムカシムゥが大空への憧れを持ったことで進化した姿。体色は緑。
翼のようなヒレを持つが水棲生物のままだった。
設定のみの存在で『door to phantomile』本編には登場しない。

  • ムゥボーダーズ・水/雪
フロートボードに乗ったムゥ。海賊巻きバンダナで水上を滑る方が水、ニット坊を被り雪上を滑る方が雪。
同じ種類だがお互いをライバル視している。

  • 化けムゥ
2』にのみ登場。オバケのようなムゥ。
体色は白。口にツギハギをしていて、瞳は無く目は紫一色、爪の色は赤で、足は紫。
ジャイアント化すると耳全体に縞模様が付き、体全体の形が三角型、体の色が黄緑、目がオッドアイに変更される。

  • ボルクムゥ
『2』にのみ登場。ボルクでよく見かけるヘルメットをかぶったムゥ。体色は濃い緑。
本来ならば自動小銃で武装するはずだったのだが、彼らの短い手では構えることができないため、結局普通のムゥとは変わりがなくなってしまっている。おばか…。

  • レアムゥ
『ヒーローズ』にのみ登場。頭に宝石の嵌った壷を被ったムゥで、倒すと大量の夢のかけらとゴールドを落とす。
ただし、その名の通りごく一部のステージの限られた区域にしか出現しないレアキャラで、攻撃も必殺技しか通用しない。
見つかったり1発でも攻撃が当たりでもすればすぐにワープして消えてしまう。

  • ハートムゥ
CV:松岡由貴
『ビーチバレー』にのみ登場。体色は赤。
ムゥ一族のリーダーで考える知能と表情がある。緑地に黄色のハートマークが付いたバンダナを頭に巻いているのが特徴。
もしかして→バンダナワドルディ

  • ネモムゥ
『2』にのみ登場。哀しみの王がシェルモードの際に送り出してくる。
便宜上ムゥと名がついているが、姿形はムゥのそれと全く異なり、どことなく猫っぽい。
夢世界の底辺に巣食う別の存在らしい。



追記・修正はムカシムゥを発見してからお願いします。

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最終更新:2022年11月10日 00:43

*1 当人たちは縄張りを見張っているつもりらしい。

*2 そもそもたてムゥがホッピングに乗っていた