瀬奈みこと

登録日:2022/09/19 Mon 10:04:00
更新日:2024/04/30 Tue 17:58:58
所要時間:約 27 分で読めます



私以外にもやっぱりいるんだね!
魔法少女って!

瀬奈みこととは、マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝の一部のストーリーに登場する人物。

CV:なし

■概要

イベントストーリー「散花愁章」や更紗帆奈の魔法少女ストーリー等に登場する魔法少女。いわゆるモブキャラで固有のLive2Dは存在しない。

神浜市の魔法少女で、大東団地に住んでいた。
自身の言った通りに対象を動かす「暗示の魔法」を使うことができる。
後述する理由から彼女を詳しく知る者は少なく、未だ謎は多い。


■ストーリーでの活躍

◆イベントストーリー「散花愁章」

初登場。しかし失踪しており、本人は登場しない。
何人かの魔法少女が彼女について調べており、そのうちの一人である和泉十七夜はみことと共に魔女と戦ったことがあった。


ストーリー内で魔法少女を襲っていた犯人でみことの友人である 更紗帆奈 はストーリー内でみことの魔法を自身の魔法でコピー(上書き)する形で使用しており、魔女を操って悪事を働かせたり帆奈を追う魔法少女の動きを止めていた。

帆奈はみことの行方を伊吹れいら達から聞かれ
「この団地に居た魔女と戦って…勝ちました!」
「だけど…結局、負けました!」
と答えていた。
その話を聞いたれいらは事件が解決し、帆奈が死亡した後「魔女と戦い、相討ちになって死亡したのではないか」と推測していたが…

◆魔法少女ストーリー(更紗帆奈)

そんな彼女の死の真相は、帆奈の魔法少女ストーリーで語られることになる。
「散花愁章」より前、出会った帆奈とみことはコンビを組んで魔女を狩っていた。

「私たち魔法少女の仕事はこの世から魔女を消すこと!」
「…でしょ?んふふ!」
熱心に魔女狩りを続けていたみこと。
しかしある日団地で使い魔を倒した後、魔法を使い続けていたみことに異変が起こる。

「何か…わ、私、変で…」

「は、帆奈ちゃん!
ど、どうしよう!?」


(ソウルジェムが…
こ、こんな状態に…!?)



「…帆奈ちゃん…!」
「瀬奈ーっ!」

みことも帆奈も魔法少女の、ソウルジェムの真実を知らなかった。
みことは敵を倒したがソウルジェムが濁り切り、魔女と化してしまったのだ。

コピーしていたみことの魔法で魔女化したみことを退去させた帆奈は、キュゥべえから話を聞いた後笑い出し「楽しいこと」をやると決めたのだった。


◆ミラーズストーリー

マギアレコードに存在する要素の1つ「ミラーズ」をやり込んでポイントをため続け、最後の第36鏡層を解放した際のストーリー(ミラーズストーリー最終話)にもその名が登場する。

使い魔が成長して新たに誕生した鏡の魔女との戦闘後、調整屋である八雲みたまは 鏡の魔女になった魔法少女が瀬奈みことではないか と思っていた。

みたまは過去に失踪したみことを調べるため大東区の「まやかし町」に訪れた際、共同墓地でみことの名前が刻まれた墓標の前に立つ彼女の母親と遭遇。
みことの家に訪れたみたまは仏壇に置かれていた彼女の大学ノートを発見する。
そこには
  • 自らの願いで家庭が崩壊してしまった
  • 真面目な両親のもとで育ちたかった
  • (母親を支えるために願いを叶えた後)母親が家出したことが信じられなかった
  • 頭の中で「理想の家族」を描き、「現実の家族」は偽物と思い込むようにしていた
  • ひとりの魔法少女=帆奈を除き誰も信用していなかった
などの彼女の理想や後悔などについて書かれていた。

「果てなしのミラーズは、架空の家の中で仲間を作って」
「家族ごっこを楽しんでるんじゃないかって」

「魔女と化したみことが、理想を叶えるべく果てなしのミラーズを生み出したのではないか」 というのがみたまの仮説だった。


しかしその仮説が合っているかは分からない。
魔女化した後の彼女を知るものはいないのだから…


そして、ミラーズストーリーは以下のみたまの独白で締められる。


本当にわたしの妄想であって欲しい
違っていて欲しい

もしもノートにあった日付に彼女が魔女になったのだとしたら
わたしは怖い…

だって彼女が魔女になった日は





「わたしは神浜を滅ぼす存在になりたい」




わたしが願いを叶えた日と同じだから






追記・修正は鏡に飲み込まれないようにお願いします。



















誓約ショ
ワタシハ、魔ホウ少ジョヲ
滅ボスコトヲ、誓イマ、ス
ナマエ:佐鳥かごめ
















注意:これ以降、マギアレコードメインストーリー第Ⅰ部と第Ⅱ部終盤の重大なネタバレが含まれます。
実際にアプリをプレイしてからの閲覧を推奨します。
















私の名前は瀬奈みこと
あなたと同じ魔法少女っ!






あ、でも厳密に言えば
“元魔法少女”かも
だって私はあなたたちで言う
果てなしのミラーズなんだもん


登録日:2022/09/19 Mon 10:04:00
更新日:2024/04/30 Tue 17:58:58
所要時間:約 27 分で読めます





見せてあげる、絶望の瞬間を





瀬奈みこと(せな~) とは、マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝の一部のストーリー 及び同作のメインストーリー第Ⅱ部 「集結の百禍編」に登場する人物。
デザイン原案:ぷにゃん(八雲みたまも担当)
CV:なし→本渡楓




■(メインストーリーⅡ部以降の)概要





イベントストーリー「散花愁章」や更紗帆奈の魔法少女ストーリー等に登場する魔法少女。いわゆるモブキャラで固有のLive2Dは存在しない 状態だったのだが「散花愁章」の初登場から2年程経過した2021年、メインストーリーⅡ部8章「夢のなごりに芽吹く花」にて専用のLive2Dを引っ提げ第Ⅱ部のラスボスに相当する存在として再登場した

上記のみたまの推測は当たっており、 鏡の魔女になった魔法少女はみことだった。
Ⅱ部で登場するみことは魔法少女のみことが魔女化した際に生まれた人格であり、生前のみこと本人ではない。

なおLive2Dの追加に伴い、「散花愁章」や帆奈の魔法少女ストーリーに登場していたみことの立ち絵は専用のLive2Dに差し替えられている。
明らかになった彼女の容姿は水色の髪と紫の瞳をしており、魔法少女の衣装は黒や白、灰色を基調としたものになっている。
魔法少女としての武器は手に持った鏡。

■性格・人物像

自らに暗示をかけ、現実から目を背けてきた魔法少女。
表向きはにこやかで人懐っこいが、誰かを不幸にする判断を躊躇なく下すような冷酷さも持ち合わせている。
外出時に幸福を味わい、帰宅時すると不幸を味わう日々を送り続ける。
(アプリ内プロフィールより)

願いは 「父親が家から居なくなってほしい」

プロフィールは魔法少女の時のもの。

社交的で明るく振る舞うが、体と魂を持っていた頃のみことの悲願を果たすため、ただひたすらに滅びを求めている。(後述の「過去」参照)。
人格であるため実体を持たず、外部からみことに干渉することはできない。しかし、寄生されているアリナは干渉できる模様。
ミラーズの主の魔女と分離しているが、人格の方から鏡の魔女を動かしたり鏡を使って過去と接続する、過去の映像を見せるなどその能力は未知数。
生前同様他人のことは〇〇ちゃんと「ちゃん」付けで呼ぶことが多い。(例:帆奈ちゃん、アリナちゃん)
笑い方は「ふふ」や「んふふ」。

■アプリでの戦闘能力

ディスク構成:A A A B横3 C

2022年9月20日、期間限定レアガチャに実装された、初期レアリティ☆4、無属性のサポートタイプキャラ。
メインストーリーⅡ部の完結直前に実装された。
Accelディスクを三枚持つため、単体でAccelコンボが可能。

コネクト「共同実験をはじめてみよっか?」はコネクトした味方を必ず挑発(相手のターゲットになる)と攻撃を受けたとき必ず強化カウンターを行う状態にし、耐久値10000のバリアを付与する。

マギア「無望鏡界」は敵全体に少しのダメージを与え、自分含めた味方全員に必ず強化カウンターを行う状態にして耐久値5000のバリアを付与。
自身には3ターンの間受けたデバフ効果を1回だけ相手に反射し攻撃されるとMPゲージがアップする効果を付与する。

ドッペル「隠遁のドッペル」は敵全体に少しのダメージを与え自分含めた味方全員に必ず強化カウンターを行う状態にして耐久値8000のバリアを付与する。ここまではマギアとほとんど同じ効果だが、マギアでは自身のみ対象だったデバフ反射とMPゲージアップ効果も追加で全員に付与できるようになっている。
マギア・ドッペル共に以前実装された無属性の魔法少女、佐和月出里のように味方を強化することに特化した効果である。

固有スキルは自身に耐久値10000のバリアと3ターンの間1回だけ相手のデバフを反射する効果を付与し1ターンの間味方が攻撃されたとき必ず庇うようになる「ミラーシールド」。

■鏡の魔女


鏡の魔女
その性質は隠遁


幾重にもなる結界を張り続けている、使い魔から成長した臆病な魔女。
周りを警戒し続けて右往左往しながら、小さな屋敷をどうやって効率的に広げるかを考えているうちに、いたるところを見回せる目とぐるぐるとした殻を手にいれた。
親である魔女の存在を感じ取ると、積極的にその巨大な屋敷と繋がって大きくなろうとする節があり、その機会を常にうかがっている。
自分が狙われるたびに使い魔に守ってもらっているが、攻撃の際に聞こえる銃声がとても苦手なので、本当は使うのをやめて欲しいと思っている。
(ゲーム内アーカイブ「魔女・ウワサ一覧」より)

ミラーズストーリーなどでその存在に触れられていた、魔女となったみことの姿。
巨大な山羊の頭のようにも見えるが、そこは「鏡」の魔女らしく人の横顔がシンメトリー(左右対称)に描かれた秀逸なデザインである。
クエストで初めて戦闘するのはメインストーリーⅡ部の6章で、ストーリー上では牧野郁美の命と引き換えに倒されている。
しかし、6章の個体は株分けのミラーズの主であり人格のみことと分離した個体ではない。
使い魔は段階を経て成長し段階ごとに姿が変わる。
戦闘では、説明の通り使い魔に銃撃させるなどして攻撃を行う。



その性質ゆえ、結界は幾重にも重なる階層から成る。
ひっそりと隠れていたいだけの魔女であるため
人や魔法少女の殺害によって魔力を集めるようなことはせず
結界内に入ってきた魔法少女たちの魔力を僅かに吸収することで、
自分の身を守る層を形成してゆく。
(ゲーム内アーカイブ「魔女・ウワサ一覧」より)



果てなしのミラーズの主である鏡の魔女(みことが魔女になった時に生まれたオリジナル)が分離した人格を得たことで誕生したⅡ部最後の敵。

手下が成長したものに比べ形が変化しており、胴体と手足が生えた巨大な姿をしている。
戦闘では腕を叩きつけたり、銃撃しようとしている使い魔を腕で飛ばすなどして攻撃してくる他マギアも使用する。

■メインストーリーでの活躍(Ⅱ部)


◆Ⅱ部7章まで

Ⅱ部3章ラスト、Ⅰ部の決戦の後記憶を失っていた元マギウスの アリナ・グレイ にみこと自身がいる果てなしのミラーズの風景を見せ、アリナはそれを絵として描いていた。

5章、梓みふゆたちとの果てなしのミラーズの探索によってアリナは鏡がたくさん置かれているターミナルにたどり着く。

その後も探索は続き、7章で探索中のアリナの体を借りてアリナと彼女の後輩 御園かりん を自身のいる深層へ導いた。

◆Ⅱ部8章

ねぇ、アリナちゃん
わたしと一緒に全てを滅ぼそうよ

深層にたどり着いたアリナとかりんの前に現れる。しかしその姿や声はアリナの頭の中でしか見えず聞こえなかった。

自己紹介をした後、みことはアリナ(とかりん)に自身の過去を見せる。
+ 過去
大東団地に住んでいたみことは「奔放な性格で母に迷惑をかける父」を恨み、心をすり減らしていた。
そこに現れたキュゥべえと契約し、願いを叶え魔法少女となる。

残った母と2人で日々を過ごすことが出来ると思ったみこと。
しかし思った通りにはならず、父から解放された母は消えた父と同じように外へ遊びに行くばかりの奔放な日々を送るようになりみことが母と過ごす時間は少しもできなかった。

母を想い叶えた願いは、みことをさらに苦しめることになったのだ。

そんなみことを支えていたのは戦いの中で出会った友人、 更紗帆奈 の存在だった。
帆奈と固有魔法について研究したみことは、毎日家を出る度に魔法を使い 「幸せな家族のイメージ」を自分自身にかけて生活するようになる。

「帰ってくる度に理想が音をたてて崩れていって深い溜め息と一緒に心が沈んでしまうけど
暗示をかけずに自分の心がすり減るよりずっと良かった」


そして、戦いを続けたみことは帆奈の目の前で魔女と化してしまい、自分にかけていた暗示は解けてしまった。

「その瞬間に襲ってきたのは深い悲しみと後悔と遣る瀬なさ」

「そして、この人生の沼から這い上がって幸せになりたいっていう気持ちと
全てを恨むようなドロリとした感情だった」

「死にそうだっていうのに私の中でどうしても生きたいって思いが溢れてきて
急に聞こえてきた声が絶対に生きられるはずのない私に何をするべきか理解させたの」


「私は神浜を滅ぼす存在になりたい」
その声の主は八雲みたまだった。


「そう、私はこの私を産み出した憎い町を世界を消してしまいたい
そのために生きたい」

「思った瞬間に、私はたぶん暗示だと思っていた自分の力を開花させた」

「自分が何をしたかは覚えてない」
「でも、誰かに何かを思いこませる暗示なんて力は超越して私は自分の魂を除く全てを帆奈ちゃんに移植した」
「哀れな自分の記憶も開花した力も本人が気づかない記憶の片隅にまるで新たに生まれた人格のように移植した」
「それから私は寄生虫のように移植を繰り返しながら宿主を変えていって今はアリナちゃんの中にいる」

こうして魔法少女の「瀬奈みこと」は死に、人格の「瀬奈みこと」が誕生する。

移植を繰り返す度に魔力がすり減り、一度みことの人格は消えかけてしまう。だがアリナがⅠ部終盤でイブを取り込み世界を滅ぼそうとした際、みことはイブの膨大な魔力を得て現在のように行動出来るようになってしまった。


ただ滅びを求める人格として
んふふっ

アリナが記憶を失っていたのはアリナに寄生していたみことの仕業だった。
アリナへ自身に協力するよう持ちかけるがアリナは隠していた記憶を要求。

アリナがみことを潰そうとしたため仕方なくアリナに記憶を戻し、アリナは失った記憶とⅠ部終盤で至った 「人類は滅びを求めている」 という考えを思い出した。

アリナは「みことの進化計画」に付き合うと言い出し、かりんはミラーズの入り口へ戻されてしまう。
帰還したかりんはいろは達にアリナとみことの事を報告する。

◆Ⅱ部9~10章

ネオマギウスとの戦いを描いたエピソードであるため登場しない。
しかしかりんの報告を聞き、自分の願いが今のみことを生み出したのではないかと感じたみたまは「滅びに抵抗すればするほど、訪れる滅びが大きくなるから神浜以外が巻き込まれる前に滅びを実現してしまおう」とネオマギウス側について行動していた。

◆Ⅱ部11章

10章ラスト、アリナを連れて帰ろうと果てなしのミラーズに戻ってきた御園かりんにコピーの秋野かえでを差し向け、かりんと再会。
アリナは 「滅び」 という自身と同じ方向へ進むことに協力する姿勢を見せていた。(しかし、私怨を晴らすため滅ぼそうとするみこととは違い人間が無意識に欲している滅びを「与える」のが目的だった)

かりんにアリナにも見せた
「悪意を持って人間が滅ぼし合う様子」
「善意を持って人間が滅ぼし合う様子」
「人間が人間の根源を否定して滅ぼし合う様子」や
「神浜を悲しみの連鎖に巻き込む原因になった過去の神浜の話」
といった「滅びの歴史」を見せ、「人類は滅びに向かうサイクルに囚われている」「どんな喜びも希望も悲しみに終わる」と語る。

しかしかりんはみことの意見に賛成しなかった。今の神浜はキモチをめぐる戦いが終わり、自動浄化システムを手に入れバラバラだった魔法少女が一つになろうとしていたからだ。

「サッドネスがハピネスになる良い流れだと思うの!」
「アリナ先輩も改心して、これから良い人になるの!」
「でも、わたしは滅ぼしたいんだよね」
「アリナちゃんも言ってたけど個人的な恨みがあるから」


そこでみことはいろは達の様子をかりんと観察し、実験をすることに。

「希望が絶望で終わるのか
それとも絶望が希望で終わるのか」
「今の神浜市の状況はね、それを観察するにはいい状況なの」
「アリナちゃんもモヤモヤして答えを出せないと思うから」
「救われて終わるかどうかわたしと一緒に見てみよう」
「んふふっ」


絶望から希望は生まれるのかな?

するとみことは自身のミラーズの鏡を利用したのか過去に接続し藍家ひめなが捨てたはずの未使用の仕掛け(スマートフォン)を回収して、使用した。
その仕掛けの内容は 「魔女にさせるような悪夢を見せる」 もの。

環いろは 環うい 紅晴結菜 時女静香 藍家ひめな 氷室ラビ ・ピュエラケアの3人(と佐鳥かごめ)を除いた神浜に住む魔法少女全員が一瞬のうちに行動不能になり、このままではソウルジェムが穢れきり魔女になってしまう。

自動浄化システムを手に入れる直前に、いろは達は絶望的な状況に遭遇する。

再び諦念に染まった氷室ラビがキモチの石と融合し魔法少女を殺すべく動き出すも、いろは達はラビを改心させ元に戻すことに成功。

いろははキモチの力と妹、小さなキュゥべえと融合した新たなる姿「(インフィニット)いろは」となり絶望を乗り越えた。
しかし「物足りない」と話すアリナに対して、みことは本体の鏡の魔女に人格であるみこと自身を渡すよう話す。

システムに干渉しようとしていたキュゥべえも魔法少女になった佐鳥かごめの願いで干渉できなくなり、いろは達は自動浄化システムを広げようとするが…

◆Ⅱ部12章前編


これで私は見なくていい
悲しみ続ける人たちの姿を




冒頭、アリナによって人格を本体である鏡の魔女に捧げられる。
「へぇ、あれがあなたなワケ」
「そう、あれが私」
「人格がなくて不完全で」
「おびえてるばかりの可哀想な魔女」


「だからいま
覚醒(アウェイク)させるってワケ?」
「そう、そして見せてあげる」
「人類が悲しみで終わっていく
滅びへ向かうステキなショーを」
完全体になったみこと=鏡の魔女は神浜全体を結界で覆った後、自動浄化システムに干渉することができ自身の驚異になりうる∞いろはへの強化変身に必要な小さなキュゥべえをコピーのいろはを使って殺害。
変身を封じた。

そして鏡によって過去へ飛び、 人類が生まれない世界にして全てを「滅びへ導く」 ために動きだした。
そしてアリナもいろはの達の前に姿を表し、「本当に滅びで終わるのか答えを知りたいこと」、「みことを止めて幸せ(ハピネス)な終わりを迎えられたなら自分もそれを受け入れること」を告げる。


「どう?あなたは抵抗(レジスト)してみるワケ?」
「はい」
「そしてあなたが見ている滅びを私たちが覆します」
いろは達は 自らの「未来を掴む」 ために鏡の魔女が過去へ行くのを阻止しようとし、鏡の魔女に立ち向かう。




いろは達に小さな鏡を破壊され、過去に向かうための大きな鏡を覆うバリアも壊されてしまう。
…しかし、いろは達の想像以上に鏡の魔女は強大な敵だった。


  • バリアを破壊された直後、小さなキュゥべえに続き自動浄化のコアになれる存在だったいろはの妹ういを殺害。自動浄化システムを自らの手中に納める。
  • 自動浄化システムを悪用し、11章の悪夢でソウルジェムが穢れきった神浜の魔法少女達をドッペルに乗っ取らせて暴走状態にする。最終的に2部各グループのメンバーは暴走を止めるため リーダーに殺害され、仲間に手をかけた各リーダーはソウルジェムが穢れきり死亡する地獄絵図に。

鏡の魔女はこれらのえげつない方法でいとも容易く邪魔になる神浜の魔法少女達を消していく。神浜も破壊されてしまった。

残ったかごめといろはは死んでいった魔法少女の力を受け継ぎ復活したやちよ達に助けられながら、過去に干渉して生きているういをつれて来ようとするも最終的に失敗。
万策尽き絶望の中、いろはとかごめは死んでしまった…。



「あっ、ひめなちゃんのスマホのバッテリーがまだ残ってた!『編集』を押せばいいのかな?えーっと」


こうして神浜の魔法少女は御園かりんとアリナ・グレイを除いて、全滅してしまったのだった。


「これでよし…と」





追記、修正は全てを滅ぼしてからお願いします。





















しかし、いろは達は命尽きるその時まで希望を捨ててはいなかった。

情報を集めるかごめの能力で絶望の記憶は葉っぱに込められた。その葉っぱは時間を遡り、小さなキュゥべえが殺される前の時間のいろは達のもとへ届く。
過去のいろは達は記憶を受け取り小さなキュゥべえの死を回避、∞いろはへの変身を成し遂げる。

絶望から託された記憶から、希望が生み出され、みことが滅ぼし閉ざしたはずの未来は変わろうとしている…

◆12章中編

いろはが∞いろはに変身したことでウワサの女王となった灯花とねむが目覚める。2人の「悪夢で瀕死状態の魔法少女達をウワサに変える」荒業によって倒れていた魔法少女が全員復活。

鏡屋敷に向かったいろは達の前に鏡の魔女が現れた。
しかし姿が見えず魔法少女たちの攻撃が効かない。一方的に不可視の攻撃を続けていたが灯花の魔力変換によって攻撃が見えるようになってしまう。
ついに鏡の魔女との戦いが幕を開けた。

◆最終決戦

12章5話の最終決戦については、いくつかの段階に分けて記載する。

第1段階:鏡の魔女を守る被膜の破壊

「ガラス片の破壊を私たちの攻撃と防御にして本体との戦いに挑みましょう!」

こちらへ向かって飛んでくるガラス片をタップして破壊するミニゲームをプレイする。
一定時間耐えきり被膜を破壊できればクリア。
第2段階へ進む。
また、章選択画面で12章5話をタップすると前置きなくいきなり始まる点に注意。
ミスすると怖い画像が表示された後再び選択画面に戻されてやり直しになる。


うい「わたしたちが戦ってたのは、体の一部だった…?」


いろは「積み重ねた呪いの塊が私たちにとって本当の敵…」

「きっと私たちだけではない数多の呪いを集合させた結晶こそがこの魔女の姿なんだ」

第2段階:鏡の魔女の手足を食い止め、鏡の魔女に攻撃を当てる

「この世界の膨大な魔力と
様々な世界から少しずつ集めた膨大な魔力」
「ふたつの力を合わせて
魔女を打ち破るための一撃を作るので」
「それまで、各グループの皆さんで
魔女の手足を押さえてください!」

被膜を破壊された鏡の魔女は手足を生やした巨大な姿だった。
4つある手足をそれぞれ時女一族・プロミストブラッド・ネオマギウス・午前0時のフォークロア(+α)の魔法少女たちに破壊してもらい、∞いろはは鏡の魔女に一撃を与えようとするが…

ここからアプリで不定期に開催された高難度イベント「殲滅戦」と同じルールで鏡の魔女の手足を守る鏡の魔女(手下)を倒して4つある手足を破壊した後、鏡の魔女の頭を倒すことになる。
要するに手下4体→本体との戦闘。

1体ごとに体力や属性、使ってくる状態異常が異なりそれぞれ別のパーティを編成して戦う。
しかし殲滅戦仕様である都合上他プレイヤーのサポートを受けることができず自分の力で撃破しないといけないうえ、1つの手足を倒すために使用した魔法少女は他の手足及び頭との戦闘で使用できない。
(そのため最低5人の魔法少女が必要である)
また、コンティニューなどの救済措置は使用できない。
ノーコンティニューでなんとか頭を撃破すればクリア。
なお、高難易度だったためか11月4日のメンテナンスで調整が入り現在は弱体化している。


鏡の魔女は∞いろはの攻撃を阻止しようとするが死に抗ういろは達の姿を見て「アンサーを見つけた」アリナはいろはの味方についてしまう。

「もう呪いを溜め込まなくてもいいから…ごめんね…」

アリナの魔法によってもたらされたチャンスを生かし、∞いろはの一撃が鏡の魔女に命中。
鏡の魔女は倒され、いろは達は勝利した





...と思われたがまだ鏡の魔女は生きていた。
いろはの前にひとりの人物が現れる。

「これは…魔女が見せてる人…?
鏡が映し出した幻影…?」
「そう、私は鏡の魔女の最後の部品
魔女になるときに欠けた人格」
「それじゃあ…あなたが瀬奈みことさん?」
「ねえ、どうして邪魔をするの…」

「わかってない…」
「悲しみに満ちた魔法少女たちが
幸せになんてなれないのに…」
「滅んで消えた方が幸せなのに…
私はね気づいたんだから…」

「みことさんも東西の問題に翻弄されたひとりですよね…?」

「東西の問題…?家族のこと…?」
「もう、わからなくなったな…」
「え…?」

「アナタは何も知らないくせに!」



再び動きだそうとする鏡の魔女。いろははさっきの攻撃でエネルギーを使ってしまったためすぐに反撃できない。
再び万策尽きたと思われたその時、鏡の魔女といろはが目にしたのは...



うい「すごい、魔法少女が集まってきてる!」
かごめに憑いていたリィちゃん(風の伝道師のウワサ)が、助けを呼んでいたのだ。
しかしみことも負けじと使い魔達を呼び寄せて対抗。

現代だけではなく、無数の世界の存亡を賭けた最後の戦いが始まる。



「時空を飛び越えて私たちは未来を作ろうとしている」
「どれだけ膨らんだ呪いでも
私たちが散らすから」

「時空を飛び越えられるのは
あなただけじゃない」
「希望を外から手繰り寄せるなら
私は絶望をこの世界に迎える」
「そんな…
みんなが使い魔や他の魔女と…」

「ほら、どれだけ助けがきても、
呑まれちゃうでしょ...絶望に」


最終段階:鏡の魔女との決着


メインストーリーⅡ部最後のクエストでラスボスである鏡の魔女を倒せばクリア。
このバトルは通常のクエストと同じ仕様なので他プレイヤーのサポートキャラを使用できる。

敵はラスボスに相応しく 途轍もなく強い。
HPは 20000000(2千万) と凄まじいステータス。
(ちなみに、Ⅰ部のラスボスであるワルプルギスの夜は体力1千万でありその2倍の体力を持っていることになる。
また、 現在は第2段階同様弱体化されている。詳細は後述 )
そのためほとんどの場合長期戦になってしまう。

こいつの厄介な所は戦闘開始から体力をある程度減らすと行動パターンが変化しマギア使用不可の状態異常などを延々とかけてくること。

まともにマギアが使えなくなるため、5周年記念キャラとして実装された∞いろはのマギアの「何回か状態異常を無効化する」追加効果やスキル「レストア・ヘルス」、状態異常解除のコネクトによる対策が必須。またコネクトやスキルは使用不可にならないのでそれらを駆使して戦うこともできる。

またデバフ効果付きのマギアを度々使用してくる。
マギア使用1ターン前にMPを自動回復する
スキルを使うので目安にしよう。

さらにこちらから使ったデバフ効果を反射(無効化ではない)するスキルも使用する。相手のステータスを下げるスキルやマギアの使用タイミングには注意が必要。


「ぐっ...ぅぅ」
「抗ったところで、悲しみに落ちるのは宿命だよ!」

体力を削っていくたびに会話が挟まれ、鏡の魔女は少しずつ押されていく。

「はぁ…ぐぅ…
数の上では同じはず…」
「今まで見てきたものだって、
喜びで終わりはしなかった!」
「だけど、今回ばかりは
希望で終わりそうよ」
「ええ、使い魔たちは倒した」
「他の時空から来た仲間たちだってまだいるし」
「もはや絶望へ向かう悲しみは
希望を満たす喜びに負けた」


「ひとりの希望じゃない
ここにあるのはみんなの希望」
「それが手を取り合うと
とても強くなっていくんです」
「たとえ悲しみ苦しんでも」
「その中から生まれる希望を
私は信じて示し続けます」
「だから、これで最後です!」

HPが残り僅か(弱体化前は200万以下)になると上記のやりとりと共に行動パターンが変化。
最後の抵抗とばかりに自身に耐久50万のバリア(削りきらないと本体にダメージが入らない)をはりつつHP、MP回復不可の状態異常などを一定ターンごとに使用してくるようになる。
ここまで来れば撃破まであと一歩。

しかしこの状態でも相手はマギアを放ってくるため早く倒さないと押し返されて敗北してしまうことも。
真正面から突破できない場合、パターンが変化しないギリギリまで減らしマギアで一気に削ってそのまま倒すという手もある。

こちらも強力な性能から撃破難易度が高すぎると判断されたのか、2022年11月4日のメンテナンスで調整が入りHPが2000万から500万に下げられた。
なお、同時に12章のチャレンジステージも実装されておりそこで戦う鏡の魔女は HP3000万 で弱体化前より強化されている。

激闘の末にHPを0にして鏡の魔女を倒すことができれば、エンディングが訪れる。


◆滅びを求めた者の結末

「何が救えるか…!」

「人は優しくなる…?
幻想よ…優しくなんてなれない!」
絶望に抗ういろは達の姿を見ても、みことの滅びを信じる気持ちは変わらなかった。

「私は数多の死を目撃して
その宿命と向き合ってきた!」
「たかが10代の青二才が
しょうもない理想を語らないで!」


「もしかしてあなたは、
みことさんじゃ…ない…?」


「みこととして生きていたし
みことの魔女にも付き合った」
「付き合った…?」


「じゃあ、あなたは誰…?」
「なんだったかな…あれ…?」
「みことの前だった私は…?」
彼女は過去を思いだそうとする。その姿は黒い穢れの塊のようになっていた。

「どうして絶望したの…?」
「私は魔力を使い果たしてしまった」
「昔の、大昔の本当のあなたは…?」
「…本当の私は…」

穢れの塊から現れたのは大昔の神浜で、水名露と一緒に戦っていた魔法少女千鶴だった。
「露が魔女になったのを助けきれなくて...」
「城の地下に眠る象徴の魔女を
倒しきれなくて...」
「あぁ…違う…違う…!」
「ねえ、助けて…!
露を助けてやってよ!」


再びみことが姿を現し、千鶴とともに話し出す。


「助けることもできずアタシは何度も苦しむ
悲しみ続けるのはもう嫌なんだ」
「ああ、もうあんな家に帰りたくない
どうして惨めでしかいられないんだろう」

「あなたは、瀬奈みことだよ!」
「…っ!」
「みことさんは優しいから、不幸な過去を見すぎて
自分の魂の姿まで曖昧になっちゃったんだよ…」
「あなたは千鶴さんや周りにいる子の不幸を
自分のことのように感じて嘆いてる」

いろはは続けて話す。

「でも塗りつぶされないで」
「何百何千何万の呪いや苦しみがあっても
私がそれを塗り替えていく」
「そして、喜びと希望で終わる未来を作るから
これからの未来を信じて…」
「この戦いを終わらせて!」

「数多の悲しみを無視しろっていうの…?」
「無視なんてしないし否定もしない!
向き合って受け入れて覆すの!」


「じゃあ、証明してくれ
露を救えるかもしれないなら」
「そう、今ここで奇跡を見せてよ」


「私の力を貸してあげてもいいから
救われる魔法少女の姿を見せてよ!!」

みことは、鏡の魔女は自らの力をいろはに託して消滅してしまった。

いろはは自分の真の固有魔法「巻き戻しの力」を使い、ウワサと化した魔法少女達を元に戻していく。

そして膨大な魔力を使ったいろはは存在が曖昧になり魔法少女以外の記憶から消えてしまうも、灯花達と自動浄化システムを広げることに成功。いろはは魔法少女を魔法少女のまま救う奇跡を起こした。


魔法少女に希望をもたらす自動浄化システムによって、呪いは消え、みことや千鶴のように絶望する魔法少女はもう現れないだろう…。

■マギア☆レポート

「メインストーリー完結直前の今まさに」
「絶賛ピックアップ中の瀬奈みことでーす」

シーズン2#249にて初登場。
深月フェリシアと佐倉杏子のいたバー(?)のような場所に現れる。



「どれだけ書いてもたどり着くのは悲しみ
項目を建てても訪れるのは追記・修正」

「それはね、このwikiの歴史を見ていればわかるよ
だってwiki籠り自身が望んでることなんだから」

出典:マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(2017年8月22日~)より
©Magica Quartet/Aniplex・Magia record Partners
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最終更新:2024年04月30日 17:58