潜入開始(遊戯王ラッシュデュエル)

登録日:2022/09/20 Tue 23:46:52
更新日:2024/04/08 Mon 13:12:40
所要時間:約 9 分で読めます




潜入開始(シークレットオーダー)とは、「遊戯王ラッシュデュエル」に登場する魔法カードである。

■目次

【カードテキスト】

通常魔法
【条件】なし
【効果】自分の手札または自分の墓地の通常モンスター(レベル7)1体を選び、
自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。
このターン、この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は700アップし、相手の罠カードの効果では破壊されない。

【概要】

「ゴールドラッシュパック」にて登場した魔法カード。
レア枠のない同パックのスーパーレアを務める。

イラストではハンディーレディがビル街の中を何やらハイテクなマシンを使って急降下している。
カード名通り万事屋のお仕事で潜入を開始するのだろう。
中々スタイリッシュな構図ではあるのだが、彼女の大きすぎるバストが落下時の空気抵抗に負けてたゆんたゆんしている大変けしからん絵面となっている。

効果を持たない代わりに墓地からのサルベージ手段やステータスで優位を保っていたレベル7通常モンスターの運用……
どころか、ラッシュデュエル全体に革命をもたらしたカードといえる。

【このカードの利点】

1.リリースを必要としない

いくら手札が毎ターン5枚まで補充されるラッシュデュエルと言えど、アドバンス召喚にはリリースを必要とする点はOCGと変わらない。
レベル7モンスターをアドバンス召喚するには2体のモンスターが必要になるため、何の備えもない状態から出すには最低でも手札の下級モンスターを2枚出す必要がある中、
条件の合うモンスターがいればこのカード1枚から出すことができる

これだけなら後に輸入された《古のルール》でもできる芸当だが……?


2.墓地からも特殊召喚できる

このカードの凶悪な点その1。
手札のこのカード1枚から対象モンスターを手札に引き込む必要もなく特殊召喚が可能
他TCGにはよくあるデッキからのサーチがないラッシュデュエルでは墓地肥やしが非常に重要であり、強力なカードや効果を素早く使用するためにデッキの上からカードを何枚も墓地に送ることが求められる。
その過程で対象モンスターが1枚でも落ちれば片手間にエース級モンスターを蘇生させるのも容易。

また墓地から特殊召喚できればリリースの必要がないのはもちろん、手札の消費もこのカードのみ。つまりアド損しない。
手札に引いた対象モンスターを、気軽に各種手札コストへ転用できるようになる。
ゴールドラッシュパックにはOCGでもおなじみの《魔法石の採掘》も登場しており、特殊召喚するモンスターをコストとして墓地へ送り、墓地肥やしの過程で落ちた潜入開始を回収することでコストを一部踏み倒す芸当も可能。
このコンボは手札を減らす必要がある《パラレルバース・ゲート》(後述)の登場後に頻繁に見られた。

墓地からの最上級モンスターの特殊召喚自体はこのカードの登場以前もいくらか見られたが、こちらはさらに……?


3.攻撃力アップ

このカードの凶悪な点その2。
対象モンスターはラッシュデュエルに最上級モンスターの攻撃力の基準値である2500*1前後の高い攻撃力を持つが、この効果により発動ターン中はさらに700ポイントアップし3000を超えるのもザラ。
攻撃力2500同士の殴り合いに打ち勝てる…どころかレジェンドカードである青眼の白龍や、大抵のフュージョンモンスターを超える攻撃力を簡単に生み出せる。

700ポイントの差を埋める汎用的な罠カードはそうそうないため、《ハーディフェンス・ミッション》*2などで破壊した方が良いと思われるだろうが……?


4.罠破壊耐性

このカードの凶悪な点その3。
上述の《ハーディフェンス・ミッション》のみならず、あのダーク・リベレイションミラーフォースなど直接破壊する罠も平気。
この効果も合わさって打開力を持ちながらアドバンテージを失いにくく、高攻撃力の対象モンスターを守ることで相手ターンへの戦線の維持にも役立つ。

5.発動条件が非常に緩く、カード消費も少ない

以上のメリットを持ち合わせながら「【条件】なし」。対象モンスターが手札か墓地に1枚でもあれば他にコストも必要なく発動できる。さらなる補助や展開も容易になるだろう。

1ターン中の発動制限もなく、先述の魔法石の採掘と組み合わせて複数発動も可能。


6.特殊召喚されるモンスターのサポートが豊富

対象モンスターはレベル7なので《七宝船》*3の追加ドローに対応し、通常モンスターなので後述の《パラレルバース・ゲート》と組み合わせリリース用の下級モンスターを必要とせず絶え間なく回転させることも可能。

また、レベル7通常モンスターであれば何でも特殊召喚できるため、対象モンスターを1枚ずつ種類をばらけて採用することで《火雷神サンダーボールド》*4の追加効果の条件を満たすのに一役買う。


以上の通り、このカードは
・このカード1枚から
・最上級モンスター(=元々やられにくい)を
・出したターン中はさらにやられにくくして
・フュージョンモンスターやレジェンドカードを殴り倒せる攻撃力を付加させ
・リリースというコストを軽減して出せる
・何なら墓地肥やしで直接墓地に送られたものは実質コストなしで出せる
画期的なカードなのである。

【主な対象モンスター】

  • ギャラクティカ・オブリビオン
  • ミルキーウェーブ・ネオ
ギャラクシー族の攻撃力2500コンビ。《メテオ・チャージ》*5と絡めてライフを削り取る動きが基本にして強力。
前者は遊戯王ゴーラッシュ!!の主人公ユウディアス・ベルギャーのエースモンスター。2022年9月現在、レジェンドカードを含めたレベル7通常モンスター最強のステータスである攻守2500を持ち、守備表示にされても安心。
後者は守備力1000と劣るものの、こちらは風属性で《フォローウィング・ワールド》*6を擁する【風バニラ】のエースとして運用可能。

  • 最強戦旗タフストライカー
攻撃力2500の機械族モンスター。上記のオブリビオンの登場までは高めの守備力も持ち併せていた。
《鋼機神ミラーイノベイター》の効果のコストにできるほか、【機械族】では強力な罠カードを共有可能。

  • 火麺上忍ダイアップ
攻撃力2500の炎族モンスター。
守備力は0だが優秀な手札交換カード《火麺ドローっと濃厚返しの術》*7の条件を満たすことができる。
業火の結界像》の登場後は、特殊召喚封じに引っかからないモンスターとして活躍。

  • ハンディーレディ
攻撃力2400のサイキック族モンスター。この潜入開始のイラストに書かれたモンスターでもある。
攻撃力は一段劣るものの風属性なので先述のミルキーウェーブ・ネオと同様に【風バニラ】でエースを張ることができる他、サイキック族であるため《ロマンス・ピック》の条件を満たせ、《未知との邂逅(クロスターゲット)*8の追加効果を発動できる。

上記以外にも
  • 相手モンスターの殲滅能力に長けた必殺技カードなど専用サポートが幅広い《魔法羊女メェ~グちゃん》
  • 墓地肥やし能力に長けた爬虫類族のサポートを共有できる《白色矮星人サンジェルマン》
  • 攻撃力2300と劣りながらも炎属性・ドラゴン族で独特の需要がある《アタック・ボルケーノ・ドラゴン》
など、対応モンスターは幅広い。
今後も新パックで種族のプッシュが為される毎に対象モンスターが増えることが期待される、将来性も兼ね備えるカードである。


【環境において】

判明時は大きく騒がれることはなかっただが実際に出てみると
このカードはそれまでの環境を大きく塗り替えた。

環境初期はそれまでのトップメタだった機械族に上級機械バニラであるタフストライカーと潜入開始を採用した【機械オーダー】が台頭。
さらに全体除去効果を持つ魔法「ドラゴニック・プレッシャー」とそのコストで墓地に送ったバニラドラゴン族を潜入開始で蘇生する【プレッシャーオーダー】という新デッキが誕生した。

更に元々バニラのサポートが多い風属性デッキに採用した【風オーダー】、ブラックマジシャンを蘇生させる【ブラマジオーダー】、
同じパックに登場したCAN-Melo:Dとサンダーボールドによるコンボデッキにバニラ星7バニラを複数採用することで手軽な蘇生を可能にした【サンメロオーダー】に...

そう...とにかくこのカードはあらゆるデッキに採用されているのだ

そもそも上級モンスターを出すのにアドバンス召喚やフュージョン召喚は最低3枚使うのに対して、このカードはほぼノーコストで上級モンスターを出せる時点で強すぎる。

同じくノーコストで上級モンスターを蘇生できるレジェンドカード《死者蘇生》が積極的に採用されていたということを踏まえると、通常モンスター限定とは言え強力な追加効果を得ながら蘇生できるこのカードを3枚採用できるというのは非常に強力であり、結果的に多くのデュエリストが上級バニラと潜入開始の出張セットを採用するようになる。

更に環境が進むと「オーダーで蘇生して殴るのが安定して強いしこれに特化した方が強くね?」という発想が生まれ、
使用した潜入開始を《魔法石の採掘》で回収して使い回すという【採掘オーダー】が誕生。

更に次弾で何をトチ狂ったのか手札0枚の時に発動すると墓地から通常モンスターを2体まで蘇生できる魔法カード《パラレルバース・ゲート》が登場。
七宝船や採掘を組み合わせつつデッキのモンスターを潜入開始対象モンスターで固め、手札コストを用いるカードを駆使してデッキを回し墓地に落としたモンスターを蘇生させて戦う、【パラレルオーダー】が誕生。

何度除去されても大量の上級バニラモンスターを展開して制圧していくというまるでどこかのOCGで見かけるような戦術で瞬く間にトップメタへと駆け上がった。

OCGと比べると除去が弱いラッシュデュエルにおいては2500を超えた攻撃力を持つレジェンドカードの最上級モンスターや、フュージョンモンスターは場持ちの良さがウリの一つだった。
しかし、このカードの登場によって1枚であっさり越えられてしまいウリとして弱くなってしまった。
特にOCGと違い基本的にフィールドで融合しないといけないフュージョンモンスターに関しては、出すまで手間がかかる癖に、返しで1枚でポンと出てきたバニラに簡単に殴り殺されるため場持ちも悪く価値を大きく落とした。

【このカードの対抗策】

特殊召喚させない

展開される前に封じてしまえば怖くない。が、それぞれ穴や弱点もあり、これらのカード単体ではアドバンテージを生み出さないのが難点。
相手の特殊召喚を封じるカードは2023年1月現在5枚存在する。

  • 業火の結界像
OCGでもお馴染み、炎属性以外の特殊召喚を封じるモンスター。
先述のダイアップやボルケーノ以外のほとんどの対象モンスターの特殊召喚を封じることができる。
最悪の場合セットやリリースに回せる軽さも売り。
ただしステータスは並であり、アドバンス召喚には何ら影響をもたらさないのが難点。

  • ウルトラバイオレディ
お互いの墓地からのレベル7モンスターの特殊召喚を封じる最上級モンスター。
潜入開始に限らず【サンメロ】にも通じる効果で、攻撃力も2500と高い。
だが手札からの特殊召喚は防げない。
最上級モンスターにふさわしいステータスを持ち、《ヴォイド・コリドール》や《陰陽士ミギナギ》で墓地から繰り返し回収できるのが利点。

  • 天翔流麗ヤメテラス
アドバンス召喚封じモンスター《魔将ヤメルーラ》を素材としたフュージョンモンスター。選択効果の一つで相手ターン終了時まで打点アップと表側攻撃表示での特殊召喚封じを得る。
元々の攻守3000とマキシマム以外は寄せ付けないステータスの高さが売り。
フュージョンモンスター故の出しにくさが最大の欠点。

  • 藍の牢獄
上記の《ウルトラバイオレディ》が載っている罠カード。
相手のモンスター召喚・特殊召喚時に自分のモンスター1体を墓地へ送ることで、発動ターン中は墓地からのレベル7・8の特殊召喚を封じる。
レベル8を含めた最上級モンスターの蘇生を防げるほか、1ターンのみの妨害効果はこちらも特殊召喚主体の場合の動きを阻害しない。
ただし相手が一度召喚を挟む必要があるため、1枚目から蘇生効果が発動された場合はその蘇生を防げない。
自分のモンスターを墓地に送るコストも、壁が減るという点ではかなり痛い。

  • 終焔魔神ディスペラシオン[R]
マキシマムモード無しでもお互いの手札・墓地からのレベル7モンスターの特殊召喚を封じる最上級マキシマムモンスター。
《ウルトラバイオレディ》より更に封じる範囲が広く、攻撃力も2200と低すぎるわけでもないが、マキシマムということもあり専用デッキ向きか。
マキシマムモードの場合は相手のセットも封じてしまう。


罠カードを駆使する

破壊されないのであれば、破壊以外の方法でやり過ごす。
相手モンスターの攻撃時に相手フィールドにレベル7が2体いるとバウンス効果が付与される罠カード《燃尾之急》に
【機械族】であれば攻撃モンスターを守備表示にする《獣機界奥義 獣之拳》や《バトル左遷》、
とりあえず味方モンスターを守る《アタック減俸》《楽姫の独演》など。

ただし潜入開始使用側デッキには攻撃反応系罠が機能しない【サンメロ】*9の可能性もあるため、どうにか特殊召喚時に対応して発動しなければ間に合わない。

現在では上記のサンメロにも刺さる、墓地からの特殊召喚時に相手モンスターを2体まで裏守備にする《落とし蓋》が最も有効か。


マキシマムモンスター

このカードで特殊召喚された通常モンスターの攻撃力は大抵2500+700=3200。
ほとんどのマキシマムモンスターのMAXIMUM ATKである3500には至らないため、出せれば今後の展開が楽になるだろう。
後発のMAXIMUM ATKが3000の《焔魔神ベルシュドロス》も[L]の効果で通常モンスターには破壊されないため、ダメージこそあるが何とか耐えられる。
それを見越して【パラレルオーダー】のレジェンドカードは大抵《死者への手向け》であるだろうし、壁となるマキシマムパーツを貫通で撃ち抜かれるリスクもあるのだが


墓地対策カードを使用する

《ささやきの妖精》や《ことのはの妖精》、《JAM:Pセット!》などで相手墓地の対象モンスターをデッキに戻す。
再度対象モンスターを引くか墓地に送る必要があるため、展開を遅らせることができる。
ただし墓地コストとして送ったターンに蘇生するなど、同一ターン中に潜入開始されてしまうケースもままある。


【結末】

攻撃反応の破壊罠ですらOCGと比べると使いにくい様にデザインされているラッシュデュエルにおいて、それ以上のデッキバウンスなどになると更に使いにくくなり数も非常に少ない。
コンバットトリックも最上級モンスターの攻撃力+700を簡単に迎撃できるカードも限られており、何ならその場凌ぎに攻撃を止めて凌ぐだけのカードも多くはない。
凌いだところでバニラとはいえ攻撃力2500のモンスターが複数残ってしまった場合は、返しの処理も簡単ではない。
やられる側はピンポイントなメタカードを採用せざるを得ない状況なのに対して、それでも完全に止めきれないと理不尽なカードとなっており猛威を振るっていた。
この様に比較的簡単に運用できる割には効果が強力かつ対策が難しく、多くのデッキに採用され長期間のデッキの固定化を招いた。

ラッシュデュエルは環境を支配するカードを出してしまった場合はメタカードを刷ることで、カード自体に規制を入れずに対策してきたため、特殊召喚メタやバニラメタが刷ることで押さえつけようとした。
しかし、それでも勢いが止まることはなくカードデザインで押さえつけることは限界と悟ったためなのか、2023年1月1日より初めて導入されるリミットレギュレーションにおいて初の制限カードの1枚に指定されることとなった。
これにより、レベル7バニラを軸にしたデッキはこのカードに頼った構築にすることが難しくなった。
このカードの流行により価値が下がった罠カードの復権も期待される所か。


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最終更新:2024年04月08日 13:12

*1 《連撃竜ドラギアス》の攻撃力。これを下回るモンスターは常にドラギアスの連続攻撃の的になるリスクをはらんでいる。一方、《セブンスロード・マジシャン》や《鋼機神ミラーイノベイター》といった元々の攻撃力が2500を下回るモンスターは、自身の効果で攻撃力2500を超えるものが評価される

*2 相手のレベル8以下で元々の攻撃力2500以上の攻撃モンスターを破壊する罠カード。ドラギアスや《魔将ヤメルーラ》といった高打点モンスターが一発で破壊される一方、セブマジやイノベイターは引っかからないため再評価に繋がった

*3 手札のモンスターを捨てて1枚ドロー、そのモンスターがレベル7の場合もう1枚ドローできる魔法カード。元々汎用性が高いレベル7主体デッキでの回転力を高めてくれるため相当な需要があり、比較的安価とされるラッシュデュエルのカードでも高値を維持している

*4 召喚ターンのみ自身の強化に加え、墓地にレベル7モンスターが4種類以上存在する場合、墓地からレベル7を蘇生できる最上級モンスター。他のレベル7モンスターを組み合わせて相手モンスターの一掃や弱体化、《CAN Melo:D》とのループと自在な動きができ、環境トップデッキのパーツの一端を担う

*5 ギャラクシー族モンスター1体に貫通効果を与え、効果付与先が通常モンスターの場合、相手モンスター1体の表示形式を変更する魔法カード。壁として裏側守備表示で出した下級モンスターを攻撃表示にし、他の味方のための的を作るなど応用性が高い

*6 風属性通常モンスターの攻撃力を常に500ポイントアップするフィールド魔法。潜入開始の効果が切れても高い攻撃力を保つ壁になる

*7 自分の墓地の炎族通常モンスターの数まで手札を捨て、その枚数分ドローする魔法カード。自分フィールドに炎族通常モンスターがいれば追加ドローできるため、あらかじめ潜入開始で戦力を展開しつつ追加ドローを狙える

*8 高レベルサイキック/オメガサイキック族がいる場合に攻撃モンスターを手札に戻せる罠カード。ハンディーレディがいると下級モンスターの回収効果が追加される。登場順から一連のストーリーになっているのだろう

*9 先述の「サン」ダーボールドで《CAN 「Melo」:D》を蘇生し、それらの効果で相手のセットカードを全てデッキに戻させるループコンボ、及びそれを擁する環境トップデッキ。ギャラクシーカップ(全国大会)一般の部ではベスト4の内3名が使用した