サイプレス(AC3)

登録日:2022/11/01 Tue 14:32:14
更新日:2023/02/12 Sun 15:09:54
所要時間:約 4 分で読めます







クローバーナイトか!こいつを始末するぞ!




サイプレスとはアーマードコア3及びアーマードコア3サイレントラインに登場する名物レイヴンの一人。


【人物】

3ではアリーナにのみ登場する。
Bランクの最下位にいる強化人間(つまりアリーナ10位)。

管理者によって支配されている世界において、管理者そのものを崇め敬うという変わった性格をしている。
その狂信者っぷりは戦闘の前には必ず祈りを捧げるという奇行によく表れており、人生は管理者によって決められているという持論を説いて回っている。
しかし、その割に言動は冷静でプロ意識も高い。曲者の多いレイヴンの中でも一際異質である。
同じように管理者に同調するクレスト社と相性がいいらしく、同社製のパーツを採用して愛機「テン・コマンドメンツ」を組んでいる。

EXアリーナでの相方はミラージュのお得意様なACを駆るリップハンター。
思想的に対立しそうなものだが大丈夫なんだろうか?


続編のサイレントライン(以下SL)ではミッション「機密データ先取」にてゲスト出演。
キャラクターが作品を跨いで登場するのは極めて珍しく、特に彼は3ではアリーナにしかいないキャラクターだったため、シリーズ中でもなかなか異例の存在と言える。*1

そのミッションではサイプレスを含めて3機のACが登場し、プレイヤーに襲い掛かる。
まず先鋒としてオーリー(ムーンサルト)とエレベータ内で戦う。
その後、破壊されたかつて3の管理者の残骸のある部屋にてサイプレスと戦い、途中からゴールドブリット(クローバーナイト)が天窓を破壊しながら派手に乱入して1対2となる。
当然ながら2機のACが同時に襲ってくるのはかなりの脅威…なのだが、3時代ほどの冴えはない。

3のラストで信奉していた管理者は破壊されてしまったわけだが、その後のSLで彼は一体何を思っていただろうか…。



【機体解説】

愛機のACは「テン・コマンドメンツ」聖書に登場するモーゼの十戒を意味する。
フロートMAKにハンドガン・ブレードを持つが、厄介なのが肩のチェインガン×2

このチェインガンはAC3の実弾連射武器の中では最高峰の火力と射程・そして発熱量を持つため、瞬間火力も総火力もかなり高い。
肩装備である都合、本来はタンクでもなければまともに運用することはできないのだが、彼は強化人間の特権を生かしてフロートで利用可能。
ロックオンサイトもやや小さいタイプなのだが、CPU特有の鬼AIMでなんのその。
さらにエクステンションには迎撃ミサイルも装備しており隙がない。

結果、とてつもなく強い。

1発1発がライフルと遜色ない威力の弾をマシンガン張りにバラまいてくるわけで、慣れていないプレイヤーでは途切れることなく掃射されるチェインガンにみるみるAPを削られてそのままお陀仏
しかも空中からのトップアタックを好むため、反撃するにもサイティング技術が必要。
前述のとおりチェインガンの火力は相当なものなので、タンクなどで固めても寿命が少し伸びるだけである。

まさに3において数多のレイヴンに敗北を突き付けた強豪の一人であり、Bランク門番として長くプレイヤーを押し留めていたであろう実力派と言えるだろう。特異な人物像も合わさってプレイヤーに与える印象は大きい。
実際、彼をいなせるようになればB-1まで昇り詰めるのにそう時間はかからない。
どこぞのフィクサーも見習ってもらいたいものである。


SLのミッションで登場する際も武装は同じだが、場所が障害物のある閉所なため以前ように飛び回るような戦い方はできない。
APも最初から半分近く減っている*2ため、先に書いたように3時代ほどの脅威ではなくなっている。
もちろん1対2では分が悪いので長期戦は不利だが、速攻をかけると案外あっさり落ちたりする。



【対策】

強化人間によってブースト持続が伸びている上、空中から構え無しのチェインガンははっきり言って反則級の強さだが(実際強化人間は反則といっていいのだが)、弱点がないわけでもない。

それはチェインガンの弾速が遅いこと。
マシンガン系に共通する弱点であり、少し距離が離れると目に見えて当たらなくなる

このため、軽~中量級の脚に3の名銃「緑ライフル」一丁で引き撃ちをするだけで意外なほどあっさり倒せたりする。
引き撃ちも機体を左右に振りながら常に後退するだけと簡便。
距離を置くほど空中の敵をサイトに捉えやすく、またフロートの特性として空中にいると機動力が落ちるという弱点も同時に突ける、理にかなった戦法である。


もっと楽に倒したいというせっかちレイヴンは両肩垂直ミサイル等がいいだろう。
サイプレスはミサイル迎撃装置を持っているが、ぶっちゃけこのパーツは2系と違いそこまで強力ではなく、しかも上方向から飛来する垂直ミサイルに対しては思ったほど迎撃率が高くないのだ。
運次第ではあるが開幕から連動ミサイルと一緒に乱射しただけで終わる事も珍しくない。


プライドを捨てたレイヴンはダムステージの最上段で待ち構えよう。


引き撃ちも両肩ミサもダム呼び出しも「この際プライドも抜きだ」も嫌だ!俺は実力で勝つんだよォ!
…と、そんな貴方には軽量脚がおすすめ。
サイプレスの使うMAKはバランスの取れたフロートだが、所詮はバランス型である。
骨(HUESO)等の旋回速度に特化した脚を使えば、接近戦でひたすら敵の死角を取り続けるのは難しくない。
ブレードの練習台にするのもいいだろう。



なおSLミッションでの対策は火力を出せるものなら何でも。
閉所なので両肩オービットキャノンが有効だし、タンクならこちらもチェインガンやグレネートランチャーを積んで柱に隠れながら戦うのもおすすめ。





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最終更新:2023年02月12日 15:09

*1 後にシミュレータ(4系列のアリーナ)のみの登場だったがfAでオペレーターとしてメインキャラの1人に昇格した霞スミカ(セレン・ヘイズ)という例もある

*2 仲間の2機も同様