強い雑魚(サガシリーズ)

登録日:2023/02/03 Fri 06:37:08
更新日:2024/04/06 Sat 20:44:43
所要時間:約 11 分で読めます




ここでは、RPG作品『サガシリーズ』に登場する「強い雑魚」を紹介する。
強い雑魚の定義や、他作品における強い雑魚については本項目の方を参照の事。

一覧

塔1Fの「大陸世界」に登場するザコ敵。おそらく「調整不足」にあたるケース。
プレイヤーも使用可能で、なんなら圧倒的なHP・攻撃力・防御力の3点そろった高スペックで初期メンバーぶっちぎり最強キャラ。
ところがそんな高スペックのモンスターがなんの遠慮もなく3体セットで出現し、
結果としてこちらの初期パーティの総合力をほぼ必ず上回るというどうしようもない事故を開幕でたびたび起こしてくる。
こまめなセーブぐらいしか対処法が無いという意味ではシリーズ全体でも屈指の厄介な存在。

  • キメラ(魔界塔士Sa・Ga)
「タイミングの問題」にあたるケース。他にもいることはいるが、その中でも最悪の部類に入るのがこいつ。
塔16Fの「都市世界」に登場し、「3つのあたま」で攻撃してくるのだが、これは塔23Fのアシュラが使ってくるほど強力な攻撃。
アシュラは開発途上ではラスボス候補となっていた、いわば屈指の強ボスであり、実際作中でもラスボスとは別種の強さを持つ。
そんな攻撃をその辺のザコが平然と使うため被害は甚大であり、各世界単位では作中最大のダンジョンである新宿ビルの攻略を困難なものとしている。

  • すざく(魔界塔士Sa・Ga)
そもそも本来はボスキャラなのだが、塔16階にある「都市世界」の地上にエンカウントで出現する。
しかし強力なバリアを張っており、どんな攻撃も効かないので逃げるしかない。
(実は「はかいこうせん」などの防御無視攻撃は効くので倒せない事はない。また仕様上チェーンソーの即死も有効。
 もっとも、倒した所でな・ん・ど・で・も蘇るので意味はない)
地下や建物までは追ってこない為、地上の移動はなるべく避けて、地下を探索するのが正解(こちらは通常の敵が出現)。
ある程度ストーリーを進めるとエンカウントしなくなり、地上にも通常の敵が出現する様になる。

  • きどうほへい(魔界塔士Sa・Ga)
塔17〜23Fの道のりに出現する。
問題なのはその攻撃手段。パンチ・キックとかに混ざってミサイルなんてものを搭載している。
これ、「敵全体に」「あらゆる防御や耐性を無視して」「250〜300といった大ダメージを」「必中で」「軽減させずに」「回避させずに」食らわせてくる兵器なのである。
こちらが使えばラスボスさえ正攻法で容易く打ち破れてしまう。
そんなものを携帯して複数で徘徊しているのだからなんとも恐ろしい。
登場するのがラストダンジョンより前というのがもっと恐ろしい。

最終ダンジョン最深部にてごく稀に(正確には出現テーブルが決まってる)出現するレア雑魚敵。
「フレア」「じしん」といった強力な全体攻撃や、即死級のダメージの「しちしとう」などを使用する。
更に「さいせい」持ちで毎ターンHPが回復する。
所謂「元から強く設定してある敵」で、倒せば最強武器「しちしとう」をドロップする事がある。
正攻法で戦えばラスボスより強い位だが、雑魚なのでボス耐性は無く、「はどうほう」「じばく」などで一撃で倒せる。
また、出現地域では唯一逃げられる敵なので、困ったら立ち去ろう。

リメイク版では一応ザコ敵ということで、チェーンエンカウントにも参加してくる。
近くで別の敵と接触して、こいつが飛び入り参加していたのを見逃すと悪夢。
今回はどのザコ敵からも逃げられるようになったが、一度に襲ってくる数が多いし、逃げるタイミングがキャラクターの行動時になったので、逃げる前にやられてしまうことも。

異次元に突入してすぐのダンジョンであるフェンリルの迷宮に出没する殺戮カメラ。
中でもバルカン砲の破壊力が狂っており、こっちが使えばラストダンジョンでもザコ散らし位なら役立つぐらい強力。
モンスターの重火器持ちはオーバースペックな反面、命中率が下げられている形で調整されていることが多いが、こいつは一切それに当てはまらない。
この段階で使ってくるのは完全に場違いであり、パーティ1人を簡単に蜂の巣に変える。
そのうえこいつは素早さが高いうえ、バルカン砲自体に速度補正が乗っかっているので、何とかしようにも先に誰かが射殺されるなんてことも。
前作同様にチェーンエンカウントもあるので、直接メカ系シンボルに接触していなくても飛び入り参加される事故がある。
加えて、少しストーリーを進めると到着するハシド山では同じくバルカン砲を搭載したグリーンスネイクなんてのが追加で登場するのでまったく気が抜けない。

ロマサガのリガウ地方に生息する同名の古代生物・トリケラトプスそのもののモンスター。
かなりの群れで草原やそこにある洞窟の中をのっそり歩いているが、遭遇したら2000近くあるHPと初期キャラ相手に一撃で300を超えるダメージを与える「つの」、それを2人に与える「ダブルアタック」でパーティーキャラを速攻で叩きのめす。たまに「トリプルアタック」も使ってきてオーバーキル3連発で問答無用で全滅させても来る。
グレイ編ではスタートがリガウ島であり、気軽に町から出て草原で遭遇したらいきなりパーティーを瞬殺してきてプレイヤーを唖然とさせる。
巣穴の奥にあるたまごは高額で売れる上に召喚アイテムとしても使えるが、大量のシンボルをかき分けないといけないので手に入れるのも一苦労。途中の一本道部分で囲まれた状態でセーブしてしまえば下手すると詰みになりかねない。

仕様が変わり「恐竜」名義になったミンサガでも、7000近いHPとグレイ編スタート直後にしては場違いなダメージをたたき出す強力な雑魚として登場。
さらには恐竜の卵を抱えて恐竜シンボルに近づくと、忍び足やステルスといった敵から探知されなくなる技能を無効化してこちらにダッシュしてくる。
但し逃走の仕様が変わり、逃げるを選択したPCのLPが減る代わりに確実に戦闘を離脱できさらにはシンボルが消えるので、取り敢えず最初の卵は入手しやすくなった。

最終試練でも関門となるボスモンスターの一体として登場するが、ここまで来るとさすがに他の面子に比べると見劣りする。

同作序盤~中盤の強い雑魚。
ツイーターとフレイムドッグは序盤から出てきて「ほのお」を使ってくるのだが、こちらのHPが2桁くらいもある時期に100ダメージ近い「ほのお」を浴びせて即死させてくる。
スクォーカーはツイーターの色違いで、嫌な予感がしたプレイヤーを今度は「ふぶき」で攻撃し、大ダメージか即死に追い込む。
ケルベロスは上記三体より出現が遅いものの、HP200台のところで現れてきて、やはり「ほのお」とレベルの高い「きば」でどんどん屍を重ねようとする。
しかも「ダブルアタック」「トリプルアタック」を使ってくるため、何かの手違いで仲間の数が少ないと1ターンで全員地獄逝きに。

同作終盤の「殺るか殺られるか」なゲームバランスを象徴する最終盤の雑魚敵達で、初心者から廃人まで数多く葬ってきた連中。

スカルゴイルとラルバはそれぞれ、骸骨系の第二位と最上位の敵。高威力なうえ無効化手段のない全体攻撃「流星剣」「ダークウェブ」を使用する。
こちらのHP(最大でも3桁)に比べてダメージが高く、多分限界まで鍛えても2発程で全滅まっしぐら。
防御力は普通なので強力な技を用いれば倒すのは難しくないが、ラルバは敵陣の中列以降に隠れている事が多く、迅速に葬るのは難しい。

イフリートや水の精霊も「火の鳥」「渦潮」、フルフルや風の精霊も「吹雪」といった高位術を用いて、こちらを一手で壊滅させてくる。固定敵でも出るが、こんなのが雑魚敵としてPTを組むのだからたまったものではない。
火の鳥と渦潮の方は「火神防御輪」を装備する事で防げるが、吹雪の方はWSC版にならないと無効化する装備がないため、直接一撃で倒すか、何らかの足止めが必須。
水の精霊、フルフル、風の精霊は最終試練の固定モンスターとしても登場し、まさに関門となる。

イフリートはリメイク作『ミンストレルソング』でも最高難度の閃きやエンドコンテンツへ向けた育成における道場として機能しつつも、
相変わらずの高火力と恒久セルフバーニングによる防御により場合によってはクリアレベル帯のPTをも容易く蹴散らす難敵として君臨している。

サガシリーズは強力な全体回復手段がとてもレアな為、ロマサガに限らず「対策が困難な全体攻撃を持つ敵」は要注意敵となる。

植物系Lv15(最上位一歩手前)の雑魚敵。
脳みそ(一応花らしい)に触手がついて動いている様なグロい外観をしている。
もっとも、終盤出てきた場合は他の同レベル帯の敵に比べてHPが高い訳でもないので、むしろ弱い方。
(それでもこのゲームは無対策だと敵の火力がすさまじい為、手番を回したら死人が出る事は多々ある)

しかしこいつはエンカウント関連のバグによって、
SFC版ベースに限って総合戦闘回数が40数回位の時に爬虫類系シンボルのお供として登場する事がある
そのためゲーム開始から2番目のダンジョン「ウォッチマンの巣」等で出くわす事が多い。
終盤ならさほどでもないHPも、この時点では他の雑魚の10倍以上
また防御力も比較的高く、こちらの武器攻撃はほぼ通らない。
そして高火力の術「ヘルファイア」や、盾防御すら貫通しパリィさえも発動しにくい理不尽な威力の物理攻撃「巻き付き」「触手」などで一方的に蹂躙されるだろう。

しかし無事に倒せた時の経験は美味しい。この作品から始まった技の閃きシステムは、基本的に強い敵と戦うと技を閃きやすい。
つまり序盤から強敵と戦えるのは技を閃く上ではとても有利なのだ。
よってこいつと戦って技を閃いたら逃げる、という手法が便利。通称「ナイトヘッド道場」。

即死技の「影矢」や「フルフラット」を閃いて即死が決まれば倒す事もできる。
しかし、即死成功に影響する状態異常防御力が「48」と植物系の中でもトップクラスなので難易度は高い。
プレイ環境にもよるが、電源投入後の異様に高い威力を参照した地裂撃でも一撃で倒せる。通称「電源地裂撃」。
こちらは爬虫類系シンボルのサイドを取り、先手を取れればいいだけなので即死に比べ安定感がある。
倒すと序盤では破格の1120技術点を得られ、技能成長が捗る。

タイムアタック関連で狩られたりもする一方、文中にもある通りバグの産物なので、アプリ版以降は出ないよう修正された。

  • 獄竜、ヘルビースト、ミスティック、リザードロード(ロマンシング サ・ガ2)
こちらはナイトヘッドと違い、単純にそのスペックの高さでプレイヤーに「ロマサガ2の終盤の雑魚は強い」という正しい認識を植え付けた連中。それぞれゾンビ系、骸骨系、人間系、爬虫類系のLv16(最高位)である。

獄竜は只の通常攻撃や、無防備な状態で受けると1000近いダメージを受ける「キック」でこちらを蹂躙してくる。あらゆる状態異常が無効なので即死や搦め手は通用しない。
しかも恐ろしい事にこのゲームの体術技は計算式が武器攻撃と異なっており、防御を高めてもダメージを軽減しづらいのが敵味方双方にとっての強力なセールスポイント…つまり守りを固めるのも難しい。
これだけ強敵なのに最高3体同時出現、ドロップアイテム無しと、本当にろくでもない奴である。
ひらめき用としても固定シンボルか他所を当たった方が効率が良い。

ヘルビーストは獄竜に比べてHPが低くスタンも効くが、即死もありうる攻撃力は健在。
そして「キック」に加えて、射属性を含むせいでキックよりも対処が困難な「ボーンダート」を2ターンおきに撃ってくる。これも4桁ダメージを喰らって死ぬ可能性が高い。

ミスティックはHPが低く状態異常も効くので倒すのは楽だが、軽減が困難な体術技を駆使する。
しかも威力の高い「コークスクリュー」や対処困難な「気弾」を投げてくるので火術以外を使われたら大抵死人が出る。

リザードロードは上3種と違い武器攻撃なので対処が楽そうだが、腕力35・技Lv40という人類をブッチぎった数値で斬りかかってくる上に、HPの低いキャラを優先的に狙ってくる。*1
この優先対象にはHPが0のキャラも含まれ、死体蹴りでLPを削られるという屈辱を味わう羽目になる。殴られても痛い上に、軍師やイーリスやネレイドなど低HP・LPなキャラを運用している時には要注意敵。

不幸中の幸いなのは終盤はこちらの火力もインフレするので、先手を取ってWP・JPをケチらず全体攻撃で一掃、という手が使える事だろうか。
逆にダッシュ中や背後からの接触を許して陣形を乱されたり、横方向から敵が接触してしまった場合は敵がまず先手を取ってくるので、逃げて仕切りなおした方がよい。

他には「最高ランクではないが行動させると危険」枠として骸骨系Lv14のチャリオット、有翼系Lv15のナイトフォーク、昆虫系Lv15のタームバトラー、
「時期に対して強い」枠としてゾンビ系Lv6のノスフェラン、ゾンビ系Lv9のデュラハン、HP半減から戦闘が始まるメルー砂漠のサンドバイター(固有シンボル)等も候補に挙がる。

それぞれ悪魔系・魚類系・水棲系の最上位モンスター。
ロマサガ3では最上位モンスターと遭遇することは基本的に無いのだが*2、この3種だけは特定の場所でザコとして出現することがある。*3
アスラは洞窟寺院の悪魔系の固定シンボル、トリトーンは氷湖の魚シンボル、ゼラビートルは最果ての島深部の水棲シンボルのお伴として出現。
どれも最上位モンスターとして圧倒的な強さを誇り、防御力や防御コマンドを無視してこちらを襲うアスラのダガージョー、トリトーンのダブルアタック、ゼラビートルのビートルジュースはHPカンストでも無ければ即死しかねない。*4
しかし…

先生!よろしくお願いいたします!!
全員閃きレベル・成長レベル共に高いため、最強育成を目指すなら彼らと戦うのが近道。
特に洞窟寺院跡の固定シンボルで出現するアスラ先生はやや離れた場所に回復スポットがあるという充実っぷりで大人気であり、アスラ道場への入門生は数多い。
リマスター版では追加ダンジョン内に更にアクセスの良い新規道場を開設。ますます盛況となっている。
ただし洞窟寺院跡・氷湖はどちらも一度クリアすると行けなくなってしまう上、割と序盤に攻略できてしまう点には注意。

「タイミングの問題」にあたるケース。
リュート編開始直後に行けるヨークランドの沼地。スタート直後にそこへちょっと寄り道して戦闘しよう…と思ったら1分でタイトル画面に戻されたという経験の持ち主は10万人以上いるはず。
サガフロでは隠しパラメーターによりどのレベルの雑魚が出るか決まっているが、ここでは本来より2ランク上の雑魚が出る。
よって初回ニューゲーム時はランク3のソルジャービルが出現し、初期のリュート一人では手も足も出ないのである*5
なお、システムデータ引き継ぎ状況によってはさらに敵ランクの初期値が上がるため、さらに上位のランク4・マフラーザウルスやランク5・ガイアトードが出てきてしまう可能性もある。
同様に「生命科学研究所」もイベント時以外は2ランク上の雑魚が出る。わかっていれば利用できるが、そうでなければ死ねる。
ちなみにこの沼地、「秘術の資質」入手イベントで訪れるが、その時は酔っ払い状態でバッドステータスが付いて戦闘というもっとキツイ状況になる。
シンボルエンカウントなので頑張って避けるのが基本だが、酔っ払いなのでランダムでふらつくというのがしんどい…。

  • 赤竜、黒竜(サガフロンティア)
「秘術の資質」絡みで「盾」のカードを得る為に登る、ムスペルニブル山の洞穴に固定で出現。
洞窟の奥に見える宝を取ろうといざ戦ってみると、高威力の「タイタスウェイブ」や広範囲かつ石化の恐れのある「石化ガス」であっという間に全滅、という事も。
しかもここの黒竜はボス補正扱いで隠しパラメーターによるHP補正がかかるため、かなりの消耗戦になりかねない。
ちなみにどちらも厳密には固定敵ではなく上位モンスター扱いであり、関連なさそうなシンボルのお供としてもひょっこりと現れる「強い雑魚」である。
終盤は、2PT以上で交互に戦いをこなして消耗を抑えないとなかなか厄介。

  • ゴースト(サガフロンティア)
「剣」のカードを得るために訪れるワカツに登場する、双龍刀というなかなかの刀入りの宝箱の近くに出てくる、忍者シンボルの固定敵。
本来のゴーストは不死系ランク2で正真正銘の雑魚だが、この固定敵に限り外観と名前以外は別物の強化バージョンとなっている。
決まって3体で出現し高いHPに加え、HP吸収技「ゴーストタッチ」や広範囲高威力の「デッドリーパウダー」や数々の邪術等でこちらを苦しめてくる。

ウィル編最初のシナリオで、ハンの廃墟地下にいるグールやグーラとの戦いでパーティバトルを選択すると引き連れてくる。
体力が1400とシナリオ内の敵で最も高い上に霊体なので物理攻撃が効かず、当たれば一撃必殺のソウルクランチや死の凝視を持つ。
よって術や術技で倒すしかないのだが、こちらには大した術がない上に当たっても100~200ダメージ程度なのでなかなか倒せず、そうこうしているうちにひよっこウィル・パーティーは危うく全滅もしくは全滅の憂き目に遭う。
初期装備では水のアニマが得られず戦闘不能からの回復手段がなく、店売りには耐久度の少ないブルーウォーターしかないのも強さを感じさせる。
今作の道場として有名な青スケルトン先生に加えランドアーチンまでもパーティバトルでこいつを引き連れてくるため、別の狙いがない限り敵との戦いは必ずデュエル、青スケルトン先生に教えを請う時はクイックセーブする事。

  • 青スケルトン・フォリナー・ランドアーチン(サガフロンティア2)
ハンの廃墟で宝箱の前を陣取っている固定敵。
青スケルトンの華麗な剣技、フォリナーの即効性の高いブリザード、ランドアーチンの頭を活かしたデッドリーループ、いずれもひよっこウィル・パーティにとって脅威である。
だからといってパーティバトルを挑んでもという難敵。
でもやっぱり・・・

先生方!よろしくお願いいたします!!
育成・閃き共に非常に高いのでとてもお世話になる。特に最終メンバーであるウィル・ナイツを強化するには重要な方々。
奥の宝箱さえ取らなければヴェスティアには宿屋があってグールグーラで金を稼げるしコスパ最強の若木の杖が買えて、困った時には疾風打。
そして石床で石のアニマは無限。青スケルトン先生はパーティバトル時に獣骨の短剣、フォリナー先生はウインドシェル、ランドアーチン先生とデュエル時の青スケルトン先生は水樹の斧を落としてくださるので強化したい放題。
炎のアニマだけが問題だが、ここはお金で武器を買って解決するのがベターか。

  • ホーンバファロー(サガフロンティア2)
グリューゲルとフォーゲラングの間にまたがる岩荒野は危険な場所とされている。こいつが闊歩しているからである。
ウィル編2つ目のシナリオでありながらゴーストの倍近い体力と青スケルトン先生をも超える火力を持つ。
いかつい見た目から繰り出される二段突きやハイ・ライズを体力が低いキャラが食らえばまず耐えられず、更にハイ・ライズをはじめスタン技を多く繰り出す芸達者ぶりも見せるため火力を集中させる事もままならない。
デュエルも可能だが、やっぱり二段突きするし先生程スキルLvが高くないためうまみがない。獣系シンボルにはなるべく接触しない様にしたい。
ところが岩荒野で出てくる獣系シンボルはその辺をよ〜く心得ており、間合いを計ると一瞬で突っ込んでくるのだから始末に負えない。

  • タイガービートル(サガフロンティア2)
グリューゲルとフォーゲラングの間にまたがる岩荒野は危険な場所とされている。復路ではこいつも闊歩しているからである。行って帰ってくるまでが遠足です。
体力はホーンバファローと同等だが火力はそれ以上、ブレイクダウンやステップインの破壊力は体力が高くても耐えられない。そしてスタン技も繰り出すが、ハイ・ライズと違って回避可能なだけマシという程度。
そしてホーンバファローとは互いに引き連れてくることもある関係。あまりにも恐ろしい。
デュエルも可能だが、そっちはブレイクダウンやステップインの破壊力が増しており、それを1ターンに二度も繰り出すことがあるので純粋な危険度はホーンバファローの比ではない。先生方に鍛えて貰っていても決して油断してはいけない、身を守るを欠かさないように。
幸い虫シンボルは大して早くはないので、こっちから避ければいいだけのこと。ホーンバファローよりプロテクターや強化装甲のドロップ率が高めだが、鎧狙いなら青スケルトン先生で間に合っているので……
成長に困ったら報酬が渋ってるランドアーチン先生に頼みましょう。悪いことは言わないから。

石切場跡を飛び回る空の王者。ホーンバファローの10倍もの体力を持つ。
もちろん攻撃力も高く生半可なパーティでは全滅しかねない。これまだ4つ目のシナリオで序盤もいいとこだよ?
ちなみに岩荒野で水飲んでるとどこからともなくこいつが飛んで来る事もある。間違っても将軍で単騎駆けする時に水を飲んではいけない。
ドロップ品は優秀な防具「風切り羽の帽子」「水晶のつばさ」に加え非常に低確率で最優の盾「水鏡」と、慣れたプレイヤーからは積極的に狩られる事もある。青スケルトン先生から教わった事をぶつけるかの様に…
ちなみに、コイツと同じ様な攻撃パターンを持つボス2体がそのシナリオの負けイベントで出てくるため印象は若干霞むが、その強さはなんとラストダンジョンの中ボスの中でも上位の個体に匹敵し、中でも最強のスキルLvを持つ炎の将魔と互角*6
そんな恐ろしい生物がなぜ大量に石切場跡にいるのかと言えば、このダンジョンには手が届かない位置にアイテム袋が置いてあり、こいつをその袋にうまく誘導して、叩き落して拾う仕掛けだからである。いわば命がけのギミック。
後にスポット参戦であったサルゴンがここにモブ二人と共に来なければならず、その時に倒すのはより困難。接触はなるべく避けて防御でなんとか凌いで逃げよう。

アンサガの宝箱に潜んでいないタイプのスライムはどのレベルでも外見が同じで、LPは少なめだが”瞳は絶対零度”という麻痺攻撃を仕掛けてくる。この攻撃は防ぎづらくかなりの確率で受けたPCを麻痺させてくる。
そしてここからが重要なのだが、
”アンサガでは逃亡できない”
”序盤はどの主人公も少人数でウェントとマイスに至っては一人スタート”
”全員麻痺したらゲームオーバー”
という制約があるにもかかわらず、このゲームのスライムは序盤のスタートマップから遭遇することが多い。
スライム種そのものは好戦的ではないのだが、アンデッド族や魔族といった他のより好戦的な種族と行動していたり同じマスにある宝箱をいじったりで結局戦う羽目になることが多い。
序盤で遭遇すると速攻で麻痺させられじり貧→最悪全員麻痺で全滅というシチュもあり得る。

とくにマイス編はしばらくの間一人旅が続く上にスタート時の手持ちの攻撃手段が
『癖がありすぎてリールの大半が外れ扱いの』『打撃属性なのでスライムには効きづらい岩石弾』『やはり打撃属性でスライムには効きづらい格闘』
しかなく、おそらく初期装備の隕石のお守りも麻痺無効が覚醒していないと思われるので、対処の仕方を誤るといきなりゲームオーバーとなる。二匹以上スライムがいたらもう祈るしかない。

レベルがある程度以上になると”でたらめアローレイン”という全体攻撃技とか”召雷”や”ブラスター”*7。や”魔印”*8といった術を駆使する多芸さもあって、サファイアは高ランクのスライムを見ると「これは危険な敵です」と警告してくるほど。幸い上位クラスになってもLPは3とLP攻撃力が高い攻撃が決まれば一回の攻撃で倒せる範疇なので、打撃属性以外の強力な攻撃を速攻で叩き込もう。上記の通り好戦的ではないので制限ターンがないシナリオなら”外交”で戦わず立ち去らせるという手もある。

アンサガのデータ引継ぎでの2周目以後のプレイ時に稀に出てくる雑魚敵。
獣系モンスターの最下級であるグッキーと同じ姿をしているが、戦闘中に入るとターンごとに色と攻撃パターンが変化するのが特徴。

そのステータスはHP8000(最強クラスの雑魚並み)、LP44(実質ラスボスに次ぐ程)の恐るべき耐久力を誇る。
無論その他のステータスも高く一撃一撃がHPゼロになる程の高火力(システム上、HPが0になっただけでは死なないゲームではあるが)。
攻略本では「ラスボス並みか?」と書かれていたが、さすがにラスボスには劣るか。
……それ以外のほとんどの敵よりは強いだろうけど。

2周目以後の隠し敵キャラみたいなものだから強くてもおかしくはない……、と言えなくもないが、こいつの出現はランダム。
なので2人目の主人公でプレイを始めたとたんにこいつに抹殺される可能性もある。

シンボルとしては何故かこちらから離れる様に移動するため、遭遇する事はあまり無いかもしれない。敵を探知してるのになぜか敵と接触しない、という事があったらこいつの可能性大。

なお、超激レアアイテム(厳密にはスキルパネル)「禁呪の魔道板」シリーズを超低確率で落とす。
出会うのが難しい上に破格に強く、更に「禁呪の魔道板」を落とす確率は極めて低い。
特に最上級のLv4禁呪の魔道板「外道の書」は多数の廃人が挑戦するものの、入手報告は数件しかないという伝説級の幻の逸品。
もしあなたがアンサガを極めようと思ったら、この強敵と気が遠くなる程戦い続ける事になるだろう。



追記・修正はシンボルに激突しながらお願いします。

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最終更新:2024年04月06日 20:44

*1 例えばお馴染みインペリアルクロスの先頭にHPが一番高いキャラを立たせても、50%の確率でそれを無視して後衛を攻撃してくる感じ。

*2 にもかかわらずエンディングには登場するので、当時、多くの子供が「あの敵とはどこで戦えるんだろう」と果て無き旅に出たのであった

*3 バグというよりは納期のため、出現方法の設定が間に合わなかったと思われる

*4 SFCではバグの影響でビートルジュースは4桁ダメージが出るので耐性が無ければ即死である

*5 本作の敵ランクは、最低が1〜最高が9。たった9段階しかない=1ランクあたりの差が大きく、2ランク上の敵が出る=ゲーム進行度20パーセント以上進んだ場合の敵がいきなり出ることを意味する。

*6 炎の将魔は技26・術28で、グリフォンは技28・術26。

*7 喰らうと気絶する可能性がある。回復しづらい

*8 喰らうとダメージ&一定確率で麻痺