魔法少女プリティ☆ベル(魔法少女プリティ☆ベル)

登録日:2023/4/3月 20:20:00
更新日:2023/04/04 Tue 17:52:06
所要時間:約 10 分で読めます




「この広い宇宙で人間の味方をしうる存在って何だ?」

<概要>

KAKERU氏の漫画魔法少女プリティ☆ベルに登場する歴代プリティ☆ベルについて記述する。
作中第一話の時点で5代目までが存在し、いずれも魔法の杖であるリィン・ロッドを用いて「マジカルトランス!」と叫ぶことで変身する。
新たなプリティ☆ベルが誕生する度に必ず世界規模の危機が起こるとされているが……?

<能力>

作中では弱い順に人間、下級、中級、上級、魔王、神と強さのクラス分けがされているがプリティ☆ベルは概ね魔王クラスに匹敵する。
使える能力は主に「神威召喚」としてペガサスやワイバーンなど様々なモンスターを召喚、使役出来るというもの。一部除く
能力は歴代共通だがそれぞれの性格や適正などもあり結構個性豊かとなっている。
また、プリティ☆ベルには変身できる期間のようなものが存在し、不明瞭だがリィン・ロッドが不要と判断した場合には石となってその間魔法少女プリティ☆ベルはこの世から消える。
ただしその場合でも歴代変身者は自分が最も多用していた技を使用可能な状態となり後輩が出現してもなお下手な上級悪魔より戦力となりうる。

<歴代魔法少女たち>

「高田厚志35歳!職業はボディビル選手兼高田ジムのコーチだ!」

高田厚志

5代目プリティ☆ベル。いきなりイレギュラーな存在である本作主人公。
身長2メートル、体重は200キロを超える巨漢であり、どう考えても魔法少女に変身すべき人間ではない。

しかし、少女を危険な悪魔と戦わせるわけには行かないからと自らプリティ☆ベルに変身し、誰得な全裸変身シーンを挟みつつ世界の危機と戦う事を決意した紛れもない漢。

イレギュラーな存在であるため神威召喚は出来ず、ボディビルのポーズにあわせて放つ謎の光線による精神攻撃とその鍛え抜かれた肉体を最大限生かしたプロレス技や合気道術をメインで使う。
変身時の外見とは裏腹に極めて紳士的で誠実で現実的な男であるが、若い頃は狂犬と呼ばれ、中学生時点でヤクザが雇ったやばい奴を再起不能にしていた。かつては妻がいたがその過去を知られて離婚に至った。

作中でも最強クラスだが、24巻で語られた最強ランキングでは7位である。
これに関してはどんなに強くても戦術レベルではどうにもならない状況をいくらでも単体で引き起こせる連中がわんさかいるのが理由。
とは言え最終的に最強ランキング1以上のラスボスを単体で撃破しているのだから結局は相性か

いつの間にか北魔王軍のモカや3代目プリティ☆ベルである大田景とフラグを立て、彼女達と婚約した。妻子と愛人持ちの35歳魔法少女(男)

「不条理を焼き払う不条理、理不尽を踏みにじる理不尽、純白たる滅びの輝き、絶望を司る暗黒の暴力」

美咲エリ

真・5代目魔法少女。1巻の表紙になってる女の子。

本来彼女が真の5代目魔法少女プリティ☆ベルなのだが彼女を戦わせまいと厚志が割り込んだため魔法少女としての出番はない……と思いきや2巻で変身。
標準装備されている自動防御障壁ですら魔王級の攻撃をものともせず攻撃者を弾き飛ばしてビルを崩落させる。
さらには本来時空の歪みに遮られて直接的な干渉は不可能であるはずの天使界にまで正確な砲撃や、通常空間ではない亜空間に逃げようとどこまでも相手を追尾する召喚獣を使役可能など
歴代はおろか厚志のようなイレギュラーをも遙かに凌駕する作中ぶっちぎりのチート。

単体でありながら戦略レベルの攻防が可能であり、
亜空間に逃げようとも追尾または殲滅可能など結構やりたい放題やれる。
しかしデメリットがないわけではなく自然回復魔力量と比較して凄まじく重い消費魔力を必要とするためまともな回復が見込めず、持久戦どころか長期間魔法少女として戦うことすら不可能。
最強ランキングでは2位。

ちなみに滅多に戦えないからかその間にジロウ・スズキによって経済学を学びとても小学生とは思えないほど政治経済の知識を蓄えている。
おまけに彼女から考え方や知識を学んだため彼女のクラスではことあるごとに政治学者や経済学者達レベルの話し合いが多発している。
ただ将来の夢は和菓子屋さん。しかし彼氏は二人いる。

「力の2号、技の3号、力と技のV4!!」

田中(間島)沙希

4代目魔法少女プリティ☆ベル。かつては強気なツインテール魔法少女だったが現在はロングストレートな専業主婦で一児のママ。

10年ほど前に阿久根と言う少年とペアを組んで「イナゴ」と戦っていた。
「イナゴ」がモカの左目に封印されたことで役目を終えて普通の少女に戻り、画家志望の阿久根と付き合っていたのだが大学生くらいに自棄になりパチンコと生活補助に溺れたあげく暴力まで振るってきたことで決別。

その時助けてくれたバイトの先輩である田中と結婚した。
スマホなどの文明の利器と魔法を組み合わせて相手を葬るスタイル。

現在でもスマホで標的の場所を正確に把握してから超超長距離砲撃とかしてくる。生まれたばかりの子供がいるためか基本的に自宅を離れられず歴代の中で出番は少な目。


「あーあ、詰んだ」

大田景

3代目魔法少女プリティ☆ベル。26歳。小学校教諭。

大人しい外見通りの冷静で真面目な少女がそのまま大人の女性となった。
独身だが18歳の頃に彼氏はいたらしく初めても捧げている。

厚志も通っていた護身術道場の門下生であり、「先の後で相手の目を奪う」戦術を得意としている。
唯一の何も起こさなかったプリティ☆ベルだがこれはハルピュイアを用いて常日頃から情報収集を欠かさず、不安の芽が僅かでもあったら速攻で排除していたからである。

隙のなさは尋常ではなく、チート故に余裕全開だったルラやガギエルなどの最強ランキング上位相手でも初手で重傷を与えている。
しかしガギエル相手には好みの女だったからと言う理由で再三に渡って付きまとわられて何度も命と貞操の危機に立たされるがその度に助けてくれた厚志に心を奪われ、最終的にモカと共に厚志の妻となった。
魔族であるが故生殖能力と戸籍を持たないモカは立場上は愛人だが正妻として、人間である景は戸籍上の妻であり子供を産む役割として結託。
エピローグでは無事子供も産まれた。

冷静で真面目な性格だが歴代でも大人しく女の子っぽい性格で実は泣き虫でズボラ。作者が作中で一番かわいいと評するなどお気に入りらしい。


「あたしの後輩に何してくれてんだコラ」

鹿島(安原)洋子

2代目魔法少女プリティ☆ベル。現在は3人の息子を持つ主婦。

元気ハツラツポニテ娘が成長して姉御肌になった。
かつては主にリィン・ロッドを鈍器として扱った超脳筋娘であり、海魔族が起こそうとしていた南極溶かしを防ぎ海魔族を徹底的に叩き潰した。
現存しているプリティ☆ベルとしては最年長で一番の先輩であるためかかなり面倒見がよく、ガギエルに襲われていた景を助け、一方的にボコボコにした。

脳筋だが自動障壁を足場にして高所へ移動するなど意外と器用な面もある。
ちなみに景が勤めている小学校の近くに住んでいて息子が通っているらしい。


「神威召喚!!無慈悲な灼熱!!!」

桃地美雪

初代魔法少女プリティ☆ベル。
ある夜に光に導かれてリィン・ロッドを手に入れた当時9歳の女の子。
当時まだ人類にとって絶対的な敵だった魔族と戦っていた。

歴代でも特に神威召喚を得意としていて様々な召喚獣を駆使する。
病弱で亡き祖父が遺した本やアニメを見て静かに暮らす少女であり、天界で生まれたばかりのミルココとは親友のような関係だった。
(両親は不明だが一切登場しない事や、「もうお母さんの料理食べられないよ?」と言う煽りに対してそれまででは考えられないほどの憤怒を見せているため家族関係に何か問題がある可能性がある)

魔法少女として生活をしていく内に東の魔王であるジロウ・スズキと出会い、魔族との間に一時的とはいえ停戦が為された頃に無貌の存在と出会いそこから世界の存亡を懸けた戦いに臨むことになる。
敵を唯一止められる存在だったために恐怖に怯え震えながらも「決して召喚してはいけない存在」を召喚し、その身と引き替えにして世界を救った。

その幼い犠牲は天使界を暴走させミルココは彼女の守った世界を守るために天使界から去ることを決意した。
歴代で唯一の故人であり、遺体も残っていないのだが……?
ちなみに活躍していたのは31年前のため生きていれば厚志より年上である。


「わたしら基本的にいやな奴だからね」

「とりあえずなんかあったらまず裏と逆を考えるくらいには性格悪いからね」

ミルク&ココア

33年前に天使界で誕生した二人組の天使。まとめてミルココと呼ばれる。

「双索敵手(ツインレイダー)」の二つ名を持つ。その二つ名が表すようにかなり広範囲かつ正確な索敵を可能とする。単純な戦闘能力は皆無に等しいがこの能力1つで最強ランキング8位になれている。

美雪と会って以来リィン・ロッドを管理していて歴代魔法少女プリティ☆ベル全員のサポート役を担っているが天使界の指示と協議に反しているため堕天使として扱われている。それぞれ2枚ずつ翼を生やしているが左右片側にのみ生えているという奇形。
(堕天使になってからではなく美雪と会った頃の回想の時点でこういう状態のため生まれつきだと思われる)

厚志のことは最初はどん引きしていたが悪い感情は持っていない。
ちなみにプリティ☆ベルがいない間は結構好き放題やってるらしく、外見年齢小学生程度でありながら偽装免許を作って22歳を偽り、バーに出入りしたり乱交パーティに参加してたりだのまさに淫獣である。

「うるせぇな。魔法の杖なんだから細かいことはいいんだよ」

リィン・ロッド

美雪の夢枕に突然現れた光の球から出現した魔法の杖。この杖を握った状態でマジカルトランスと唱えれば魔法少女プリティ☆ベルに変身できる。
厚志の手に渡ってから突然しゃべり出した。しかも口が悪い。

自分自身のことをあまり話さず、基本的には無口。何らかの目的もしくは条件を以て顕現して魔法少女プリティ☆ベルを活躍させているのだが詳細は不明。
ひとたび魔法少女プリティ☆ベルを誕生させて活躍して何らかの目的を果たした後は無力な石となり、その後不定期に復活を遂げては新たなプリティ☆ベルを生み出す。

18巻にてジロウ・スズキの哲学ゾンビに襲われて腕を切断されそうになった厚志をかばい、「少し休む」とエリにだけ伝えると粉々になってしまった。
しかし24巻にて厚志の呼び声に応えて復活。その正体は死んだ後でも現世にとどまり何かを成し遂げたい人間達の魂の集合体でありその存在理由は死してなお現世にしがみつき人間の敵すべてに対する敵意と執念の塊である護国の鬼ということが判明。
27巻にて美雪の無意識によって可愛らしい杖の形をしていただけでその正体は今まで死んで、しかし成仏できずに朽ち残った無数の人間の死体とその怨念の集合体であることも判明。
しかも、その中心部には美雪の魂も残っており、もはや会話をすることも出来なくなっていたがそれでも厚志やミルココにメッセージを残し、ラスボスとの決戦へ送り出した。

魔法少女のステッキにしてはおぞましすぎる代物だがこれでも全宇宙で唯一人間のためだけに戦う存在であるため、間違いなく人間の味方である。


<神威召喚で呼び出される召喚獣>

ペガサス

迷ったときにはペガサスを出せとミルココが言うくらいにはプリティ☆ベルのお供として長年悪と戦い続けている翼ある天馬。
非常に従順で、基本的にチートなくせに空を飛べないことが多いキャラが多い中、空の足として活躍してくれる。
複数体いるらしく、美雪がワイバーンを止めるために何体か召喚しては食い殺された。
ちなみに召喚こそ出来ないが厚志にも使役すること自体は可能。また、エリが召喚したときは上級悪魔クラスのペガサスが召喚され4大魔王が足早に人間界へやってくる原因となった。


ワイバーン

美雪が危険だからと使うのを渋っていた召喚獣の1体。非常にプライドが高い性格であり、相手がどんな手を使うか分からないという理由で美雪が召喚した際には怒り狂い暴走した。
しかしミルココと協力することで美雪に頼れる相棒が出来たと知るやそれ以来忠実な存在となった。
ルラとの戦いではルラが呼び出したペガサスの前に召喚されるがかつての美雪の姿を模したルラやそのルラの手に落ちたペガサスを見て涙を流すなど確かな絆を築いていたらしい。


必滅定めし神の槍(グングニール)

エリちゃんが得意技にして必殺技としている超巨大な光の槍。方角さえ合っていれば別次元までもたやすく到達し、結界をたやすく貫通して天使界に大打撃を与えた。
エリの意思によってカーブしたり途中で止まったりも出来る。終盤に登場したマジモンの天使(という名の化け物)すらたやすく粉砕できるなど一撃の破壊力としては作中最強。
一応沙希にも使用可能であり、スマホを用いた目視外距離砲撃として扱われる。(流石に威力はエリに比べればかなり低いがそれでもガギエルを粉々にしている)


無慈悲な灼熱(クトゥグア)

美雪が絶対に召喚してはいけないとしていた最強の召喚獣。
実際過去にも未来にも使用されたのは美雪の最後の一撃の時のみであり、ンガイの森をひたすらまでに焼き尽くしていたがその姿は明らかにされなかった。


追記修正は成仏できなかった死者達の執念を受けてもなお魔法少女になれる人にお願いします。
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最終更新:2023年04月04日 17:52