セクレトルー(デリシャスパーティ・プリキュア)

登録日:2023/05/22 Mon 05:41:50
更新日:2024/03/01 Fri 17:41:45
所要時間:約 5 分で読めます。…てゆうか、さっさと読めっつーの




無事、レシピボンにレシピッピが収まりました。

我らの団長、ゴーダッツ様もお喜びになるでしょう。

…てゆうか、これぐらいできて当然じゃね?

アニメ『デリシャスパーティ・プリキュア』の登場人物。


CV:木下紗華


【概要】

ゴーダッツの秘書を務めるブンドル団の女性団員。ジェントルー、ナルシストルーの上司にあたる模様。
髪型は緑のシニヨンで、右目が前髪で隠れている。

いわゆる中間管理職的立場故に第28話まで出撃はしなかったが、同話ラストでナルシストルーが捕縛されたことを受けて、続く第29話よりついに自らレシピッピの捕獲に赴くこととなった。*1

クッキングダムに潜入し、眠り薬を吹きかけて往年の怪盗のように兵士(男性)の身ぐるみを剥いで兵士に変装するなど、怪盗らしい知略に富む女性。

レシピッピを奪う際の呪文は「ゼンブル、ゼンブル、ブンドルー!」
第30話で判明したその効果は料理の存在を奪い、料理の記憶も存在していた痕跡さえ概念ごと奪ってしまうという凶悪なもの。
1話からずっとスタンバってただけあって強い。

第24話ラストでは、本来ならばローズマリーらクックファイターが持つはずのデリシャストーンの中でも特別な「スペシャルデリシャストーン」を所持しており*2、それをナルシストルーに託している。

武器は両手から放つ光のムチ。これで相手を拘束して電流を放つことも可能。

【人物像】

誰に対しても敬語で話す礼儀正しそうな女性だが、その後小声でイヤミを言う癖がある。*3ただし、失敗した部下にアドバイスを与える等、なんやかんやで気の利く一面もある。必要以上に精神的苦痛を与えたり命を賭けさせたりしないだけカワリーノやアナコンディよりよっぽどマシ

しかし本質は至って冷酷な仕事人間の性格で、洗脳が溶けかかっていたジェントルーのことをゴーダッツに報告し再洗脳させ、付き合いが長いナルシストルーのことも捨て駒として見ており彼に最終通告を出す。
「みんなで力を合わせる」ことに対して否定的な考えを持っている。

ナルシストルーと違い食べる事は好きな様子だが、第38話にて「…っていうか、自炊マジ消えて」と言っていることから自炊は嫌いな模様。一部の視聴者から共感を呼んだ。

ゴーダッツの野望のもと、この世から料理が消えれば自分は「完璧」な存在になれる、という歪んだ完璧主義によりゴーダッツに使えている。
詳細は不明だが39話で「悩みとは弱さ、弱さは弱点。それを見せれば最後、足を引っぱられ、つけこまれ、築き上げたもの全てを失う」と過去の苦い経験らしきものを語っている。



私の経験上、完璧でなければ、この世界では生きていけません。



ちなみになかなかの巨乳であり、第40話で彼女にクリスマスケーキのレシピッピが狙われた時に、エナジー妖精三匹が咄嗟に飛びついて阻止しようとするが、力及ばずクリスマスケーキのレシピッピは奪われ、その勢いでパムパム、メンメン、コメコメの順でセクレトルーのおっぱいに追突したシーンでニチアサ視聴者は騒然となった。
第40話放送後、Twitterで「セクレトルー」を検索した時のサジェストが「セクレトルー おっぱい」「セクレトルー 胸」「セクレトルー 彼氏」で埋め尽くされた。
…ご覧の番組はプリキュアです。


【彼女の過去、「料理をすること」への怨嗟】

第39話の回想シーンでは怪盗になる前と思しき姿が描かれており、それによると卵すら割れないほどの料理下手であったらしい。

そして第40話にて、セクレトルーの回想シーンで料理下手な彼女を励まそうとしてか彼女の肩に手を置いたがその手を振り払われ、ガックリと肩を落とし彼女の元を去って行くセクレトルーの元恋人らしき男性が登場している。(後ろ姿しか登場していないが、既出の登場人物ではないと思われる。)

彼との破局がセクレトルーの「料理をすること」への深い怨嗟となってしまったと思われる。


【「完璧」を求めた果てに…】

セクレトルーはプリキュア達に負け続けていたが、スピリットルーにプリキュア達が容易に訪れる事が出来ない海外でレシピッピを集めさせ、プリキュア達に気づかれずついにレシピボン発動に必要なレシピッピは後1匹というところまでこぎ着けた。
第41話にて、なごみ亭でクリスマスパーティーが行われた日に、セクレトルーはおむすびのレシピッピを奪いとる。
セクレトルーは自ら戦いに参戦する*4が、戦いの最中プレシャスにムチを奪い取られゴッソリウバウゾーは浄化される。

…だが、フェンネルがついにゴーダッツとしての本性を現しおむすびのレシピッピを奪い、プリキュア、ブラックペッパー、ローズマリーとシナモンとの決戦が始まる。
続く第42話でゴーダッツが呼び出したゴッソリウバウゾーが浄化されるも、彼の捕獲箱は割れず、動揺するローズマリーにセクレトルーは捨て身の電撃攻撃をしかける。
デリシャスフィールドは解除されるが、ゴーダッツは動けなくなったセクレトルーを一瞥さえせず見捨ててゲートから立ち去った…。

その後はひとまず芙羽家で介抱されることとなるが、ゴーダッツに見捨てられたショックからか

必要ありません…。
こんな無様な、完璧になれない私など、放っておけばいい。
…ていうか、消えた方がマシだ!

と、半ば自暴自棄になってしまう。
続く第43話にてここねの母・はつこと会遇。彼女が「神の舌」と呼ばれていることを知っていたらしく、はつこと対面するや否や


神の舌様!?


と、目をキラキラさせて舌をハート型にし、これまでの冷徹なキャラが一瞬にして崩壊した。

やがて彼女が持ってきてくれたお粥が、ゴーダッツが発動したレシピボンの力で消滅してしまい、「せっかくの神の舌様のお料理食べたかった~…!」と号泣。
だがそこで、はつこも実は料理があまり得意ではないことを知る*5

セクレトルーははつこにどうすれば味を間違えずに見極められるのかと尋ねる。
はつこから『美味しい』に正解はないから、迷った時は昔よねから聞いた『味付けに迷ったら、大切な人の笑顔に答えはある』という言葉を思い出すようにしている、と聞かされたセクレトルーは、たとえ相手が敬愛する上司だとしても立ち向かうことを決意する。
そして最終決戦の際、ゴーダッツの暴走を目の当たりにし、巨大招き猫に乗って登場。

ゴーダッツのスペシャルデリシャストーンは暴走によって不安定となっており、強い衝撃を与えて分離さえできれば浄化できるはずだという事をプリキュア達に教えた。
それに対して「セクレトルー、貴女がどうして?」と聞くフィナーレだったが、当のセクレトルーは「…っていうか、自分が本当に笑顔になれる未来を選んだだけだっつーの!」と恥ずかしげに答えるだけだった。
そして彼女のアドバイスは見事プリキュアの勝利に貢献するのであった。

続く最終回ではクッキングダムに収監されていたが、はつこの下でいつか働けるように贖罪しつつ勉強に励んでいた。(髪は下ろしており、口紅は回想シーンと同じベージュ系になっている。)


罪を償ったら、絶対はつこ様の下で働きたい!
ていうか、何が何でも働いちゃうっつーの!



【余談】

名前の由来は秘書を意味する英語「secretary(セクレタリー)」からだと思われる。

本編中でははっきりしなかったが、『アニメージュ』2023年3月号のシリーズディレクター深澤敏則氏のインタビュー記事にてセクレトルーもナルシストルーと同じくクッキングダム出身であると確定。
ブンドル団の幹部としての最古参もセクレトルーであり、「彼女はゴーダッツの正体がフェンネルだと知っていました。裏切られた後の話数でも『あのお方』と言っていましたから、よほど彼のことを慕っていたんでしょうね。」と語られている。
セクレトルーもナルシストルーも元々フェンネルと面識があった訳ではなく、フェンネルと出会ったのはブンドル団に入るタイミングであり、「野望を抱いたフェンネルが、その尖兵にふさわしい人材探しをしていた時に出会ったという流れです。」とのこと。




追記・修正お願いします。

ていうか、こういう大事な文は下手に捻らない方が良くね?

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最終更新:2024年03月01日 17:41

*1 映画「夢みる・お子さまランチ!」の冒頭では、テレビシリーズに先駆けて出撃している。

*2 実はゴーダッツが作った試作品であることが第26話で判明した。

*3 一応相手にも聞こえているようだが、特に気にされていない

*4 しかもこの時、これまで使っていた敬語が無くなっていた。

*5 平林佐和子氏からこのはつこの設定のアイディアを聞いた深澤敏則氏は驚いたと『アニメージュ』2023年3月号のインタビューで語っている。