登録日：2023/07/25 Tue 06:34:02
更新日：2023/09/03 Sun 06:36:45
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アイアン木場の没後に開催された格闘技大会「T・D・K」の参加選手16人に選ばれた現役バリバリの世界ヘビー級統一チャンピオンのボクサーである。
ボクシングヘビー級の歴史のなかで最強のハード・パンチャーと称されており、その眼光は猛禽類のように鋭く敵の弱点や隙を見逃さず、その強力無比な拳には神が宿るとも言われる。パンチの威力は子供の頃から卓越していて成長期の骨では耐えられないほどの威力だったそうである。
その圧倒的な強さは多くの人々を魅了し「アメリカ大統領の名前を知らなくてもこの男の名は誰もが知っている」とされる程の圧倒的人気とカリスマを誇る。
試合前後には多くの記者が取材に訪れるだけでなく著名人から激励の言葉が送られてきたり彼をモデルにした映画の作成が決定されている。
そんなスター選手にもやはり悲しい過去があった。母は淫売の麻薬中毒者でニューヨークのクソと小便の臭いがするストリートで生まれ育ち、7歳で強盗をして10歳で女を犯すなど荒れた少年時代を過ごした。13歳のときに警察官を殴り殺しかけた現場を見ていたミスターKにセンスを魅入られてスカウトされてボクシング界に入る。
それからしばらくしてチャンピオンになってから結婚したが、妻となったその女は怠慢な浪費家で薬物に手を出すような最低のメスブタだった。
挙げ句の果てに他の男に色目を使い始めたので我慢の限界を超え、顔が変形してパンプキンになるほどにボコボコに殴った。しかし結婚生活はたった三ヶ月間、セックスをした回数は六回だけにもかかわらず暴力が過ぎたために一億ドルの慰謝料を請求されてしまった。
所有している豪邸や数々の高級車を売り払っても到底支払えず、困った彼は200億円（約一億五千万ドル）の優勝賞金を求めてTDKへの参戦を決意した。
ノールールでの戦い方を名のあるコンプリートファイターから教わり、TDK一回戦では1000の技を駆使して3000本の骨を折った男と称される関節技の達人である奇人・
朝昇こと朝田昇に挑む。
無名の選手なので会場が静まり返る朝昇とは対照的に、彼がリングに現れると観客が大歓声を上げる。「みんなに自慢するんだ"ボクはスーパースターのマーベラス・バークレーにぶちのめされたんだぜ"ってなあ」と挑発する。
試合が始まると朝昇が得意の神速タックルで関節技を狙いにきたためカウンターの超低空アッパーを打つが奇人の顎外しによって神回避され、先ほどまでバークレー一色だった観客の注目が一瞬で朝昇にも向けられた。
パンチの連打を避けられて飛びつき腕十字を極められるが、専門外の間接技対策として事前にたっぷり油を染み込ませていたバークレーの肌は朝昇の関節技をいとも容易く抜けて、顔面にアッパーを見舞って怯んだ所にボクシングでは禁じ手とされる後頭部へボクシングヘビー級チャンピオンの全力の右ストレートも打つ。
その衝撃で眼球が半分以上飛び出る壊滅的なダメージを与えて視神経を損傷させてバークレーが優勢になったと思ったのもつかのま、自己修復によって朝昇の眼球は戻り、怒濤の連撃も中南米のボクサーの技術でさばかれて左足へのカニばさみと膝十字のコンボで右膝の靱帯を破壊されてしまう。
本調子でないパンチでは奇人・朝昇を捕らえきれず、所詮は付け焼き刃の初見殺しでしかない油の防護膜も呆気なく突破されて、なす術なく右腕を極められてバークレーを最強たらしめる黄金の右腕の骨を折って破壊されて声にならない悲鳴を上げた。
武器も防具も機動性も全て失ったバークレーには反撃の術なく続けざまに三角絞めで首を絞め上げられてバークレーはリングに沈んだ。
ボクシングができないほどボロボロにやられたせいで世話人だったミスターKに嫌みを吐かれて見放され、所属団体からも出場停止処分を言い渡されてしまったが彼の腕を診たドクターは朝昇が綺麗に折ってくれたおかげでかえって治りやすく、一年もすればボクサーとして復帰できると言う。加えて別の団体へ移籍してバークレーを金稼ぎの道具としか見ていないミスターKと縁を切るように奨められた。
この事実を知ったバークレーは朝昇の元を訪れ、優勝賞金を貰えず慰謝料で財産を失って無一文になるから優勝しておごってくれと朝昇に皮肉混じりに激励した。
彼自身はやる気はまだまだあったがとても戦える状態でないためやむを得ず棄権した。
追記が壊れても…俺にはこの修正がある
- 朝昇との試合後の掛け合いがイカしてるし、無一文になる事決定とはいえ希望のある結末になってるし、本作のキャラの中じゃ恵まれてるであろう人物 -- 名無しさん (2023-07-26 21:39:41)
最終更新：2023年09月03日 06:36
