メトロ・ヌイ編(レゴ バイオニクル)

登録日:2023/09/18 Mon 21:00:21
更新日:2023/09/19 Tue 22:50:14
所要時間:約 19 分で読めます




Be a hero?

メトロ・ヌイ編とは、『レゴ バイオニクル』の2004年から2005年にかけてのストーリーラインである。


[概要]


前年までの「マタ・ヌイ島」編から一区切り置いて、全く新しい未来都市「メトロ・ヌイ」を舞台とした新シリーズ。原語版の書籍などでは『bionicle adventure』という副題で纏められている。

玩具の方もデザインの法則性を一新されており、これまでのレゴブロックにはあまり採用されてこなかった暗いカラーを採用されている他、デザインもよりアクションフィギュアとしての可動域を広げた物に仕上がった。
やや地味になってしまったもののギアギミックも健在。
一方で大型セットにはこれまで以上に派手なギミックが搭載されるように。

[ストーリー]


マタ・ヌイ島での戦いから1000年前、銀色の海に浮かぶ伝説の都市〈メトロ・ヌイ〉があった。
ある日を境としてマトランたちが謎の怪物「モブサック」に次々と連れ去られてしまう事件が発生した。
メトロ・ヌイに現存する唯一のトーア「リカーン」は自分だけでは都市の平和は守れないとし、見どころのある6人のマトランをトーアに任命するも、その直後にダークハンターに連れ去られてしまう。
はたして、新たなトーア〈トーア・メトロ〉は、メトロ・ヌイを守る事が出来るのだろうか?

[登場人物]



ヒーロー

Toa metru/トーア・メトロ

実はマトランたちが変身して誕生するものだと判明した英雄達。
全員がマタ・ヌイ島におけるツラガ達の在りし日の姿である。
やはり異なる属性のエレメンタル・パワーと、特殊な力を秘めた「カノイマスク」の力を行使することができるが、全員新米な上指導役もいないので、序盤はツールに頼り切りか満足に扱えないエレメンタルを試行錯誤することになる。

マスクの能力は全員ツラガ時代と同じなので解説は割愛するが、現役なだけあってトーア・マタと同じグレートマスクになっている。
  • Vakama/ワカマ
CV:成田剣
を操るトーア。
火属性のトーアとしては珍しく気弱な性格で、町の平和さえ守れればそれでいいとかなり消極的。
やはりリーダーシップを取る事にかけては一級品。
当時から未来視に悩まされており、マタウからは「ファイヤ・スピッター」*1とからかわれている。

マトラン時代は凄腕のマスク職人であり、デュームに「時のマスク」ヴァヒの製造を依頼される程。

ツールはディスクランチャー、状況に応じて様々なカノカディスクを発射出来る。
マタウからは馬鹿にされたが、ディスクランチャー自体の汎用性はダークハンターも認めており、他のメンバーからもすぐにその有効性に気づかれた他、背中に装着することでジェットパックとして使用可能。
  • Nokama/ノカマ 
CV:本田貴子
を操るトーア・メトロの紅一点。
マトラン時代は教員で、トーアとなってからもその経験を引きずった言い方をしてしまう事がしばしば。
マタウからもちょくちょく「先生」と呼ばれからかわれている。

ツールはハイドロブレード、錨のような武器で、振り回してシールドとして使ったり鈍器に出来る他、水流に刃の部分を乗せる事で水上スキー感覚で高速移動が出来る。
  • Matau/マタウ
CV:落合弘治
大気を操るトーア。
やはりお調子者で、トーアになれた事を一番喜んでおり、トーアとして英雄らしく振舞う事が大事と考えている。
オネワ程ではないが皮肉屋な一面も。

ツールは二本の刀「エアロスライサー」、背中にマウントして滑空用のウイングとしても使える。
  • Whenua/ウェヌア
CV:梁田清之
大地を操るトーア。
当時のオヌ・マトランらしく過去を尊ぶ性格で、マトラン時代はアーカイブの学芸員として働いていた。
その性格の都合ヌジュとはあまり打ち解けられない。

ツールは「アースショックドリル」、両手を重ねて合わせる事で掘削機として使用可能。
  • Onewa/オネワ
CV:小森創介
岩を操るトーア。
かなりの皮肉屋でヒステリックな一面まである。
しっかりと見て触れられる現在を重んじており、ウェヌアやヌジュの事は内心見下しているところもある。

ツールは「プロトピトンアンカー」、壁を登る際のフックに使う他、単純な武器としても強力。
  • Nuju/ヌジュ
CV:川島得愛
を操るトーア。
当時のコ・マトランらしく未来を見通す事を重視しており、ウェヌアとは思想の違いさえなければ仲良く出来ると考えている。

ツールは「クリスタルスパイク」、凶悪な形状だけに脚に付ける事で氷の地面でもグリップ出来るスパイクとしても使用できる。

Toa Hordika/トーア・ホーディカ

後にマタ・ヌイ島と名付けられる新天地を見つけて、マトラン達を迎えるべく帰って来たワカマ達だったが、ワカマの判断ミスでヴィソラックに捕まり、彼らの毒を注入されてしまう。
その毒によってトーア・メトロは半ラヒ半トーアの「トーア・ホーディカ」となってしまった。

マスクが顔面と一体化した上で使用不能になっており*2エレメンタルも背中に増設されたロウツカスピナーからしか使用できなくなってしまった。
おまけに半分ラヒなので自らの欲求に忠実になる上、放置しておくと完全にラヒになる危険な状態である。

パワーアップ形態という訳では無く、敵の策略で弱体化させられてしまった、子供向けコンテンツ全体から見てもかなり攻めた設定の形態。
  • Vakama Hordika/ワカマ・ホーディカ
自らの指示が原因で皆をホーディカにしてしまった事を気にしており、マタウから責められたところをルーダカに誑かされた事で悪落ちしてしまう。

後に原作者のグレッグ・ファーシュティがファンからの質問に答えたところ、「ワカマの裏切りはレゴ社側からの意向」「ぶっちゃけ不本意だった」とのこと。
  • Nokama Hordika/ノカマ・ホーディカ 
ラヒに近づいた事で、これまでになく感情的になるようになってしまい、自らを抑えるのに苦労している。
  • Matau Hordika/マタウ・ホーディカ
ホーディカとしての容姿を一番嫌っており、ついつい元凶であるワカマにキツく当たってしまう。
その為、ワカマが裏切った時には責任を感じ、最終決戦には率先して彼を連れ戻そうとする。
  • Whenua Hordika/ウェヌア・ホーディカ
半分ラヒとなっても相変わらずアーカイブの展示品が気になっており、メトロ・ヌイ崩壊に際して展示されていたラヒが襲われている現状に胸を痛めている。
  • Onewa Hordika/オネワ・ホーディカ
素直にラハガ達の指示に従うが、その最中自分達が本来トーアに選ばれるべきではなかったかもしれないという資料を発見してしまい…?
  • Nuju Hordika/ヌジュ・ホーディカ
激しい仲間たちの口論に嫌気がさし、言語を使う事自体に疑問が生じた為、クアルスから教えられたラヒの言語を使うようになった。

Rahaga/ラハガ

ホーディカとなったトーア達の前に現れた、ラクシとツラガを足して二で割ったような外見のクリーチャー。
その正体はマクータ直属のトーアチーム、Toa Hagah /トーア・ハガーがルーダカによって変異させられた姿。

ホーディカと化したワカマ達に、元に戻る方法を教える。
ホーディカ達はしばらく、肉体の慣らしを兼ねて彼らがラハガになる前にマクータから奪取してきた「光のマスク」アボーキーの回収を頼まれる。

  • Norik/ノリック
ラハガのリーダー。
他人を鼓舞するのが得意で、何事も行動で示すべきだと思っている。

トーア時代のマスクは身長を6インチまで小さく出来る「縮小のマスク」ペイークイー、形状は「偉大な先人と同じマスクの形状にする」という習わしからノーブルキリルと同じ形に打ち直してある。
  • Gaaki/ガーキ 
ラハガの紅一点。
かなり挑戦的な性格。

トーア時代のマスクは「千里眼のマスク」形状は(ry
  • Iruini/イルイニ
ひょうきんな性格だが現実主義者のきらいがあり、英雄的な他メンバーについていけず脱退しかけた事も。

トーア時代のマスクは目視できる位置にワープ出来る「テレポートのマスク」クアルシー、偉大な先人と同じデザインのマスクの為唯一マスクの形状を正規品から変更していない。
  • Bomonga/ボモンガ
ラハガの副リーダー。
非常に我慢強く、目当てのラヒを捕まえる為に2、3時間静止している事はザラ。

トーア時代のマスクは最大60フィートまで身長を大きく出来る「成長のマスク」マスクの形状は(ry
  • Pouks/プークス
かなり直線的な性格。

トーア時代のマスクは他人の能力をコピー出来る「エミュレーションのマスク」マスクの形状は(ry
  • Kualus/クルアス
かなりの変人で、積極的にラヒの保護に取り組んでいるが、その中で鳥系のラヒの話し方をマスターするまでに至っている。

トーア時代のマスクは複数のラヒを操作できる「ラヒ操作のマスク」マスクの形状は(ry

Toa Mangai/トーア・マンガイ

  • Lhikan/リカーン
トーア・メトロが誕生する前にメトロ・ヌイを守っていた最後のトーア。
マトラン時代のワカマ達を新たなるトーアに任命するが、その直後に自らもニディーキ達に連れ去られてしまう。
その後、同じく捕まったウェヌア・オネワ・ヌジュにアドバイスするべく牢を破った事でパワーを使い果たし、ツラガとなってしまう。
ワカマ達と合流してからも経験でトーア達を導くが、マクータとの対決で時のマスクを上手く制御出来なかったワカマを庇い…

彼以外にもトーアマンガイ所属のトーアは多数おり、計13人にも及ぶ大所帯だったが、水のトーアTuyet/トゥイェトやニディーキの裏切り、リカーン以外のメンバーがダークハンターの罠にかかり全滅してしまう事態もあったが為に彼しか生き残れなかった。

ツールは「ファイヤ・グレートソード」、二振りを合わせて空中サーフィンも可能。
マスクは金色のハウで、ツラガになった際にノーブル化している。

Keetongu/キートング

工事現場にありそうな暗い黄色の体色が特徴的な伝説のラヒ。
かつて故郷と仲間をシドラック率いるヴィソラックに滅ぼされており、ホーディカと化したトーアの治療を、シドラックへの復讐を手伝わせることを条件に了承した。

毒と解毒の方法に対してかなりの知識があり、ツールのホイーリングシールドで受け止めた攻撃をロウツカスピナーとして再発射可能、パワーもマクータに引けを取らないとかなりのつわもの。

マトラン

やはりメトロ・ヌイの各地でそれぞれの仕事をしている。
存在自体が「マタ・ヌイの心」と呼ばれており、リカーンはトーア達に彼らを守らせようとしていた。
以下の者はグレートディスクの在処を知っており、トーアになったばかりのワカマ達から追いかけまわされることになる。

  • Nuhrii/ヌーリ
ワカマのマスク作りの師匠。
あっという間に弟子に実力を抜かされた事を気にしており、彼を上回るマスクを作るべくグレートディスクに目を付けた。

  • Vhisola/ビソラ
ノカマの教師時代の生徒。
ノカマがマトランであった頃から、彼女の写真や賞状のコピーを壁一面に飾るなど、かなりのヤンデレ気質。
トーアとなった事で自身が構って貰えなくなった事に怒り、当てつけにグレートディスクを探している。

  • Orkahm/オカム
ウッサルライダーの一人で、マタウのライバル。
引退する前にグレートディスクを発見した事が原因でニディーキ達に利用されることに…。

  • Tehutti/タフティー
ウェヌアの同僚。
承認欲求が強く、いつも名を残す事ばかり考えている。
そこをアークモウに利用され、災難に遭う羽目になる。

  • Ehryei/イエリ
コーメトロ内の「水晶の塔」にて、ヌジュを始めとする学者達の雑用をしていた。
コ・マトランとしては珍しく、かなりのせっかち。

  • Ahkmou/アークモウ
この頃から欲深く、オネワの二番手に甘んじていた野心からかニディーキの協力者となる。


ヴィラン

Dome/デューム

CV:佐々木梅治
メトロ・ヌイにおけるツラガ。
当時マトランながら極めて高いマスク制作の腕前を誇るワカマの腕を見込んで「時のマスク」ヴァヒの制作を頼み込む。
マクータらしき影に報告をしたり、ダークハンターのはずのニディーキやクレッカと話をしていたりと不審な描写が見受けられる。
+ その思惑は…?(ネタバレ注意)
makuta/マクータ
CV:郷里大輔
この頃はメトロ・ヌイのみの支配を目指していた。
相変わらず計算高い性格で、マトラン達をスフィアに閉じ込める事で、衰弱させると共に記憶喪失にすることで自らをマタ・ヌイと誤認させようとしていた。
スフィアは完成していたものの衰弱するペースが遅いと判断、デュームになりすまし*3ワカマに時のマスクを作らせることで計画を完璧な物にしようとしていた。

トーア達に敗れたものの、マトラン達は全員スフィアに閉じ込めた事でマタ・ヌイを昏睡させることに成功、自分のエージェントであるシドラック達を呼び出して自らに施された封印を解かせようとする。

  • Nivawk/ニヴォーク
マクータがデュームと入れ替わってから飼い始めた、巨大な鳥のラヒ。
連絡役や偵察の為に遣いに出されていたが、最後にはマクータがパワーアップする為に吸収されてしまった。

  • Roodaka/ルーダカ
ヴィソラックたちの提督。
恐ろしい悪女であり、他人の心を自在に操る話術を習得している。
常に自分が一番出ないと気が済まないタチでもあり、大抵の場合自分が優位になるように立ち回る。

ロウツカスピナーは対象を自分の思うがままの形に変異させる効果を持つ。
このせいでトーア・ハガーは全員ラハガにされてしまっており、元に戻してもらう為長年彼女を追い続けていた。

  • Sidorak/シドラック
ヴィソラックの帝王。
力押しの戦術を好む。
指揮官としては優秀ではあったが、ルーダカには終始いいように利用されてしまい、最終的にキートングに殺害されてしまった。

古代言語の卑猥な単語を暗記しているという謎過ぎる過去を持つが、生体力学存在は生殖などは行わないはずだが…?

  • Vahki/ヴァキ
ヌパルが設計を担当した警備ロボ。
かなり優秀でメトロ・ヌイ全域で運用されているが、割と乱暴なところがあり、違反行為を犯したマトランが現れると直ちに排除に向かう。
四足歩行モードへの変形や飛行機能を持ち、口のディスクランチャーや両腕の刃のような杖で記憶に障害を起こしたりと、武装も充実している。

Dark Hunters/ダークハンター

窃盗と暗殺が専門の傭兵集団。

リーダーである〈影の者〉の指示の元、日々様々な悪事に手を染めている。
  • Nidhiki/ニディーキ
CV:廣田行生
ヴァキっぽくも昆虫ぽくもある姿をしている。
残忍な性格で打算的。


実はリカーンの昔の仲間で、トーア・マンガイ唯一の風のトーアだった。
しかしダークハンターとの戦争の中誑かされ、ダークハンターについてしまう。
その後は志願者の教官役としてしばらく活動していたが、高望みしてか実働部隊に移る。
しかし馬鹿過ぎて苦手なクレッカをパートナーに任命されてしまった為か、トーアに戻りたいと思うようになり、居合わせたルーダカに協力を申し出るも影の者に密告された挙句彼女のスピナーで現在の姿に変貌してしまった。

トーア時代のマスクは「消音のマスク」ウォダリック。

  • Krekka/クレッカ 
CV:宝亀克己
ニディーキの相棒だが、非常に頭が悪く彼からは避けられている。
シドラックと同じ島の出身だが、故郷である「ステルト」ではシドラックはカースト最上位の種族の出で彼はカースト最下位の出の為、特に面識はない。

元々はステルトで警備員の仕事をしていたが、当時島に来ていたマクータと揉めて喧嘩になり右目を潰されてしまう。
その一件を原因として仕事をクビになり、しばらくは旅に出ていたが、行く先々でトラブルを起こしていたものの、そのすべてを力で解決していった為ダークハンターへのスカウトを受ける。

最期はニヴォーク同様ニディーキと共にマクータに吸収されてしまったが、二人が尚も体内で抵抗していた為未熟なワカマにマクータが敗北する結果となった。

  • The Shadowed One/影の者
ダークハンターの頭領。
傲慢ながらカリスマ性に溢れており、かなり巨大な組織であるダークハンターをまとめ上げている。
趣味が良いのか悪いのかエージェント達でペアを組ませる際には必ず真逆の性格の者をマッチングさせる。

時のマスクの回収とニディーキ達のお礼参りとして、全てが終わった後のメトロ・ヌイに出向き、同じくヴァヒを回収に来ていたワカマと、ルーダカに封印を解いてもらってからヴァヒの回収に来ていたマクータのコンビと対立。
戦いの最中、ワカマがニディーキ達の死の真相を教えた事で激怒しマクータのみに狙いを定めお互いに重傷を負う事に。
その後はマクータがワカマの追跡を優先した為復讐を誓いつつ自らも立ち去る事に。

本名は一応設定されているものの、マクータの本名を公開した際にファンからバッシングを受けたのが原因で原作者はひた隠しにしている。

  • Sentrakh/セントラック
影の者が唯一信用しているとまで言われるダークハンター。
かつて「より忠誠心のあるダークハンターを作る」という実験の被験者となり、結果は一応成功したものの廃人同然となり、更に死ぬことも出来なくなってしまった。
それでもボディガードとして起用し続けており、いつか完全なる死を与える事が最大の敬意になると影の者は考えている。

  • Voporak/ヴォーポラック
元々はステルトのリーダーであったが、シドラックが出世の為に彼の身柄をダークハンターに売り渡してしまい、結果エネルギープロトデルミスやルーダカのロウツカなど、様々な改造手術を受け時間を操れるようになる。
この経緯からか正式なダークハンターのメンバーではないものの、影の者には忠誠を誓っている。

Rahi/ラヒ

メトロ・ヌイにももちろん生息する動物たち。
この年から単一のキャラクターとして見られる個体も増えた。
  • Kikanalo/キカナーロ
サイとカンガルーの中間の性質を持つラヒ。
かなり知性が高く、ノカマの翻訳があったとはいえワカマ達を背に載せた事も。

  • Krahka/クラーカ
触れた生命体に変身出来るラヒ。
変身するだけでなく、そのパワーをもコピーすることができ、トーア・メトロ達をも苦しめたが、最終的にワカマ達全員を一度にコピーしたばかりに暴走、自滅してしまった。

普通のコミュニケーションを取る際にはトーア・メトロ時代のノカマに変身する。

[用語解説]



  • エネルギー・プロトデルミス
バーラックツインズ戦の直後、トーア・マタ達が落下した謎の液体。
その正体は意志を持ち、落ちた存在をその「運命」に応じて殺害したり進化させたりする恐ろしい物だった。

メトロ・ヌイの住民は活用法を確立しており、精製することで変異効果のみを残した「ピットミュータジェン」と様々な素材として利用できる「プロトデルミス」に出来るようになった。
メトロ・ヌイもプロトデルミスの海に浮かんでいる。

  • カノカディスク
プロトデルミスから作られる素材の中で最も重要な物。
様々な特殊能力を内包しているがそれだけでなく、マスクの原料となる。
単体でもシューターで発射して飛び道具として利用できる。

  • カノイマスク
トーア達が装着しているマスク。
その製造方法が詳しく語られており、カノカディスクから鋳造、ないし削り出していることが判明した。

ディスクのパワーレベルや効果に応じて様々なマスクを作る事が出来、中には材料の時点で別々のディスクを混ぜ合わせてから作る物も。

  • ロウツカスピナー
生体力学存在が誰しも生み出せる、プロペラのようなエネルギー体。
発射には肉体に生まれ持っている物か、武器として保有する外付けタイプのランチャーが必要。
特殊効果は発射した人物の精神によって大きく変わり、例としてシドラックの場合その支配欲からあらゆる存在を隷属させられるロウツカが発射される。

  • メトロ・ヌイ
銀色の海に浮かぶ都市。
マタ・ヌイ島とは比べ物にならない面積を誇り、多数のマトランが暮らしている。
マタ・ヌイの心とも呼ばれており、ここを支配することは世界を支配するも同義という。

  • マトラン・トーア・ツラガ
本作ではこの三種族の関係がより詳細に描かれた。
最初はマトランとして生まれ、運命に選ばれるとトーアとなり、己の宿命を果すとツラガとなる。

  • 義務・団結・宿命
バイオニクル三つの美徳。
導く者のいないワカマ達は、どのようにして自らの使命に気づいていくのだろうか?

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最終更新:2023年09月19日 22:50

*1 レ・マトランの方言「シュートスピーク」において「嘘つき」の意

*2 ホーディカにはマスク使用において必要な精神的な集中力に欠けるため

*3 本物のデュームは入れ替わってすぐにスフィアの犠牲者となった