ジェリー(妖怪ウォッチ)

登録日:2023/10/02 Mon 21:40:32
更新日:2024/04/10 Wed 00:49:06
所要時間:約 14 分で読めます






「イイリェジィ!」



ジェリーとは、メディアミックス作品「妖怪ウォッチ」に登場するキャラクター。
アニメ版のオリジナルキャラクターで、原作ゲームシリーズには登場しない。

概要



天野家の隣に引っ越してきた、US出身のメタボでハイテンションな男性。

USAのジバニャンそっくりなニャン系妖怪・トムニャンのルームメイトにしてケータ、イナホに次ぐ第3の妖怪ウォッチ所持者でもある。ルームメイトのトムニャンとは一緒に妖怪探しや料理、買い物したりするなど仲が良く、仲間思いな一面もある。
年齢は「!」シリーズ内の「HIGH&妖」において高校2年かつ「25留のジェリー」と呼ばれているのでおそらく41歳以上だが、本編でもこの設定なのかは不明。

…というものの実際のところは使い方を完全に勘違いしており、彼自身がジバニャンやコマさん、USAピョンなどの妖怪を召喚したことは一度もない

というのもトムニャンがウォッチの使い方を理解していなかったため。毎回メダルを逆さまにセットしてしまっており、当然逆さまに入れた時の「ソウジャナイヨ」という音声しか流れないため、妖怪ウォッチの名前も「ソウジャナイヨウォッチ」と勘違いしてしまっている。そもそも初代ウォッチは銀フレームのメダルしか対応していないため妖怪メダル零やドリームメダル、メリケンメダルを正しい向きに入れたとしても「ソウジャナイヨ」としか鳴らないのではというのは一旦置いておこう
妖怪メダル/アーク集めをケータ同様に行っており、集めるペースが異常に速く、一回の登場でケータの数倍の枚数を集めている。
しかし管理方法はあまり丁寧とは言えず、ただレジ袋に放り込んでいるだけである。

料理も得意な方で、作中でも様々な料理を作っている。
しかし肝心の内容はというと、揃いもそろって高カロリーなものばかり。あるエピソードでは「コロッケの天ぷら」という高カロリーの権化のような代物も作っていた。これもうわかんねえな…

さらに、味覚に関しては異常なほどのマヨラーならぬメープルシロップ好きで、クッキーやパンケーキはもちろんあんみつなどの和菓子、果てはお好み焼きなどの粉ものやうどんにまでメープルシロップをドバドバかけるほど。
トムニャンも同じような味覚を持っているらしく、さらにはラストブシニャンも彼の味覚の影響を受けたのか、「チョコレートと生クリームをかけたうえに、メープルシロップを大量にかけたたこ焼きのような何か」と「メープルシロップのメープルシロップ割り」を無印213話で妖怪やまとに振舞っていた。当然やまとはこの地獄のような甘さのメニューに悶絶してしまった。

メダル収集スタイル

通常、妖怪メダルは妖怪自身から認めてもらって手渡してもらうことで手に入るのだが、彼の場合はくすぐったり、笑いながら押し売ったりなどと半ば強引にメダルを集め、もとい奪っている。道理で集めるペースが速いわけだ。まあケータも結構妖怪が落としていったのを拾ったりとタナボタ的な集め方をしている描写があるが。

トムニャン曰く「ジェリーは諦める事を知らない男」らしいが…



追記・修正はコロッケの天ぷらにメープルシロップをかけて食べてからお願いします。

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※以下、ネタバレ注意!

























実は彼は作中屈指のトラウマ要員として有名である。

妖怪から強引にメダルを回収しているだけでなく作中での数々のおぞましい行為から、妖怪の間で災害のように恐れられている人物なのである。






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しらんプリン だいたいこいつのせい どうしてこうなった ほんとに怖いのは人間 みんなのトラウマ もはやホラー もはや妖怪 アニメ アニメオリジナル アニメオリジナルキャラクター ジェリー ソウジャナイヨ ソウジャナイヨウォッチ トムニャン トラウマメーカー トラブルメーカー プリン啜る巨漢 プレデター メタボ メープルシロップ メープルシロップ大好き人間 外国人 妖怪ウォッチ 恐るべき味覚 愛すべきバカを通り越した何か 捕食 捕食者 朝倉栄介 歩く災害 歩く災害←妖怪にとって 油すまし 濃すぎるキャラクター性 甘党 糖尿病予備群 糖尿病寸前 絶対に許さない 草くいおとこ 限りなくアウトに近いアウト 食いしん坊




彼はメダルを集めるためなら諦めることを知らないというのは前述のとおりで、くすぐるなどして強引に集めていたが、177話でついに…









妖怪を「殺害」してしまったのである。



主な被害者たち

ジェリーから強引にメダルを奪われた妖怪は多く存在するため、ここでは特に強烈なものを紹介する。



しらんプリン(177話)

面倒くさいことを知らんぷりさせる妖怪・しらんプリンを振り向かせるために取った策が効果なしだったところにジェリーが偶然通りかかる。
いつものようにメダルを要求されるのまでは(彼にとっては)平常運転だったが、彼はそこで諦めず、





しらんプリンの体に手を突っ込んで弄繰り回した結果、
ジェリーの手がしらんプリンの顔面を貫通し、しらんプリンの顔面が崩壊してしまった。



苦痛の形相のしらんプリンを前にして戦慄するジバニャンたちだったが、ジェリーはこれにとどまらず…


超特大ストローでしらんプリンの胴体を突き刺し、ストローで全部啜ってしまった。


「妖怪を食う」という描写自体はすでにひも爺やつまみぐいのすけがうらや飯やプライ丼を完食してしまうなどの描写があったのだが、今回のそれはいかにもな効果音とともに啜られるしらんプリンの様にひも爺とつまみぐいのすけすらも恐怖するほどのものであった…ほんとに全年齢向けアニメか⁉



そして彼はコマさんタクシーの乗客になってしまうが、コマじろうのメダルを手に入れていなかったためか懲りずにコマじろうを擽ってメダルを強奪しようとするのであった…
ちなみに人間が名指しでコマさんタクシーに乗車させられる事態は彼が初めてである*1


油すまし(184話)

油の匂いにつられてジェリー家に入り込んだ油すまし。コロッケの天ぷらを作っていてちょうど油を切らしていたところだったジェリーに油を挙げたので珍しく平和的にメダルをもらったと思いきや、油すましを追ってジェリー家に入り込んだケータたちが目にしたのは、

油すましの胴体を絞って油をとっているジェリーの姿だった。
ちなみにトムニャンは後ろでギターを弾いていた…。


完全に搾り取られた油すましは0kcalの「ノンオイルすまし」になってしまった。

ちなみに油すましの油で作られた「コロッケの天ぷら」はどう見てもずんだ餅のような色をしている。なんか危険なにおいがするのだ!


ほっとけーキ(148話)

イケメン犬と一緒にいたところに割り込み、半ば強引に連れて行った。その際ついでにイケメン犬もメダルを奪われている。

この回では直接的な描写はなかったものの「メープルシロップ、オイシイデース!」と言っていたことから……お察しください


草くいおとこ(211話)

憑りつかれるとナヨナヨした草食系の人になってしまう妖怪・草くいおとこに対抗すべく呼び出したあつガルル、メラメライオン、のぼせトンマン、あせっか鬼に加えてケータやジバニャンも草くいおとこに憑りつかれてしまう。
「ガルガル言うのももういいかな…」

そんな状況下に現れたのが、おニューの芝刈り機を持った彼だった。
彼曰く「ステキな草むら」を発見したジェリーは、草くいおとこが寝そべっている草むらに芝刈り機でそのまま突っ込んでいき…

「おや?何か引っかかりましたカ?」



草くいおとこの髪が芝刈り機に巻き込まれてしまった。

草くいおとこの本気の悲鳴もむなしくジェリーは狂気じみた笑顔を浮かべ…


「フルパワーデース!!」


「助け...て...ギャァァァァァァア!!」


最終的には「ザシュ」という効果音とともに草くいおとこは芝刈り機に吸い込まれてしまった。


※ジェリーに草くいおとこは見えていません



※ジェリーに草くいおとこは見えていません



※ジェリーに草くいおとこは見えていません

惨劇の最中、上のテロップが最大3つも表示されていたがほぼ効果なしどころか逆効果である。


その惨劇はあのふぶき姫すら「こ・・・怖い・・・」と顔面蒼白の状態になり、ウィスパーも「今夜おトイレいけないでうぃす…!」と恐怖の表情で震えるほど。


コマさんバス

劇中でやらかしたキャラクター達を本気で反省させるためのお仕置きとして開催された恐怖のバスツアー。当然ながら彼もその内のひとりだった。
しかし、メンバーの中で一番反省してなかったうえ、うんちくの実をメープルシロップを大量にかけて寝ながら食べるというヒロインの殺害と同レベルの蛮行をしていた。

全員無事反省…ならず!

かくして客席部分は溶岩に沈むのであった。

余談

  • 妖魔界にはジェリーに襲われた時のための「ジェリー保険」なるものが存在することがヒキコウモリから言及されている。てことはもはや歩く災害として妖怪の間で認識されてしまっているのか…?

  • 公式もさすがにまずいと思ったのかは不明だが、「妖怪ウォッチ♪」ではOPしか出番がなく、第66話以降の第2OPではついにOPすらも登場しなくなり、これといった出番がなかった。

  • 彼は決して性格が悪いわけではなく、トムニャンがUSAに戻った時などはしょんぼりしたり、トラックに撥ねられて道に埋もれてしまったトムニャンを見つけた時には急いで助けに行くなど実際は仲間思いな優しい性格である。
    劇中での惨劇は、ひとえに彼の常識では考えられない無遠慮さと無神経さが原因である。
    一連のホラーじみた描写もひも爺の捕食ネタ同様あくまでギャグ(作風に合っていたかどうかはともかく)の範疇なので、上記の惨劇に見舞われた妖怪達が以降も死んだままとは考えにくい。実際その後何事もなかったかのように再登場している妖怪もいる。

  • 名前の由来は十中八九トムとジェリーのジェリー。名前にトムがつく猫妖怪の相棒ということでこの名前になったのだろう。

  • 「妖怪ウォッチ♪」の後日談でもあるスピンオフ漫画「エンマの休日」では、エンマ大王からまでメダルを得ようとするシーンがちらほら。そのたびに止められているが、どうやら前述の通りトムニャンを除いた妖怪達にとっても災害認識されているようだ。




追記・修正はジェリーに食べられた妖怪たちに思いをはせながらお願いします。

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最終更新:2024年04月10日 00:49

*1 タクシー自体にはケータがハナホ人や総ナメなどとともに乗車したことがある。