ウーマンコミュニケーション

登録日:2023/11/15 Wed 18:37:33
更新日:2024/04/20 Sat 11:58:44
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ウーマンコ
ミュニケーション


概要

ウーマンコミュニケーションとは、げーむくりえいたーねこによって開発された同人ゲームである。DLsiteとsteamで配信中。
プレイヤーは風紀委員となり、学園や街の女性・機械アナウンスの会話の中に混ざるセンシティブワード「無意識風紀違反」を指摘し取り締まっていく。

その馬鹿馬鹿しくも練り込まれた演出、小気味よいSE、X(旧Twitter)に投稿された開発中のプレイ動画が反響を呼び、発売前から大きな注目を集めた。

その性質上放送禁止用語が多分に含まれている。一般的なゲーム会社製のコンシューマーゲームでは難しい内容であり、インディーズ故の自由さを味方につけたゲームと言える。

動画配信者向けに配慮したモードもあり、ワード指摘時に大きく映るワードにモザイクをかけることができる。「もっといかがわしく見える」は禁句

ゲーム性の既視感からユーザーからはもっぱら「汚いダンガンロンパ」「ダンコンロンパ」と呼ばれているとか。ダンガンロンパは元々汚い気もするけど

ゲームシステム

リアルタイムで流れる会話の中にある淫語を撃つシューティングゲーム。
若干違和感のある台詞には大体隠れているのでわかりやすいが、くりちつまらといった文字数の少ないワードは見落としやすいので注意が必要。

以下の例文で説明しよう。


A「ねぇ、今度一緒にゲーセンに行こうよ」
B「ゲーセンかぁ…たまたま金曜日が休みだから、その日ならいいよ」
A「フッフッフ…今度こそリベンジしてやる!私の成長にビックリするなよ!」
B「私に勝つなんて一万光年早いぞ!」
A「光年は時間の単位じゃないよ…」
B「えっ!?違うの!?」


この場合、「ビックリ」からCLIが、「一万光年」からMANKOが、「えっ!?違うの!?」からHを指摘できる。
あくまで「音」を指摘するため、ワードが漢字の読みの中に隠れていたりするし、句読点等で分割されている事もあるのだ。
どうしてもわからない場合は台詞を音読するといいかもしれない。周囲の目にはくれぐれも注意するように。

では「たまたま金曜日が休みだから~」はどうだろうか。

この中にはTAMATAMATAMAKINが重なった状態で存在する。
普通に「たまたま」と「たま金」を撃っても正解なのだが、こういう「二つのワードが重なって並んでいる」状況では、重なる文字を撃つことで「ダブルショット」が発生し、無駄に壮大で豪華な演出で祝われ高得点が入る。*1
ここでは二つ目の「たま」を撃てば「TAMATAMAKIN」のダブルショットが成立する事となる。

ダブルショットと後述のヘッドショットは全て成功させて満点を初めて取ることができるため、見逃さないようにしよう。

ものすごく巧妙に紛れているものも珍しくないので、あ、なるほどとスッキリしたのち、感心する事請け合い。

プレイヤーの知識に大きく左右されるゲーム性なので難易度設定は充実している。
通常難易度「ノーマル」は、ステージ終了時に全体のログを確認でき、未指摘のワードが残っている場合はそれを教えてくれる。
最低難易度「チェリー」は、それに加えてワードが存在する行が色分けされるようになります。また、通常はステージの開放に必要なノルマも不要になる。
最高難易度「アブノーマル」は上記のサポート内容が全て使用不能になる。あらゆる意味で変態向け。
難易度はいつでも変更可能なので、自分に合った設定をして満クリアを目指そう。

お手付きのようなものは無いので、怪しい部分はとりあえず撃ってみるのが安牌。ずりぃ方法かもしれないが、ヘッドショットは逃しやすいので一長一短と言ったところか。

チャプターの最終ステージはボスとのバトルステージとなっており、ボスが放つ弾幕が照準カーソルに当たるとリザルトで減点されてしまう。
こっちはこっちで弾幕の形状のせいで汚いUNDERTALEとか言われたりしている

マップに点在する購買部マスにて、ウーマンコインを消費してアイテムを購入し、特殊能力を解放できる。以下はその一例。

  • 時間停止装置
特定のキーを押している最中、会話を止めることが出来る。プレイヤーの行動は止まらないため、落ち着いて確実に撃とう。
停止時間とクールタイムはさらなるアイテムの購入で強化可能。
使用の際のペナルティは一切ないので、特にバトルステージでは積極的に使っていこう。悶絶するような弾幕も回避できるかもしれない。
ちなみに使用中は画面の端に犬が現れる。なんででしょうね?

  • リモコン
特定のキーを押している最中高速化する。
ゲーム的にメリットは無いが、取り逃したワードを回収する周回の際には重宝する。

  • 金運アップのお守り
ワードを撃った際に確率でウーマンコインが発生する。
ウーマンコインはワードから斜め上に飛び出るので、飛び出たウーマンコインが画面下に落ちる前にカーソルで触れるとウーマンコインを獲得できる。
ウーマンコインは大量に使うので、最優先で交換しよう。

  • ヘッドショットスコープ
ワードの最初の一文字を撃つとヘッドショットが発生し、追加で得点を得られる。このアイテムが購入可能なchapter3からはヘッドショットを成功させないと満点を取れない。
なおその性質上多くの場面でダブルショットの条件とバッティングする。「冷静に見て、怪しいと思ったら時間停止」を教訓にして確実に射抜いていこう。

  • ヘルメット
バトルステージでの被弾によるペナルティを所持数×1回だけ無効化してくれる。


ここまでの記述でも複数の淫語が含まれているが、これはほんの一部。さぁ、君も風紀委員となって美しい日本語を守ろう!

登場人物

  • 主人公(名前変更可能)
どこにでもいる男子学生。「かわいい先輩と後輩を紹介する」という久梨子の口車に乗せられ風紀委員に入り、無意識風紀違反を取り締まる活動に身を投じることになる。

  • 小栗 久梨子(おぐり くりす)
主人公の幼馴染の風紀委員。乱暴な女生徒にいじめられていた過去があり……?
「子」を「す」と読む事が一般的でないためか「くりこ」と名前を間違えられがち。

  • 言ノ葉 さち(ことのは さち)
風紀委員長。
破廉恥な言葉が苦手で、いつも過剰反応している。

  • 下野口 マコ(しものくち まこ)
風紀委員会の書記。
ミステリアスな雰囲気の後輩女子。

一見ただのバカゲーではあるがシナリオは意外にもシリアス。またマルチエンディングも採用されており、ゲームシステムを利用したギミックを解かなければコンプリートは難しい。汚いドキドキ文芸部とも言われたりしている


追記・修正、好意的なレビューをお待ちしています。


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最終更新:2024年04月20日 11:58

*1 連結した二つのワードを同時に指摘する事が条件なので、片方を先に指摘した場合は重なった文字を撃ってもダブルショットにならない。