登録日:2023/12/01 Fri 10:26:33
更新日:2024/04/18 Thu 16:56:23
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これが剣崎の潜在能力…
だが私はブレイドに、負けない…
データ
身長 |
222cm |
体重 |
117kg |
種族 |
改造実験体 |
特色・力 |
身体の液状化 |
クリーチャーデザイン |
韮沢靖 |
声 |
穴井勇輝 |
初登場回 |
『剣』31話「53番目の存在」 |
概要
広瀬義人によって
アンデッドの細胞と
人間のデータから開発された改造実験体・トライアルシリーズの一体にして、劇中で初めて登場した個体。
普段は広瀬の研究所の一室にある紫色の格納庫に格納されており、広瀬の指示で動き出す。
広瀬からは剣崎を
"許されない存在"と刷り込まれており、
ジョーカーに近づきつつある彼を安全に捕獲することが使命である。
戦闘では右腕から電撃を放って攻撃し、全身に張り巡らされたコードから対象を目掛けて搦め取ることも可能なほか、
体を液状化する能力も持ち、どんな場所にも入り込めるのみならずすぐさま撤退する芸当も見せた。
また、アンデッドではないためアンデッドサーチャーで居場所を特定することが出来ない神出鬼没の存在な上に、腹部のバックルが大ダメージで開いたとしても封印することが出来ず、ブランクを投げつけてもすぐに活動を再開してしまう。
仮面ライダーブレイド(通常形態)が上級アンデッドを含めた多くのアンデッドに対して決まり手として多用してきたライトニングソニック・
仮面ライダーカリスのトルネードチェイサーとも互角の威力を持つサンダースペイダーではバックルが開くだけに留まっている。
活動を停止させるにはブレイドの
最強フォーム・キングフォームの必殺技、ロイヤルストレートフラッシュのような強力な一撃を与えて消滅させるしかない。
劇中での活躍
白井邸で
キング/コーカサスビートルアンデッド及び
スカラベアンデッドに拉致された
相川始の行方を探していた
剣崎一真の前に突如出現。
アンデッドサーチャーに反応がなかったため違和感を抱きながらも剣崎はブレイドに変身、戦闘を優位に進めてライトニングソニックを放ち、バックルが開いたことに伴いコモンブランクを投げつけたがアンデッドではないため封印出来ず、ブランクを吸収され、活動を再開してしまう。
決め手を欠いていた中で
ギャレンが駆けつけ、ギャレンラウザーの射撃を受けたところで
「ギャレン…お前ではない。」と言い放ち液状化して姿を消す。
その後、橘は
広瀬栞の父でこれまで行方不明となっていた広瀬義人と再会し、広瀬から剣崎が危険な状態に近づきつつあるため彼がジョーカーになる前に捕えるという目的を明かされ、トライアルDと協力するよう要請されている。
始の処遇を巡るジャックフォーム同士の戦いの後(項目冒頭の広瀬とのやり取りはギャレンに勝利したブレイドに対するもの)、広瀬はキングに敗れた剣崎の元にトライアルDを向かわせる。
再び戦闘に発展、サンダースぺイダーを喰らってバックルが開いてもやはり封印出来ず、反撃して変身解除へと追い込む。
虎太郎と栞が車で駆けつけたことにより剣崎は難を逃れられたと思いきや、トライアルDは
車にもしがみつく執念深さを見せ、降車して逃げた先にいた橘と出会うも、戦ってはならないことを告げられてしまう。
ここまでの騒動を振り返って
自分のせいで周りの人々が傷つくと考えた剣崎は白井邸を去ってしまい、単独行動するようになっていたが、市街地で居もしないトライアルDの
幻覚を見るほど精神的に追い詰められていた。
だが再会した栞に1人で戦っているのではない、と励まされ、栞と虎太郎の協力によりキングの居場所を掴み3度目の対決を挑んで封印することに成功し、スペードスートのプライムベスタ13枚を揃えるのだった。
そして息つく間もなくブレイドを急襲、2度も苦汁を味わった相手に対し、ブレイドは先の戦いで入手した♠K・EVOLUTIONを使用しようとする。
封印間際の「気を付けなよ。レンゲルの様に封印したつもりで、ボクに支配されないようにね……。」というキングの忠告めいた台詞に躊躇いつつもカードをラウズし、激痛に襲われながらもカテゴリーKどころか剣崎自身の凄まじい融合係数によりスペードスートのアンデッド13体の力を秘める最強フォーム・キングフォームへと強化変身を遂げる。
キングフォームの強さは凄まじく、右手の
ライオンアンデッドのアンデッドクレストが光り輝くとパンチ一発で吹き飛ばした。
最後は封印出来ない存在ですら完全に消滅させる程の威力を持つロイヤルストレートフラッシュを放ち、遂にトライアルDの脅威は去った。
戦いの後、体力を大幅に消耗したことによりその場に倒れ込んだ剣崎は一連の戦いを見ていた家出少女の生原羽美に回収されて彼女と行動を共にすることになった上に、時を同じくしてキングフォームの登場で始はジョーカーとしての本能を抑えられなくなってしまい、ここからまた波乱が起こるのだが、それは別の話…。
余談
- モチーフはフランケンシュタインの人造人間であり、他の4体と違い昭和ライダーシリーズの強敵がモチーフになっていない。
- 担当声優の穴井勇輝氏は平成ライダーシリーズの怪人の声として多数出演されており、『剣』ではドラゴンフライアンデッド(36話)の声を演じられている。
- DはDamned(永久に地獄に落とされた・忌まわしい)の意。
- トライアルシリーズの名が正式決定する前にデザイン作業が始まっており、白い仮面の初期案には
アンデッドロイド
と記載されている。
これがアニヲタの追記・修正…
だが私はWiki籠りに、負けない…
- 怖かったけど好きな怪人。触手としてのコード、液状化や電撃能力を察するにジェリーフィッシュアンデッドの細胞を使っていると思う。 -- 名無しさん (2023-12-01 12:57:12)
- ジャックフォームで戦えば…って思うけど結局倒し切ることは出来なそう。 -- 名無しさん (2023-12-01 15:38:29)
- フランケンシュタインの他、人体模型にも見えるデザインがグロくて良い。身体つきから男性っぽいが、使っている人間の細胞は一人称が「私」である事から女性とも解釈可能。広瀬さんのお母さんも説も当時はあった。 -- 名無しさん (2023-12-01 16:01:59)
- デザイン画は3種類あり、当初はスペル星人(こちらはブレイドと同じカブトムシモチーフの予定だった)をモチーフに白い仮面の女性にも見えなくもないデザインの他、ジョーカーと同じ黒と緑を基調にしたデザインもあった。 -- 名無しさん (2023-12-01 16:07:28)
- 配色がセンチピードアンデッドと似てるからスーツ改造したのかと思ってたが特にそんなことはなかった。 -- 名無しさん (2023-12-01 20:20:43)
- アンデッドが52体しかいないから敵の数に限りがある関係上、別途の敵を用意せざるを得ないという都合もあったんだろうけど、封印できないから直接倒すしかない(圧倒的な破壊力を秘めた必殺技を持つキングフォームを使わないといけない)という最強フォームを登場させる理由付けになったのが面白い。 剣崎や始が過酷な運命に翻弄されるようになったことを踏まえると、トライアルは戦闘能力もだけど、ストーリー面においても剣後半の展開に多大な影響を及ぼしているなと思う。 -- 名無しさん (2023-12-03 20:55:16)
- 人の業ってここまで至るのか…という事を1つの存在で示した秀逸な怪人だと個人的には思う。しかしあの人の模倣のトライアルの在り方には本当に心が痛んだ… -- 名無しさん (2023-12-04 23:35:43)
- ラウズカードを吸収できる他、それを糧に回復しているようにも見える。吸収、六角形のバックルという人造アンデッドの完成系であるケルベロスと共通している。倒されるまで5話を要するなどトライアルシリーズの中で長い登場期間だったが、自分を人間だと思い込んでいた製作者のほうはその倍となる。 -- 名無しさん (2023-12-14 22:42:11)
- 剣崎はサーチャーに反応もしなければ封印もできないアンデッドとして認識していたが、外見がいかにも人工的とは思わなかったのか。 -- 名無しさん (2023-12-17 21:03:22)
- 普通のアンデッドとの絡みも見てみたかったな。 -- 名無しさん (2023-12-24 08:27:51)
最終更新:2024年04月18日 16:56