電撃ドクターモアイくん

登録日:2023/12/11 Mon 00:49:35
更新日:2024/01/12 Fri 21:19:00
所要時間:約 3 分で読めます




『電撃ドクターモアイくん』とは、ボンボン版Vガンダムでおなじみの岩村俊哉による漫画作品で全5巻。月刊少年ガンガンで連載されていた。
主人公の茂相ヒロトとその仲間達が巻き起こすドタバタギャグを描いた作品でスクラップな作風が特徴である。
今川作品のパロディがやたらと多い

登場人物

茂相ヒロト(もあいひろと)

本作の主人公の男子小学5年生。尖った頭とモアイを縮ませたような顔が特徴。同級生より明らかに等身が低いがこの漫画ではよくあることなので気にしてはいけない。皆からは「モアイ」と呼ばれている。
世界初めての小学生ドクターであり、健康診断をしたり、様々な薬を調合したり医者じゃなくて薬剤師なのでは...とその腕は本物である。
ただし、医療の知識以外は全くダメで、ドジを踏んだり、破天荒な行動を起こしたりする問題児である。
また、仲間に命に関わるレベルのイタズラをしたり、父蔵を見殺しにしたりと医者と思えないほど残忍な一面も持つ。
ちなみに小学生ドクターを認められる際、『義務教育が修了するまで診察費は取らないように(≒商売にしたらダメ)』という条件を出されている。
自身のことを『ホモ』と公言しており、浦賀のことが大好きである。
父蔵と二人暮らしで母親は終盤まで本格的に登場しない。

茂相父蔵(もあいちちぞう)

モアイの父親。形が彼の顔と似ており、モアイは父譲りである。モアイには振り回されることも多いが、コイツも大概であり、履歴書に明らかな嘘を書いて就職したり、*1自身と瓜二つの社長と入れ替わったときは彼の会社を一瞬で倒産させたりとはた迷惑なことをやらかす。
発明家で様々な物を作って生計を立てているようだが、使い道がいまいちなものや、欠陥を抱えていることが多い。
かつては拳帝と呼ばれた最強の格闘戦士だったが、今はその記憶を失っている。

海賀大介(うみがだいすけ)

モアイの同級生でツッコミポジション。真面目な性格であり、勝負を受けたときは正々堂々と応じる。
モアイから何回も告白されているが、全く相手にしていない。ナコちゃんに好意を抱いている。本編後半では「海賀ファイナルバーニング」等、炎を扱った技を披露するようになる。

顧図義明(がんずよしあき)

通称「ガンズ」。服装など小学生とは思えない風貌をしている。自己中心的で粗暴な態度を取るが女子からはモテている。「ローゼス団」を率いていたがモアイのいる学校に転入してきた。
彼もナコちゃんに好意を持っており、海賀と対立することもしばしば。バンドの練習をしており、ギターの演奏が上手である。
たまに劇画調に変化する。

捨木奈子(すてきなこ)

本作のヒロイン。モアイの同級生でクラスのマドンナで、自他共に認めるホモのモアイですら彼女に対しては惚れるほど。「診察」という形で彼女の上半身裸姿を見た時は、思わず男として反応してしまい、周りの女子からヘンタイ扱いされてしまった。
おしとやかな性格をしており、この漫画の数少ないまともな人物。海賀に好意を持っている。
女性が苦手(触るだけで蕁麻疹が出る)モアイが普通に接することのできる数少ない女性。


叙応佐魔子(じょおうさまこ)

モアイのクラスメイトの女子。コイツも小学生とは思えない大人びた風貌をしている。ドSでありモアイにちょっかいをかけるのが好き。
ただし、ダイエットをするために朝食を抜きにしたことに対してモアイが泣いているのを見て、自身の考えを改める等根から悪い人物ではない。*2
なにかと願図と組むことが多い。


鳥頭タカシ(とりあたまたかし)

モアイの同級生でトサカのような髪型が特徴。相撲部の部長であり、乱暴的な性格でふくよかな体格をしている。
モアイ達とは仲が良くつるんでいるが、なにかと不遇な目に遭うことが多い。挙げ句の果てには、登場人物紹介ではハブられたり、モアイくんにいじめられていると書かれていたりする。


天道夜叉子(てんどうやしゃこ)

ひょんなことからモアイに惚れてしまったお嬢様。あらゆる習い事の免許皆伝。
容姿は端麗で黙っていれば奈子と並べるぐらいだが、モアイに負けず劣らずのハチャメチャな性格。ある意味お似合い。
ただし先述の奈子とは違い、夜叉子に対してモアイはジンマシンを出して嫌がっている。他の女の子と意識的には変わらず、苦手であることがうかがえる。


武井

自称「Vちゃん」で女装男子。夏休み明けにこの姿で教室に入りモアイ達を驚愕させた。当初は目立たない子だったが、活発な性格に変化した。服装を変えると性格が変わる性質を持ち、モアイは思い込みの力が原因でそうなっていると分析した。
当初はモアイと対立していたが、崩れ落ちる建物から助けられ、彼を認め和解した。

パー太

モアイに似た体格のカッパ。学校のプールを独占していたが、モアイ達と和解し、現在も石爺公園の池で暮らしている。妖怪にでもあるにもかかわらず幽霊といった怪奇現象には弱い。

サンタクロース

モアイがプレゼント争奪戦をしていた時に現れた本物のサンタ。父蔵の発明したロボットが暴走している時に現れ、玩具に変えた。モアイ達と「復讐のクリスマスは今年で最後にしてくれるか」と約束をし、その場を立ち去ったが、モアイによって爆破されたことにより、皮肉にも彼に復讐することを誓うようになった。

主な舞台

石爺町(しゃくじじいちょう)

モアイ達が暮らす町。様々な施設が建っており本作の舞台である。老婆がロケランをぶっぱなす等この町の住民もどこかぶっとんでいる。

追記、修正よろしくッス~!

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最終更新:2024年01月12日 21:19

*1 すぐにバレて内定が取り消された。

*2 ただし、モアイは自身の弁当に犬のウンコを入れてしまって昼飯が抜きになることに対して泣いていた。