女井戸妹(君のことが大大大大大好きな100人の彼女)

登録日:2024/01/27 Sat 08:11:09
更新日:2024/04/27 Sat 08:40:55
所要時間:約15分で読めます




(まい)は正真正銘 芽衣お姉様の(いもうと)なんです」

「いえ 私めに妹はおりません」




女井戸(めいど) (まい)とは君のことが大大大大大好きな100人の彼女の登場人物であり、愛城恋太郎の20人目の彼女。





◆概要

花園家に仕えるメイドの一人。先代メイド長の孫娘でもある。誕生日は9月6日。*1
恋太郎らと同い年だが高校には通っておらず、中学を卒業以降住み込みで働いている。
先輩メイドたる銘戸芽衣(いもうと)を自称しており、名前の読みも一字違いだが血縁関係は一切ない



◆容姿

頭頂から毛先に向かって濃くなる茶色のグラデーションを描いたボブカット。剥き出しのおでこがトレードマーク。
芽衣と揃いのメイド服と白い布の髪飾り(花園家の正式なメイド装備と思われる)を身につけ、目元はマスカラで仕立てている。*2
唐音が仲間意識を持つほどのスレンダーな体型だが、自身の発育そのものにはさほど関心はいない模様。ただし芽衣の好みはゴリゴリに気にしている。

「別にお姉様が巨乳好きだとかいうならまだしも そんな事ないでしょうしね!」


◆性格

(まい)もあなたの事大好き!!!!」

「違うそんな事言ってない!!!!」

一人称は(まい)。「(いもうと)」という言葉をよく口にするためセリフの字面が非常にややこしい。
メイドの嗜みとして基本は丁寧口調だが、感情が昂ぶるなどしてアッサリ外れることも多い。
良くも悪くも感情が表に出やすく、若干情緒不安定にも見えるほどに表情の切り替えが目まぐるしい。
好きな相手の前でぽ―っとなっていたかと思えば嫌いな相手の登場で瞬時に苦虫を噛み潰したような顔になり、
落ち込んでいる時でも心底嬉しい言葉をかけられれば秒でドヤり散らかすなどリアクションは非常に豊富。ファミリーの顔芸担当。

メイドでありながら超ド級のドジっ子。加えて芽衣のことを四六時中考えているため注意力が散漫であり、そのドジに拍車がかかっている。
足を滑らせれば空中で半回転する勢いですっ転び、「どわーッ」「おんぎゃあ」など色気のない叫び声を上げる。
萌え要素というよりはリアクション芸人、ギャグ担当といった側面が強い。
ズッコケぶりや恋太郎へのデレ時の演出などから古典的な少女漫画ヒロインをモチーフにしているとの説も。

自分の中の好き・嫌いに対しては非常に素直。
好きな人物・事物は億面もなく褒め称えてはなぜか自慢気になり、一方で気に食わないことに対しては明確な敵意・不満を示す。
そのためかガチ惚れしている彼氏であると同時に芽衣を奪おうとする憎っくき敵である恋太郎に対しては好悪の感情がせめぎ合い、
好意を高らかに叫んだ上で即否定するなど挙動不審ともいえるバグった反応を見せてしまう。
どうやら図説すると【嫌い】が蓋をしていて、それを一定量吐き出すか噴火のごとく押し出されると【好き】が出てくる模様。
つまるところ自分の意志とは無関係に照れ隠しな反応をしてしまう唐音や、
体質故にイラついた態度が染み付いてしまっている胡桃とはまた原理の異なるツンデレ。*3
本音のわかり易さではどっこいどっこいだけどね

メイドという仕事に幼少の頃から憧れを抱いており、他者の世話をすることは嫌いではない模様。
相手のだらしない態度に苦言を呈することはあっても面倒を見ること自体に不満を述べることはない。
メイドとしてあまりにもハイスペックすぎる芽衣を目標としてきたためか、自信ありげな態度と裏腹に内心の自己評価はあまり高くない。*4
自慢げな態度をとる際も、ほとんどは芽衣をはじめ敬意や好意を寄せた相手と絡めてのものである。

なお芽衣や恋太郎が絡まない物事へのリアクションは存外に常識的。(無理やり絡めてくる場合も多いが)
加入前はファミリー独自の奇行をさほど目の当たりにすることもなかったためか、入りたての頃は他彼女(ヒロイン)らが当然のように受け入れているノリに新鮮なツッコミを入れることもあった。
その後も他彼女(ヒロイン)の奇行に対しては唐音や胡桃に準ずるツッコミ役として機能している。(ボケがそれ以上に多いけど)



◆芽衣との関係

「同じ師に弟子入りした先輩後輩を姉弟子(いもうと)弟子と呼ぶでしょう」
「そして(まい)とお姉様は同じ主人に仕えるメイドの先輩と後輩」

「つまりお姉様は“姉メイド”で (まい)は その“(いもうと)メイド”——」
「すなわち実質的な(いもうと)なんです!」


「そうかな……!!!?」


先輩メイドである芽衣を理想のメイド像として敬愛——を通り越して盲信の域に達するほどに憧れ、彼女の(いもうと)メイドを自称している。
芽衣を「お姉様」と呼び、名字の読みが同じこともあって(いもうと)を名乗ることに憚りがない。——が、当の芽衣には毎度丁寧に血縁関係を否定されている

芽衣の一挙手一投足に対しては逐一感嘆・恍惚のリアクションを見せ、脳内を「麗しぇ~」一択に染めている。
本人と直接絡んでいない時ですら芽衣の実際にはやりそうもない言動を妄想していることもしばしば。
しかしそのせいで自身の足元や目前の作業への意識がおろそかになり、元来のドジっぷりを加速させている。
メイドとしての憧れや尊敬とはまた別の感情を明らかに抱いており*5、芽衣との接触で鼻血を噴いたりキスを熱望している節があったりと彼女(ヒロイン)→恋太郎や羽々里→他彼女(ヒロイン)ズなどと似たような態度を取ることも多い。

こうした暴走気味なまでの愛慕に対し、芽衣から(まい)への対応はいたって落ち着いたもの。
(まい)のドジに対して華麗にフォローしたりメイド業務の補助を任せたりと決しておざなりに扱ってはいないが、
(いもうと)」発言はバッサリ切り捨てるかサラリと流し、温度差も相まって塩対応とすらいえる態度を示す。

周囲に迷惑をかけるような大ポカや、目に余る暴走に対しては威圧したり、当て身やスパンキングなどの実力行使に出ることすらある。
これはメイドとして働く以上価値の比重が自分ではなく羽々里にかかってくるからだと思われ、羽々里、ひいては花園家に泥を塗るような振舞いは絶対に許せない構造が影響してるのだろう。
何より純粋なミスとは言い難くはたから見ても邪念に気を取られてのドジが多いのが芽衣的にアウトなのかもしれない。

(まい)の側も威圧に対しては目を盛大に泳がせながら動揺し、お仕置きを食らえば泣いて謝るなどまっとうな反応を見せる。
とりあえず「我々の業界ではご褒美です」的な思考は持ち合わせてはいない模様。どこぞのドMとは違って。

上記のように芽衣から(まい)に対しては厳しい対応が目立つものの、他メンバーとは形が異なるだけで非常に大切に思っている。
(まい)が病に伏した際は自身が倒れる寸前になるほど懸命な看病をしたことも。また(まい)のドジが自分由来であると知った際は自身に制裁を食らわした
厳しい一面に関しても、芽衣が他のメンバーには常に優しく接し不満も怒りも見せないために一周回って特別な関係に見え、芽衣への負担を不安がっていたメンバーからは羨まれてもいる。


芽衣との出会いは(まい)が12歳、先代メイド長の祖母に連れられメイドの仕事を見学した時のこと。
かねてより憧れていたメイドという仕事の理想像ともいえる芽衣の姿を見て、以来彼女だけを目標に努力を重ねてきた。
その後見習いメイドとして初めて芽衣から仕事の手ほどきを受けた際、それまでは内心に留めていた「お姉様」呼びをうっかりしてしまう。
恥じ入った(まい)に、芽衣が「(気にしなくて)構わない」とかけた言葉を「(お姉様と呼んで=(まい)(いもうと)で)構わない」と解釈して以降、「(いもうと)メイド」を堂々と自称するようになった。

「——そうして(まい)はお姉様の(いもうと)になったんです」

「いやなってねーんだよ」


◆スペック


数年間の鍛錬もあって、メイドとしての技能・作法は相応に身につけている。
ドジを踏んでいる印象が強いが、芽衣の不在時に主人母娘の世話を任される程度の信用はある模様。
芽衣ほど超人的なパフォーマンスこそ見せないものの、ファミリーで過ごしている際もお茶くみや片付け、花園母娘の悪巧みの補助などをそれなりに手際よくこなしている。

身体能力も低くはなく、ファミリー総出でのランニングでは(隣で走る芽衣に見とれていたのもあるが)比較的余裕のある様子を見せていた。
アイドル回でも芽衣が体を張った結果集中を保てたことで、練習期間前半の時点で及第点以上のパフォーマンスを成し遂げている。

高校に通っていないため学力に関しては不明な部分が多い。
作中で「自身の名字をひらがなでしか書かない」という発言があったが、単に芽衣と同じ名字であるという主張なのか、漢字のわからないアホの子なのかは判然としない。



◆登場~告白までの経緯


初の顔見せは第31話。芽衣と恋太郎がビビーン!!となった翌日、親睦を深めるデートに赴いた芽衣に代わって花園母娘の世話を請け負っていた。
その後も花園家に場面が移る度にちょくちょく登場。ただし超絶ドジっ子や芽衣命といった濃ゆい一面は見せることなく、長らく出番多めのモブという扱いであった。
またこの時点では半目気味で「スン…」とした表情でいることが多かったため、クールで落ち着いたキャラという事実と真逆の印象を持つ読者もいた。

それから話数にして70話、芽衣以降も11人の彼女(ヒロイン)が参入するほどの長い長い雌伏を経て遂に第101話で本格的に登場。
花園家で芽衣と恋太郎がケーキ作りをするところに手伝いとして参加。そこで密かに恋太郎を妨害して芽衣を幻滅させ、二人を破局させようと目論む。
そんな前提から破綻しまくった計画の上にドジっぷりをいかんなく発揮して自滅。盛大にズッコケたところを恋太郎に救われた際にビビーン!!となる*6


「ぎゃあああああかっこいいいい!!!!」

内心では彼女(ヒロイン)史上最速の勢いでデレ倒しつつも、芽衣が恋太郎への謝罪に入ったことで気を取り直す。
その後自身と芽衣の関係を声高に語るも、そのさなか芽衣と自然にイチャつき始めた恋太郎にブチ切れ、直接攻撃を食らわせようとする。
しかし唐音の暴力(ツンデレ)に慣れきった恋太郎にとっては子犬のじゃれつき程度にしか感じられず、(まい)の側も恋太郎の胸板に内心でときめく始末。
遂にはそれまでの暴挙が見えてないけど目に余ったために、芽衣から当て身を食らわされ気絶する。

「あぺっ」

(まい)が気を失っている間、芽衣から彼女の来歴を聞かされる恋太郎。
ほどなく目を覚ました(まい)だったが、看ていてくれた恋太郎の優しさにキュン顔を晒しつつも芽衣との関係を認められず、恋太郎の知らない芽衣の一面を自慢気に披露。
恋太郎も負けじと芽衣の可愛らしい一面を言い返し、そのまま“自分のほうが芽衣さんの事知ってるマウント合戦”が開幕。

「お姉様はこんなところも死ぬほど素敵」

「芽衣さんはこんなところも死ぬほど可憐」

傍で聞いていた芽衣がひたすら恥じらうばかりの熾烈ながらも平和な応酬は数千手にも及ぶが、遂に(まい)側の手札が尽きる。
芽衣に「芽衣への想いが恋太郎より劣っていると思われる」無念と悔しさに涙を滲ませる(まい)だったが、恋太郎がその心情を察し自ら引き分けを申し出た。*7
そんな最中、羽々里の緊急事態(靴ずれ)の報せが入り、うろたえる芽衣を恋太郎が後押してその場から出立させる。
それを見送る中で恋太郎が未出だった芽衣の魅力をつい零してしまい、先程の引き分けが嘘であることが(まい)に知られることになる。

芽衣との仲を認めるか否かを賭けた戦いで勝利をわざと逃した意図を(まい)は問い詰める。
それに対し恋太郎は、「芽衣が(まい)にとって大切な人だからこそ短絡的な言い合いなどでなく、心から認められるよう時間をかけて自分の想いを知ってもらいたい」と返す。

「俺と芽衣さんが幸せになる事で 誰にも不幸になんかなってほしくないから」

「ああ…… こいつ……」
「顔だけじゃなく…… 魂まで……」

恋太郎の人柄までも認めざるをえなくなった(まい)に畳み掛けるように、大好きな芽衣について楽しく語り合えた彼女と純粋に話がしたいと声をかける恋太郎。
さすがに狼狽する(まい)だったが——

「俺は 憧れの人の事をそんなにも想える君を とても魅力的な人だと思ってるよ」

(まい)もあなたの事大好き!!!! 違うそんな事言ってない!!!!」
(まい)もあなたと付き合って(中略)お姉様とあなたの仲を(中略)お姉様と一緒にデート(以下略)」

こうして当人の感情がわちゃわちゃのまま、恋太郎ファミリー20人目の彼女が誕生した。



◆ファミリー加入の経緯


「…と言う次第でございまして… 女井戸(まい)さんを新しい彼女として迎え入れさせていただいてもよろしいでしょうか……!」

「芽衣お姉様の(いもうと)です」

(いもうと)ではございません」

「どっち?」

紹介されて早々に、他の彼女(ヒロイン)らを「芽衣の友人——“ファミリー”とは認めていない」と辛辣な態度を見せる(まい)
主人でもないのに芽衣に世話をさせていることへの不満から「メイドの仕事を学びでもしてお姉様のすごさを理解すれば」と零したのを
コスプレチャンスとばかりに聞きつけた羽々里の提案により、彼女(ヒロイン)全員メイド服着用でのメイド体験が開催される。*8

さすがに当の芽衣や主人を参加させるわけにはいかず恋太郎とのメイドごっこで時間を潰させ、
残る彼女らを自分の(いもうと)メイドすなわち芽衣の(いもうと)(いもうと)メイドとして作法を教えこんでいく。
しかし慣れない作法に加えて各々のアクの強さゆえに失敗や暴走が連発し、(まい)ワンオペツッコミ状態という有様に。

そこへ芽衣が優しく彼女(ヒロイン)たちのフォローに回り、普段通りの和気藹々とした雰囲気に。
しかし自分には向けられたことのない親しげな笑顔を見て(まい)の激情が溢れ出し、とうとうその場から逃げ出してしまう

「駄目…ッ全然駄目ッ!! 全員できなさすぎだし覚えも悪いし」
「やっぱりあなた達なんか お姉様のご友人とは到底認められないわッ!!」
「こんなことやるだけ無駄ですッ!!」

走り去る間に芽衣への強い憧れと、彼女に少しでも近づこうと努力してきた日々を思い返す(まい)
だがそんな中、急に現れた恋太郎やファミリーのメンバーがどんどん芽衣との距離を近づけ、大切な存在となっていった。
(まい)が本当に抱え込んでいたのは、芽衣にとっての自分の距離や存在の小ささを見せつけられることへの悔しさ、悲しみだったのである。

校舎裏の片隅で一人沈み込む(まい)だったが、そこに胡桃知与が現れ、皆のもとに戻ってきてほしいと訴えかける。
訝しむ(まい)に二人は、自分たちもかつてファミリー加入の際に他の面々と溝を作りかねない行動をとってしまったことを明かす。
その時の後悔や「もしも和解できなかったとしたら」という恐れは未だ二人の心に残り、そんな「もしも」を(まい)に味わわせない為にやってきたのだった。

説得を続ける二人に(まい)は、仕事を初めた頃の自分と比べればファミリーメンバーが特別できない訳では無いと述べた上で自嘲混じりの本音を漏らす。

「…むしろできないのは(まい)の方。 いつまで経ってもミスばかりしてお姉様にご迷惑ばかりかけて」
「お姉様にだって何度も何度も叱られたわ。 大切に思われているあなた達とは違って」

だが二人の反応は、自分たちの知らない芽衣の一面への驚きと、そんな感情を向けてもらえる仲である(まい)への羨望だった。
日頃迷惑をかけているにもかかわらず笑顔を絶やさない芽衣に我慢や負担を強いているのではないかと、(まい)とは異なる意味で芽衣との関係に不安を抱いていた胡桃と知与。
恋太郎やファミリーメンバーとは違った芽衣との「近しさ」を他者の言葉で認められた(まい)は——

「そりゃあ(まい)は お姉様の(いもうと)ですから!!!?」

それまでの落ち込みから一転してのドヤ顔で喜びを露わにするのであった。
そして誰よりも芽衣のことを知る自分だからこそ分かると、二人の不安を打ち消す言葉をかける。

「お姉様は…ちゃんとあなた達と過ごす時間も…あなた達の事も 本心から好きだと思っていますよ」
「…大切な“ファミリー(ごゆうじん)”だと…認めざるを得ない程度にはね」

各々が抱えていたわだかまりが無くなり、初めて同じファミリーの一員として(まい)に手を差し伸べる二人。

「でも——これからは(まい)さんも一緒ですよ」

「立てよほら…皆んとこ戻るぞ」

「…ありがとう」


そうして三人揃ってファミリーの元へ戻り、さすがに気まずそうにしつつも謝罪をしようと口を開く(まい)だったが——

(まい)……」


パァン‼ パァン‼ パァン‼ パァン‼ パァン‼

「うぎゃあああごめんなさいお姉様ーッ‼‼」

それまでの度を越した無礼に芽衣からのお尻ペンペン(お仕置き)が炸裂。
泣き叫びつつ詫びを続ける(まい)に、他メンバーが呆気にとられたりフォローに回ったりする中、一人ブレないもはや定番のオチをつけるのであった。

「酷いや芽衣さん そんな大技をボクに隠していたなんてッッ」
その後もちろん育もやってもらえました。 



◆ファミリー内での人間関係


加入後は芽衣と同様にメイドとしてファミリーメンバーの世話をしている。
芽衣が本来羽々里専属ということもあってか、他の手のかかるメンバーのお付きのようにもなっている。
ただしメンバーへの態度は芽衣ほどかしこまっておらず比較的フラットなもの。ツッコミ等にも遠慮はない。
思考が芽衣中心になりがちな(まい)であるが、ファミリー内で親しい友人もできて交流が広がっており、学生同士と変わらないやり取りを見せる場面も多い。



先輩メイドにして先輩彼女、そして絶対的な憧れの対象。
詳しい関係性については上記の通り。


メイドとして仕える主人兼先輩彼女。
芽衣への熱愛っぷりに比べ言及も少なく目立たないが、主人としてしっかり尊敬はしている模様。
残念な発言にツッコミは入れたりするものの、芽衣と共に仕える相手として全く不満を見せる様子はない。
羽々里からは上司部下ということもあり、パワハラにならないよう気遣ってか、他メンバーと比べセクハラじみた絡みは少ない。
しかし(まい)がメイド見習いとして訪れた際(当時12歳)は、物陰から不審者を通り越してその手の怪異のような有様で見つめていた。

主人の娘にして先輩彼女。色々残念な面も見ているはずだがやはり仕える相手として敬愛している。
しかし芽衣が羽香里を「姉妹みたいな存在」と言ったのを聞いたときは奇病(妹患い)を発症させてブッ倒れる程のショックを受けた。
結局芽衣の羽香里への想いが「姉のように感じていた」こただと判明し、一転して歓喜の表情で二人の仲を応援すると宣言した。

「それに(まい)にはねぇ それはそれは立派なお屋敷を持ったすばらひい奥様や」
「とてもお育ちの良い才色兼備らお嬢様にお仕えひているメイドなのよ‼」


年下の先輩彼女であるペコデレ彼女(ヒロイン)
若干タイプは異なれど恋太郎への好意を素直に表現できない同士だが、胡桃の方が幾分まっすぐに気持ちを伝えられている。
加入時に他メンバーと溝を作りかけたという共通点から、自ら孤立しようとした(まい)に手を差し伸べた。
その事に対する(まい)の感謝は今でも強く、そのかっこよさを素直に尊敬している。
胡桃の側も自分の素直になれなさを自覚しているため、芽衣への好きを包み隠さない面を素直にかっこいいと思っている。
同様の理由で一緒に迎えに来た知与共々ファミリーの中で特に親しい友人として親交を深めており、友人関係を堂々と宣言する場面も多い。

「——あの日知与さんと一緒に(まい)を迎えに来てくれた時の あのかっこいい胡桃さんはどこに行ったんですか」
「第一何を照れる必要があるんですか あなたはあのお姉様の(いもうと)(まい)のお友達なのよ」


ファミリー最年少の先輩彼女。
胡桃共々自分と同じ過ちをしかけた(まい)を迎えに行き、特に親しい友人として一緒に行動する機会も多い。
年下でありながらしっかり者の知与を(まい)が頼りにする場面も。
二人してファミリーのお掃除担当。ただし知与の片付けた所を(まい)のドジで台無しにすることも。

「それにねそれにね(まい)は素敵なお友達がたっくしゃんいるんれすから」
「知与しゃんは真面目れ頑張り屋しゃんれ優ひくて…‼」


先輩彼女にしてツンデレ仲間。そしてスレンダー仲間
気持ちを素直に伝えられない事については唐音から大きく共感を得ており、揃って似たような調子でツンデレしている場面も。
一方でより付き合いの長い先輩彼女として、恋太郎ならば本音と裏腹の言葉までも含めて愛してくれると素直な気持ちを伝える後押しをしている。
(「嫌い」も(まい)の本音であることは若干読み違えていた部分もあるが。)


単行本の表紙を共に飾った連番彼女ペア(第13巻)。あらゆる欲に忠実な倫理教師。
芽衣と共にメイドとしてファミリーに世話を焼いている(まい)だが、特に生活態度がアレな百八にはもはやお付きといえるレベルで面倒を見ている。
そのだらしなさに小言を言いながらも酔い潰れた百八を家(テント)に送り届けたり、散らかり放題の家を掃除したり、朝はわざわざ起こしに行くことも。もはや通い妻。
あまりの手のかかりっぷりに気が逸れる暇もないためか、百八の世話の際はドジることもなくテキパキと仕事をこなしている。もはやオカン。
百八の方は若くして働いている(まい)の事を尊敬しており、感謝とともに躊躇いなく褒め倒している。
(まい)「姉ぶらないで」とツンな反応をしているが百八にそうしたつもりはなく、百八の行動に「姉らしさ」を感じているのは(まい)の方である

「ありらと~(まい)おね~ちゃ~~ん♥」
(いもうと)ぶったりもしないでくださいッ!!!」


憧れのお姉様を奪わんとする憎っくき恋敵にして世界一かっこよくて優しい大大大大大好きな彼氏。
加入当初はツンデレ発動で他メンバーよりイチャイチャがワンテンポ遅れることもあったが、ほどなく慣れて見開き一斉キスなどにもサラリと参加するようになった。
彼女(ヒロイン)の中でも恋太郎の容姿に惹かれている描写が多く、(まい)から見た恋太郎は数割増しで美化されている
敵意の裏の好意は当然恋愛モンスターにはがっつり見抜かれており、素直じゃない言葉も芽衣への愛も含めて丸ごと愛されている。(さすがに真正面から「大嫌い」と言われればショックを受けるようだが)
初キスはキャベツ中毒を治すために芽衣との間接キスを餌にして焼肉を口移しするというカオスな状況だったが、一応恋太郎とのキスもしっかり喜んでいた模様。

(まい)も大好き!!!! 恋太郎さん世界一かっこいい大好き!!!!」
「違うそんな事言ってない!!!!」




「追記・修正すごく嬉しい!!!! 違うそんな事言ってない!!!!」

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最終更新:2024年04月27日 08:40

*1 「妹の日」。

*2 野澤先生のキャラ表によれば芽衣の長まつげに憧れての模様

*3 正確にいえば胡桃のソレは「ペコデレ」だが。

*4 「自信がない事よりもそれを態度に出す事の方が恥ずべき事」という祖母の言葉を守っているとも考えられる。

*5 女性同士の上司と部下による耽美な描写がある小説を愛好していたりする。

*6 それまでは顔も見たくないと目をそらし続けていた。

*7 ちなみに恋太郎側のストックはもう1兆個ほどあった模様。

*8 重くなりかけた雰囲気を変えようとしての発言とも取れるが、彼女らのメイド姿はよだれを垂らしつつきっちり堪能している。