シメネー=サッカーゴ

登録日:2024/03/17(日) 09:20:32
更新日:2024/03/19 Tue 05:33:46
所要時間:約 ? 分で読めます




シメネー・サッカーゴとは、ルパン三世 異世界の姫君の登場人物。


年齢:30(+10)歳
好きなもの:男性の血、伴侶
嫌いなもの:獣の血、人間だった頃の話題


金髪の後ろ髪を肩の前へと伸ばした髪型にし、左耳に天球儀をモチーフとしたイヤリングをしたスタイル抜群の美女。ドレスとオペラグローブを身に纏っており、吸血鬼形態となった時は浸食され身体の一部のような感じになる。翼は出し入れ自由。

吸血鬼としての能力は吸血能力。吸血鬼に血を吸われた者は、数日の眠りの末に吸血鬼かそれより弱いが日光の下でも動ける食人鬼のいずれか転化する。更にその吸血鬼は新しい吸血鬼を生み出せる為、対応が遅れれば元が一体でも村や町どころか都市すら滅びかねない。その危険性から吸血鬼の跋扈は災害と言われる。
一応転化する前なら高位の浄化魔法でどうにかする事が出来る。
衝撃波を繰り出す事も出来、威力は地面を抉る程。しかし銃弾よりは遅く、彼女の必然的な鍛練不足によるものか前動作がある。
念話も可能で、死霊相手でもコンタクトが取れる。

再生力も高く、弾丸を頭や心臓といった急所に食らっても平然としている。内部破壊には僅かに再生が遅れる。
日光に弱い。日光の差し込まない夜に吸血鬼を倒すには火しかないが、生半可な火では魔力衝撃で吹っ飛ばされてしまう。流石に無傷では済まないものの、精々表皮が剥がれるくらいなのですぐに再生する。因みに吸血鬼形態では服も一体化している為損傷しても再生出来る。

その素性は元人間で、アイソプミア王国の北部の領土を治める伯爵サッカーゴ卿の伴侶。夫との仲はとても良好だったが、本作の時間軸から十年前サッカーゴ卿の領土で吸血鬼が襲来した際に手に掛かってしまい、彼女を失いたくなかった夫により不死鳥の香炉と魔除けの香によって封印され、眠りから醒めないようにされた。
しかし、眠っている間にも吸血鬼として進化を続けており、ルパンと初めて接触した時には自力での覚醒も時間の問題だった。
性格も、元は心優しく高潔で、吸血鬼に噛まれた時も死を望んだが、吸血鬼化と共に精神性が怪物のそれに変貌してしまった。
それでも人間時代の想い自体は残っており、自分の人としての尊厳を踏みにじった夫の事は憎んでいたが、それが自身への愛情からくるものである事も理解していた。


吸血鬼に血を吸われた時介錯を頼むも拒否したサッカーゴ卿により封印され、その十年の間は念話でローホ邸の屋敷幽霊やノーナ卿を唆し事件を起こさせた。これについては復活した後手駒として取り込む為である。資料集によれば『各地』とあったのでコンタクトを取ったのは彼等だけではない様である。

力を蓄えたら屋敷幽霊に関わったルパンにコンタクトを取り、自分を封じている香炉を奪ってほしいと要点を隠して依頼する。ルパンはそれを了承し、五ェ門が奪取に成功し、一行とサッカーゴ卿、銭形達と屋敷内で騒いでいる間香が切れた為に復活、香炉を破壊し夫を吸血し、屋敷を去った。サッカーゴ卿は彼自身の頼みもあってルパンが介錯した。

北へ移動する中途中の山地に住むケンタウロスのアイオーを吸血し、向かいの町を襲撃し、数日の間に住民の三割を吸血鬼、または食人鬼にした。
ルパン達が到達した時点で数日経過しており、時間帯は夕方だったが、これ以上は不味いと判断し町へ潜入した一行+ツワノ、スゲーラの内ルパンと次元と教会と対峙。どちらかを伴侶にしようと襲い掛かり、頭上から攻撃できる彼女が優勢ではあったが、仕掛けられていた魔除けの香により動きが鈍くなった隙を突かれ油をかけられ煙草で火を着けられる。
対して衝撃波で消火、更に日没となったが、次元が用意していたダムダム弾を腕に食らい再生が遅れた隙にルパンに心臓に杭を刺される。それでも首筋を噛み付くものの予め対策として首回りを吸血鬼用襟巻きで覆っていた。
そして補修された不死鳥の香炉の鳥によって燃え尽きた。その際に思ったのは、夫の事だった。
消滅した彼女へルパンは香炉を返した。

彼女の被害者は銭形が連れてきた不二子によって元の人間に戻された。


不死鳥の香炉


サッカーゴ家の家宝のマジックアイテム。
使い方自体は普通のものと同様に中に入れた香を焚く。但し入れられた香は減る事はない。
更に香炉自体が盗難防止システムでもあり、設定された持ち主以外が近付けば中から炎の鳥が出現し、襲い掛かる。その距離は三間(約5.45メートル)。仮に鳥が出現している最中に持ち出した場合はその人物のみを襲う。持ち主であれば鳥の解除は可能。
一見するとお香代の節約くらいしか価値はなさそうだが、サッカーゴ卿はこれと魔除けの香を組み合わせる事で彼女を封印していた。

前述の通りサッカーゴ卿が彼女を封印する為に使っていたが、ルパン達とのいざこざの間に復活した彼女により破壊された。
それはルパンによって回収され、ヤーギスに頼んで補修して貰った。特急だったのもありどうにか一回だけ使える間に合わせで、ルパンに持ち主設定を変更し、彼女を滅ぼした後は砕け散った。

彼女が思ったように、人間の彼女を生かしていたのは歪んでしまったとはいえ紛れもない夫の愛情。怪物となって夫の愛情を無下にした彼女が香炉に復讐されるのは皮肉であり必定でもあった。


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最終更新:2024年03月19日 05:33