ヘッドシザース(メダロット)

登録日:2011/03/29(火) 00:14:05
更新日:2021/10/21 Thu 22:00:20
所要時間:約 4 分で読めます




『ヘッドシザース』はメダロットシリーズに登場するKWG型メダロットである。


【構成パーツ】
男型
◆頭部:アンテナ
 おうえん→まもる/索敵
◆右腕:チャンバラソード
 なぐる/ソード
◆左腕:ピコペコハンマー
 がむしゃら/ハンマー
◆脚部:タタッカー
 二脚



KBT型『メタルビートル』と同じく、多様な機種が登場したKWG型の記念すべき初代。ゲーム初代『 メダロット 』や続編『メダロット2』のクワガタバージョンで主役機を務めた。カブトバージョンの主役機メタルビートルとは対となっている(っていうか兄弟機らしい)。

隙の少ないソードと、隙はデカイが高威力に貫通付きという強力なハンマーを持ち、索敵でサポートもできる機体。『索敵で命中率(シリーズによってはクリティカルも)UP→ソードで削る→ハンマーで止め』の流れが一般的な使用方法。
しかし、回避力は高いものの「なぐる」も「がむしゃら」も防御ができないため、攻撃が当たると頭部に直撃して負けることもしばしば……。
よりによって初代の索敵属性のパーツは 防御の性格の高いメダルには優先的に射撃で狙われる という仕様があるので
頭部のみが索敵属性のヘッドシザースへのヘッドショットが頻発するのは気のせいではない。
故に初代のクワガタのメダロッターは5000円のお小遣いを手に入れると即座にアンテナを取り外し、ゾウバージョンにするのだった。

ただし頭部以外のパーツは同カテゴリで見ても強力。
下位互換ばかりのしゃげき属性と違い、かくとう属性のパーツ自体が優秀でサムライやキン・タロウの腕や、マッドマッスルやレッドマタドールの脚部と言った強そうなパーツの中でもあまり見劣りしない。

そんなわけで、性能自体は安定した優秀な格闘型だが、細かいことを考えない子供にとっては射撃型のメタルビートルとは異なり少々使うのが難しい。
また、初代では両腕を破壊されると攻撃手段がなくなってしまうのもマイナス要因である(2以降はメダフォースがあるが)。
特にユイチイタン戦は性格が変わらないうちなら索敵を生かせば普通に勝ててしまうのだが、知らずになぐるやがむしゃらで突っ込んだ子供たちは血祭りにあげられるハメに。
…ただし慣れたプレイヤーは速攻でゾウバージョンにしてしまった挙句、
その高性能にものを言わせてナイトに守らせてひたすらがむしゃらを繰り出すだけでクリアできるので、むしろカブトより楽と言われたりする。

後継機に『ドークス』がいる。こちらはメタルビートルのちょっと微妙な後継機『サイカチス』に比べて使いやすいと好評。


様々なキャラが使用するメタルビートルとは異なり、ヘッドシザースは漫画アニメでのメジャーなキャラがロクショウのみなため(他には『メダロッターりんたろう!』のマッハマッシヴぐらい)、ファンからは「ヘッドシザース=ロクショウ」と認識されている。さらに、他の機体が出ないせいでヘッドシザースという呼称が使われることは極端に少なく、機体名をメジャーな『ロクショウ』に侵食されつつある。っていうか侵食されてる。3以降は公式で機体名『ロクショウ』である(メタルビートル/メタビーもそんな感じだけど)。
そのため、知識の乏しい人にロクショウの本来の機種名を聞いてもパッと出てこなかったりする。

メタルビートル→メタビーの変更は名前の由来(っていうか略しただけ)だから良しとしても、「ロクショウ」って完全に一個体としての名前じゃねぇか!!……と思わないでもないが、仕方ない。


ゲーム主役機だけあって、メタルビートルと同じくアニメ化の際は機体色が変更された。
メタビーはほぼ色合いのみの変更だったが、ロクショウは色合いの他に配色も変わっている。アニメ以降はアニメカラーが定着したメタルビートルとは異なり、登場ゲームによってアニメカラーになったりならなかったり。

ゲーム設定上は初期カラーが初期型、アニメカラーが後期型になる。初期型は白部分が完全な白だが、後期型は若干青みがかる。また、膝や両腕の先端など初期型では白い部分が青に変更されている。



【ヒカルのヘッドシザース】
◆頭部:あんてな
◆右腕:ちゃんばらそーど
◆左腕:ぴこぺこはんまー
◆脚部:たたっかー

初代に登場するヘッドシザースの初期型。初代から『メダロット2』以降のシリーズに転送すると、機体名が『ろくしょう』になりパーツ名とともにひらがな表記に変わる。『めたびー』もだが、『めたるびーとる』『へっどしざーす』という本来の機種名をひらがな表記する場合もある。しかし、マイナー(?)な呼び方であまり浸透していない。
現行の後期型の方がやや強いが、ゲームバランスの関係で当時は後期型より活躍していた模様。
メダロットDS』に登場するロクショウはこっちの初期カラーだが、機体名はカタカナの『ロクショウ』である。やっぱりヘッドシザースじゃ(ry


【マッハマッシヴ】
◆頭部:マッハアンテナ
◆右腕:マッハソード
◆左腕:マッハハンマー
◆脚部:マッハタタッカー

漫画『メダロッターりんたろう!』に登場する機体。ロクショウ以外では希少なヘッドシザース型である。しかし(ゲームでは)空気。
メダロッターは海馬竜で、専用のチューンが施してある。
同作の主役機であるカスタムメタルビートル『カンタロス』は様々なゲームに登場していたが、こいつは『メダロットnavi』のクワガタバージョンでようやく初登場、しかも使用メダロッターはりんたろうでカンタロスの代わりという……。
ちなみに、漫画内で本来右腕パーツのソードを両手に装備して二刀流にしたことがある。





公式でさえロクショウと言い張る本機。


しかし、あえて断言しよう!!



初代KWG型の機体名は『ヘッドシザース』であると!!




メダロット8』では、アルバムの『ロクショウ』の解説において、正式名称が『ヘッドシザース』である事が久々に触れられている。
また、『マッハマッシヴ』のテキストにも『KWG00ヘッドシザース』という記述がある。



ヘッドシザースを愛用するメダロッター諸君、追記・修正を頼む。

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最終更新:2021年10月21日 22:00