アモス(DQⅥ)

登録日:2011/07/17(日) 23:49:16
更新日:2023/11/22 Wed 22:35:32
所要時間:約 3 分で読めます






CV:江口拓也(ライバルズエース)

★概要

青い鎧兜を着て、いかにも戦士といった風貌でありながらその人柄は優しく気さくなところがある。
年齢は30歳。シナリオ上必ず仲間になる五人の中で最年長のミレーユを上回り彼が最年長になる(ミレーユは22歳)
SFC版の彼のドット絵はモブの一般戦士キャラと同じだが、DS版では彼の姿が据え置きのままでモブ戦士の絵の方が差し替えられたため、事実上専用グラフィックになった。


彼の特色は何と言っても会話システム
SFC版では仲間になってからは殆ど台詞がなく、本当にサブキャラといった感じだったがDS版は彼の時代が始まったと言っても過言ではないだろう。

簡単に言うと、彼の思考は純粋な子どもがそのまま歪むことなく成長したかのような思考。
前作デボラピピンも何を言いだすか分からないほど考え方はかなり奇抜なものだが、アモスはそれを越えている。
ピピンとよく比較されるが、子供のような言動の中には年長者として割と的を射た発言も多く、この愛嬌さと大人としてのギャップがファンを増やした。
何かあったらいの一番にBボタンを押してみよう!

★能力

実はかなり肉弾戦に向いていて、最終的に身の守りが人間キャラ中最高になり力と最大HPが二位になる。
パラディンやバトルマスターになるのがオススメ。
しかもレベル次第では加入時点でミレーユより素早さを上回っていることもあり、素早さが上がる武闘家に就き、ゲントの杖を持たせれば一時的に回復役としても使える。
また、この時点では少ない前衛担当であるハッサンを(パラディンのために)僧侶にするのは物理火力の低下を招く弱点があるが、第三の前衛担当であるアモスなら初手僧侶でもさほど問題ない。
地味にホイミを初期習得しているのでAI戦闘ではピンチになるとホイミを優先してしまうが、ベホイミ/ベホマまで覚えさせればこの問題は解決される。

同じ青い人でも青い閃光(笑)とは格が違った。
ただし、素早さ・賢さ・かっこよさ・最大MPが最終的に人間キャラ中ワースト二位なので要注意。
まあⅥにはMP消費無しの特技がいくつもあるからいいだろうけど(ベストドレッサー以外ではかっこよさは関係なく、6の賢さは死にステなので問題ない。ちなみに初期のかっこよさステは人気者なだけあってかなり高い)。
低い素早さも後手ハッスルダンスなど使い道が無いわけではない。


以下ネタバレ



彼はモンストルの街の住民で、たった一人で魔物の群れから街を守ったことから英雄と呼ばれている。
しかし、その時魔物にシリを噛まれた後遺症で夜になると「モンストラー」という巨大な魔物に変身する体になってしまう。
本人に自覚はない(実際には何かうっすらと違和感はあるようだが単なる夢だと思いこんでいる)。

モンストルでは毎晩モンストラーと化したアモスが夢遊病のように暴れるのだが、その被害は夜中に地響きを起こし街の地面が凸凹だらけになる程度であり、人が襲われたりなどの実害はない。
さらに、アモスは街を守った英雄であり恩人であるため、街の人々は彼を追い出すような真似はできず、旅人が訪れても決して夜は外に出ないようにされている。
仕方なしに受け入れているわけではなく、住人と話をすればその呪いから救いたいと思っている人や、彼に好意を寄せる女性などもおり純粋に慕われている。

ここでアモスの後遺症を治すために「理性の種」を北の山に探しに行くことになる。
ただし、探しに行く前にアモス本人と話した際、彼が夜な夜な魔物になっている事実を伝えてしまうと、アモスはその時点では「またまたご冗談を!」とまるで何でもないかのようにさらっと流してしまうのだが、実際にはひどく気に病んでしまっていたらしく、その後理性のタネを持って街に戻ってくると既に彼は人知れず街を去っている。
その場合、アモスは仲間にならないどころか、二度と登場しない。その後の彼が何処へ行ってしまったのかは一切不明。

常に勇者の自覚をもって、軽はずみな答えを出さないようにすべし。
街の人々は彼に真実を言わないよう口々に念を押してくる上に、一応重要な選択肢には2回も確認があるため、慎重になろう。
ちなみにアモスを仲間にできなかったユーザーの中には、街の人々に口止めされる前に直接アモスと会話して事実を話してしまった者もいた。それを踏まえてか、リメイク版では街の人々だけでなく、仲間との会話でも口止めされるようになった。
なお通常の進行を無視することにはなるが、事前に「理性のタネ」を取ってきてしまえば絶対に間違えることはない。

そもそも、本作は会話の選択肢に矢鱈と「はい/いいえ」が出てくる傾向が多い。
その為アモスとの会話も「そこまで重要な事にはならないだろう」と判断して、つい真実を話してしまうプレイヤーが多く出てしまった悲劇につながってしまったといえるだろう。
また、真実を話してから取り返しがつかないと判明するまでに時間がかかってしまう事も(すぐに分かるならセーブする前にリセットすれば良い)、手遅れになったプレイヤーが増えた原因といえる。

選択肢を間違えると取り返しがつかなくなる似たような事例にチビィの件がある。
ただしこちらは、その選択肢の際に3回も確認してくれるし、取り返しがつかなくなっても、買い物や移民集めに若干の支障が出るだけで、ここでしか入手できないものが二度と手に入らなくなるような事態にはならない。

ちなみにこの「モンストルの街」絡みのイベントはいわゆるサブイベント扱いであり、スルーすることができる。
船を手に入れてすぐに行けるようになるのはアークボルト(こっちは訪問必須)とモンストルであり地理・出現モンスターのランク的にもこちらに先に辿り着くよう意図はされている。
そしてアモスの素のポテンシャルと初期装備はかなり優秀なので、アークボルトの強敵との戦いにも役立つ即戦力として活躍させようと思えばできるのだが、SFC版では優秀な仲間モンスターが多いこともあって早解きではスルーされがち。
DS版では仲間モンスターが大幅に減っており、この時点で仲間にできるモンスターが居ないのでアモスはマジで貴重な戦力(ついでに言えば馬車が満タンになるのがSFC版より大幅に遅く青いアイツが加入した時点となっているので、そこまで育てていれば早々二軍落ちはしないだろう)。
愉快なアモスとの旅を存分に楽しもう。

★漫画版での活躍

神崎まさおみ先生の漫画「ドラゴンクエスト 幻の大地」に登場。
原作と大幅に設定が違い、昔からモンストルに住んでいる好青年。
ミレーユを「女神さま」と呼ぶ。

彼の正体はモンストルに古くから伝わる昔話に登場する英雄アモスそのもの。
数百年前、「モンストラー」と呼ばれるドラゴンが姫を生け贄に差し出さなければモンストルを滅ぼすという話を聞いたアモスは、
単身で北の山に行き、数日にも及ぶ死闘の末、モンストラーを倒した。
しかし、アモスは瀕死の重傷を負い、動くこともままならなかった。

姫と国民達の元へ帰りたい一心だったアモスは倒したモンストラーの魂を使って生き返った。
だが、その魂には邪悪な呪いが掛かっており、変わり果てた姿になってしまった。
その容姿を見た姫はアモスを「バケモノ」と拒絶してしまう。
するとアモスは光に包まれ、赤ん坊になってしまう。
姫は批難してしまった後悔からアモスを育て、やがて亡くなった。

その後、成長して青年になると魔獣に変身し、何かを探し求めるかのように町を暴れまわる。
そしてモンストラーを倒した日が来ると赤ん坊に戻るということを何回も繰り返してきた。

ハッサンが山から持ってきた理性のタネで呪いが解け、正気に戻る。
その後は、数百年も自分を見守ってくれたモンストルの住人を守るため、町に残った。

デスタムーアとの最終決戦時ではミナデイン発動に協力してくれた。

★台詞

「えっ 私が 英雄ですって? いやーっ おはずかしい。」

「何もしたくないなら、死ぬこともないでしょう!」

「人生 どこで どうなるか わからないですよね。 私も ちかごろ 実感しています!」

「おいし…… いやー 元気そうな ウシさんですねー!」

「私も〇〇さんのことを、ア・ニ・キと呼んでみたいです……」

「なんとけしからん! なんとうらやましい過ぎる!」

「オリャー! あ、すいません。今イメージトレーニングしてました……」

「トンネルを抜けると、そこは砂漠だった……」

「あ、こんなところに大魔王が! ……って冗談ですよ」

「そんなことより、私の昨日見た夢を聞いてくれますか!? あ……忘れてしまいました!」

「泥棒と間違えられないうちに帰りませんか……?」

「わおーん!」

「あ、私今何か柔らかいモノを踏みました……」

「ブラスト兵団長さんのお子さんですとコブラストさんでしょうか!」


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最終更新:2023年11月22日 22:35